てか、多機能フォーム使い方がよく分からなくて傍点の振り方がよく分からず出来ませんでした。
沙綾のメインヒロイン化が進んで来た気がする。
「で、俺が手伝えることある?ないなら帰るけど」
「ん?やることなら沢山あるぞ。機材の設置からビラ配りまでやることに溢れてるからな!」
「ビラ配りとか勘弁な。流石に俺から受け取ってくれる人なんて商店街の人達くらいだから」
ヤンキーが配ってるビラなんて基本的に受け取りたくもないだろうし、何より人が逃げる。
ああいう仕事は向いてる人間がやるに限るからな。
「ただいまーみんな進捗の方はどうかな?」
「あ、まりなさん。お疲れ様です」
「お疲れ様巴ちゃんっとあれ、新しい子だね。巴ちゃんの彼氏さんかな?」
「いや、違いますよ!コイツはアタシ達Afterglowのサポート的な感じの友達ですよ。ほら、タクミも挨拶しろよ」
「はじめまして、俺はタクミって言います。コイツらAfterglowのサポートではないですが腐れ縁です。」
「二人して言ってること違うんだけど、とりあえずはじめまして。私はここCiRCLEスタッフの月島まりなですよろしくね!」
「宜しくお願いします。えっと、とりあえず今日は手伝いで来たんですけど自分にやれることならなんでも手伝いますよ」
「とっても助かるよ!じゃあ、まず・・・」
×××
やはり、ライブ前は忙しいのだろう。
手伝えることは手伝うつもりではあったが、まさかここまであるとは思わなかった。
「忙しすぎだろ。・・・ライブハウスの手伝いってこんなやること多かったか?」
昔よく手伝いをしていたライブハウスは閑古鳥が鳴くレベルだったのでこことは比べものにはならないのだろう。
ため息を吐きながら、最後の荷物を運び込んだ。
倉庫から戻ればみんながそれぞれが自分達の楽器を準備していた。
「今から通すの?」
「うん、今日は全バンド揃ってるから一回通しリハしてみよう。って話になってさ」
ギターの準備をしている蘭がそう答えてギターを取り出したのを見て顔を顰める。
「お前ギターの弦くたびれてんぞ!さっさと連絡くれれば交換してやったのに」
「タクミ最近忙しそうだったから言い出せなくてさ」
「そういう気遣いいらないから替え時になったらさっさと連絡してくれ。ライブ前だと感覚変わってやりづらいかもだけど、今よりはマシになる。リハ終わったら変えてやるから持ってこいよ」
「分かったありがとう」
蘭がそう言ってギターを持って降りて行くのを見送り、他のスタッフさんと共に仕事を続ける。
リハの見学を勧められたがこの手のライブはリハを観てしまうと本番の楽しみを失いかねないからリハの見学は遠慮することにした。
×××
リハを終えたみんなが戻ってきて、まりなさんが他のスタッフを集めて
みんなでミーティングをし始めたあたりで、ポケットに入れたスマホのバイブ通知がきて慌てて外に出て確認すると溜息が出た。
嫌な相手からの電話というは最悪なものでしかなくて嫌にしかならない
「何の用?」
「だーかーら問題起こしたら学校から電話も来るし、警察沙汰ならそっちから連絡来るって言ってんだろ!てか、そんなことでいちいち電話でも掛かけてんの?」
「知らねぇよ!じゃあ、用がないならもう切るわ」
スマホを操作して、通話を切る。
大きく溜息をつく。
要約すると人間の屑である実父が次何か大きな問題を起こしたらどうなるかわかってんな?という釘を刺すための電話だった。
小学生の頃以来何度も顔に泥を塗るなと文句を言われてきたか分からないが悪い噂の絶えない実業家である父には今さら関係のない話だと皮肉気味に笑う。
そんな嫌な相手からの電話を終えて、店に戻るとまりなさんが笑顔で出迎えてくれた。
「すいません。ちょっと、電話かかってきてて」
「大丈夫だよ。何か用事とか出来た?」
