IS学園の猫ちゃん   作:只の・A・カカシです

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今更ではありますが、明けましておめでとうございます。
本年も、気長にお付き合いいただければ幸甚です。

※※修正に関するお知らせ※※
轡木さんの台詞回し(厳密には語尾)を間違えておりました。
恐らく、9巻・第二話に登場した校務員のおじいちゃんの印象に引っ張られてしまったのではないのかと思いますが・・・。
順次修正致しますので、よろしくお願い致します。


第63話 敵は誰だ

 亡国機業の掃討作戦から二週間ほどがたったこの日、IS学園の一室で来栖と轡木は話をしていた。

 「懸念していたことが現実のものとならず済んだのは運がよかった・・・と言っていいのでしょうかね?」

 対面して座る二人の間には机があり、その上には『修学旅行実施について』と表題された書類が置かれている。楽しそうな標題だが、それとは裏腹に二人は複雑な表情をしていた。

 「まともな神経をしているなら中止択一の状況でしたからね。何事もなく帰ってこられたのは奇跡ですよ。」

 二人の話題は、書類の表題から分かるだろうが修学旅行に関することだった。

 それには一年生が行っており、先ほど学園に帰ってきたところだ。二人が部屋に籠もって話をする余裕があると言うことは、全員無事に帰って来た証拠でもあるが、それは来栖の言う通り奇跡に近いことだった。

 「確かにその通りですね。敵の数は増えているのですから。」

 敵が増えた理由。それは先日行われた亡国機業掃討作戦に答えがある。

 作戦の初期段階では構成員の拘束に成功したこともあり、数に勝るIS学園が優勢に思われた。しかし、その後は様々な場面で後手に回り、折角捕らえた構成員も奪還された。そればかりか、亡国機業がIS学園に潜入させていたスパイには正体を暴く前にIS諸共の逃走を許し、更に構成員を二名とISを二機それぞれ獲得されている。

 結果論ではあるものの、亡国機業を掃討するどころか勢力拡大をアシストした格好だ。

 「奴らなら、人質を取ることも厭わないでしょうし。」

 掃討作戦の始まりは亡国機業からの攻撃だった。つまり、修学旅行中の一年生が襲撃を受ける可能性は十分にあった。何しろ九割以上は丸腰。反撃の心配をせずに襲うことができるのだから、人質としては持って来いだ。

 「やはり本音は、代表候補生・・・特に専用機持ちがテロリストに怯えていては国の威信に関わるから、『君たちは恐れるに足らない』と言うアピールのためだったのでしょうね。」

 「今思えば、そうでしょう。・・・・・このところの楯無さんが亡国機業に執着してたから、彼女の発案と決めつけてましたけど・・・ちょっと彼女の力だけで始められる規模の作戦じゃなかったな。悪く言っちゃったな。」

 先日、来栖は楯無を非難したが、それは見当違いのものであった。それも本人のいない場所でしてしまったとあって、一段と後悔が強い。

 「あまり自分を責めないで下さい。そのくらい、君も余裕が無かったと言うことです。しかし、報道も・・・これはちょっと。事例も挙げずに亡国機業の非難をしては逆効果と言いましょうか。あの戦闘により失われた物の多さを考えると特に・・・。」

 これは話題を逸らしたほうがいい。轡木は他の懸念事項を口にする。

 それは、メディアが『IS学園は京都からテロリストを追い出した』と報道していることだ。

 現状、そのお陰か学園を非難する声はそれほどない訳だが、そのメディアが報道しているのは外野の都合であって、巻き込まれた観光客や京都の住民のものではない。

 そもそも亡国機業が、京都で人々に脅威を与える行動を起こしていたかと言えば、少なくともそのような記録はない。つまり京都は平穏だった。

 確かに掃討作戦での最初の攻撃は、亡国機業からIS学園に向けてなされた。とは言え、ちょっかいをかけに行ったのはIS学園。それは学園の意志で実行したことではないが、当事者であることは逃れようのない事実。

 『我々の土地を荒らした、正義を振りかざしたよそ者』に見えた人も多いだろう。そのような人々からすれば、IS学園を擁護する者の言葉を信じろと言うのは都合の押し付けでしかない。

 だからと言って住民から危害を加えられる可能性は低いものの、少なくとも歓迎はして貰えない。掃討作戦から一週間と経たぬ内に、それも以前以上の人数を引き連れて来たとあっては、修学旅行と言われても信用されるわけがない。新たな争いをもたらすのではないかと警戒されるのがオチだ。

 「学園への反感を持つな、と言う方が無理でしょう。しかし、敵・・・いえ敵と決まった訳ではないですが・・・干渉してくるなとは言わないですけど、もう少しこっち側のことも考えた内容で来てくれればと思うんですけど・・・。」

