トータル・イクリプス Cold of united front【凍結】   作:ignorance

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ネタが浮かばん。どうしよ


stage16

99式電磁投射砲が実戦試験を終え、既に二週間が過ぎようとしていた。

 

「そろそろだな。BETAの地中侵攻」

 

未だ分解整備を行っている愛機を見つめながらイムヤは1人愚痴た。

彼からしてみればBETAの地中侵攻も光線級の出現をどうでもよく、問題はむしろ、チェルミナートル(Su-37UB)からどうやってジャール大隊を守るかだった。

 

(俺とラトロワが分隊(エレメント)を組んでで戦えば容易に撃退は可能だが、それで死なれても困るしな)

 

ハァと、溜め息をつくもそれ以外に策があるわけでもないので、仕方なくこの策で行くしかないと考えていた。

 

「なにシケた面してんだよ。お前は」

 

溜め息をついたイムヤに答えたのは良佑だった。この二週間、不知夜の整備を適度に行い、今日で完璧に仕上がる暗算を立てた良き整備兵である。

 

「いや、なに。好きな女と遠距離恋愛になると思うとな」

 

「フィカーツィア・ラトロワ中佐か。なんでお前のような奴を好きになったんだろうな?」

 

「互いに殺し合った仲だからな。否応でも惚れ込むさ」

 

「ストックホルム症候群ってヤツか?」

 

「違うだろうな」

 

「それで明日は出撃はないのか?」

 

「そのつもりだが、BETAが侵攻してきた場合には出撃するぞ」

 

「そうか。BETAの地中侵攻が前あったらしいからな、油断できねぇな」

 

そう言うと良佑は不知夜の整備に向かった。

1人取り残されたイムヤは野外格納庫(ハンガー)を出た。

 

 

 

 

 

行く宛もなく、フラフラと基地内を歩き回り

気がついたらイムヤは子供たちに囲まれていた。

 

(どうしてこうなった?)

 

理由も意味もなく本能のままに歩いていたはずなのにいつの間にか尾行され、囲まれていた。少年少女達の目は輝いており、まるで尊敬しているかのようだった。

 

「あんた、あの黒い戦術機の衛士なんだろ!」

 

「ああ、そうだな」

 

(やっぱりか。あの戦術機捌きだもんな)

(中佐の旦那さんだもんね)

(………)

 

ワイワイと子供たちの勢いに押されながらも

どうにか質問に答えていった。

しかし、イムヤは疑問が浮かんだ。彼らの質問の中に出てくる『雪原の亡霊』とはいったいなんなのか、イムヤは逆に質問してみた。

 

「なぁ。さっきからでて来る雪原の亡霊ってなんだ?」

 

「知らねーのか。ソ連じゃ有名な話だぜ!

氷の魔女の後ろには雪原の亡霊がいるって」

「BETAのソ連侵攻を阻止したって話だよー」

「結構昔の話だけど今でもソ連じゃ伝説だぜ」

 

「そ、そうなのか。ってことは氷の魔女は「無論、私だ。大尉」

 

 

いつの間にか目の前にラトロワがいた。子供たちはラトロワの周りに集まっていくがそれでもイムヤの周りに十数人、残っていた。

 

「ナターシャ。私はコイツと二人っきりで話がしたい」

 

「了解しました。帰るぞ」

 

ナターシャと呼ばれた子の一声で集まっていた子供たちは蜘蛛の子を散らすようにかえっていった。

ラトロワは周りにいない事を確認してから話を切り出した。

 

「私達に二つ名が着いたのは貴様が居なくなった後の話だからな。貴様が知らないのも無理はない」

 

「出来りゃ話してもらいたいがお前が嫌なら話さなくても構わない」

 

「構わんさ。だが話してる間だけ、貴様は大尉ではなく中佐としていてほしい。頼めるか?」

 

「そういう事ね。イイぜ」

 

「そうだな。どこから話そうか」

 

彼女の口から昔話が話された。

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