「違いますよ、ただの世間話程度でした気にしないで下さい。あと、他の仕事があるなら手伝いますよ?」
「うーん今日はもう大丈夫かな。来週の本番に向けてやることはウチのスタッフでやる仕事だけだからさ」
「そうですか?じゃあ、今日はお疲れ様でした。自分は、蘭のギターの弦の交換終わるまではいるのでもし何かあったら声かけて下さい。やれることはやるので」
「ありがとう。あ、そうだこれ渡しとかないとね」
手渡されたのは明後日のライブのチケットだった。
改めてお礼を言おうと頭を下げ、財布からお金を出そうとしたがその手を止められる。
「違う違う。これは今日のお礼なんだけど、本当はもっとお礼するべきだけど・・・あ、そうだ!」
そう言って更に手渡されたのはスタジオ使用の割引券だった。
一応渡されたそれを受け取るが、何故渡されたのか分からず首を捻る。
「確か、巴ちゃんと沙綾ちゃんのドラムの師匠って聞いてたからもしスタジオ使いたくなったらいつでも来てね?」
善意からのことなんだろうが、今の俺にとってみれば皮肉でしかない。
とりあえず笑顔で受け取って、Afterglowの揃っているラウンジに足を運んだ。
×××
「道具は持ってるから蘭ギターと弦貸して丁寧かつ早めに終わらせるから」
「お願い。ていうか、なんで工具持ってんの?」
「ああ、借りてきた。蘭のギター前に張り替えてからだいぶ経ってるし
そろそろ張り替えないとって思ってさ鞄に入れっぱなしだったんだわ」
そう言いながら受け取ったレスポールの弦をストリングワインダー少しずつ緩めていく。
作業を続けながら顔を上げずに声を掛けた。
「なんで、みんな集まってんすか?別に見てて面白くはないですよ」
「いやータクミって本当なんでも出来るんだなって思ってさ」
「本当だよー。巴や沙綾にドラム教えてる以外にもギターの弦の張り替えまで出来るなんて凄いね」
「褒めても何も出ないし、正直あんまり人に見られるとプレッシャー掛かるんですけど」
褒めてくる沙綾と今井先輩に顔を顰めて答えるが、まるで意に介さない。
溜息をついてニッパーを取り出して弦を切り、切れた弦を集めて結ぶ。
こうしておけば後で捨てる時は楽になるからだ。
「・・・なるほど、手馴れてますね。どこかで習ったんですか?」
「昔楽器習った時に一通りの楽器のメンテナンス方法から接客技術まで幅広く教えて貰ったんです。てか、大和先輩に見られるのは流石に緊張しますね」
「いえ、そんなーとてもお上手で感動してるぐらいですよ。傷が残らないようマスキングテープ貼っていますが、そのマスキングテープも跡が残らないようにしてますし随分と手馴れてるようだったので」
「手先が器用なだけですよ。こんなのは・・・慣れれば誰でも出来ますからっと、これで良いかな蘭試し引きしてみろよ」
「いつもありがとう」
「別に気にしないでいいよ。モカとひまりは前に変えたから大丈夫だよな?」
「私は大丈夫だよ」
「モカちゃんも〜」
2人は前に変えてからそこまで経ってないから大丈夫なようだ。
チューニングを終えた蘭が試し引きしてるのを聴いて調子を確認してやることは終了。
これでやる事はもう終わりだろうと機材を片付けていると、あこちゃんが頭を下げてきた。
「日高さんあこを弟子にして下さい!」
「え?」
「あこもっとRoseliaの為に上手くなりたいんです!お姉ちゃんや沙綾ちゃんは日高さんからドラムを習ったって聞きました。だから、あこにもドラムを教えて下さい」
ドラムを教えて欲しいときたか正直に言ってしまえば断ってしまいたいがRoseliaの為に怖いヤンキーに頭を下げた彼女の勇気は評価したい。
頭を下げ続けているあこちゃんに対してなんと声をかけていいか分からず姉の方を見ると懇願するような顔で見られた。
どうやら、あの姉もよっぽどのシスコンらしい。
「顔上げなよあこちゃん・・・ごめんだけどあこちゃんを弟子にすることは出来ないんだ」
