アドバイス貰えたんですが、改行のタイミングすら分からないから致命的だなと思いました。
こんな自分ですがアドバイスとか感想お待ちしてます。
いつも通りの授業を終えて、学校を出る。
着替えとタオル類を入れた バッグを肩にかけて商店街を抜けた先にあるジムに向かう途中に少しだけ寄り道をした。
山吹ベーカリーと書かれた店の前には、花咲川の生徒が4名ほどいて、
目が合った瞬間にそのうちの二人が目を逸らし、残りのメンバーを入り口から遠ざけた それを確認した後に店に入ると、焼きたてのパンの香りが鼻腔を擽り、減量中の胃袋を刺激した
「いらっしゃい 今日は何するの?」
「ごめんな 出掛けようとしてたタイミングに店に来ちゃって」
この店の看板娘である彼女は、制服姿で接客をしてくれた。
「大丈夫だよ バンドの練習だからさ 」
「バンドか・・・」
「久しぶりに叩きたくなった?」
「いや、二度と叩かないって決めてるから」
そう言うと、彼女が少しだけ悲しそうな顔をした。
他人事なのに悲しいと思えてしまう彼女は本当に優しい人だなと再認識させられる。
「そっか 私は、タクミのドラム好きだよ」
「まあ、何でもいいよ あ、いつものお願い」
彼女は、裏手から袋に詰められた食パンを持ってきてくれた。
「ハイ、ライ麦で作った食パン これラスト1個なんだよね 最近、健康志向の奥様方に大人気でさ」
「ありがとう まあ、俺も減量中なら食うけどそれ以外なら普通のパン食べるけどな 値段もまあまあするから」
財布の中身を確認しながら話していると、入り口から視線を感じた。
確認すると、先程の四人がこちらを見つめているのが分かった。
「ああ、あの四人はうちのメンバーなんだよ。みんな頼りになるし、優しいんだ」
「ふーん そうなんだ」
笑顔で話す彼女とバンドメンバーを交互に見てからちょっとしたことを思いついたので、それを実行することにした。
「なぁ 沙綾 パンを5個追加で頼むよ。おまかせでいいからさ」
「え、うん いいけど 減量中じゃなかったけ?」
「いや、差し入れだよ」
「わかった ちょっと待ってね」
そう言って、トレイにトングを使ってパンを見繕っていく沙綾を横目に店の外に聞こえるくらいの大きさで話しかけた。
「なぁ、今から遊びに行かね? 楽しいよ きっと」
「え、急にどうしたの?」
「こんなにパン買ってるんだから少しくらい付き合ってくれてもバチは当たらないと思うけどな」
そんなやりとりをしながら沙綾に詰め寄ると、沙綾は顔を真っ赤にした。
「お、おい ウチのバンドメンバーに手出してんじゃねーよ 」
金髪のツインテールの女の子を筆頭にメンバー四人が止めに入る。
「何だよ? お前には、関係ないことだろ 失せろよ 」
睨みながら言うと、黒髪のロングの子以外は怯えてしまった。
「け、警察呼ぶぞ 呼ばれたくなかったら早く で、出てけ」
正直ビクつきながら言われたところで説得力のかけらもないが、これはこれでいいものが見れたと思い笑ってしまった。
それを見てきょとんとした表情を浮かべる彼女達と呆れた表情を浮かべる沙綾を横目に笑い続けた。
「あー 笑った 笑った 」
「急に何言い出すかと思ったらこんなことするなんて」
「えっと、君達 さっきはあんなこと言ってごめんな 沙綾の新しいバンドメンバーがどんな人達なのか気になってさ」
彼女達に深々と頭を下げて謝った。
「それと、沙綾 良いメンバーに出会えたな 大切にしてあげなよ あと、会計頼むよ そろそろ時間だから」
少しだけ嬉しそうな表情を浮かべた彼女にパンの代金支払いお釣りを受け取ってからパンを持って出て行く。
「差し入れのパン忘れてるよ」
「忘れてなんかないさ それは、沙綾達への差し入れ さっきのお詫び兼差し入れって訳だよ」
「うわぁ キザなことするね」
「まあね」
軽く笑いながらジムに向かう事にした。
「お、おい 沙綾 アイツと知り合いなのか?」
「ああ、うん そうだよ タクミのことでしょ 。
昔からよくパンを買ってくれる常連さんなんだ
それに、純と紗南の相手もしてくれるんだ」
「有咲 あの人知ってるの?」
「な、香澄 お前 知らないのかよ
アイツはここら辺では有名なヤンキーだぞ
羽丘のベビーフェイスデビルって通り名がつくくらい有名なんだからな」
