プリキュア新伝説〜導きの少女〜   作:萊轟@前サルン

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夢+希望=パルフェ!

妹の烏越智(うおち) アルナがオーマクロックに倒された時、姉の烏越智(うおち) チフミはまだ家で学校へ行く準備をしていた。だが、今の時間は午前の8時5分で午前8時10分の登校時間には当然間に合わない。

 

「もうこんな時間!?絶対間に合わないじゃん!!」

 

プルルルルル…プルルルルル…

 

 と、チフミが通学カバンを背負って玄関へ向かおうとした時、家の電話が鳴った。

 

「もしもし…?」

 

「もしもしチフミちゃん?」

 

「あっ、冬羽純菜ちゃん!どうしたの?」

 

「あのね、落ち着いて聞いて……アルナちゃんが大怪我を負ったみたいで時ノ眼病院に運ばれたの」

 

「何だって!?今すぐ向かわなきゃ!!」

 

 チフミは駆け足でアルナが運ばれた病院へ行く。そして走る事約数十分、時ノ眼病院に着いた。そこから手術室前で手術が終わるの待つ事数時間、手術の結果は成功に終わり、アルナは病室に運ばれていった。チフミはアルナの病室へ入る。中には体中包帯だらけのアルナがいた。

 

「アルナ…ごめん!私があなたと同じくらいに家を出ていればこんな事には…!」

 

「ううん、私が謎の人に力を貰ったせいよ…」

 

「その"謎の人"って?」

 

「お姉ちゃんが巻き込まれて欲しくないから言わないでおく…あっ、それより私、何かスイーツでも食べたいな!」

 

「分かった、私がかってきてあげるから少し待ってて!」

 

 チフミはアルナにそう言い、時ノ眼病院の近くにあるコンビニへ向かう。

 

「コンビニにアルナが喜ぶようなスイーツが売ってるといいなぁ…」

 

「スイーツ…!?なら、私の店のスイーツはどう?」

 

 チフミがそう呟きながら1人の女性通ると、その1人の女性はチフミの"スイーツ"という言葉に反応し、チフミに声をかける。

 

「えっと……あなたは?」

 

「Bonjour! そこのお姉さん。私はキラ星シエルよ!」

 

「ぼ、ぼんじゅーる?」

 

「こんにちはって意味よ。っというかあなた、今"スイーツ"を探してるのよね?」

 

「そ、そうですが……?」

 

「スイーツなら私のお店のを買っていくといいわ!」

 

「じゃあこのイチゴメロンパンで!」

 

「なるほど、そう来たか……私の予想ではこの新作が売れると思っていたのに」ボソッ

 

「ん?今何か言いましたか?」

 

「いえ、何も!あっ、そういえばイチゴメロンパンには人を繋ぐ力があるのよ!」

 

「へぇ〜!」

 

「まぁ、それは私が読んだ本の中でだけどね。確か…その本のタイトルは"十六夜の出会い"で著者は確か…朝日奈みらいという人らしいわ」

 

「十六夜、朝日奈…なんか聞いたことあるような…?」

 

 と、チフミが聞き覚えのあるワードについて考えていると付近から聞きなれない足音が聞こえてくる。足音の方を見てみるとそこには胸部にpekorin、2017と刻まれた怪物がいた。

 

「うわぁ!?何なの、あなたは!!」

 

「全てはオーマクロック様の為に!」

 

 アナザーペコリンはそう言いながら、チフミの方へと向かっていく。チフミはいきなりの事で対応が出来ず、両手を自分の体の前でクロスさせて防御の構えを取るしかなかった。

 

「これからスイーツを味わおうとしているお客さんを襲う事は私が許さないわ!!」

 

 チフミはアナザーペコリンに襲われそうになったが、シエルが前に入り、アナザーペコリンを抑えてくれた為、なんとか襲われずに済んだ。シエルは変身アイテムを取り出して変身する。

 

「キュアアラモード!デコレーション パルフェ!」

「夢と希望を!レッツ・ラ・まぜまぜ!」

「キュアパルフェ、できあがり!」

 

 シエルはキュアパルフェへと変身した。これにはチフミも驚いた。何故ならここまでの人生の中でこんな場面は一度も見たことがなかったからだ。

 

「あ…あ、あなたは…?」

 

「sorry!驚かせてしまったわね。これでも私、プリキュアなのよ」

 

「プリ……キュア?」

 

「詳しくは後で説明するわ!だからあなたは木の陰にでも隠れていて!」

 

「わっ、分かりました」

 

 

「さぁ、it's show time!」

 

 シエルはそう言いながらアナザーペコリンへ勢いよく向かっていき、アナザーペコリンの頭部を蹴る。キュアパルフェの強烈な蹴りを受けたアナザーペコリンはその場でダウンする。

 

「嘘っ!一撃で終わり!?」

 

「マダマダァ…!」

 

「で、ですよね〜」

 

 シエルは自分の蹴り一撃で勝負が決まったのかと思い込んだが、アナザーペコリンが少しして立ち上がったのを見て"こんな簡単に敵が倒れるわけがないよね"と思うのだった。

 

「これで決めるわ!」

 

 

 シエルはそう言いながら、レインボーリボンを用いてアナザーペコリンに向けて必殺技を放つ。

 

「いくよ! アン! ドゥ! トレビアン!」

 

「グッ、ナンダコレハ…!」

 

「キラクルレインボー!!」

 

「グォォォ!!!」

 

Bon' appétit(ボナペティ)!」

 

 シエルが放った必殺技は見事に命中し、アナザーペコリンは爆発と共に消えていった。アナザーペコリンから人間が分離されなかったので今回はアナザープリキュアの変身者はいないようだ。

 

「ふぅ…やっと終わった」

 

「シエルさん、ありがとうございます」

 

「いえいえ。…あ、そういえばあなた、妹さんにイチゴメロンパンを買ってくるよう頼まれていたわよね?」

 

「そうですが…」

 

「なら、今回はトクベツ!イチゴメロンパンを無料で二つあげるわ!」

 

「えっ!?いいんですか?」

 

「いいわよ!」

 

「色々とありがとうございます!」

 

 シエルからイチゴメロンパン二つを受け取ったチフミは足早にアルナの病室へと戻っていく。

 

「あの子にこの町で異変が起きてること伝え忘れちゃった……伝えにいかなくちゃ!」

 

 シエルは今、町で起きてる異変についてをチフミ達に伝えるため、チフミの後を追いかけていくのだった。

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