「なんでですか?あこがドラム上手くないからですか!」
「いや、そうじゃないんだよ。俺ドラムはもう二度と叩かないって決めて2年経つんだよだから人に教えられるほど上手くはないし多分今のあこちゃんというよりはRoseliaの音楽に口を出せるほどの実力も無いんだ」
正直人の音楽に口を出すべきては無いと思っている。
時に楽しく、ぶつかり合いながらも切磋琢磨することで着実に進んでいくことでバンドというのは進むべき道が見えてくるものだ。
昔ドラムを習った時にどんなに大変な時でも腹括って支えられるようなドラマーになれと耳にタコが出来るほど言われたの思い出した。
結局ドラムなんて投げ出してしまった自分には痛い話でしかない。
「それに、俺は別に巴や沙綾には基礎とちょっとした練習方法のアドバイス程度しかしてないから師匠って言えるほどのことはしていないんだ」
「・・・でも、あこはRoseliaのためにもっと上手くなりたいんです。前のFWFの時のような悔しい思いはもうしたくないんです!」
この子なりにバンドにとって自分が出来ることを考えた末の行動は評価出来るが自分としても出来ることはない。諦めて欲しくて口を開くがそれを割って入られる。
「・・・私からも頼めないかしら?」
「アタシからもお願いしたいなーって思ってるんだけどダメかな?」
「私・・・からもお願いします。あこちゃんは最近一生懸命ドラムを頑張って・・・ます。だから」
Roseliaの先輩方にまで言わせてしまってはどうしようもない。
最後に、チラッと紗夜さんを確認すると無言で首を振るだけだった。
「ライブを見て考えるってことじゃ駄目?俺はあこちゃんのドラム叩いてるとこ見たことないしそんな状態じゃアドバイスも出来ないからさ」
「じゃあ、あこを弟子にしてくれるんですか!」
「師匠っていうよりかはアドバイザーが正しいと思う。俺自身人に教えられるのは技術ってよりかはそれを得るための練習方法って感じだからさ」
「それでもあこ嬉しいです。深淵にのまれし闇の力が悪魔の力で更なる高みへと・・・えっと、りんりーん」
「昇華される」
「深淵にのまれし闇の力が悪魔の力で更なる高みへと昇華されるだろう!」
何かしらのポーズを取り、厨二的なセリフを言うあこちゃんを眺めていると今度は後ろから背中を叩かれたので振り返る。
「悪いな、無茶な頼み聞いて貰って・・・一応アタシからお礼を言わせてくれ。ありがとうな」
「巴って実はシスコンだよな・・・とりあえず出来るだけの事はしてみるよ。あこちゃんのレベルが上がることはRoseliaのレベルも必然的に上がるし、お姉ちゃんも妹に負けてられないからもっと頑張るだろうからな」
見透かしたように呟き申し訳なさそうにお礼を言う巴に軽口で返したが、引き受けた理由の半分は打算だ。
あこちゃんの成長はバンド内でも姉妹間でも良い結果を生むと見越しての選択だ。
だからこそ、今はフォローするべき相手が居ると思う。
そう考えてその相手の元に向かう。
相変わらず喉はカラカラになるし、緊張して動悸がし始める。
「俺はドラム辞めたことを後悔はしてないです。昔捨てたものをこうして拾って自分の物にして成長してくれる人の背中を押して上げれるので」
「私は貴女の選択を責める理由はないわ。ただ、ありがとう・・・宇田川さんなりに一生懸命考えたことだと思うのだけれどそれに応えてくれたことには感謝してるわ。それともう私に気を使わないでもいいのよ・・・ドラムだって」
「俺はあまり自身信条を曲げるのは好きじゃないんですよ。俺がドラムを続けていたことで紗夜さんを傷付けた。その結果が今の俺なんですから」
紗夜さんとそう話していると、後ろから抱き付かれた。
「ひ、日菜ちゃん何してるの?ダメだよ」
「えーなんでー?」
「なんでってその人男の人だし、ましてや・・・その・・・」