「有咲 物知りだね 」
「おたえちゃんも知らなかったの?」
「うん 全然知らないよ」
「今思えば、私 報復されないかな 心配になってきたな」
「それは、大丈夫 タクミはそんなことしないよ 有沙 それにしても、私のこと心配してくれたうえに、立ち向かうなんて有咲は優しいね 」
「ち、ちげぇーよ 私は、人としてやるべきことをしただけだっつーの」
「有咲は素直じゃないなぁー」
「あー もう くっ付くなよ 香澄 」
「それにしても、みんな巧に今度会ったらちゃんとお礼言いなよ 差し入れまで貰ったんだから」
「はーい」
元気良く返事をする香澄をみたら少しだけ笑ってしまった。
本当にタクミの言う通り良い仲間に巡り会えたと感じる。
「ちわーす」
「よう 巧」
ジムに入って先輩に挨拶していく。
「藤谷先輩 そういえば、去年のライト級チャンプは先輩の高校の人すよね どんな人すか? 」
「お前にそんなこと教える訳ないだろ メンバーの情報を売れる訳ないじゃねぇか」
「なんだよ 可愛い後輩の質問にも答えてくれないのかよ」
「可愛い後輩が仲間をボコボコにするのを誰が見たいって言うんだよ」
「 俺がボコられてるとこ見たいんすか うわぁ 良い性格してますね 」
「そうだな この舐め腐った年下のガキの鼻っ柱へし折られたらもう少し先輩に対する口の利き方を考えるんじゃないかとは思ってる」
「ちゃんと敬語も使ってるし、敬ってるじゃないですか どこが舐め腐ってるって言うんですか こんな良く出来た後輩他には居ませんよ」
「スパーリングで人のことをボロ雑巾にした奴の口から出てくる言葉じゃないな 」
「いや、アレは先輩が弱いだけですよ それで本当にウェルター級ですか ライト級のボクサーに負けたらヤバイすよ」
「お前が強すぎるんだよ 始めてから3年でアマチュア大会優勝しまくってる奴が何言ってんだよ」
「コーチに死ぬほど扱かれた成果じゃないすか?」
「それにしても強すぎるんだよ これだから天才は とりあえず、お前に情報は流さないし、お前のことも教えてないんだ フェアな勝負だから別にいいだろ 」
「まあ、そうですね それなら文句ないです」
「頼むから手だけは抜くな 倒すなら徹底的にやってやれ 手を抜いたりしたらアイツが可愛そうだ 約束しろよ」
「俺は基本手を抜いたこと無いですよ」
「そう言えば、お前顔の形変えるくらい殴るからな 恐ろしすぎて誰も練習試合組んでくれない訳だよ 」
「余計なお世話ですよ 弱い奴に興味は無い 俺が欲しいのは世界のベルトですから」
そう言って、ロードワークに出かけた。
いつもの調子で5キロ走れば30分近く経っており、そこからいつものメニューをこなしていった。
「もっと腕を回転させろ そんなんじゃ 世界なんて到底取れないぞ」
コーチの言葉と共にサンドバッグを叩く腕の回転を早めていく。
タイマーの音と共に顔を上げ足りない酸素を求めて息が上がる。
荒れた息を整えばパンプアップした腕が重く感じた
「1分半の10セット これが、あとさらに10セット出来るようになれば文句なしなんだけどな」
「勘弁してくださいよ 無呼吸運動がそんなに続く訳無いじゃないですか 酸欠でぶっ倒れますよ」
「お前の身体なら大丈夫だ 問題ない」
「簡単に言わないで下さいよ それに俺再来週大会なんですよ オーバーワークになったらヤバイですからね」
「トレーナーである俺がちゃんと考えてメニュー組んでるんだから そんなことなる訳ないだろ じゃあ、次は体幹トレーニングな」
プロとしての実績とトレーナーとしての実績の両方を持つコーチの宮村さんの指示が飛ぶ。
アウトボクサーとはいえないレベルの筋肉と丈夫な骨で形成された身体に疲労が溜まり、マットに歩いて行くだけでも身体が重く感じてしょうがない。
「色んな闘い方が出来るようになりたいと言った結果この鬼トレーニング 身体を壊さない範囲で行うあの人にバチが当たればいいのに」
「聞こえてるぞ 余裕そうだな 回数増やしてやろうか」
「聞こえるように言ってるんすよ 」
マットの上に寝転がりプランクの姿勢に入り、合図と共に開始する。
先程 サンドバッグを叩いてたことと、ロードワークのせいで足と腕が震えてくる。
その後、トレーニングをきっちり5セット行い水分補給を挟んだ。
