GVが大学での進路を決め必要な事を全て済ませ後は卒業を待つだけとなったある日。
私はあるゲームをGVが購入してプレイしている所を一緒に見ていた。
「ペルソナ4」というゲームである。
ゲーム内容はそれこそ語り始めたらキリがないのでここでは語らない。
重要なのはそこでは無い。
『もう一人の自分かぁ…うん、このイメージは使える』
以前からモルフォを表に出す方法を私は模索していたけど私一人では完全に手詰まりだった。
GVは私が何かを試行錯誤していたのを知っていた。
そしてそれが手詰まり状態だった事も。
だからGVは私に何かできなかと尋ねた。
私はGVに様々な娯楽を見せてもらえるようにお願いした。
兎に角色々な概念を知るのにこの世界の娯楽は群を抜いている。
GVはもう大学でやるべき事は全て終わっていたので喜んで協力してくれた。
何より私が扱う
私の世界では
だからこの世界では無能力者であるGVが
好意的にその力に興味を示してくれたことが私にはとても嬉しかった。
『向こうの世界の皆もGVやオウカみたいな人達ばかりなら…
でも向こうに居た頃のGVも個人間ではそれは成立するけど、
一定以上の集団や国家規模になると今は如何足掻いても無理って諦めてたし…』
…そろそろペルソナ4もクライマックスな雰囲気みたい。
私は暗い考えを思考の底に落としそのシーンをGVと見ながら考察を続けていく。
色々と見せてくれた作品の中でピンときたのが今GVがプレイ中の「ペルソナ4」。
そして以前GVの中学時代に聞いていた
この二つだった。
「アルトネリコ」で重要だったのが
私はあの時モルフォの名前をGVから貰った事を切欠に私の奥底に
つまり
今GVが「ペルソナ4」をクリアしてEDを見ていた。
私もこのEDを見て余韻を楽しみつつ必要なイメージが揃った事を喜んだ。
もう時間が遅いのでGVには眠ってもらい、明日に備えた。
GVにもう一人の
『G…V…ぁ……ぃょ…』
『大丈夫だよ、
『………ぅ?』
『うん、だからもう悲しまないで、
私の今見ている景色を。
色鮮やかな光に照らされた世界を。
私はそう胸の奥底に眠る
……最初は私一人で計画を実行しようとしていた。
唯でさえGVに迷惑をかけていたのにこれ以上は迷惑をかけられない。
でもGVはそんな私の気持ちを私の気配で知り自分から協力させて欲しいとお願いしてきた。
もうこうなってしまったGVはテコでも動かない。
「モルフォに関係している以上何もしない訳にはいかない」
『GV…』
「俺に様々な娯楽を見せてほしいと君がお願いした時にとても真剣な想いを感じた
これから行おうとしている事はそれに関係した事なんだろう?
そしてそれはとても大切で大変な事なんだろう? なら協力させて欲しい
俺はモルフォと違って特別な力は無い…でも君と歌を歌う事は出来る
君の力は気持ちとか想いとか、そういった物が力となるんだろう?
なら少しは俺も力になれるはずだ」
その通り、GVの言う通りなのだ。
実際にGVとデュエットで
それも私の想像もつかない程に。
…本当に私の事を良く見てくれている。
愛しい私の…「私達」のGV……こんな事言われたらもう、私は断れないよ…
十六年分の
私は今GVと一緒にとある山の山頂にいた。
ここは道も険しい関係上人の気配は無い。
代わりに景色は格別で、今私達が住んでいる街を一望できる。
時々私達はこの景色を見る為に外へ出かける時がある。
この景色を見ながら二人で歌うのはそれはもう格別で、
まるでGVと一つになったかのような気持ちよさを感じるのだ。
そしてこの景色を
但しここまでに至る道は険しくとてもGV一人では険しい困難な道のりでもある。
そんな険しい道も私がGVに
山頂に着いた私は
私自身の
『「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♪」』
私は歌う。
光に、希望に満ちたこの歌を。
GVの「モルフォの力になりたい」という想いを受け取りながら。
私は歌う。
私の心の底の底に、想いが流れ込んでいく。
ここにいるよと。
だから早く
私はそれに応え
私の目の前で眩い光を感じる。
そして私の目の前には…私の記憶となんら変わりの無い
『アタシ…出てこれたの?』
『そうだよ、
『シアン…そうだ、GV、GVは何所?
アタシ、GVの想いを感じたの!! ねぇ、GVは何所にいるの!?』
そこにはこちらを見て驚いているGVの姿があった。
どうやらもう一人の
GVも最初は驚いていたが、
GVは全てを察したような顔をして
GVは少し驚いていたがそれを受け入れ、引き続き頭を撫でる素振りを続ける。
私もそんな
そんな私を
私は
再び色鮮やかな眩しい世界を与えてくれたGVと私に感謝しながら。
私は歌う。
そんなモルフォを微笑ましく見つめながら。
GVはそんな彼女の想いを受け止め、飛び切りの優しい笑顔で私達を見つめる。
その歌声は何所までもこの山頂に響いていた。
ここまで読んで頂き、誠にありがとうございました。
この話を投稿し次第「ペルソナ4」をタグに追加します。