初めての宝剣を扱う能力者、デイトナとの戦いに勝利したGV。
このミッションが無事成功して一か月後、新しいミッションが舞い込んできた。
今回の依頼も前回に引き続きアシモフさんからの依頼だ。
GVはミッションの詳細確認をアシモフさんから確認している。
「それでアシモフ、今回の依頼は?」
『かつて
お前にはこのタワーの外面から侵入し、警備兵やメカを制圧してもらいたい
私は内部から侵入する インサイドとアウトサイドからの同時攻略だ
アマテラスは、今は通常のメディア配信にしか使われてはいないが…
あんな物がある限り、シアン…彼女も安心して眠れないだろう』
「アシモフ…それで今回の依頼を僕に…」
『そういう事だ、GV 君が彼女の事で頭が一杯なのを知っている
勿論それだけが理由ではないが…故にこの依頼をGVに出させてもらった
無論、我々にとってもあのタワーは今後の危険性を孕んだ施設だ
お前の活躍、期待しているぞ
それと…宝剣の能力者、
私とGV、どちらが相手にするかは分からないが…
私の時は
アシモフさんの能力…それは確か…
「…大丈夫なのか、アシモフ?
「問題は無い…GV、
あの「パワー」を扱うGVも分かるだろうが、実に制御がイージーだ
何しろ体内にEPエネルギーを流すだけで済む
故にこの「パワー」による「現実改変能力」を私自身に使用する事で
このランナウェイ状態を克服する事に成功したのだ」
そう、GVと同じ
最初にGVに見せてくれた時はその能力の制御が物凄く辛そうだったのを覚えている。
この時普段アシモフさんが身に付けているサングラスが、
暴走状態であった能力を抑える力があったと私達は知ったのだ。
この事をアシモフさんが教えてくれたのは、
初めてGVから「ラムダドライバ」の説明を受けてから一週間後だった。
もしかしたら「ラムダドライバ」を知った時、
アシモフさんは今までずっと努力を重ねていたのかもしれない。
…この時、GVの名前の由来である「ガンヴォルト」の経緯も教えてくれていた
そう、「プロジェクト・ガンヴォルト」の事である。
この事を知った私達は、
皇神はGV達の事を唯のエネルギーとしてしか見て無かったのかと激怒した物だった。
「……実はこのミッション、
アシモフの
「…そういう事だ、GV
それと同時に
「……今まで緊急時にしか使えなかった能力が十全に使えるようになって、
もう能力を隠す必要も無くなったからですか?」
「もちろんそれもある
…GV、君がフェザーを抜けてから士気が落ちてしまったのも理由の一つだ
それは私達が思っていた以上にフェザーの皆の心の支えになっていたようなのだ
GVが今まで関わって来たミッションは全て成功しているからな…
モニカにも良く戻ってくるように催促されているだろう?
これも理由の一つなのだ、GV」
モニカさんのあの定期的な催促にはそう言った意味があったんだ…
と、こんな調子でミッションの詳細確認が終わり、GVは何時もの様に
この一か月のミッションで溜まった素材をショップに開放した。
今回の装備は
「抑制のレンズ+」「鳴神のレンズ」「飛翔三連の指輪+」「充填のペンダント」
そして「ダートリーダー」の受雷針カートリッチは新たに入手した「ナーガ」をセット。
大分GVの装備も充実してきたって感じがする。
それに今回のミッションは能力を開放したアシモフさんとの共同ミッションだ。
GVは心なしか嬉しそうに準備を整え、ミッションに挑むのだった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
私はGVとのミッションの詳細確認を伝え終え、装備を整える。
私自身の武器は今まで
だが今は違う。
私には十全に扱える
GVには言っていないが、私のこの力を周囲に知らしめる理由にはもう一つある。
GVが私に齎してくれた「パワー」…「ラムダドライバ」のお陰で、
私は能力を十全に扱えるだけでは無く、
今までは私自身目立たない様に行動し、GVをあえて目立せる様にしていた。
それはGVをフェザーの、私の後継者としたかったからだ。
そう、無能力者の殲滅を目的とした私の後継者として…
だが、もはやその必要は無くなった。
GVは私の能力、体、そして
この「ラムダドライバ」の「現実改変能力」、これにより
彼女は何時でも何所でも顔見知りに対して通信出来る能力、
この事に私は心の底から
それは無能力者の殲滅だけの事では無い。
…モニカの事である。
私はモニカの事を元々そこらの無能力者とは別に考えていた。
…はっきりと言えば、
モニカも私の事を少なからず想っていた事をジーノから聞いた事で知っている。
だが、彼女が無能力者であった事がやはり枷となって、
なかなか
よって、モニカが能力を得た事でその枷が無くなった。
そして私はミッションとは違った緊張感を持ち、
意を決してモニカに
その結果は…無事にその日、私とモニカは結ばれることとなった。
そして意外な事だが、
彼女は私の無能力者に対する憎悪を朧気ながらに感じていたそうなのだ。
…女の勘と言う物は実に
そんな訳でGVには直接伝えてはいないが、私は心の底から感謝しているのだ。
私に「
ここまで読んで頂き、誠にありがとうございました。