世界の破滅までこれが最後の1ページです。
私は黄金色になった自分のドライバーに装填されているウォッチ二つの天面のスイッチを同時に押して変身する。
【ラグナロクタイム…!】
〈永久不変!最強女王、グランドオーマクロック…!!〉
グランドオーマクロックになった私の容姿は顔や頭の装飾がオーマクロックと同じだが、上半身の胸アーマーには歴代プリキュア達ではなく、キュアラウム、キュアウォズ、キュアタイム、キュアフォースのレリーフがあった。そして背中にも変身状態の木場、御堂、桜木姉妹、千丈、夢空といった私の仲間達のレリーフもあった。
「フュージョン、お前も我が魔王を甘く見すぎていたようだな…」
「貴様、死んでなかったのか!?」
「気を失ってる時、夢みたいなもので我が魔王を祝ってない事に気付いたんだ。そしたら急に目が覚めてね…」
「ぐっ…」
「さぁ、祝福の刻だ!!祝え、時空を超え、過去と未来をしろしめす最低最悪であり、最高最善でもある時の王者、その名もグランドオーマクロック!!新たなる時代、歴史、世界が始まりし瞬間である!!」
「ふざけるなぁ、フザケルナァァ!!最強の王者はこの俺、フュージョンだぁぁ!!」
ウォズリンの祝辞を聞き、自分に劣等感を感じたフュージョンはそう叫びながらレッド、ピエーロ、プロトジコチュー、デスパライアを召喚し、私を攻撃するよう指示する。
「そんなんで敵うと思うか?」
私はそう言いながら、レッドをパンチ1発、ピエーロを黄金色の気弾1発、プロトジコチューを蹴り1発で消滅させ、最後にデスパライアを衝撃波で無数の塵へと変える。
「くっ…何故だ…何故俺がここまでお前なんかに押されている?」
「それはお前が誰からも認められていないからだ。お前みたいな認められていない者が力や信頼で頂点に立つなどありえない」
「ぐっ…ダマレェェ!!」
フュージョンは叫びながら必殺技を発動させ、私に向けてこれまでにないくらい巨大な気弾を放つ。私も再度ドライバーに装填されているウォッチ二つの天面のスイッチを同時に押して必殺技を発動させる。
【サンクションタイム…!】
《逢魔燼滅撃!》
必殺技を発動させた私は凄まじい黄金色のオーラを身に纏いながら、急降下していく。途中、フュージョンが放った超巨大な気弾と激突したが、難なく打ち破り、再びフュージョンへと急降下していく。
「うぉぉぉ!!!」
「ぐっ…俺は…俺は負けんぞォォォ!!」
フュージョンは徐々に私の必殺技に押されていく。私はフュージョンを押し切り、必殺技を決める。
「ぐっ…お、俺が負けた…だと!?」
「フュージョン、また今度会う時は敵じゃなく、友達として会おう…」
「ぐっ…魔王の癖に生意気だ…!……うわぁぁ!!!」
フュージョンは最後にそう言い、光の粒となって遥か彼方へと消えていった。
2021年の時ノ眼町ではフュージョンが消滅した影響で町にいた怪物達が全て消えた。
「怪物が消えた!?って事は靉が勝ったのか!」
「ルーク、怪物は…?」
「消滅したみたいだ。木場、御堂、お疲れ様!」
「「お疲れ様!!」」
ルークが木場と御堂に声をかけてからダークドリームとバッドエンドハッピーの方を見ると、ダークドリームとバッドエンドハッピーの身体が消えかかっていた。
「この世界は嫌な世界じゃなくなったわ…最後の最後に私が好きな世界を見れてよかった!」
「フフッ…この世界も悪くないわね」
消えかかっているダークドリームとバッドエンドハッピーはそう言いながら笑みを浮かべていた。
「あなた達…」
「私と
ダークドリームは最後にルーク達にそう言い、バッドエンドハッピーと共に消えていった。
「ダークドリーム…バッドエンドハッピー…」
ルークは2人が消えてしまい、少し寂しい気持ちになる。そして2人が消えた後、千丈達が町から帰ってきた。千丈はウォズリンがいない事に気付き、ルークにウォズリンはどこにいるのかを聞く。
「ルーク、ウォズリンは?」
「アイツなら靉の所に行っている」
「で、靉ちゃんは勝ったの?」
「この世界を見ればわかるだろう」
「「やったー!!靉ちゃん、勝ったんだ!!」」
めいるはルークに私がフュージョンに勝てたのかを聞いた。ルークはこの世界の現状を見れば分かると伝える。私が勝った事を知っためいるは桜木姉妹と喜び合っているのだった。
そしてフュージョンに勝った私はフュージョンが作った城をグランドオーマクロックの力で玉座の間へと変え、私は玉座へゆっくりと座る。
「我が魔王、流石だ!」
「ウォズリン、一回全てのレジェンドプリキュア達を呼んでくれ」
「何故?」
「レジェンドプリキュア達の意見も聞きたいんだ」