「えー別にタクミは私と姉ちゃんの従姉妹だよ。別に良くない?」
「日菜ちゃんいくら身内でもみだりに男の人に抱きついてはいけないのよ。私達はアイドルなんだから異性との交流が多いと色々大変なんだからね」
「ちぇーつまんないの」
「コラ、日菜!人前であまりそういうことはやめなさい。貴方は白鷺さんの言う通りアイドルなんだから問題になってからじゃ遅いのよ。もう少し身の振り方を考えて行動しなさい」
「はーい」
抱きついていた日菜さんは白鷺さんと紗夜さんの説得に応じて離れているが未だに納得してない表情をしているの見て、自然と頬が緩む。
何気ない会話だが姉妹で話す彼女らを見て安心する。
「そうですよ日菜さんもう少し距離感考えた方が良いですって!1人の問題だとしてもそれが周りに影響を及ばすんですから特にアイドルなんて余計にですよ」
未だに膨れっ面の日菜さんに言い聞かせるようにそう言ったが、日菜さんとしてはやはり納得出来てないからか首を傾げている。
そんな表情を見て少しだけ頬が緩む。
嫌な事があった後だからか尚更だ。
緩んだ顔を誤魔化すようにスマホを取り出して時間を確認すると目的地に向かうにはいいくらいの時間帯になっていた。
「ん、そろそろ時間だ。悪いけど、俺今日は帰りますこの後人と会う予定あるから・・・一応商店街組も帰るなら送るよ。商店街まで行くつもりだから」
「そうだな。アタシ達も今日は解散にするか?」
「賛成〜モカちゃんパンが食べたくて食べたくて仕方なかったよ〜」
「もう、モカはいつもでしょ」
「みんなお疲れ様。ライブも近いから体調管理には気をつけてね」
「つぐみの言う通りみんな気をつけてよ」
「紗夜さん友希那さん今日はあこ達も解散しますか?」
「そうね湊さん今日はもう解散にしましょう。あまり根を詰めても今は返って逆効果でしょう」
「ええ、みんなお疲れ様。本番は来週だから体調にはそれぞれ気をつけて頂戴」
各バンドがそれぞれ別れの挨拶をしていく中、ラウンジを出てまりなさんや他のスタッフさんに帰る旨を伝えていく。
しかし、それぞれに感謝の言葉を述べられた後にここでのバイトを勧められてしまったのには笑ってしまった。
×××
「あ、言い忘れてた。こころ!」
「あら、何かしらタクミ?」
「この前の頼まれた仕事OKですって伝えといていつも通り3日前に一旦顔出しに行くから」
「ええ、今回もお願いねタクミ!」
笑顔で言うこころに少しだけ微笑み歩みを進めていくと前を歩いて巴に声をかけられた。
「頼まれた仕事って?」
「内緒」
「お前なあー本当そういうのやめろよな」
「別に仲良くても教えたくないことだって沢山あるんだよ。一応それでもお前らのことは信用してるし大切に思ってるんだぜ」
「それにしても内緒とか秘密が多すぎると思うけどねー」
巴のツッコミに加勢するように沙綾まで被せてくる。
「別に秘密が多いってカッコイイと思うけどな。そう思うよなあこちゃん?」
「確かに秘密の多いキャラってカッコイイと思います。フードを被った姿で主人公を助けてくれたキャラなんてとっても憧れちゃいます!」
「お前あこを味方にするのは卑怯だぞ!」
「口で勝とうなんて100年早いわ。沙綾も巴もドラムの腕磨いて出直してこいよ」
軽口を叩いて笑っていると、商店街の入り口が見えて来た。
やはり、時間帯なんだろう。商店街を訪れる客がそれを物語っていた。
そして、その入り口に貼られたポスターがあった。
「そういえば父ちゃんがね今年も花火大会するって言ってたよ。ウチも出店として出店するんだってさ」
「ああ、俺らのジムも今年も出店するらしいよ。多分去年と同じで焼きそば売ってると思う」
「ウチは出店しないけど、ポピパで花火見る約束はしたよー」
「アタシは今年も青年組で太鼓やるよ。その後にAfterglowで花火見る予定だけどタクミもどうだ?」