 「こう言うときだけは団結するし、判断も早いですね。」

 二人の本題は、これと言っても過言ではないだろう。先ほどから会話にちょこちょこ出ていたが、修学旅行決行の判断は外部からの圧力を受けての可能性が濃厚となっていた。

 「学園内ですら警備が行き届いているとは言い難い状況ですからね・・・。京都でって言うのは、話にならないですよ。」

 さもなければ、生徒の安全を確保できない状況で修学旅行など実施しない。事実、第三者の介入を恐れ、修学旅行は延期してきたのだ。

 それが急転直下の決行。裏から糸を引く者の存在を疑わずにはいられない。

 「『この人材を国外に出していいのか!』って思うような経歴を持つ人が教員に応募してくるのも・・・今となっては各国の布石なのかなって思いますね。」

 教員は、学生の頃にISを学んでいた世代が随分と増えた。その中で急速に勢力を拡大しているのが、元代表候補生やそれに準じた地位にいた者だ。彼女たちは特にISの知識が豊富で扱いにも長けていることや、何より実力があると言うことで、優先して採用されている。

 だが本来、そう言った人材はどの国も十分な数が揃っているとは言い難く、一人たりとも離したがらないもの。にもかかわらず応募してきている。IS学園へ行くことを後押しをしていると、そう取れる状況なのだ。

 「その可能性は十分にあるでしょうね。採用の基準も見直しが必要でしょう。」

 ここに来て急浮上してきた、優秀な教員たちの弱点。真面目で優秀が故に、それぞれの国のIS関係者からの指示を拒否できていない可能性がある。それが今日まで表面化しなかったのは、各国が利益の取り合いをして睨み見合っていたからか。

 「当面は、今回のような状況になったときにどう防ぐかですが・・・私たち管理者が先生たちの決定を覆すというのも、後々を思えば危険ですから。」

 「子どもたちに行く前に、我々教員で処理する。しばらくは、それでいくしかないでしょう。」

 ただ、それらは仮定の域を出ない。今は、ただひたすら耐えるしかった。

 

 

 

 そんな話をしてから一週間ちょっとが過ぎた土曜日のこと。来栖は轡木に呼び出されていた。

 「明日の夕方、日本上空・・・と言うか学園の上空付近で突入してくる見込み・・・と。」

 「そうです。学園に落ちてくると言う話では今のところないのですが、宇宙デブリにもならず地上にも落下しない丁度良い高度がこの周辺と言うことで。破壊して欲しいという話です。」

 その要件は、人工衛星の破壊依頼だった。

 「落下場所によっては人的被害の出かねない話ですから受けますけど・・・ミサイルの手配が出来ると言うのが、何とも気持ち悪いですね。」

 そのような特殊用途のミサイルを直ぐに手配できると言うのは、以前から今回の事態が予測されるような代物を配備していたと言っているようなもの。もっとも、二人にそれを非難する機は毛頭ない。

 「英国(あの国)は重力カタパルトを持っているから、自前でISを打ち上げて対処出来るはずですが・・・。」

 「学園に代表候補生を送り込んでいますからね。それも専用機持ちの。」

 彼らが警戒しているのは、自力で対処可能なことを依頼してきたからだ。本当の目的、例えば来栖を誘い出すなど、別にあるのではないかと疑っていた。

 

 そして翌朝。

 IS学園の輸送課にミサイルが到着し、F-14への装着作業が始まる。

 「コネクター挿しました?」

 「待ってくれ。今、端子の打ち換えが終わったから。・・・挿したぞ。」

 「了解。・・・4と5が逆じゃないですか?」

 「え?・・・図面じゃこうなってるけど?」

 「おっと失礼。見落としてた。」

 今回装備するミサイルは、その存在が明らかとなったのが昨日。当然、運用するために必要な機器やプログラムがF-14に備わっているはずもなく、準備は現物が届いてからのこととなり、作業は突貫で進められていった。

 

 機体へのミサイルの搭載が完了し、離陸したのは一五時半。それから上空待機をしている間に一六時を過ぎ、徐々に空が赤みを帯びてくる。

 〈間もなくか。〉

 目標は高速で、かつ高高度を飛行する人工衛星。F-14のレーダーの探知距離を以てしても、補足してから撃ったのでは間に合わない。故に指定された時刻・角度・方位・速度を調整して発射する。無論、無誘導で命中するような大きさはないので、終末誘導は行われるが。