「よし、次ミット打ちやるからシューズとグローブの用意しろ」
「分かりました 」
疲れた身体でベンチに置いてあったバンテージを巻いてグローブを嵌める。いつもの試合とは違うウェルター級からの10オンスのグローブは将来的に階級をあげた時に慣れておく必要があるということで練習ではいつも使うことにしていた。
シューズを履いてリングに上がればミットを嵌めたコーチの指示に従ってミット打ちを行う。
「もっと、足を使え それじゃあインファイターに捕まった瞬間にボコボコにされるぞ」
「はい」
悲鳴をあげる足を無視して動かし、ミットにワンツーを叩き込んでから、コーチの打ってきたパンチをウィービングで避ける。
「よし 最後に好きなとこ打ってこい」
その言葉を聞いた瞬間に今まで以上の力を左腕に込めて呟いた。
「死ね」
身体を一気に寄せて左のリバーブローを叩き込む。
その瞬間にコーチがミットで防ぐが、それも御構い無しに左腕を振り抜いた。
そして、吹き飛ばされ、左の肋を抑えるコーチを見て笑ってしまった。
「お前 今死ねとか言いながら左振り抜いたな」
「嫌だなー 俺が日頃からお世話になりっぱなしのコーチ相手に死ねとか叫びながら左のリバーブローなんて叩き込む訳ないじゃないですか」
「よーし テメーが日頃俺に対してどう思ってるか分かった 明日から練習量を増やして その多い血の気を抜いてやるから覚悟しとくんだな」
「じゃあ、お疲れしたー」
ニュートラルコーナーにもたれかかり、左の肋を押さえているコーチに挨拶をして、ロッカールームから着替えとタオルを持ってシャワールームに向かった。疲れが蓄積した身体を洗いタオルで拭いてから着替える頃には、9時を過ぎていた。
改めて先輩方に挨拶をしてジムを出ると熱帯夜のせいだろうか若干の暑さの残っていて、額に汗が滲むのを感じた。
カバンの中からヘッドホンを取り出してスマホと同期させた。
鼻唄を歌いながら歩いていくと駅前で酒臭いサラリーマンが四人集まって見覚えのある女性二人を囲っていた。
「やめて下さい 」
「なんだよ 仕事で疲れてるおじさんたちに少しくらい付き合ってよ」
中年オヤジと絡まれる女子この漫画としか思えないシチュエーションに溜息が出る。
「はぁ どんだけ 絡まれる人多いんだよ てか、人のシマ荒らしまくる糞共にはペナルティーが必要か」
絡んでる連中の一人の肩を掴み壁に叩きつけると男が怒鳴ろうとしたので股下の股間ギリギリの壁に蹴りを入れた。
「おっさんたち何人のシマ荒らしてんの?
最近ここら辺物騒だぜ
帰宅途中だったサラリーマンが財布取られるオヤジ狩りが横行してるらしいよ それとも、おじさんたちは児童売春で職失いたいか?
仲間の女子連中に言えばいくらでも容疑かけれるよ」
そう言って懐から名刺入れを抜き取った。
「へぇー おじさん 有名企業の部長さんなんだ それに、薬指の指輪ってことは結婚もしてるんだね じゃあ、児童売春で捕まったら家族は困るだろうし、おじさんは社会復帰が難しいだろうね いいの?」
トドメとばかりにまくし立てれば、中年オヤジの顔が真っ青になる。
最後にスマホを出して110を押せば慌てて、残りを連れて逃げ出した。
「酔っ払うのは構わないが人様に迷惑かけてんじゃねぇっての」
そう呟いてから女性を見ると、やはり怯えていた。
中年オヤジの次は悪名高いヤンキーだからな 何されるかわからないし、怖がって当然だ。
「夜道は絡まれるかもしれないから気をつけて 出来たらご両親に迎えて貰った方がいいよ」
軽く一言だけ伝えて歩き始めた。ヘッドホンから流れてくる電波少女の遥に合わせて鼻唄を歌う。先程の二人の姿に見覚えがあったのは気の所為ではないらしい。日菜さんが載ってた雑誌にいた二人組だ。
「確か、丸山さんと白鷺さんだったよな。あーあ いくら助ける為とはいえ、ビビらせ過ぎだったよな 悪いことしちゃったな」
所詮ヤンキーだからビビられる事には慣れてるが、
大切な人の同僚とあっては申し訳ない気持ちに晒されてしまう。
二度と会う事がない事を祈りながらも、手のひらに収まる名刺入れに目が行く。返しそびれたそれを仕方なく駐在所に持って行かなくてはいけないことに気づき溜息が出た。
「はぁ、最近運が悪いな」
羽丘と花咲川はこの話では、共学という形にさせて貰っています。