プリキュア新伝説〜導きの少女〜   作:萊轟@前サルン

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14歳の少女・黄醒靉。彼女はフュージョンを倒し、歴史を元に戻す事が出来るのか?それとも敗れてしまうのだろうか…?


世界の破滅まであと2ページです。


85.2021:ワールド・ジャッジメント

 フュージョンは私に禍々しいイナズマが走る巨大な気弾を放つ。先程の攻撃のせいで立ち上れず、放たれた気弾を避けられないであろう私は死を覚悟する。

 

「我が魔王!!」

 

 だが、気弾が私に直撃する直前に誰かが気弾に向けて必殺技を放ち、気弾を破壊した。

 

「……ウォズリン!?何故、ここに?」

 

「歴史を変えさせない為さ……さぁ我が魔王、私と一緒にフュージョンを倒そうじゃないか」

 

「分かった!」

 

 ウォズリンは一緒に戦ってくれるようだ。私はデューン、館長、ジャアクキングを倒したスーパーシルエット ムーンライト、ブラックの2人を連れて再びフュージョンへ向かっていく。ウォズリンはフュージョンに隙ができるのを待っているようだ。

 

「フン、仲間が増えた所で何が変わる?」

 

「力が変わる!!1人で戦っていた時にはなかった絆の力が!!」

 

 私はそう言いながら、サイキョージカンギレードでフュージョンを何回か切り裂いていく。そしてフュージョンに隙ができた所でウォズリンは槍モードのジカンデスピアを両手に持ち、ジカンデスピアにある槍とジオウのライダーズクレストのボタンを触り、必殺技を発動させる。

 

『ヤリスギ!』

 

【フィニッシュタイム!】

 

〈爆裂DEランス!!〉

 

 ウォズリンはフュージョンを蹴り飛ばした後、刃先にオーラを纏ったジカンデスピアをフュージョンに投げつける。フュージョンに刺さったジカンデスピアは爆発した。

 

「ぐっ…魔王の力はこんなものではないはずだ!!」

 

「勿論、我が魔王の力はこんなものではない…」

 

「…っという事は俺が手にしてる魔王の力は…!」

 

「そう、君が手にしている我が魔王の力は10割のうちの1割以下。君はアナザーゼロの力だけで戦っているようなものだ」

 

「くっ……どいつもこいつもウザったい奴ばかりだ…!しょうがない、先にお前達ではなく、地球にいる奴らを皆殺しにするとしよう」

 

 フュージョンはそう言いながら、地球への転送ゲートを開き、その中に最大まで大きくした超巨大な気弾を放つ。

 

「やめろォォォ!!」

 

「もう遅い…地球はもうすぐ滅ぶ。地球が滅べば俺だけの世界が出来上がる!!」

 

「貴様ァァァ!!!」

 

 私はそう叫びながら怒りに身を任せてスーパーシルエット ムーンライト、ブラックと共にフュージョンを攻撃する。

 

「元魔王よ、怒りの力が1番無力である事を知っているか?今のお前からは何の怖さも感じない」

 

「うわぁぁぁ!!」

 

 フュージョンは向かってきた私達を衝撃波で遠方へと吹っ飛ばした。スーパーシルエット ムーンライト、ブラックは力尽き、消えてしまった。私の変身も解けてしまった。

 

「フン、形成逆転だな」

 

「ぐっ…」

 

「結局、お前は二つの世界を導けなかった…無能な元魔王だ」

 

 フュージョンは倒れている私に向けてそう言い放つ。ウォズリンは自分の(あるじ)を貶すような言動をしたフュージョンに対しての怒りがMAXになった。

 

「我が魔王は無能ではない…」

 

「ほぉ…このザマでよくそんな事が言えるなぁ」

 

「我が魔王は…我が魔王は…!!最高最善、最低最悪どちらも兼ね備えた民が認める完璧な魔王だぁぁぁ!!!」

 

 ウォズリンはドライバーのレバーを起こし、再びレバーを倒して必殺技を発動させる。

 

【ファイナリービヨンド・ザ・タイム!】

 

《ヘビープレス・エクスプロージョン!》

 

「これで終わりだぁぁぁ!!!」

 

「フン、甘いな」

 

 フュージョンは自分の前と後ろにオーロラを出し、自分に向かって急降下してくるウォズリンをオーロラへ(くぐ)らせる。そして必殺技が不発に終わり、隙だらけになったウォズリンの腹部を禍々しいオーラを纏った拳で思い切り殴る。

 

「ぐはぁ!!」

 

 ウォズリンはフュージョンの城の壁まで吹っ飛ばされていく。壁にぶつかった後、ゆっくりと下に落ちていき、変身解除と共に気を失ってしまった。

 

「ウォズリン!?」

 

「フハハハ!!雑魚は雑魚だ!!」

 

「フュージョン…!」

 

「お前も使えない従者を持ったものだなぁ…」

 

「使えない…だと…?従者…だと…?」

 

「ん?」

 

「ウォズリンに使えないとか従者とかはない!!ウォズリンは私の友達だ!!笑って楽しく毎日を共に過ごす私の最高の友達だ!!」

 

「友達だと?笑わせるな」

 

「ぐっ…フュージョン、友達や私の民を傷つけたあなただけは絶対に許さない」

 

 フュージョンに対しての怒りが最高潮に達している私がそう言った瞬間、グランドキュアクロックウォッチが光だし、もう一つのグランドキュアクロックウォッチが生成され、クロックウォッチと交換でバックルの右スロットに装填されていく。そして何処からか飛んできた眩い光がグランドキュアクロックウォッチ二つが装填されたドライバーに注がれていく。光が注がれたドライバーは黄金色でオーマクロックのドライバーに似ているが、微妙に違うドライバーへと変化する。

 

「あれは魔王の力…!まさか、オーマクロックがあの時、過去の自分であるお前に託した力は魔王の力だったのか!?」

 

「そう…かもね。だけど、私は最高最善であり、最低最悪でもある…最低最悪だけの魔王とは違う」

 

「くっ……」

 

「さぁ、決着をつけようか…フュージョン!!!」

 

 

 

 

to be continued.........




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