私にレジェンドプリキュアを呼ぶよう言われたウォズリンは全プリキュアを私の元に集める。
「皆、私は融合してしまった全てのプリキュアの世界を一つ一つの世界へと分離させて歴史を変える…それでもいいか?」
「…最高最善の魔王様になった靉ちゃんの判断なら私は従うよ!」
「だが、十六夜リコ、花海ことはと再会した事は無くなる…最悪の場合、再会できずに終わるかもしれない…」
「大丈夫!数年前に私達はまた会えるって魔法かけたから!」
朝日奈みらいは即答で私にそう言う。私は魔法つかいプリキュアの今の歴史を消してしまえば、十六夜リコと再会した事が無くなり、再会出来なくなってしまうかもしれないと朝日奈みらいに伝える。朝日奈みらいは再会出来るという魔法をかけたから大丈夫と私に言う。
「私だって影兎さんがいない歴史になったって大丈夫!響が、エレンが、アコがついてるから!」
南野奏は少し泣きそうになりながらも私に影兎がいなくてもやっていけると言う。
「例え、夢が叶ってるこの歴史が消えても私は変わった新たな世界でまた夢を叶えてみせる!」
夢原のぞみは新たな世界でも学校の教師になる事を志しているようだ。総合的に皆、私の意見を受け入れてくれていた。私はレジェンドプリキュア皆の表情を見て安心して世界を変える事を決断する事ができた。そして世界を変える決断をした瞬間、意識がどこかへと飛ばされた。
「見事だ、若き日の私よ。さぁ、お前はこの世界をどうするのだ?」
私はオーマクロックがいる場所へと意識を飛ばされた。オーマクロックは私にこの世界をどうするのかを聞いてきた。
「私は…私は融合してしまったプリキュアの世界を離して歴史を変える!」
「そうか。だが、歴史を変えてしまえばお前はもう女王にはなれない」
「なれなくていい…私はただ、皆が平和な世界で幸せに暮らしてくれればいいんだ!」
「なるほど…ならば、好きにするがいい…若き日の私よ、歴史を変えてくれた事、感謝する」
オーマクロックはそう言い、消えてしまった。オーマクロックが消えるのと共に私の意識も元に戻った。
「皆、ありがとう!またいつか会えるといいね!」
私はレジェンドプリキュア全員に向かってそう言いながら世界を変える力を使用した。最後に見たレジェンドプリキュア達の笑顔は今まで見た笑顔の中で一番のものだった。そして某所では門矢 零と海東 湊が世界が変わる様を見届けていた。
「歴史が塗り替えられていく…」
「あなたはこれからどうするんだ?」
「私はまた新しい旅をする…だが、その前に妹達の元へ戻ってこの世界の話をする」
「フン、あなたらしくないわね!」
「たまにはらしくないのもいいかと思ってね…」
門矢 零と海東 湊は少し話した後、オーロラを使ってどこかへ行ってしまった。
2020年…新たな世界の時ノ眼町
「靉…靉!!早く起きて!遅刻するよ?」
「そ、空間さん!?なんで私の家の中に!?」
「靉は学校をサボりがちだから来ちゃった!!さぁ、学校に行くよ!」
「ちょっと待ってよ…ってうわっ!?」
私は空間さんに無理やり起こされ、制服を着せられて学校へと連行?させられていった。
「
「おはよう、って靉ちゃん!?また空間ちゃんに引っ張られてる…」
「フーちゃん、勘違いしないでくれ!これは靉を確実に学校へと連れて行く唯一の方法なんだ!」
「へ、へぇ…そうなんだ」
ウォズリンは遠くから暖かい目で靉達を見守っていた。そして歴史が変わった影響で少し変わった本の内容を読み始めた。
「14歳の少女・黄醒靉。彼女には魔王にして時の王者であるオーマクロックになる未来が待っていた……事は無くなりつつある。きっと、ここから先の歴史にはこの本に書かれていない事が刻まれていくのだろう…」
本を読み終えたウォズリンはゆっくりと本を閉じて靉達の元から去っていくのだった…
〜fin.〜
NEXT「LATER TIME:キュアタイム&キュアフォース」
ANOTHER TIME:キュアクロック withスター☆トゥインクルプリキュア&キュアグレース 検討中
↓NEXT Precure
・ドリーム☆アームズ!プリキュア
誰もが一度は持ったであろう"夢"。夢は人々の力の源であり、自らを守る鎧でもあった。
だが、現在では政府が個人個人に合った職業を決める時代。夢を持つ事は禁じられ、人々が夢を持つ事は無くなり、また夢の力も無くなっていった。
"夢"を失い、人々が自分自身の未来を想像する事が出来なくなった時、人々の前に13歳の少女・
https://syosetu.org/?mode=ss_detail&nid=202376