ソレでは第34話、スタートです!
「腕が4本に増えた!」
「強そう!」
「ゲテモノ感凄い!」
「あはは皆ありが──ちょっと最後の一言誰が言った?!」
(デュノアのIS……変形の時見れなかったのはアレだが胸周りの追加装甲が見当たらない事からそれが変形したって事で良いのかな? それにしても──)
相手にはしたくない、野上は素直にそう思った。見た目通り〝あのラファール・リヴァイブ〟をベースに造られているとしたら、〝あの豊富な武装〟を最大4つ扱えるという事だ。野上自身その豊富さがあったから特殊グレネードと多量の火器による戦い方を見つけられた、しかしそれは正攻法では無い。
相手はデュノア、本家本元である彼らが造った機体だ。操作性が悪くて武器が扱い辛いなんて言う本末転倒な事は無いだろう……
「披露会もいい加減にしろ、今は休み時間では無いのだぞ!」
そんな事を考えていたら手を叩きながら織斑先生が注意をし、シャルロット専用機披露会は幕を閉じた。授業内容は俺が春期講習で初めにやったISでの歩行演習だった、しかし1人あたりの搭乗時間が少ないからか複数人まだ動きがぎこちない人が多かった。
余談として披露会中は俺・織斑・デュノアの3人に人が集中していたが織斑先生が注意した事によって上手い具合に人が分散した
(ソレでも我関せずと真顔で俺や織斑の所に居座ってた数人は度胸があるというか命知らずというか……)
「ねぇ、確か君って野上君で名前あってたよね」
「ッ! お、おうそうだがどうしたデュノア?」
授業が終わり織斑と一緒に更衣室へ向かおうとした時突然デュノアに声をかけられた。
「いやぁさっきの山田先生との模擬戦が凄かったからさ、昼休みにでも一緒にお話できたら良いなって思ってね。美味しいご飯を食べながらISトークに華を咲かせない? 勿論織斑君とも一緒にお話したいんだけど、どう?」
(…………割とモルドの改修については何とも思ってなさそう?)
「まぁ、俺はいいけど……織斑、お前はどうすんだよ」
「俺も参加していいなら参加させて貰うさ! 俺だってお前から色々と学んで起きたいからな」
「お前が俺から学んで役立つ事あるか? 武装から立ち回り迄全然違うだろ」
「〝だからだよ〟、俺はまだ〝俺の戦い方しか知らない〟。それじゃあ勝てない、だからこそ色んな人の戦い方を知っておかなきゃいけないんだ」
(ふーん、こいつもこいつなりに考えてるんだな)
(って、箒に言われた。でも実際その通りだからなぁ……頑張らないと!)
「やった! それじゃあまた後でね!」
「おう、織斑そろそろ俺ら着替えないと間に合わなそうだから急ぐぞ」
「分かった、それじゃあまた教室でな!」
そうして俺らはデュノアと別れ更衣室で着替えた後教室に戻った。授業はいつも通り進んでいき、そしてとうとう昼休みとなった。