「うォおおォォタケシ!! タケシィ!!」
俺がぬらりひょんをぶった切り、同じハードスーツを着ていた岡八朗が立ち去ってからしばらくして和泉がトドメを刺そうとした。
何故なら、ぬらりひょんとの殴り合いで息を切らしていたので整える必要があったのと、既に100点以上を取っているからだ。
これ以上、点数をとってもチームにとって意味がないので他のメンバーに譲ったところ、和泉がトドメを刺すことになったがそこで変化があった。
しばらくは動かないだろう、と予想していたぬらりひょんから小さな鉄球の塊が出てきて、ある程度の高さまで浮かび上がると破裂するかのように飛び散ったのだ。
その結果、ぬらりひょんの近くにいた和泉や加藤、岸本やレイカのスーツがおシャカになって、タケシのスーツもダメになった上に負傷してしまった。
そのため、風の言葉に彼は苦しそうにうめくだけだった。
「お…おお、死ッ死ぬな。死なんでくれ、うう……」
その事実に、東京チームは呆然となっていたがそんなことはお構いなしに、ぬらりひょんは次の形状に変化していた。
それを見た風は、動揺していた気持ちを抑えつけてこう言った。
「待っとけタケシ……ヤツは俺が殺す」
「俺もやるわ。今の内にボコしておけば大丈夫やろ」
「だな。とっとと片付けよう」
その言葉に、色男と坊主頭がそう言ったので一先ずは彼らに任せることにした。
ぬらりひょんが次に、どういった再生を取るのかがわからない以上はここで無駄に体力を使う訳にはいかず、万全の状態に持っていきたい。
もしも、ここでアイツがくたばってくれればそれで良し。
そうでなくても、戦える状態になっていればある程度の抵抗は出来るはずだ。
そう思っているといきなり、風が大笑いをし始めたので周囲は驚いているが俺にはわかる。
例え、平均レベルの女性の身体をしていてもその存在感が尋常じゃない。
とにかく、その威圧感だけで足がすくんでマトモに動けなくなるレベルなので俺や岡ならともかく、風レベルでもそれなりに辛いはずだ。
しかし、ぬらりひょんが再生しきるとその状態から一気に戦闘に移った。
まずは風が顔面を殴り、色男が蹴りをぶち込まして坊主頭がXショットガンで撃ち込んだ。
すると、女体化したぬらりひょんのキモい顔面が大きくヘコんで足の骨が折れ、右腕が吹き飛んだ。
だが、四肢が破壊されても痛がらないのが高得点の星人で、特にぬらりひょんの場合は100点だ。並の星人よりも遥かに強い。
だが、人間の姿になったせいで風達でも攻撃ができるレベルになった様で頭を粉砕することができた。
しかし、すぐに再生してキモい頭が2つ生えたのでさらに攻撃を加えていった。
このまま、いけるかとも思ったものの胸部から手足が生えて不意打ちをして来た上に突然、複数体に分裂してリンチをするかの様に風達を囲って攻撃して来た。
突然の変化に、風達は一時的に不利になったがそこをなんとかするのが、格闘技を学んだ風と経験豊富な大阪チームの奴らだ。
すぐに、それぞれの特技で分裂体を破壊し尽くすと残りはわずか4体になったので、加藤達の火力支援もあってすぐに倒せた。
その事実に、加藤達も一安心したのだがタダで終わらないのが100点星人のぬらりひょんだ。
すぐに、再生したので軽く浮かれていた加藤達の表情に絶望が浮かんだ。
新たに再生した姿のぬらりひょんは、正に100点に似合う体格と外見をしていてもはや並のメンバーでは倒せないレベルの雰囲気を醸し出していた。
そのため、風が立ち向かったもののぬらりひょんにとってはつまらなそうに一蹴したので休んでいた俺が戦うことにした。
「ほう?お前か」
「はん、かなりごっつくなったなぁ」
「そうだ。お前は面白そうだから手加減は無しだ。全力でやる」
「そうか………」
その言葉に、力なく倒れている風を加藤達に頼んで立たせて距離を取ってもらうとすぐに殴り合った。
加藤side
「くっ!早すぎる!」
「まともに支援できないわ!」
竜崎とぬらりが戦い始めたが、それは今までの戦いとは比べ物にならないほどに早くて支援できそうにないため、このままでいいのかと思ったが大阪チームに呼ばれて適度に離れてから彼らの説明を聞いた。
「ヤツの感知外からの狙撃!?」
「せや。さっき、アイツの奇襲を受けた時に再生の仕方が遅かったやろ?」
「確かに。竜崎さんが後ろから切りつけた時の再生は遅かったです」
「なら、バラバラに散って狙撃するしかないじゃない?」
「そうね。纏まっていたらいっぺんにやられちゃうし」
そうか、それならまだ倒せる可能性がある。
そう思った俺達は、誰が竜崎に元に戻ってそいつ以外が狙撃するかを決めてからそれぞれの配置についた。
くそっ、狙撃するって言っても早すぎるんじゃないか!?
散らばってから、エリア内にあった竜崎がよく使うZガンを橋の近くに置いて来て、ぬらりが戦った橋に戻った時間はおおよそ15分ぐらいだ。
その間に、竜崎の下半身と思われるものが橋の上に転がっていてそれを確認した後、立て続けに起こった地震の様な揺れが起こった後にぬらりが飛んで来た。
「逃してしまったがもういい。わかったからな」
ぬらりはそう言ったが、竜崎の死で軽く動転していた俺はその言葉の意味を深く考えずに武器を構えた。
しかし、ぬらりの行動は竜崎と岡の戦いで洗練された様で俺には全く見えなかった。
その結果、持っていた武器を落として時間稼ぎをするために俺はぬらりに質問した。
内容は何故、俺達が戦い続けるのかというものだったが神の存在について逆に質問された。
質問を質問で返されたことに内心、舌打ちをしながらもぬらりの質問に答えていく。
そして、ぬらりが言うには神がぬらりの様な存在を生み出したので、災害として受け入れるしかないと言った。
だか、俺はそんなことはないと思う。
何故なら、災害ならどうしようもないがだからといって討伐できる星人はやりようによっては、生き残って戦うこともできる。
だから、お前達の様な存在を神だとは思わないと思っていると、ぬらりの身体に変化が起きた。
ドドン!!
その音と共に、ぬらりの左腕と左胸部が爆ぜた。
その直後、ぬらりの周囲で連続した爆発が起こったのでこれで俺も距離を取れる、と思って移動を開始した。
少なくとも、ここまではいいとして後はZガンで撃ち込むだけだ。
そう思って、その武器が置いてある場所まで走ったがその途中でビームを撃ち出したので、その爆発によって俺は足が破壊されながら吹き飛ばされてしまった。
だか、身体に異常は感じられない上にZガンの近くに落ちた様なのでそこまで這っていき、それを拾い上げて構えた。
しかし、照準を合わせようとしたところでぬらりに気づかれてしまい、ここまでかと思ったが更に驚くべき変化があった。
何故なら、ぬらりに奇襲をかけたやつがいたからだ。
あ”あ”あ”あ”あ”あ”、大阪編は面倒じゃー!
ぬらりの外見を表現するのが面倒なんじゃー。
とは言え、そんな面倒なのも次回にはおさらばと言うことで大阪編は次回、終了します。ハイ。
それに伴って、アンケートの期限も決定しますので投票がまだな人は投票をオナシャス。
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