トータル・イクリプス Cold of united front【凍結】   作:ignorance

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エスコン7が楽しい。
使う機体は無論Su-37。
定期的に更新できるようになりたいなぁ。


stage 23

あれから約2週間の間が空いた。

その間に不知火・弐型はフェイズ2となり、尚且つ派手な色彩のデモンストレーターカラーとなっていた

。不知夜も以前のフェイズ2'(ツーダッシュ)から本来のフェイズ2に戻っていた。

99式も無事に帝国に返還され、開発部隊はカムチャツキーからユーコンへと戻り、次の作戦に備えていた。のも束の間。

総合評価演習(ブルーフラッグ)が始まり、イムヤ率いるスコーレスト小隊は案外、快勝中だった。

 

「連勝♪連勝♪賭けた整備兵に何かおごってもらいましょうよ、隊長♪」

 

そういったのは《スコーレスト03》クラリッサだった。自分用にカスタムされた機体《ファルクラム改》の調子もよく、試合中に確実に一機は落としていた。

彼女の言ってる賭けとは整備兵あるあるの件で小隊の勝敗で賭けるものだった。賭けの総評から見るとスコーレスト小隊はドベに近いため、小隊の整備兵以外相手の小隊に賭けることが多いので、こちらに賭けた兵は結構な大金を稼げるのだ。

 

「幸い、明日は試合もないですしね。クラリッサの案に乗ってもいいですよね?隊長。…隊長?」

 

アレクサの言葉に耳を傾けずに空を見続けているイムヤがそこにはいた。上の空というわけではなく、まるでそこから何かが来るかのように一点を睨みつけていた。

 

(ブルーフラッグまで来たか。ここまで来ると遅かれ早かれ、F-22(ラプター)と戦うことになるな。そうなると一旦、帝国にもどならければな。第四計画が潰されるよりも先に)

 

「…尉?大尉!聞いてますか!」

 

「あぁ。聞いていない」

 

「正直に言う人がいますか!」

 

「んで、飲みにでも行くのか?別に構わんが問題は起こしてくれるなよ?」

 

「しっかり聞いてるじゃないですか!それに大尉も一緒ですよ!」

 

「え〜。俺、そこまで酒好きじゃないんだが…」

 

「他の小隊との交流もかねてです。行きますよ」

 

ヤレヤレと思いながらも結局イムヤは同行することにした。他の小隊とは顔合わせ程度しか会ってないのもあるが、たまには一人酒も悪くないと思ったからだ。

 

(はぁ。アイツがいてくれりゃあな。まぁ、良佑と今後について話すのもいいか)

 

帝国のことにしろ、ブルーフラッグのことにしろ、酒の肴は異様にたくさんある。不知夜の強化案もそれには含まれていた。

黎明作戦までの時間にすこしでも勝てる筋を創らなければならない。たとえ自身すら武器として想定したとしても。

 

「わーたよ。いきゃいいんだろ。ただ面倒ごとだけは起こしてくれるなよ」

 

「最初からそう言ってくれればいいんですよ」

 

「…姉さんが初めて口論で勝った」

 

「お姉ちゃん、基本受け身だもんね〜」

 

「何言ってるの!?二人共!」

 

(まぁ、少なからずここは平和だな。BETAにやられた後だってのによ)

 

ソ連の上層部(うえ)が考えていることなどイムヤには到底解らないが、ラトロワ率いるジャール大隊の無事を今朝知れたため、先程の試合で不知夜が大暴れしたので総評自体は上位陣に食らいついていた。

…が、イムヤにはあんまり関係なかった。

イムヤの目的はすでに決まっている。

不知夜でラプターを撃破することで不知火の強化機体の有能性を確立させること。そして不知夜と不知火・弐型をフェイズ3に移行させることでΓ標的に対する機体を完成させる。

それが彼のここでの目的だった。

とはいえやっと不知火・弐型の改修が確立したため、遅れているのは間違いなかった。

 

「…たまには飲むか。吐かない程度に」

 

別の理由で行くことが確定したような一瞬だったがこの後のことは言うまでもない。

 

 

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