異世界?での改変生活   作:松竹

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原作のネギは4歳から学校に通っていた様ですが。変更します(4歳児って幼稚園児ですよ?寮生活とか無理!)


魔法世界へ

村を出てから5年経った。6歳の頃に村を出て魔法学校に入学。1年後中退し修行の旅へでた。まず気を習得するために中国に向かい3年間みっちり修行三昧の日々。その後実戦経験を増やすために1年間戦場を渡り歩きようやくイギリスへ帰ってきた。

 

「ようやく着いたか」

 

懐かしい生まれ故郷の地を踏みながらこの5年間を思い出す。

 

 

 

~回想~

 

 

「かちにげするきか!サイ!」

 

「勝ち逃げっていわれてもな・・・」

 

こちらを睨む様に見つめるナギの言葉に少し困惑する。

 

「ナギ。お兄ちゃんは魔法学校に行かないといけないのよ?そんな我侭いわないの」

 

「そんなのしるか!」

 

ナギのお母さんが(なだ)めてくれるが効果が無い。どうもオレが村を出て魔法学校に入学するのが気に入らないらしい。

 

「おれとのケッチャクがまだついてないだろ!」

 

「いや。とっくにオレの勝ちだと思うけど・・・」

 

「んだとコノヤロー!」

 

1年半ほど前から始まったナギとの模擬戦の対戦成績は512戦418勝93敗1分けでオレの勝ち越しだ。最初の半年間は全く負けることは無かったがそれを過ぎた辺りから徐々に負ける事がでてきた。初めてナギに負けた時は呆然としてしまった。なんとナギの奴は自分を魔力で強化してきやがったのだ。(ろく)に魔法を習ってない筈のナギが無意識に強化魔法を使ってきた時はさすがに奴のチートっぷりに腹が立った。やたらと勝ち誇って非常にムカついたので次の日には<魔法の射手>で蜂の巣にしてやった。

 

一年経つ頃にはオレに対抗してか初級の攻撃魔法すら使うようになったので(原作の勉強嫌いのバカっぷりが嘘の様だ)流石に村の中だとこれ以上はまずいと思い村の外れにある広場がオレとナギの決闘場になった。未熟な魔力制御でもナギがバカ魔力で使えばかなりの威力になる。軽く命がけになってきたのでオレも手札を増やす為に障壁と強化魔法を死に物狂いで覚え(この2つが無かったらマジで死んでた)なんとか勝ち越していたがここ数戦は負け続けているのでそろそろ追い抜かれるんじゃないかと思っている。

 

「まあ最近はナギの方が勝ち越してるから別にお前の勝ちでいいんじゃね?」

 

「そんなのなっとくいくか!おれがサイにかちこすまでショウブはおわらねぇ!」

 

「オレに勝ち越すってあと何回やる気だよ・・・」

 

正直何時までも公式チートのナギに勝てるとは思ってないのでマジで勘弁して欲しい。本当にキツイのだ。ふざけた威力の<魔法の射手>の雨を下手くそな<戦いの歌>で強化した体と障壁を使って死に物狂いでかわしているがそろそろ限界だろう。しかもナギの奴はこの前<雷の暴風>を使おうとしやがった。流石に失敗したが、もしあれが発動してたらオレなんか跡形も無かっただろう。

 

「じゃあ次に逢った時に再戦しようぜ」

 

「ほんとだな?ヤクソクだからな!!」

 

ちょろいな。ナギのアホっぷりはネギま!でもトップクラスの筈。予定では早くても大戦期に入るまでは会うつもりは無い。確かナギと紅き翼(アラルブラ)が活躍するのが13歳の頃だからあと8年近くあるはずだ。その頃にはこんな口約束なんか忘れているだろう。そもそも戦争でそれ所じゃ無いしね。

 

 

ナギと少年漫画的な感じで別れた後、魔法学校に入学したオレはその(ほとん)どの時間を書庫で過ごしていた。そもそも今更学校で習う初心者向けの低級魔法など習う必要が無いし、ここで何年も時間を(つい)やす余裕も無い。オレが魔法学校に入学したのはこの書庫に入るためだ。原作のネギはこの学校に入学してからいくつもの戦闘用魔法を習得した。つまりここはオレがまだ知らない魔法の宝庫なのだ。人物特定すら可能になった魔力感知を駆使し巡回の教師などをやり過ごし1年間の(ほとん)どを書庫で過ごして幾つかの戦闘用魔法と使えそうな魔法を習得した。1年間で必要な事をやり終えたオレは晴れて魔法学校を中退した(勿論両親には謝りました)。

 

 

学校を出た後はコツコツ貯めていたお金で中国に向かった。やはり気と武術といえばやはり中国だろうと思ったからだ(単純)。いくつもの道場を見て回り、これは!と思った道場に内弟子として入門した。そこは門下生が一人も居ない寂れたボロ道場だったがその名を目にした瞬間ビビっときたのだ。

 

『連環剄気功術』

 

元の世界で見たことのある名前。何故この世界にこの名を冠する道場があるのか解らなかったがオレの目的である気と武術の習得にこれほど相応しいものはほかに無いだろう。すぐさま道場の門を叩き入門することにした。

 

鳳沢(おおさわ) 暁月(あかつき)

 

この道場の主であり連環剄気功の使い手。30歳くらいにも60歳くらいにも見える年齢不詳の男であり、稀代の女好き。気が付けばいつも違う女性を侍らしているリア充(爆発しろ!!!)。何故日本人のこの男が中国に住んでいるのか謎だがオレにとってはラッキーだった。

 

凄まじく強いのだ

 