 〈撃つだけの任務ってのも、何だかな・・・。〉

 それはさておき、彼にしては珍しく任務に対して気分が乗らなかった。

 その理由は一つ。IS学園のためではない仕事だから。

 とは言っても、不確定要素が多いので周囲の警戒はいつも以上に行っている。

 〈あと五分か。・・・何だ、このIS・・・本当にISか?〉

 不意に、画面上に未登録のISが一機、飛来していると表示される。それだけでも異常だが、より気になったのはその速度。明らかにISの性能を超えた領域で移動している。

 ただ、随分と遠い場所にいる。遭遇するにしても猶予はあると、情報の収集を依頼するため無線機を手に取る。

 それとほぼ同時、赤外線センサーが高速で飛来する物体を捕捉した。

 〈時間の計算を見間違え・・・これは赤外線ミサイル?!〉

 

 

-*・A・*-

 

 

 人里離れた場所に、廃墟のような倉庫がポツリと建っていた。

 「この調子じゃ、年内の出番なさそうだな。」

 「ありがたく思え。練習時間が貰えてんだ。」

 けれど、それはカモフラージュ。中には複数人の男の姿があった。

 「その通りだけどね。来るかどうか分からない出番に備えてってのは、気持ちが持たないんだよ。」」

 「分かるぜ。ま、一番腕の良かったサンダーが手も足も出なかった相手を、無傷で葬った奴に挑まなくて済むって考えようぜ。」

 彼らの正体。それは以前、ゴーレムⅡに撃墜されたF-22のパイロットの仲間だった。

 暢気に話しているように見える彼らだが、現在もシミュレーターに籠もり、技術の向上に余念が無い。

 「しかしサンダーはいつ復帰だったっけ?」

 「怪我の完治まで一ヶ月前後で、そこから訓練だから・・・あと二ヶ月くらいか?」

 緊張感のない話をしていると、不意を突くように電話が鳴る。

 「どうした、スコール。」

 素早くスキンヘッドの男が応答した。

 『非常事態よ。直ぐに準備して。』

 掛けてきた相手。それはスコール・ミューゼルだった。

 「何事だ。」

 『先日、レインとサファイアが作戦中に音信不通になったのは知っているわね。』

 「エクスカリバーが制御不能になったから調査中に行って、それっきりってやつか?」

 『そうよ。厄介なことに英国に察知されてしまったわ。奴ら、ミサイルでエクスカリバーを抹消する気よ。』

 それを聞き、男は目の色を変える。

 「そりゃマズいな。最強の手札を失うわけにはいかん。だが、俺たちにどうしろと?」

 ここは日本。まさか英国まで飛んで行けという話ではないだろうなと、男は警戒する。

 『それをIS学園、それもアナタの宿敵、来栖が発射すると情報が入ったわ。』

 ドンッと心臓が強い鼓動をし、全身の血圧が一瞬にして上昇したのを彼は感じる。

 「それで何時だ。」

 『エクスカリバーの通過予定時刻から逆算して、一六時一五~二〇分よ。それまでに発射を妨害するか、撃墜してちょうだい。内部に二人がいた場合、一気に三機もISを失うことになるわ。それだけは阻止して。』

 「一六時・・・?!お前ら、出撃だ!」

 指示を受け時計を見た彼は、時間に一切の余裕がないことに気付く。諸々の事情から、彼らの隠れ家はIS学園から遠い場所にある。指示が飛び、一同は大慌てで飛び出して行った。

 

 一見すると、海に面した切り立った崖。その崖の一部が前触れもなく崩れ、後には穴が出現する。

 しばらくの後、中から怪獣の鳴き声を彷彿とさせるような音が響いてくる。と、その穴からメタリックグレーの物体が飛び出してきた。その正体はF-22。彼らは機体を、秘密裏に日本へと運び込んでいたのだ。

 勿論、一機だけではない。数分にも満たぬ間隔で次々と飛び立っていく。それも崖の穴から。

 来栖と同等かそれ以上の荒技に見えるが、秘策があった。それは、秘匿空母から取り外したカタパルトを設置し、揚力の発生する速度に達する寸前で飛び出すようセッティングしているからだった。

 五機目が飛び出す。直後、彼らが飛び出してきた穴が爆発と共に崩落する。

 一度でも飛び立ってしまえば、嫌でも場所は割れる。つまり用済みの拠点を、証拠隠滅も兼ねて破壊したのだ。

 もっとも、場所が割れなかったとしても、彼らに戻ると言う選択肢はない。

 陸上機であるF-22を長々と船の上に、そして海の近くに置いておけば、劣化は促進する。

 それだけではない。高い性能を維持するには、使わずとも質の高い手入れが求められる。本家の空軍ですら手を焼いていることだ。亡国機業が、それも半端な五~六機の規模を維持するのは不可能と言って差し支えない。

