とあるビークル乗りの戦い   作:レッドツリー

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軍事基地188防衛戦2

コンバットフレーム隊とブラッカー隊が同時に攻撃を開始した。またレンジャー部隊もビークルを盾にバズーカやアラルトライフルで応戦する。更に数は少ないがエルロス隊も離陸し始める。

 

「何て数だ。一体何処から来たんだ」

 

『そんなの関係無えよ!兎に角撃ちまくれ!』

 

大型シールドを構えながらマシンガンを撃ちまくる。他のニクスも弾幕を張り続ける。殆どのニクスはB型でリボルバーカノン2丁とミサイル2基を両肩に装備してる。そのお陰かリボルバーカノンの弾幕により巨大生物を次々と撃破して行く。

 

『120㎜の榴弾を受けて見ろ!』

 

『遠慮すんなよ。まだまだ弾薬はたっぷりあるんだからな!』

 

『コイツら馬鹿だぜ。基地に何の考えも無く突っ込んで来るんだからな』

 

ブラッカー戦車の120㎜の榴弾が次々と巨大生物に直撃して行く。それだけで巨大生物はバラバラになり、隣に居る奴も巻き込んで行く。だが巨大生物は徐々に迫って来る。仲間の死骸を盾にしながら、此方との距離が縮まり始める。そして巨大生物から何かが噴出される。

俺は咄嗟に大型シールドで防ぐ。するとモニターから大型シールドのダメージレポートが映し出された。

 

「何だこれ?もうイエローに成り掛けてるじゃ無いか」

 

慌てて大型シールドを確認すると煙を出して溶けていたのだ。

 

「さ、酸だー!此奴ら、強力な酸を出します!このままではシールドが保ちません!」

 

『何?各機、敵との間合いを詰めさせるな。確実に倒して行け』

 

『畜生!だったらミサイルでも喰らいやがれ!』

 

ニクスBからミサイルが放たれる。ミサイルは次々と着弾するが、敵の侵攻は止まらない。

 

『此方カゲロウ隊、これより上空より支援射撃する。だが、間も無く弾切れになる』

 

4機のN9エウロスからも機関砲とミサイルが放たれる。しかし、もう少しでエウロス隊は給弾作業に入るだろう。

 

「クラッカー12からクラッカー11。そろそろリロードする。カバー頼む」

 

『了解した。一旦下がれ』

 

俺はブーストジャンプを使いながら後退する。そしてマシンガンのマガジンを外し新しいのをリロードする。

 

「クラッカー12前線に戻る」

 

『了解した。なら此方もリロードする。カバー頼むぞ』

 

「了解!喰らえ化け物共が!」

 

マシンガンを巨大生物に向けて撃ちながら復帰する。その時、司令部より通信が入る。

 

『全ユニットに通達。6時方向から新たな敵影確認。数は500を超えます』

 

司令部から最悪の知らせが送られる。

 

「500って。何故今迄気付かなかったんだよ」

 

『其方はブラッカー戦車しか居ねえぞ。戦車だけじゃ足止め出来ねえ』

 

『司令部、ブラッカー隊とレンジャー隊を移動させろ。このままだと潰されるぞ』

 

『此方司令部了解。クラッカー中隊は6時方向の敵の迎撃に向かって下さい』

 

『クラッカー1了解。各機聞いての通りだ。正面の敵は戦車と歩兵に任せる。残弾を確認し余裕のある奴は直ちに迎撃に行くぞ』

 

クラッカー中隊の半数がそのまま迎撃に向かう。残りは給弾作業に入って行く。

 

「隊長。奴等山を登って来ます」

 

『なら連中が山を越えて来た瞬間に射撃開始だ。態々登山して頂いたがお帰り願おう』

 

そして巨大生物が稜線を超えた瞬間、俺達は一気に攻撃を開始した。

 

『うおおお!これ以上基地に入って来るんじゃ無え!』

 

『くたばりやがれ!化け物共め』

 

巨大生物は山を越え様とする。しかし、先陣の死骸が邪魔をしている様で中々上手く登って来れて無い。

 

「良いぞ。これなら行ける」

 

マシンガンを撃ちながら呟く。この調子なら何とかなる。そう感じていた。しかし、その感情を打ち砕く様に奴等は攻めて来る。

 

『うわあああ!?ば、化け物が地中から!!!』

 

『早く離陸するんだ!急げッ!ぐわあああ!?』

 

『駄目だ間に合わない!ぎゃあああ!?』

 

突如地下から巨大生物が現れる。そして現れた場所は丁度カゲロウ隊が給弾している場所。其処には当然クラッカー中隊のニクスも居た。

 

『此奴等!エウロスを守れ!航空支援が無いとヤバイぞ!』

 

『駄目だ囲まれてる。寧ろこっちもヤバイぞ!』

 

『此方クラッカー7!機体からレッドアラートが!ああ、火が!誰か助け』

 

巨大生物の酸を大量に浴びてエウロスは壊滅。更にコンバットフレームも破壊され始める。

 

『クラッカー7!畜生!この腐れ化け物共が!!!』

 

『馬鹿!後退しろ!このままではッ!しまった、脚が!た、倒れる!』

 

クラッカー5のコンバットフレームの脚部に酸が直撃。態勢を維持出来ず倒れてしまう。

 

『クラッカー5脱出しろ!早く!』

 

『で、出来る訳無いだろ!外に出たら奴等に殺される!早く助けてくれ!!!』

 

だがクラッカー5に大量の酸が降り注ぐ。

 

『き、機体が保たない。嫌だ…死にたくッ!うわあああ!?来るな!離せえええ!?』

 

そして通信から断末魔と咀嚼音が聞こえる。

 

『クラッカー5!クソったれがあああ!!!』

 

『後退しろ。奴等から距離を取るんだ。一瞬で溶かされるぞ』

 

瞬く間に被害が大きくなる。更にブラッカー、レンジャー隊にも徐々に被害が出始める。

 

「このままだと全滅します。基地内部の部隊はどうなってるんですか!?」

 

『他の部隊もかなり苦戦している。特に閉鎖空間だと大型のミサイルやロケットは撃てんからな』

 

『ですがこのままでは保ちませんよ!一旦後退した方が』

 

『基地の連中を見捨てろってか?冗談も休み休みに言えよ!』

 

尚も巨大生物は此方に押し寄せて来る。状況はどんどん悪化の一途を辿って行く。その時だった。

 

『此方スピア隊。これより上空より支援する』

 

レーザーやプラズマが巨大生物に襲い掛かる。そう、ウィングダイバー部隊が巨大生物に対し攻撃を開始したのだった。




サンダー!の台詞は欠かせない。
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