黒い球と共に   作:八雲ネム

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5件(初日)        ← まぁ、こんなもんかな
13件(2日目)       ← 順調に増えて行ってるな
38件(第3話、投稿時)   ← 妙に増えているけどすぐに収まるだろう
65件(第4話、投稿時)   ← ま、まぁ、このぐらいの伸び率は経験済みだしね
380件以上(第5話、投稿時) ← ファッ!?

しかも日間ランキングで25位ですよ。
そりゃ、これだけ伸びますわな。
それと評価してくれる人も11人に増えましたしね。

追記:22時40分時点で日間ランキングが9位になりました。


本当にありがとうございます(歓喜)


第5話 ボス?あぁ、弱かったよ

「ふぅ、2体討伐完了」

「こっちも1体倒した」

「おばあちゃん達、大丈夫かな」

 

 西を助けた後、田中星人を倒しに来てくれたのは加藤と岸本、そして初参加の高校生達だった。

 柄の悪い奴らは知らん。玄野も残ったが今頃、不良達に絡まれているかもな。西は今回、初っ端からスーツが駄目になったので雲隠れしているかもな。

 

 そして、田中星人5体を共同で倒したのだが老婆とお孫さんは、恐怖におののいて逃げ出してしまった。

 そのため、加藤達と探していたがガレージの中で光ったのを確認した俺達は岸本と男子高校生にそこを制圧させることにした。

 なにぶん、Zガンは威力こそ大きいがそれに比例してサイズも大きいので、狭い空間では取り回しが利かない。

 

 そのことから、同居人である岸本にやらせることに気が引けるが1体ぐらいはやって欲しい、と思っていたので行かせると無事に倒せたようだが老婆とお孫さんは駄目だったようだ。

 鼓膜と目から、出血していることから音かそれに類似するもので田中星人は攻撃するようだ。

 しかし、死んでいく人を見てそれに慣れた俺は冷静に考えることができるが、加藤達はまだ慣れていないようで吐いたり、死んだことへの悲しみを露わにしていた。

 

 しかし、これだけやってもまだ転送されないとなると早めに星人の巣窟を特定して、破壊した方がいいな。

 制限時間内に、全滅させないと倒した時の得点が無駄になる上にトータルの点数もゼロになってしまう。

 なので、コントローラを弄って時間と星人がいる場所を特定すると加藤や岸本に伝えた。

 

「悲しんでいる時に悪いが、時間も押しているんでね。俺は先に星人を倒しに行くよ」

「あ、あんたは………」

「ん?」

「あんたは悲しくないのか?目の前で人が死んで、おばあちゃんと子供が死んで悲しまないのか?」

 

 俺の言葉に、加藤が反応してそう言ったので行きそうになった足を止めた。

 この戦いに、慣れた俺ではあるが加藤の言い分も分からなくもない。

 何故なら今回、あの部屋に呼ばれたメンバーの中ではかなり非力な範囲に入る奴らだった。

 だから助けたい、とか守りたいと言った気持ちがあるんだろうがそう言ったものは無駄になることが多い。

 

 何故なら、最低限のルールを守らない奴らや非力な奴から死んで行くからだ。

 人間と星人との間には、言語や外見などの決定的な壁や溝があって、どうしても乗り越えることができない。

 それ程までに、力関係に差があるからミッションとして討伐依頼が来る訳で別に人助けがメインじゃない。

 あの部屋に呼ばれた当初、俺も加藤が持っている気持ちもあったが守ろうとするとキリがない。

 

 幾度となく、続けられるミッションと死んでいって補充されるコピー人間。それらを見続けた結果、俺は自分なりの答えに辿り着いた。

 それは、この地獄を終わらせるんだったらとっととクリアして強い武器を入手して、奴らを殲滅することだ。

 これは、妙な正義感で動いている訳ではなく、自分が助かりたいからやっていることだ。

 

 そのため、俺は加藤を見てこう言った。

 

「人助けしたいんだったらそれ相応の力を持て。じゃないといい迷惑だ」

 

 俺はそう言い残して、星人がたむろしている場所へと向かった。

 

 

 

 

 

「ふむ、ここだな」

 

 俺はコントローラを弄って、場所を確認すると古びたボロアパートに星人がいるらしい。

 とは言え、今回のミッションは複数体の星人が出てきたのでその親玉がいるかもしれない、と考えてZガンを用いてアパートを更地にするが如く、連続で引き金を引いた。

 連続で撃つと、威力は下がるが強襲には充分な威力であり、更地になる頃には何体かの田中星人が破壊されたようだった。

 

 とは言え、更地にしても転送されないから他にも星人がいるのかと周囲を見渡すと、俺の右斜め前方に何かが落ちてきた。

 よく見ると、それは人の頭で柄の悪そうな男性のものだった。

 そのため、俺は夜空を見上げると親玉と思わしき鳥人間のような奴が物言わぬ存在になった死体を、地面に落としながら俺を目指しながら急降下してきた。

 

 そのため、急いで距離を取ると地上に降り立ったそいつは威嚇しながら接近してきた。

 しかし、鳥類特有の翼が邪魔をして上手く走れないようなので、急激に距離を詰められることはなかった。

 その結果、俺は落ち着いてZガンを構えると星人の親玉と思われる鳥人間に向けて撃った。

 

