黒い球と共に   作:八雲ネム

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今回は物凄いグダグタな枠です。
恐らく、人によっては見るに堪えないものかもしれません。
それでも読みたいという方は読んでくれると助かります。



それでは始まりますよ~。


第17話 2連続ミッション

「ゆびわ星人ね」

「なんか、ごつそうね」

 

 俺達は、ガンツの討伐ミッションを見ながら思い思いのことを発言した。

 前回のミッション時、かなりの人数が生き残った訳だがそれでも数人がガンツによって呼び出されていたので彼らに対する説明は、加藤に任せて持っていく装備を決めていく。

 俺は今回、Zガンを使用するので岸本はXショットガンを2挺も装備して行くことになり、西は相変わらずのZガンで風や坂田、桜井以外もXショットガンを装備。

 

 訓練で決めたのは、2人一組になって必ず1体は倒すようにするというもので風や和泉といった実力者は、単独行動でも良しとした。

 これは、実力がそこまで高くないメンバーに足を引っ張られる可能性が高いからで、早めに終わらせるためにそういう風に決めたが今回はあっさりと終了した。

 いやだってねぇ、風なんかは格闘技のプロだから良いとしても坂田と桜井が超能力で、かなりの強さを発揮したのですぐに終わることができた。

 

 そのため、今回の採点結果を見ると1体当たり10点だったようでこいつら、強すぎじゃねぇかとも思ったりしたがミッションは終了したのでお開きとなった。

 その際、岸本とレイカが初参加の女性から愚痴を聞いていたようだがその話は後で聞くとして、玄関から出ようとしても出られないらしい。

 それを聞いた西が、苛立ちげに聞き返したが次の瞬間には例の曲が流れてきた。

 

「ねぇ、誠くん」

「オイオイ、マジか。2連戦とか滅多にねぇぞ」

 

 2連戦と言うことに、俺は一抹の嫌な予感を感じながらその星人を確認すると小島多恵というのが目標らしい。

 「やべぇよ、やべぇよ」と思いつつも初参加のメンバーが1人、ミッション中に原因不明の死を遂げているので恐らくは写真なんかの類いに写ってしまったのだろう。

 できるなら、生かしてやりたいのが本心ではあるが仲間割れしてまで、恋人でも親族でもない奴を守る義務はないので致し方ない。痛みも無しにさくっと殺してやろう。

 

 

 

「ここは……」

「マップでは比較的、近くにいるようね」

 

 ガンツの転送が終わった時点で、メンバーと行動を確認する。

 そもそも、岸本の発言では恐竜戦でくたばった玄野の彼女は今回のターゲットな訳で、恐らくは恋人を失って記憶が薄れないように行動していたのだろうと予測できる。

 しかし、ガンツから提示されたミッションをクリアしないと全員の点数が、ゼロになりかねないので情状酌量の余地はない。

 

 生憎、肝心の玄野がいないので呼び出す役目は岸本に任せた。

 何故なら、小島多恵とはある程度の関わり合いがある上にこまめに連絡も取り合っているので、『玄野の手掛かりが少し掴めた』などで誘導すれば簡単にやれる。

 レイカや加藤は、やや不服そうだったが止めるんだったら実力行使をしてくれ、と言ってから俺は行動に移した。

 

 まずは、小島多恵の家に行って当の本人がいるかどうかを確認して発見次第、率先して潰そうと思う。

 理由は只の人間、しかもか弱い少女を写真に写っただけで殺すとは思えない。

 ガンツがやることに、意味があるとするならば俺達を試している可能性がある。

 人間を殺めることへの意識について、ガンツから問いが出てその回答を行動で示せと言っている気がしてならない。

 

 さすがに、考えすぎかもしれないがだからといって考えるのをやめたら、そこら辺の動物と変わらない気がしてきた。

 以前の俺だったら、こんなことを考えずに速攻で躊躇なく殺していただろうが、岸本との同居生活で少しは変わってしまったようだ。

 そのため、ターゲットの家に到着すると他のメンバーも来たようなので、玄関をガンツソードでこじ開けて家に押し入った。

 

 一戸建てで、2階もあるとするなら大概は寝室も2階にあるので片っ端から開けていくと、道路に面した部屋に彼女はいた。

 これから、寝ようとしていたようで部屋の灯りは点いていなかったが新宿での事件で、見かけたのですぐに彼女だと思った。

 とは言え、いきなり不法侵入しているのだからかなり不安がっていたのでこう言った。

 

「今夜の出来事は全て夢だ。だから安心して眠ると良い」

 

 俺はそう言いながら、ガンツソードで彼女を切り捨てた。

 すると、彼女は抵抗できずに力無く倒れると転送されるかのように頭から消えていったが、床には大量の血が流れていて壁にも多少の返り血が付いてしまった。

 綺麗に切れないものだな、と思いながら佇んでいると俺も転送が始まったようだ。

 

 

 

「竜崎………」

「竜崎くん………」

 

 転送が終わり、例の部屋に戻るとどうやら俺が1番最後だったようだ。

 そのため、加藤達は怒りを露わにした表情を作っていたがそれを無視して採点結果を見ると、100点メニューが出てきたのでメモリーを表示させた。

 表示された写真を見ていくと、小島多恵の写真もあったので俺かこう言った。

 

「3番……小島多恵を再生させてくれ」

「なっ!?」

「オイ!!」

 

 俺がそう言うと、和泉と西は驚きを隠せなかったがそれとは裏腹に窓の外に向かって、光線が出ていったので再生されたんじゃなかろうか。

 それを確認すると、和泉が俺に掴みかかってきてこう言ってきた。

 

「竜崎!お前なんで再生させるような真似をした!!頭が吹っ飛ぶ可能性があるんだぞ!?」

「そうだ、竜崎。お前らしくもない」

 

 泉の言葉に、西が同調してきたので釈明をした。

 今回のミッション、本当にただ単純に殺すことが目的なのかというものでそれに関して、俺はそう思わないとした上であくまでガンツにとっての余興程度にしか、感じていないと考えている。

 これでもし、また彼女の討伐ミッションが出た時には好きなようにしてくれて構わない、と伝えると和泉達は何も言わなくなったので帰るつもりで玄関に足を向けた。

 

 すると、今度は加藤達から話しかけられた。

 

「竜崎、これでもしお前が死んだらどうしたらいい?」

「好きにしろ。俺はこの部屋に来てから充分に楽しんだ。その上でくたばれるんだったら文句はないさ」

「だったら私が復活させてあげる。ここまで生き残れたのはあなたのおかげなんだし」

「………好きにするといい」

 

 俺の言葉に、岸本がそう言ったのでそう返すとにこりと笑って付いてきてくれた。

 

 

 

 こうして、2連続のミッションは終了した。




なんて言うか、2つのミッションを無理に1つの枠に収めた結果がこれですね。

原作主人公がいないと、ここのパートって物凄く短くなると思っています。
原作ヒロインを積極的に生かそうとするメンバーがいませんので。
なのでこうなりました。


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