本来なら、40話目や50話目でやるべきでしょうがなんとなくでロシア語をぶち込んでみたかったんです。
なので許してください。なん(ry
「どうした?」
「ネットでボロカスに叩かれてる。ホラ」
「………確かにな」
「テロリスト………俺達のことか?」
飯を食い終え、休憩もそこそこに次の施設に向かう時に玄野が自身の端末を見ていると、微かに驚いたのでそれを見せてもらった。
すると、先程まではネットですら使えなくなっていたのにネットが繋がっていて、その中には民間人を撃ち殺した瞬間を捉えた画像の他に巨人と人間とが手を重ねた画像が乗っていた。
そのため、詳細はわからんがネット上では俺達に対しての悪口しか乗っておらず、ゴキブリなんて言われている。
まぁ、あの場には写真や動画を撮っていた奴はそれなりにいたのでそいつらがネットに上げたものを、情報操作で俺達を悪者に仕立て上げようとしたのだろう。
日本は情報戦で弱いのは、近代史から見ればわかるのだがまさかここまでとはね。
確かに俺達は今まで自分の命優先で黙っていたとはいえ、手を重ねた写真がどこで取られたのかさえもわからないのにそれにまんまと乗せられた奴らが騒いでいるようだ。
それに、俺の端末でも確認すると宇宙船の中で撮られたと言っていたが、だったら最初から文明を崩壊するほどの攻撃をするかね。
こちらから奇襲をかけた、などだったら反撃のために仕方ないとしてもう少しまともな交渉の場を持ってもおかしくない、とは思うんだがねぇ。
そう思えるのも、俺達が抵抗できる力を有しているからでそれを持っていない奴らからすればいつまで我慢しないといけないのか、という不安から一刻も早く解放されたいのだろう。
だから開示された情報に飛びかかるし、宇宙船に行こうとする奴らが増えるので俺達はすぐに行動に移した。
西side
「ムリだよ………」
「くそッ、なんで出せねぇーんだよッ!!」
「なんかプロテクトが………ハッキング?あり得ない」
俺は、竜崎が使う巨大なロボットを出せないことに苛立ちを隠せずにガンツの壁面を殴ったが、それよりも気になる単語が出てきた。
「ハッキングされてる?お前が?」
「あ………………あ!!そうだ!!ヤバい!!」
ガンツの焦った声とともに、敵の兵器がこの部屋に転送されてきた。
竜崎side
「………おかしいな」
「変な所に転送されたぞ」
一方、俺達が転送された場所は東京でも例の部屋でもない場所、つまりは宇宙船のどこかに飛ばされたようだ。
そして、ついさっきまではすぐに転送されたのに今回の転送に時間が掛かったので、どうやらガンツに何かが起きたのだろう。
(クソォ………こうならないように、ガンツ自身にもハッキング対策の強化と転送時の安全性を伝えて高めたつもりだったのになぁ)
俺はそう思いながら、顎に手を当ててこれからどうするかを考えていると岸本とレイカが不安そうに見てきた。
その一方で、裸の人達は俺達が話し合っているのを見て勝手な行動を取り始めて、自分達の家に帰ろうとしているようだ。
正直に言えば、ここがまだ宇宙船内部の可能性が非常に高いので勝手な行動は慎んでもらいたいが、俺達が悪者だと言う風評が出回っている以上は強制的に止めることはできない。
そのため、やるべきことが増えたと思ったがそんな中でも眼鏡くんと山下という女性が彼らの説得を試みるようだ。
俺達の話を素直に聞くとは思えんが、転送できない状況では少なくともできることをやる方がいいと判断して、2人が去った後で俺達は作戦会議を行った。
「取り敢えず、状況をまとめよう」
「………」
「どうやらガンツに何かあったらしい。そしてここは奴らの宇宙船の中だから、ガンツが俺達をここに飛ばしたかは怪しい」
「………」
「もしもこれから戦闘があった場合、傷の回復はできないし、食事や休憩も難しくなる可能性が高いと思うんだがどうだろう?」
関根はそう言って、俺を見てきたので反応を返す。
「あぁ、状況からしてガンツの支援は期待しない方がいいな。現状、裸の人達も一緒に転送されたから彼らを援護しながら徒歩で、この宇宙船を脱出しないといけなくなる」
「………アイツら、別にスルーしてもよくね?」
俺の言葉に、桑原が面倒そうにそう言ったので玄野と加藤が怒りを露わにして他のメンバーも驚きを隠せなかった。
元々、大阪メンバーは人の生死に冷淡な部分があって戦い自体も楽しんでいる面があるので、玄野達を制しながら桑原に返した。
「確かに、戦力にならない人達を守りながら戦うとくたばる可能性は高くなるだろう。だが奴らに有効なダメージを与えるという点では一致しているはずだよ?」
「そりゃあ、そうだけどさ………」
「まぁ、俺自身も全員を守れるとは思っていないから自分の命を守ることを最優先にして、それぞれの考えの下で戦えばいいと思うよ」
そう言うと、玄野達は不満げな顔をしたが価値観の違う奴らが利害の一致から一緒に戦っているんだ。
これぐらいが落とし前だと思っているので、当面の目的は脱出経路を探しながら裸の人達を説得して一緒に行動させることだ。
その結果、俺達は2人が向かった建物に走って行き、出入り口付近で待機していたが一向に来る気配がないので説得は難航しているのだろう。
そのため、加藤が向かう方向でまとまりかけたがそれと同時に、大きな地響きが辺りに響き渡った。
その音を頼りに、辺りを見回すと建物よりも遥かにデカイと推測できる生き物が歩き回っていた。
幸い、そいつは俺達の存在には気づいていないようなのでその場で動かずに見上げていると立ち去っていった。
「行ったぞ………………追うか?」
「いや………」
「やめといた方がいい。戦う理由がない限り、無駄な消耗は控えるんだ」
「ふーーーっ」
「ハァッハァッ、ハァッ」
そいつが立ち去った後、俺達は緊張感がマックスの雰囲気から脱して肩の力を抜いた。
あんなデカイのがいるとなると、ここにいる理由が大まかにではあるがわかった気がする。
「ここは………ガンツが転送した場所じゃ……ない。俺らは地獄に送り込まれたかもしれない」
「あぁ………」
「とにかく移動しよう。行った2人がどうなっているのかを確かめるんだ」
関根の言葉に、玄野が答えて俺がそう言うとこの場にいるメンバーは賛成してくれて行動に移した。