 つまりF-22の消費期限が迫っていた。

 それもそのはず。打倒来栖の為の編成は、本来の予定では完了しているはずだった。それが様々な要因により延びに延び、今日に至っているだけ。

 「気付かれるとか気にするな!間に合わなきゃ元も子もないぞ!」

 編隊を組む時間などない。飛び出した順に、来栖を目指して一直線。

 『空自のお出ましだ!』

 「構うな。何もしてきやしない。それにF-4だ。ぶっちぎってやる。」

 道中、F-4がスクランブル発進してきたが、機体性能にものを言わせ振り切る。

 そうこうしている内に、最先頭を飛んでいた機がついにF-14を捕捉する。その情報は各機にデータリンクで共有される。

 「サイドワインダーで行け。アムラームは躱される。」

 『少しでも早いほうが良いんじゃないのか?』

 「落ち着け。この高度にいるってことは、まだ待機中ってことだ。確実に仕留めるぞ。」

 打ちっぱなし能力があるアムラームだが、ミサイルのシーカーが目標を捕捉するまでは母機から位置を指示してやらなければならない。それに、ミサイルは目標の追尾にレーダーを使用する。つまり、こちらの存在を教えてしまう。

 だが、運は彼らに味方していた。時間に幾ばくかの猶予があるのだ。ならば十分に接近し、目標の発する赤外線を探知して追尾するミサイルを使用すれば、存在を察知される前に葬れる確率がぐっと上がる。

 両ミサイルの射程にはかなりの差があるが、とは言え高速で飛行中。F-14をあっという間に赤外線ミサイルの射程へ収める。

 『FOX-2!』

 先頭を飛ぶF-22のウエポンベイが開きサイドワインダーが発射される。

 『弾着・・・今!』

 『やったな。』

 『あぁ。避けられた感じはなかったな。』

 レーダーに映るF-14は不規則な軌道で高度を落としていく。

 「流石にこれを避けるのはヤツでも・・・いや待て、様子が。・・・破片が映ってない!」

 一時は全員が撃墜を確信したが、一人、それに気が付いた者がいた。たが遅かった。高度の下がったF-14はレーダーから消えてしまう。

 『どの道、フラットスピンに入ってたろ。機体が無事だったとしても、あの高度からじゃ回復は間に合わない。』

 「いいや!ヤツならできる!探せ!」

 「流石に墜落した」と、彼以外は思った。だが彼――スキンヘッドの男は、他が束になってかかっても勝てない技量をも持つ。証拠も根拠もない以上、従うしかなかった。

 『撃墜した周辺に着いたぞ。』

 「破片は落ちてるか?」

 『まだだが、海の上だから直ぐに見つかると思うぜ。』

 それから数分が経過し、後続も順次捜索に参加するも発見の報告は挙がらない。

 『九時の方向に何か飛んでいるぞ!』

 その最中、一機が飛行物体を見つける。

 『お前の九時が分からん。レーダーで捉えろ。』

 『こいつだ!』

 『・・・見えた。大した野郎だ。あれで墜落してないのか。』

 遠くの低空を、一機の飛行機が飛んでいた。それは、明らかに民間機が飛ぶ高さではなかった。

 『白い機体で助かったぜ!良く目立つ!』

 今日は五機編隊。後れを取るはずはないと勝利を確信する。

 『逃げたって無駄だぜ!・・・おらァ!・・・あれ?』

 接近に気が付いたかのように山の陰に回り込んだそれの針路を先読みして回り込んだつもりだったが、そこには何もいなかった。

 『どこへ・・・っち!あんなところに!』

 『俺に任せろ!捉えてる!FOX-2!』

 再びサイドワインダーが発射される。

 『よっしゃ!一丁あが・・・ってねぇだと?!』

 ミサイルが炸裂。フレアを焚いた気配もなかったため撃墜を確信するも、それは煙の向こう側でピンピンしていた。

 『何なんだ!コイツは!』

 『ミサイルの躱し方を心得てるって感じか!こうなりゃ俺がバルカン(ガン)で仕留める!』

 もっと近寄れば躱す間はなくなると、接近戦に自信のあるパイロットは、息巻いて急接近する。

 『これで!』

 照準を定め、彼はトリガーに指を掛け――

 『・・・・・て、おい!こいつT-4じゃないか!』

 そして気が付いた。必死に追い回していたのはF-14ではなかったと言うことに。

 その言葉で、全員、走査モードを上空に切り替え、そして絶望する。

 とてつもない速度で上昇していく航空機が一機、映った。

 「しまった!こっちは囮か!」

 自動識別装置は、それがF-14と判断する。しかし時既に遅し。レーダーの陰が二つに分かれ、片方が更に高速で上空へと飛翔していった。

 『ミサイルを撃たれちまったみたいだな・・・。』

 『ミッション失敗か・・・。だが、ただじゃ終われねぇ!』

 今更、首を取ったところで意味はない。だが、やられっぱなしで終わるわけにもいかない。

 『そのF-14、スクラップにしてやる!』

 誰かが叫んだ直後だった。F-22の一機が、何の前触れもなく爆発した。

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