黒い球と共に   作:八雲ネム

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たったの2時間半程度で書き上げました。
内容はやや、あっさりしているかもしれません。
1週間の有給が終わってしまったのでこうなりました。ごめんなさい。


第20話 オニ星人討伐戦③

「くっそ……」

「くぅぅ……」

 

 竜崎が吹き飛ばされた後、残った加藤達で戦っていたが1人また1人とやられていって、最後は岸本とレイカが残った。

 途中で、西達も参戦したもののオニ星人の最後の力で吹き飛ばされたものの坂田の力によって、オニ星人の視力は大きくダウンした。

 その坂田は、胴体に大穴を開けているので速く転送しないと手遅れになってしまう。

 

 しかし、度重なるオニ星人の攻撃でレイカのスーツがおシャカになったのと、岸本が持っていたZガンが破壊されてXガンが2丁しか手元にない。

 そのため、岸本がそのXガンで撃ちまくったもののオニ星人に吹き飛ばされると、彼女のスーツもダメになった。

 残ったレイカも、Xガンを構えたが使えないスーツではマトモに避けきれる訳もなく、そいつに捕まえられると握りつぶされる覚悟をした。

 

 だが、オニ星人は1つのことを失念していた。

 それは竜崎が、今までにパワードスーツを使っていないことだ。

 その結果、ハードスーツがクッションになってその下のスーツはほぼ無傷だったため、全速力で来た竜崎はガンツソードを振りかざしてオニ星人の片腕を切り落とした。

 

「ガアアアアア!!」

「お前の敗因は、1人でやろうとしたことだ」

「キサマァ!!」

 

 一方のオニ星人はボロボロ、もう一方の竜崎は体力を消耗していると言ってもほぼ無傷。

 その差は、殴り合いになると歴然の差となって一方的な流れになった。

 そして、一旦は投げ捨てたガンツソードを再び拾い上げて構えると、その隣に立つ人物がいた。

 

「和泉、息を合わせられるか?」

「無論だ。この戦闘で勘は取り戻した」

「よし、なら行くぞ」

 

 和泉のスーツも、おシャカになっていたがそれでも身体に傷らしい傷がなかったので、息を合わせてオニ星人に切り込むと終わりにしてはあっさりとした幕引きだった。

 そのぐらい、オニ星人はダメージを蓄積していたようで和泉が首を切り、俺が胴体を切ると首がなくなった胴体は上下に分かれて落ちた。

 そして、和泉は近くに落ちていたXショットガンを拾ってそいつの頭を吹き飛ばすと、やっと終わったんだという実感に包まれて大きくため息を吐いた。

 

 そして、俺達は転送を待っていると周囲の人間達から歓声が上がった。

 

「どうなってんだ?」

「恐らく、ガンツが不調のようだな。だが今回の場合、そのおかげで助かった部分もある」

「はぁ?」

「時間を見てみろ」

「………そう言うことか」

 

 和泉の質問に、俺が偶然にも生き残っていた街灯の時計を指さすと、ガンツが示したタイムリミットを大幅に過ぎていた。

 それを理解した彼は、納得した様子で頷いていたが周囲の観客は俺達と何か、話したがっていたが生憎とタイムオーバーだ。

 何故なら、俺達は負傷者を始めとしたメンバーと共に転送が始まったからだ。

 

 

 

 そして、俺達はヘトヘトになりながら例の部屋に帰還することになった。

 

 

 

 

 

「誠くん、無事だったんだ」

「まぁな。最期まで見届けたいし」

 

 俺が転送されると既に岸本やレイカ、風やホイホイが部屋にいて俺達は生き残ったメンバーを待つことになる。

 そのため、待っていると次に和泉と加藤が出てきてその後に子供と多恵が転送されてきた。

 この2人は、ラスボスのオニ星人とはやり合わずに遠くから見ているだけだったので助かった。

 そして、おっちゃんである鈴木さんと稲葉が転送された後に、西と斉藤が来たので和泉は急かすようにこう言った。

 

「ガンツ! 採点を始めろ!」

「後、坂田が残っている。ベルが鳴るまで待とうじゃないか」

「早くしろ!」

 

 俺がそう言うと、和泉がそう返したので西も同調しているとベルが鳴ってしまった。

 

「くそ、手遅れだったか」

「………」

 

 俺が悔しげにそう言うと、岸本達の表情が暗くなったので採点結果に移った。

 すると、それぞれの採点結果は以下の通りになった。

 

 

 レイカ

 102点

 TOTAL 102点

 

 

 筋肉らいだー

 115点

 Total 115点

 

 

 ハゲ

 100点

 Total 100点

 

 

 稲葉

 0点

 だいジョブ!

