そしてこの世界の破滅まで残り3ページです。
84.2070:ジクウ・キングダム
フュージョンにどこかへ連れ去られた私が着いたのは空一面に時計が浮かぶ場所だった。だが、辺り一面は崩壊していて、この世界の中心部には禍々しい城が建っていた。
「ここは…」
「元魔王よ、ここがお前の墓場だ」
「何!?」
「お前は2021年の時空界で死んでもらう…それも俺の城の前でな!!」
「城…!?ふざけるな、ここはウォッチン達が暮らす世界だ!自分勝手に城を建てるな!!」
「強き者が城を建てて何が悪い?大体、まだ城は未完成だ。お前を倒し、力を完全に奪い切ってようやく完成するのだ!!」
「だったら、ここで私が貴方を倒す!!」
私はそう言い、ルビースタイル マジカル、スーパーシルエット ムーンライト、ミルキー、ブラックを召喚してからフュージョンに向かっていく。
「うぉぉぉ!!!」
「今の時空界は俺の世界だ!この世界のトップに君臨する俺に敵うはずはない!!」
フュージョンはそう言いながら、デューン、館長、ジャアクキングを召喚する。召喚された敵達はスーパーシルエット ムーンライト、ブラックに任せて、私はルビースタイル マジカル、ミルキーと共にフュージョンへ向かっていく。
「プリキュア・ミルキーショック!!」
「ただの電気が俺に通用すると思うか?」
フュージョンはミルキーショックを人差し指一本で弾いた後、ミルキーの近くまで高速で移動し、ミルキーの腹部に気弾を放つ。
「うわぁぁ!!」
気弾を受けたミルキーは吹っ飛ばされ、身体を地面に強く打ってしまい、暫くは立てそうにない。
「はぁぁぁ!!」
「お前の拳など痛くもかゆくもないわ!!」
フュージョンはルビースタイル マジカルの炎を纏った右拳を弾き、右腕を掴んでルビースタイル マジカルをミルキーの倒れている場所へ投げつける。
「うわぁぁぁ!!!」
吹っ飛ばされてきたルビースタイル マジカルにぶつかったミルキーは力尽きてしまい、消えていった。スーパーシルエット ムーンライト、ブラックを除き、共に戦う仲間がいなくなった私は一人でフュージョンに向かっていくのだった…
その頃、時ノ眼町では4人が怪物と戦っていた。4人がパワーアップした怪物に苦戦していると、4人の前に黒服の2人の戦士が現れた。
「あなた達は…!」
「フフッ…私だけの世界を作るために再びここへ来ちゃったわ」
「私は
現れたのはダークドリームとバッドエンドハッピーだった。バッドエンド組は既に4人倒され、バッドエンドハッピーしかいないが、ダークプリキュア5組は仲間の4人がまだ倒されておらず、怪物と交戦中のようだ。
「あなた達、こんな事をしてるのがフュージョンにバレたら殺されるよ?」
「正直に言わせてもらうけど、私達は"世界を元に戻す"事を目的にしてる。これは私達のやりたい事だからどうしようが、フュージョンには関係ない!」
「でも…」
「フフッ…とっとと戦いましょうよ。怪物が攻めてきてますよ〜」
ダークドリームとバッドエンドハッピーは怪物を倒し、世界を元に戻す為、戦っているらしい。
「なら、しょうがない…いくよ!」
「指示されなくてもいくわ!」
ダークドリームとバッドエンドハッピーはルークの合図と共に敵へと向かっていった。
「少しでも早く敵を倒さねば…!」
ルークはそう言い、怪物に向かっていきながらラウムリバイブウォッチを180°回転させて剛烈から疾風に切り替える。
【スピードタイム!】
〔リバイ・リバイ・リバイ!リバイ・リバイ・リバイ!リバイブ 疾風!疾風!!〕
ルークはジカンジャックローをつめモードに変形し、高速で移動しながら怪物を切り裂いていく。
ウォズリンはウォズカイザーライドウォッチを取り出し、ウォッチの写し出されている文字をヘビーの位置まで回転させてからウォッチをドライバーに装填し、ドライバーのレバーを倒してフォームチェンジする。
『投影!』
【ファイナリータイム!】
〈自慢の巨体で相手を圧倒!長けてるパワーで敵と決闘!カイザーヘビー!ヘビー!!〉
カイザーヘビーにフォームチェンジしたウォズリンはカイザーヘビーのパワーを活かし、怪物を圧倒していく。そしてルークと再び合流した所で必殺技を発動させる。
【フィニッシュタイム!】
【リバイブ!!!】
《百烈・タイムバースト!!》
【ファイナリービヨンド・ザ・タイム!】
《ヘビープレス・エクスプロージョン!》
必殺技を発動させた2人はそれぞれオーラを纏いながら怪物に向かっていく。必殺技を受けた怪物は爆発と共に消えていったのだった。
「やったか…」
「いや、やったどころか事態はどんどんヤバい方へ進んでいるようだね…」
「何…!?」
「本の歴史が変わっている…2070年、本来の歴史では誕生する筈のないジクウ・キングダムというのが、時空界に建つようだ。もしかしたら我が魔王は…!ルーク、私は我が魔王の元へ行ってくる!怪物の相手は頼んだよ」
「あ、ちょっ、待て!!……ったく、しょうがない奴ね」
歴史が変わっている事により、私の命の危機を感じたウォズリンはルークにそう言い、私の元へ向かう。ルークはため息をつきながら再び怪物に向かっていくのだった…
その頃、私はサイキョージカンギレードでフュージョンを何回も斬りつけていた。だが、フュージョンには全く効いておらず、フュージョンは余裕そうな表情を浮かべ続けていた。
「お前ごときの攻撃が俺に効くはずがない」
「そんな事やってみなきゃ分からない!!」
「…ったく、面倒くさい奴だなぁぁ!!」
諦めの悪い私を見たフュージョンは強い口調でそう言いながら、私の腹部を思い切り殴り、吹っ飛ばす。
「ぐはぁぁ…!」
「元魔王よ、これで終わりだ!」
フュージョンはそう言いながら、禍々しいイナズマが走る巨大な気弾を私に放とうとするのだった…
to be continued.......
NEXT「2021:ワールド・ジャッジメント」