 そのコンマ数秒後に、空気の変化に気が付いた鳥人間は飛び上がろうとしたが頭上からの圧力で、膝をついたので俺は連射してそいつの息の根を止めた。

 連射した後、そいつがいた場所は紙束に穴開け器で穴を開けたかのような窪みができていた。

 それを確認した俺は、その場を後にして立ち去ろうとしたら丁度よく、イヤな笑みを浮かべたエアバイクに乗った西が現れた。

 

「よぅ、倒したんだな」

「どこかの間抜けと違って冷静に対応した結果だな」

「んだとこらァ!」

 

 余裕をかましていた西だが、俺の言葉に怒りを表したので軽く口論になりそうだったがその前に、転送が始まって俺達はあの部屋に向かうことになった。

 

 

 

 

 

「大分いなくなったが対処法を知らなきゃ、こんなもんだろう」

 

 俺と西が、ガンツがいる部屋に転送すると既に俺達以外のメンバーは転送されていたようで、すぐに採点が始まった。

 

 

 犬

 0点

 やるき感ぢられづ

 なんかしろ

 

「なんかしろってハハハ、犬に無理言うなって」

「……採点って何の意味があるんだよ」

「後で説明するよ」

 

 初参加の高校生が、俺に聞いてきたが説明が面倒なので全員のが終わってからにする。

 じゃないと、採点結果を見落としそうだからな。

 

 巨乳

 10点

 TOTAL10点

 あと90てんでおわり

 

「何……巨乳って」

「でも10点も採ってんじゃん」

 

 星人を2体、討伐しているので1体あたり5点と言ったところか。

 

 かとうちゃ(笑)

 5点

 TOTAL5てん

 あと95てんでおわり

 

「かなりの数、戦ってきたよね?」

「いや、実際に死なせたのは1体だけだ。死なせないと点数が入らないんだよな?」

「あぁ、討伐未遂は点数に加算されない」

 

 岸本の疑問に、加藤が答えて俺に聞いてきたので素直に答えた。隠していても意味ないし。

 

 サダコ

 0点

 ホモのあと つけすぎ

 いなくなりすぎ

 

「サダコって誰だ?」

「台所にいる人じゃない?」

「ホモって誰だ?」

「死んだ奴の中にいたんじゃねーの?」

 

 サダコは、初参加の女子で髪が異常に長くて顔がよく見えない奴だ。

 ホモは……いったい誰だろう? 玄野でも、柄の悪い男性でもなさそうだし。

 

 ホモ

 10点

 TOTAL10点

 あと90てんでおわり

 

 ホモが誰なのか、判明した瞬間に俺や玄野達、柄の悪い男性は一気に壁際まで後ずさりした。

 その内、ケツでも掘られるんじゃなかろうか。

 

「違うっての!!ふざけんなテメーら!!」

「キモいッつーの!!近づくなてめえッ」

「だッ誰がッ!!お前なんかッ!!」

「竜崎君まで……ホモだからってそこまでそんなにまで嫌わなくても」

 

 俺達がドン引きしていると、岸本がクスクスと笑っていたがホモと書かれた男子高校生はやや照れながらも否定し続けた。

 全く、ガンツは一体何を求めてんだか。

 

 チンソうダンその1

 0てん

 目つき悪すぎ

 パシリ使いすぎ

 

「俺かコラ!チンソウダンって!!んだこれ!チクショウ!!」

 

 うん、まぁアイツに関しては何も言うことはない。

 てか、いい加減に音量を落としてくれ。うるさい。

 

 パシリ

 5点

 TOTAL5てん

 あと95てんでおわり

 

「へぇ、一体倒したんだ」

「あ、あぁ……なんとかな」

 

 どうやら、玄野は安全圏からちまちまやっていたら倒せたらしい。

 その直後、星人の親玉がチンソウダンのメンバーの1人を攫って殺したらしいがな。

 

 西くん

 15点

 TOTAL102点

 100点めにゅ~から選んで下さい

 

「100点メニュー?」

「100点を取ると3つの選択肢が選べるんだ。1つ目はこの戦いからの解放、2つ目が強力な武器の入手、3つ目は死んだ人間を生き返らせる」

「そんなのができるのかよ!?」

「100点を取ったらな」

 

 ホモの質問に、俺がそう答えるとチンソウダンが聞いてきたのでそう繰り返した。

 目標が決まれば、俄然やる気になるのは当然で初参加の奴らもやる気に満ちていた。

 一方、西は何を選んだかというとうっかり2番の強い武器を選んだため、訂正を求めたが結局それは通らずにかなり悔しがっていた。

 死にそうになったもんね。シカタナイネ。

 

 りゅーざき

 53点

 TOTAL54てん

 あと46てんでおわり

 

「当然だな」

「そう言えば、この中だと1番倒していたな」

「ボスも倒していたし」

 

 今回のミッションを思い出して、加藤と西がそう言ったが玄野は妙にふて腐れていた。

 理由は知らん。興味もないし。

 とは言え、今回の戦闘で親玉が18点で残る35点はロボットみたいな奴だろう。

 西を殺そうとしていた奴と共同で倒した2体、ボロアパートにいた4体でこれも長年の経験だからこそできることだ。初めのうちは、加藤や岸本と同じぐらいの点数しか採れなかった。

 

 

 

 とは言え、今回も死人を出しながらも無事に終わったようなのでドアが開いたため、俺達はそれぞれの家に帰還した。




という訳で、西が生存。
とは言え、彼を生存させると色々と面倒なんですよね。話の構成的に。
なのでチビ星人の回が大幅に短くなるか、オニ星人の回までに途中退場は確定です。
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