黒い球と共に   作:八雲ネム

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わからん………わからんよ(´・ω・)
これから私は!何に縋って書けばいいのよ!!教えてよ!ねえ!(´;ω;`)

意訳:誰か、GANTZの二次創作をハーメルンで書いてほちぃ(´-ω-`)

そんな訳で、本編が始まりますよ~(・∀・)


第33話 崩壊する世界の中で

 絶ッてェ、諦めねぇ!!

 最後の最後の最後の最後まで死んでたまるかよ。

 生き残ってやる!!

 

 ある高校の屋上では、少年が恋人と共に決意を新たにして………

 

 

「ハァッ、ハァッ………どーするッ、どーするッ!!」

「にいちゃん………」

 

 ある駅前では、地下鉄に繋がる入り口で弟を守るために考え、Zガンを手に巨人に立ち向かい………

 

 

「師匠ッ!師匠ッ、守ってください!!」

 

 街中では、恋人を守るために寿命を削ると知りながら超能力を使い………

 

 

「うおおおおおーーーー!!」

 

 別の場所では、小さな相棒を守るためにその筋力を使って巨人の背骨を壊し………

 

 

「ふん!」

 

 他の駅前では、己の経験と勘を使って恋人を攻撃しようとした巨人をZガンで倒していた。

 

 既に自衛隊は、総力を挙げて防衛出動を行なっていたが数が多すぎる上に彼らの装備では全くと言っていいほど、歯が立たない状態なのでいたずらに犠牲者を増やしていった。

 そして、各々が対峙した巨人を倒しきる頃には自衛隊による組織的な抵抗は不可能になり、実質的に日本は負けたことになるがそれでも一部では抵抗を続ける奴らがいた。

 

 その1つが、竜崎達がいる場所だった。

 

「ここら一帯の討伐は完了。スーツにダメージは?」

「大丈夫………ノーダメ」

「私もよ。これもミッションの一環かしらね?」

「わからんが転送はされないからダメージは受けられないぞ」

 

 俺がそう言うと、彼女達は頷いたが周囲にいた生存者達から感謝された一方で、現状ではどこまでやれるかわからない状況だ。

 何故なら、今回の件で奴らは軍隊や警察機構の様に異常なまでに数が多いので、戦い続ければ最初に体力切れに陥るのはこっちが早い。

 日本中のガンツメンバーをかき集めても、今回は勝てる見込みが低いのが現実だ。

 

 となれば、前回のはこの時のための予行練習みたいなものだったのか。そんな予行練習は嫌だが。

 そう考えるとあの強さに納得できるが、こうなった以上はどちらかが負けるまで戦い続けるデスゲームになるな。

 侵略してきたのは向こうだが、俺にだって地球で生きてきたプライドのプの字ぐらいはあるし、誰かに塀の中で生かされるよりかは外を歩き回る自由のために戦ってくたばる方がいい。

 

 そう思いながら、岸本達とガンツがある部屋に向けて歩き始めようかと考えて声を掛けようとした時、10体ぐらいの巨人が俺達の周囲に降り立った。

 

「Oh………マジかよ」

「誠くん………」

「やるしかないよね?」

「あぁ………せーのっ!」

 

 周囲の人達は、絶望して叫んでいるだけだったがそんな中でも冷静だった俺達は掛け声と共に、それぞれのZガンの引き金を引いて3体の巨人を瞬殺した。

 そのため、奴らも自分達が使う武器の引き金を引いた様で銃口に光が集まり始めたので、弾が発射する直前で高く飛び上がった。

 理由は、あいつらが使う弾は地球で使われている弾丸とは違ってCDやDVDの様な巨大な円盤を丸鋸のように撃ち出すタイプなので、左右に軽く避けた程度では巻き添えを食らう。

 

 その結果、スーツを着てないために高く飛び上がれなかった人達の殆どが、体などを真っ二つにされて死んでしまったが見知らぬ人の生死に構っていられるほどに余裕はない。

 そう考えながら、Zガンの引き金をさらに引いて2体ほどの巨人を倒して着地すると奴らの反撃が始まった。

やられると一発アウト、と意識しながら攻撃の手を緩めずに対処して行くと増援と思われる奴らも殲滅できた。

 

「誠くん、大丈夫?」

「なんとかな。今回は流石に危なかったけど」

 

 岸本が聞いてきたので、そう答えたのだが今回の星人は今までの星人と違って野生の動物の様に暴れ回るよりも、軍隊の様に統率の取れた動きをしている。

 そのため、流石の俺でも一瞬でも気を抜くとくたばりそうな予感がしたので、岸本達のフォローができなかったが彼女達も無事な様だ。

 その事を確認するといきなり、周囲からバチバチという音と共にガンツスーツを着た奴らが現れた。

 

