お疲れ様会が終わり、みんなは自分の部屋に戻って行った。俺も特にやる事が無いので山田先生と一緒に部屋に戻った。てか先生達どこにいたんだろ? お疲れ様会の時全然見なかったんだが。まぁそれはいいとして、イギリスの代表候補生になる事伝えなきゃやな。
「山田先生」
「ん、なんですか野上君」
「俺セシリアに推薦受けたので、イギリスの代表候補生になる事にしました」
「あ、そうなんですか。コレで少しは落ち着けますね…………え?! 野上君今なんて?!」
「いやだからセシリアに推薦受けたのでイギリスと正式に契約するんですよ」
「い、いつ推薦受けたんですか?!」
「お疲れ様会の時みんなと離れた時があったんですけど、その時に真剣な話があるって言われて……」
「そのまま推薦を受けたんですね。いやまぁ野上君に後ろ盾が出来るのは喜ばしい事ですから良いんですが、イギリスも随分と手が速いですね」
「なんでもセシリアとイギリスの技術主任さんが推薦してくれたそうなんですよ」
「イギリスの技術主任……あぁラミアスさんですか。あの人も一緒に推薦してくれたのでしたら確かにこれはある意味当然でしたね」
「どういう事ですか?」
「ラミアスさんという方は嘗てイギリスの代表候補生で学生時代、現代表と唯一渡り合えた人なんです。代表を決めるリーグ戦でも終わる直前までどちらが勝つか分からない、それ程までに強い人なんですね」
「えぇ……そんな凄い人に推薦されたんですか俺。期待に応えられるか不安で仕方ないですよ」
「そこはもう野上君の頑張り次第ですね、私も師匠としてサポートしますので」
「何から何までありがとうございます」
そうこうしていたら部屋についていた。
「今日は疲れたと思いますし、野上君先お風呂どうぞ」
「ありがとうございます、それではお言葉に甘えさせていただきます」
そう返事をしたら、パジャマを持って更衣室に入った。
____________
山田真耶はただいま考え事をしていた。それはゴールドの事だ。
(コレで少なからず野上君の身はイギリスが保証してくれるでしょうね。この事がきっかけで少しは野上君から恐怖を取り除ければいいのですが……そう上手く事が運ぶとも限りません。ですが今日のお疲れ様会を見た感じ、クラスの人達とも仲が良さげだった事から少しは取り除けているのでしょうか。そうでしたらいいのですがね。それにしてもセシリアさん手が速すぎませんかね? いやまぁこちらとしてもなるべく速く後ろ盾を作ってやりたかったし、弟子が評価されて嫌な気はしませんが……なんなのでしょう、この胸のモヤモヤは。今までこんな事はありませんでしたけど、疲れてるのでしょうか? いやそれならちゃんと休息もとっているし……うーん分かりませんね。ただまぁ今の所実害はありませんし大丈夫でしょう)
そう結論付けてゴールドが風呂から出るのを待つことにした。
_____________
「ここがIS学園ね、待ってなさいよ一夏」
またあいつのせいで騒がしくなる事は誰も知らない。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
お気に入り登録や感想等は執筆の励みになりますのでどんどんして行ってください。