あっさり入門できたのはいいが、一月経っても(ろく)に稽古もつけない所かオレを奴隷か何かと勘違いしている様にこき使う暁月にキレて思わず殴りかかってしまったが気が付いたら朝になっていた。どうもオレの本気度を確かめるために(わざ)(いじ)めていたがオレがなかなか根を上げないから愉しくなって女達と何時までもつか賭けてたらしい。ニヤニヤしながら謝ってきた時は本気で殺意が()いた。腹の虫が収まらないオレにご褒美だと言って見せてくれたのは10メートルはある岩に拳で穴を空け貫通させる姿だった。

 

穴を空ける

 

一見地味だがこれの凄まじさが解るだろうか。ネギま!の世界でならこの程度の岩くらい最強クラスでなくとも容易く砕くだろう。原作では100mクラスの大岩すら<千の雷>で砕いていた(ジャック=ラカンなら拳で砕くだろう)。しかし砕くというのは見た目は派手だがその実、威力が分散しているのだ。某オカマ(ウェイ)()く拳法家も言っていた。一点に集約した威力は無駄な破壊を(おこな)わないのだ。それをさして力をいれたとも思えない軽い腕の振りだけで()す鳳沢 暁月の実力のは底知れない。オレはこの時この男に師事して良かったと心から思った。 

 

すぐに勘違いだったと悟ったが・・・

 

それから三年間暁月に師事し連環剄気功を習ったが地獄のような生活だった。崖から突き落とされ、猛獣の前に丸腰で捨てられ、戦場に放り込まれて本当に死ぬかと思った。初めはつい魔法に頼ってしまったが暁月にばれて禁止された(何故か魔法を知っていたが理由は不明)ので文字どうり体一つで全ての修行を乗り越えた。そして三年間の過酷な修行を終えたオレはついに連環剄気功の基礎の基礎である気の使用を会得した。三年かけて基礎の基礎しか会得できない現実に思わず涙がこぼれそうになったのは内緒だ(暁月には才能の欠片も無いと爆笑とともにお墨付きを貰った)。

 

暁月(いわ)く「10年あれば基礎くらいまでなら会得出来んじゃね?そっからはお前じゃ何年かかるかわかんねぇ(笑)」との事なので今までの礼を言い道場を後にした。さすがに10年もあんな事をやってたら本当に死んでしまうし、何より大戦が終わってしまう。1歳の頃から碌に遊ぶこともせずに準備をして来たのに今更何一つ原作介入せずに傍観するなどありえない。自分の才能の無さには泣けてくるがそれはもう諦めた。(さいわ)いこの世界にはとても便利なマジックアイテムがあるはずだ。時間をかければ会得できるのならその為の時間を作ればいいのだ。

 

今すぐにアレを手に入れることは出来ないのでまず今後の方針を決める。オレが今10歳なのでナギは9歳、つまり後四年間で大戦期に入る筈だ。後四年でオレは原作に介入する訳だが正直言って全然強くなった気がしない。原作開始当初のネギと比べればオレの方が強い自信はある。だが完全なる世界(コズモエンテレケイア)紅き翼(アラルブラ)の人外レベルの奴らと比べれば余りにも弱すぎる。今のオレを原作組で例えると良くて魔法世界に行く前のネギレベルって所だろう。全く足りない。出来れば今すぐにでも魔法世界に行ってアレを手に入れたいが急がば回れともいう。一つずつ足りないものを埋めていこう。

 

今はまだ魔法世界に行けない。というか金が無いのでゲートのあるイギリスに戻れない(三年間の弟子入り生活で貯金は無くなった)。なので歩いてイギリスに帰る事にした(10歳児はアルバイトなどできないので金は稼げない)。丁度良いので時間はかかるが大戦までにどうしても必要な経験だと思い紛争地帯を回ることにした。大戦期に入れば戦場を渡る事になる。つまり人を殺さねばならないだろう。創作のオリ主などは平然と戦場で敵を蹂躙するがオレに同じ事が出来るだろうか?何度も戦った事はあるしこの前は戦場に放り込まれた。しかしオレはまだ人を殺したことが一度も無い。手加減して生き残れるほど強くないオレが戦場で殺しを躊躇(ためら)えば間違いなく死ぬだろう。だから知る必要がある。命がけの戦いを。そして本当の戦争を。

 

 

それから幾つかの戦場を見て回り一年程かけてイギリスまで戻ってきた。精神年齢30歳とはいえ平和な日本で生まれ育ったオレにはかなりキツかった。何度も人を殺すのを見たし殺されるのも見た。そしてオレ自身人を殺した。周りを囲まれ銃を向けられて生き残るために夢中で殺した。気分が悪くて一週間は碌にご飯が食べれ無かったが何度か繰り返す内に次第になれた。段々と自分が人でなしになっていく様な気がして軽く(うつ)になったが半年ほど戦場を回るうちに割り切った。此処で得たものは多くあるが語る事はしない。それはオレなどの口から軽々しく語っていいことでは無いのだから。

 

 

 ~現在~

 

幾つもの得がたい経験をしてオレは遂にこの地に再び足を踏み入れる。

 

「イギリスよ!私は帰ってきた!!」

 

「・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・」

 

幾つもの冷たい視線を受けオレは遂にあの地へと旅立つ。

 

「待っていろ!魔法世界!!!」




とある作品と軽くクロス?させましたが今後彼が出てくることはありません
(彼のキャラについては原作を模してはいないので気にしないでください)


注 何度もいいますがこの作品はとてもよく似た異なる世界なのでいろいろ捏造設定が満載です。
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