 100人乗れる(笑)

 

 

 ホイホイ

 0てん

 あそびすぎ

 なつきすぎ

 

 

 タケシ

 0てん

 TOTAL 0てん

 おうえんしすぎ

 泣きすぎ

 

 

 タエちゃん

 0てん

 Total 0てん

 力なさすぎ

 怯えすぎ

 

 

 和泉くん

 126てん

 Total 142てん

 

 

 西くん

 105点

 TOTAL 127てん

 

 

 斉藤ちゃん

 96点

 TOTAL 111てん

 

 

 かとうちゃ(笑)

 73点

 TOTAL 98てん

 

 

 

 

 きしもと

 97点

 TOTAL 126てん

 

 

 りゅーざき

 98点

 TOTAL 101てん

 

 

 採点結果はこのようになり、和泉と西、そして斉藤は即座に強い武器を選んだが風と鈴木さんによって、坂田と桜井が復活した。

 2人は最初、混乱こそはしたが生きて帰れることを実感したようで涙を流していた。

 一方、意外だったのは岸本とレイカで2人だったら死んだ人を生き返らせるんだろうなぁ、と思ったが強い武器を選んだ。

 理由は、どうやら本気で俺の奪い合いが勃発しているらしい。

 

 最後に残った俺は、加藤にあることを聞いた。

 

「加藤、俺の点数で玄野を生き返らせることも出来るが……どうする?」

「………」

「玄野?」

 

 俺の質問に、加藤がだんまりだったのは小島多恵の目の前で聞いたからだ。

 小島多恵が玄野の彼女だと言うことは、東京チームの間では当たり前になっていたので加藤は言いにくそうにしていたが、多恵はそんなことを知らずに聞いてきた。

 

「計ちゃんがここにいたんですか?」

「以前にな。だけど今夜のような戦いでくたばってね。丁度、彼がいなくなった日のことだよ」

 

 俺は、多恵の悩み事や玄野の周辺の状況について岸本経由で聞いていたので、そう言うと彼女は鬱無手しばらくしてからこう言った。

 

「失踪する前、通りでおかしかったんだ。何かを隠しているような感じだった」

「………」

「だけどここに来てはっきりした。計ちゃんがここで戦っていたのなら、私だって戦う必要がある」

「………」

「だから竜崎さん」

「おぅ」

「計ちゃんはまだ、生き返らせないで下さい。私が生き返らせたいので」

 

 小島多恵はまだ、顔を青ざめていたがそれでも覚悟を決めたようなので俺はそれ以上のことを彼女に言うつもりはなく、逆に加藤に聞いた。

 

「だとよ、加藤。どうする?」

「………じゃあ、俺からもお願いします。元々は俺が目を離した隙に起こってしまった出来事なので」

「あいよ、じゃあガンツ。2番でよろしく」

 

 俺がそう言うと、ガンツの画面は消えていって俺達は解放されることになった。

 そのため、俺達は次の訓練はどこでやるかなどを決めてからお開きとなった。

 

 

 

 

 

「もしもーし、鈴木さん」

『竜崎くん? どうしたの?』

「お開きになった時に聞きそびれたんだが鈴木さん家ってご家族とかいる?」

『どうしてだい?』

 

 俺の質問に、鈴木さんが聞き返してきたので理由を説明した。

 タケシという子供を引き取った風は、博多から東京に上京してきたから長くいれる宿がない可能性があること。

 もし可能なら、風達に部屋を貸してやって欲しいと伝えると彼は納得した様子でこう言った。

 

『なるほどねぇ。確かに子供を連れて野宿は大変そうだから機会があったら私からも言っておくよ』

「すみません、ご家族もいらっしゃるのに………」

『何、妻に先立たれてから1人で寂しかったからねぇ。良い機会だから2人分、孫が出来たように接していくさ』

「ありがとうございます」

 

 俺と鈴木さんで、そう言い合ってからある程度の雑談をしてから電話を切った。

 これで、風達の宿も出来たと思いながら岸本と一緒に帰っていった。




と言うことで、多恵ちゃんが星人相手の戦うことを決意。
それと同時に風達の宿も決定。彼らは原作終盤まで、宿無しだったので早めに決めさせようと言うことでこうなりました。

原作終盤はとにかく、主人公とヒロインが出会うシーンが長引いたのでそう言ったのはカットしていきたかったんです。
許して下さい!何でもしますから!!(実行するとは言っていない)
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