「そういえばつぐみとひまりにも言われてたな。シフト決まったら連絡するよ」
「分かった!グループにも伝えとくね。けど。場所はどうしよういつものとこは人いっぱいになるだろうし」
「ああ、それは心配しなくていいよ。とっておきの場所知ってるから」
「へぇーとっておきか。なら、楽しみにしておかないとな」
「いいなーあこもRoseliaのみんなで花火見に行きたいです。けど・・・」
「湊先輩と紗夜さんのことなら今井先輩がなんとかしてくれるんじゃないかな?もし困ったらこれもバンドの絆を深める為ですって押し通してしまえばいいよ」
「その手が!分かりましたあこもそう言って誘ってみます。やっぱり、あこは日高さんに弟子入りして良かったです」
そう言ってくれてはいるが口の巧さで弟子入りして良かったとおもわれるのは笑ってしまう。
ただ、まあ絆のないバンドが目標に向かって飛び立っても一瞬で空中分解することは目に見えていた。
そんなことを考えながらも1人1人を家まで送っていく。
「つぐみはぐみじゃあな。みんなにも言ってるけど、体調管理には気をつけてな」
「大丈夫、はぐみはちゃんと手洗いうがいしっかりしてるから。沙綾とたーくんバイバイ」
「タクミ君も沙綾ちゃんバイバイ。2人も体調には気をつけてね」
手を振り、店に入っていく2人を見送りあとは、沙綾だけだとすぐ目の前の店に向かおうとするとスマホの着信音が鳴り出した。
「悪いちょっと待ってくれ電話きたから」
電話の相手を確認すると、今日の約束の相手だった。
「どうかしたか?」
「ああ、大丈夫覚えてるよ。今は羽沢コーヒー店の前にいるけど、なんか買ってくるのある?」
「そっかじゃあ、切るよ。また後でな ますき」
通話切り、再度沙綾の方を向くと少しだけ不機嫌そうな顔をしていた。
「んだよ?何か言いたいことでもあんの」
「別にー女の子を放っておいて別の人と電話するなんてって思ってさ。それに相手女の人っぽかったし」
「いちいちそんなことで腹を立てるなよ」
「・・・・・・・・・・・・・」
呆れていると、今度は口を聞くつもりはないのか無視をして家に向かい始める。
なんでいつもはしっかり者の姉ちゃんなのにこんな時だけ子供っぽくなるのかと溜息をつく。
「ライブ終わってからの休みの日でも良かったら映画行こうか。俺も少し息抜きしたいから」
それを聞いた沙綾は思いのほかキョトンとした表情でこちらを見つめる。
予想なら機嫌を治してくれると思っていたが自意識過剰だったのだろうかと固まる。
「まさか、タクミから遊びに誘ってくれるとは思わなかった」
「思いがけないことで人の成長を感じないで欲しいんだけど、てか行くの行かないの?」
「い、行く。大丈夫予定開けとくから」
「まあ、楽しみにしといて。夜まで食って帰るだろうからさ」
道路を渡り向かい側にある山吹ベーカリーに着くと、千紘さんが出迎えくれる。
軽い挨拶をした後にパンを手土産にするためにレジに並ぶと嬉しそうに鼻唄歌う沙綾の事を尋ねられて笑って誤魔化した。
「じゃあ、沙綾も千紘さんも体調には気をつけて。亘史さん達にもよろしく伝えといてください」
「気をつけてね。あんまり遅くまで出歩いてちゃダメよ」
「タクミ約束だからね必ずだよ!」
「分かってるからお前はまずライブに集中しろよな。じゃあ、また明日」
浮かれてる沙綾に釘を刺して、山吹ベーカリーを後にする。
夕暮れの商店街は人が少し減ってくる。
目的地である八百屋までの道すがらあることを思い出した。
「やばい!大和先輩からサイン貰うの忘れてた。ますきになんて誤魔化そ」
ひょろひょろもやしさん 葛宇賀盧伊都さん oskさん ⭐︎9評価
つよぽんぽんさん ⭐︎8評価
ありがとうございます。
最近ミリシタでジュリア爆死して、今日ブライダル復刻のフレちゃんと美嘉さん爆死して、シャニマスで樋口爆死してメンタルヘラってるけど、頑張って投稿頑張ります。