 いきなり、現れたので多少は警戒したがどうやら他の都道府県から来たメンバーらしく、他の場所で巨人を捕虜にしたらしいので一先ずは見に行くことにした。

 何故なら、今回の侵略を起こした奴らがどういった存在なのかを確かめる必要があるからだ。

 そんな背景から、巨人がいる場所に向かうと全身を覆っていた鎧を脱がされている様で中の人物がよくわかる様になっていた。

 

 姿形こそ、俺達と似ているが顔はどちらかと言うと犬に似ている上に目は2対4つと微妙に違っている。

装備は外されているとはいえ、宇宙を渡って来た奴らだ。

 どんな装備を身につけているかはわからないので、警戒するに越したことはないが今の所は大丈夫だとして一先ずは手を頭の後ろで組ませて跪かせると、複数人いるうちの1人が何がを喋り出した。

 恐らく、彼らの言語だろうが俺達からすれば訳の分からない言語なので警戒度を高めた。

 

 一方、岸本やレイカは自分達と似た種族が侵略して来たことに驚きを隠せない様でほぼ棒立ちになっていた。

 しかし、喋り出した奴が急に手をピストルの形に変えると雷の様な弾をガンツメンバーに放った。

 すると撃たれた奴は、スーツの防御力を無視した攻撃で即死したのでその場は軽い混乱状態になったが、ガンツメンバーの反撃で捕らえられた巨人達は全滅した。

 彼らは思い思いに愚痴を呟いたが、その場が落ち着くとアイドルであるレイカが一緒にいると気が付いた彼らはかなり興奮した様子だった。

 

 とは言え、日が暮れ始めたようで辺りが暗く始めたので一旦はお開きとなって、それぞれの帰る場所に戻っていった。

 

 

 

 

 

 玄野side

 

 

 竜崎達が生き残り、自宅に戻る時間と同時刻に玄野達は学校から休める場所に移動している最中であった。

 学校を襲った2体の巨人は、彼の恋人である小島多恵との共同撃破によって殲滅されていたため、巨人族の英雄の弟が戦死していることは兄には伝えられていない。

 これは、小島多恵が敵は一体残らず殲滅せよとの岸本の教えを守った結果であり、それを見た玄野はやや複雑そうな表情をしていたが玄野自身も友人を殺されたりしているのでなんとも言えなかった。

 そして、日没直前の巨人族の動きを見て気が付いた。

 

(そろそろ夜になる。それに合わせてあのデカイのが全部、要塞に向かっているとなると夜は攻撃してこないのか? ………いや、交代で戻っているだけかもしれない。だけど交代中は休めるんだ!)

 

 そのことに気が付いた彼は、恋人である多恵を見ると彼女も同じことを思っていたようで近くのホテルに入って休むことにした。

 例え、星人討伐のミッションをこなして行っても人間というものは疲れるものだ。

 疲れがあると身体の動きが鈍り、眠気があれば正常な判断が出来なくなるため、休める時に休むのがサバイバルでの鉄則である。

 異星人の侵略によって、政府機能の殆どが麻痺している現状では警察機構や自衛隊に頼ることは実質的に不可能であり、自分の身は自分で守るしかない。

 

 玄野の場合、家族関係はあまりよろしくないので特に気にしていないが小島の場合、実家から高校に通っていたので心配している様子だった。

 可能なら、実家に帰らせたいがこれからどうなるかがわからないのであまり無理はさせたくはない、と玄野は思っている。

 そのため、2人で抱き合っていると彼女から話し始めた。

 

「なんか、大変なことになっちゃったね」

「あぁ、これがカタストロフィってヤツなんだな」

「竜崎くんが言っていたこと?」

「文明崩壊なんて言っていたけどまさか、異星人侵略だとは思っていなかった」

 

 小島の言葉に、玄野は自分の思いを吐露していくと彼女は彼にキスをしてからこう言った。

 

「私は計ちゃんと一緒にいられるから良いかなぁって思ってる。お父さんやお母さんに会えないのは辛いけど」

「………必ず、会いに行こう。会って家族になることを伝えよう」

「うん」

 

 玄野は、小島の悲しそうな笑みを見て決意を新たにする。

 彼女を守り、彼女と共に歩み、共にこの惨劇から生き延びると言うことを。

 

 

 

 そう思いながら、2人は寄り添って眠りに入っていった。

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