慈愛と勇気の戦士、ヒロアカ世界へ   作:岸波

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第1話 新たなる危機(後編)

「コスモス!!!!」

 

僕がその掛け声に合わせ、コスモプラックを始動させる。

 

輝かしいヒカリに包まれ、ウルトラマンコスモスに変身する。

 

「な、なんだ!?また新しいでけぇのが出てきたぞ!?」

 

「怪獣…?」

 

「いや、どう見てもこいつぁヒーローだろ!やっつけてくれ!!」

 

「頑張ってくれ!青いの!!」

 

やっつける訳では無いが、とりあえず頷く。

オールマイトがこちらを驚いた顔で見ていた、僕は目線を送るとその意味に気づいたようで皆にこの場からすぐに離れるように誘導し始めた。

流石はプロヒーローだ。

 

「ハァ…ア!」

 

構えるとゴルメデがこちらに突撃してくる。

それを受け流すように攻撃を躱す。

ゴルメデは振り返ると同時に火球を放ってくるが、それを上へ弾く。

 

「おいおい!早くそいつを殺してくれよ!こっちが危ねぇだろ!!!」

 

…違う、僕はゴルメデの事を知っている。本当は優しい怪獣何だってことは。

だから、そんな声に構わずにこの技を放つ。

 

「ハァアアアアア…!」

 

[ルナエキストラクト]

この技は取り憑いたカオスヘッダーを切り離す光線技。

これで頭の異物は消えたが、まだ興奮状態は収まらない。

そこでまた技を一つ使う。

 

「ハァ…!」

 

[フルムーンレクト]

凶暴化している相手を鎮める光線技で、僕がこのルナモードで戦う一番の理由となる技でもある。

 

「ガァアアア…グルル…」

 

ゴルメデの目に光が戻り、動きが止まった。

…よしよし、と僕はゴルメデを撫でる。

 

「クルルルル…」

 

よし、じゃあもう元の場所へおかえり。と語りかけると地面にもぐり姿を消す。

これで解決…とは行かなかった。

 

「おいおい!逃げちまったぞ、また暴れだしたらどうすんだ!」

 

「いやでも、最後はあの巨人に撫でられても大人しくなってたぞ?」

 

「まさか巨人の仲間なのか?」

 

「は!?ということはあいつはヴィランなのか!?」

 

「待て待て、オールマイトがやられそうになった時に助けたのはアイツだぞ」

 

「はっ、オールマイトを助けて俺達を最後には騙すための演技だろ?」

 

…散々な言われようだけど、仕方ない。

僕はゴルメデを知っていて、大人しい怪獣だからこそ帰した。

だけど傍から見れば理解できないものなんだろう。

僕は例え怪獣であったり、宇宙人だとしてもそこに友となれるものがあるのなら仲良くしたい。

怪獣が暴れるのもどこかに理由があって、もしかしたら救いを求める行動かもしれない。

確かに理由も無しに危害を加えようとする怪獣や宇宙人もいるけれど、その場合は僕だって地球の皆のために戦う。

 

それが春野ムサシであり、コスモスだから。

 

理解されるその日まで…僕は耐えるしか無さそうだ。

 

「ハァッ!」

 

僕は旅立ち、その場を後にする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オールマイトは市民を誘導した後、コスモスの戦いを見守っていた。

オールマイトはあの巨人が怪獣を倒してくれると信じていた。

だけど、あの巨人は事もあろうに怪獣を大人しくさせて帰してしまった。

しかし、そこでオールマイトは気づく。

アレは誰かが言っていたヴィランだとかそういうものでは無い、あの巨人は優しいのだろう。

 

綺麗な光を受けたあの怪獣の目はとても穏やかであった。

それにあの頭に付いていた物が外れた瞬間にパニック状態とも言えるものを沈静化させた、まるでこの怪獣は悪くないとわかっていたような…

 

…私があの巨人なら迷わずワンフォーオールの個性を使い倒していただろう。

あの巨人の事を知れば、私もヴィランを殴らずにその心を救う事が出来るのだろうか。

 

彼の事を調べなくては。

突如として現れたあの優しき蒼い巨人を…

 

オールマイトはひとまず自分の後継者となるであろう少年の様子を見ようと飛んでいった。

 

 




戦闘シーンが短いのは「悪いやつじゃないから手っ取り早くカオスヘッダーを取り除いて正気に戻してやろう、その方が被害も少ないし」という感じです。
今後の怪獣はコスモスからも出しますが、やはり緑谷達が絡むとなったら80の敵達を出そうかなと思います。
マイナスエネルギーとかではなくて...別の出現方法で登場する予定です。予定です(大事な事なので2回((ry)

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