あらたなるセカイ
…オーマクロックとなった靉の選択でこの世界は前のような物騒な事が起きず、皆が普通に暮らす平和な世界へと変わったのだった。
「姉さん、早く起きないと学校遅れちゃうよ?」
「分かってるけどさ〜まだ眠いんだよぉ…」
「じゃあ、置いてくからね」
この物語の主人公である女の子の名前は
「自転車の鍵…自転車の鍵はどこだ〜?」
「おはよう、そこのお嬢さん」
アルナがバッグの中にある自転車の鍵を探していると突然、近くから誰かがアルナを呼ぶ。
「うわぁ!?あなたは…?」
「私はウォズリン。この本によると、普通の中学生・烏越智 アルナには最低最悪の魔王・(アナザー)オーマクロックを討つ時の勇者となる運命が待っている」
「えっ?私が勇者!?」
「左様。勇者である君には魔王を倒していただかねばならない」
「私じゃなくてこの世界のどこかにいる救世主様に頼めば?」
「この世界に救世主は存在しない。存在するのは魔王と勇者だけだ」
「……あっ、学校遅れちゃうからそろそろ行くね!」
「勇者様…!!……はぁ…全く、呑気な勇者様だこと」
アルナはウォズリンに学校に遅れてしまうからそろそろ行くと言い、行ってしまった。それを見たウォズリンは魔王がいるというのに呑気すぎると思うのだった。
学校へ急いでたアルナは自転車のペダルを全力で漕ぎ学校まであと少しという所まで来ていたが、誰かがアルナの前に突然現れた為、急ブレーキを掛けた。
「ちょっと!!危ないじゃない!」
「お前が私の覇道を妨げし勇者か?」
「さっきから勇者、勇者うるさいわね!大体、あなたは何者?」
「私は生まれながらの魔王・際古 美月。この世界の支配者だ…!」
際古 美月はそう言いながら、(アナザー)オーマクロックウォッチを取り出し、天面のスイッチを押して変身する。
【オーマクロック…!!】
「うわぁ!?化け物だぁ!!逃げなきゃ…」
と、最低最悪の魔王に姿を変えた際古 美月に驚き、逃げようとしたアルナだったが誰かに肩を掴まれ、逃げられなかった。
「勇者様、これを…」
「またアンタか!!ってこれは…」
「ウォッチとドライバーだ。使い方はご存知のはず」
「よく分からないけど使わせてもらうよ!」
ピロピロピロリ…!
タイム!
アルナはウォッチを起動させた後、バックルの右スロットに起動したウォッチ装填し、バックルを一回転させて変身する。
【プリキュアタイム!】
〈キュア・タイム…タイム!!!〉
「なぜか分からないけど、前もこの姿に変身したことあるような気がする」
「フン、素の力しかない勇者など相手にならぬわ!」
「そんなの…やってみなきゃ分からないよ!」
アルナはそう言い、ジカンギレードの刀身を白くしたジカンブレードという武器を持って(アナザー)オーマクロックへと向かっていく。
「おりゃああ!!」
「無駄だ」
「!?」
アルナはジカンブレードを振り下ろし、(アナザー)オーマクロックを斬ったが、それは残像で本物の(アナザー)オーマクロックはアルナの背後へ回り込んでいた。
「隙だらけだな…」
「速い…!」
(アナザー)オーマクロックは腰のベルトに両手をかざして必殺技を発動させる。
【逢魔が刻…!】
〈逢魔煉獄撃!!!〉
必殺技を発動させた(アナザー)オーマクロックは左足に禍々しいオーラを纏わせてからアルナの背中を思い切り蹴り飛ばした。必殺技を受けたアルナは遥か彼方へと吹っ飛ばされていった。
「やはり、勇者は2人で1人…そして妖精プリキュア達の力も必要のようだ」
「ウォズリンよ、そこにいるという事はお前もあぁいう風になりたいという事だな?」
「一先ず、私は退かせてもらうよ…最低最悪の魔王さん」
ウォズリンはそう言い、(アナザー)オーマクロックの前から去っていくのだった……
グランドオーマクロック 1/5
グランドオーマプロパシーアーマー(胸部)
オーマクロックの上半身のアーマーの名称である。このアーマーにはオーマクロックの中での平成プリキュアの総守備力を1極倍【スター☆トゥインクルまでの全てのプリキュア×1極倍】したくらいの防御力がある。それを上回る者が出たとしても必ずその者を超える守備力になる。他にも触れた者の守備力を0に落とす能力もある。(オーマクロックが触れた者に対して敵対心を持っている場合のみ)