私はアリス・マーカドロイド。
現在吸血鬼の住む紅魔館に間借りしている。ある事件により自宅が消し飛び途方に暮れていたところ紅魔館の主のレミリア・スカーレットに拾われ三食昼寝付き&友人までついてきた。
今までの不幸を差し引いてもお釣りがくるほど充実している。諸悪の根源である東方不敗には少し思う所が無いわけでは無いが紅魔館に住めるきっかけを作ってくれた幸運には感謝する。
レミリアの能力のおかげで人と関われば関わるほど不幸が訪れる体質が改善され紅魔館内であれば遠慮なく生活出来た。
そう、最近不幸が起きなかった為忘れていたのだあくまでも紅魔館限定だったことを。
その日アリスはご機嫌だった。朝の目覚めも良く外は晴れ晴れ、魔理沙とパチュリーと共に博麗神社へと遊びに行く予定だ。
これから起こることは魔理沙とパチュリーが見て、そして体験した実話である。
魔理沙とパチュリーはアリスの不幸体質を知らない。元々アリスが人との関わりを避けていており、知り合ったのがレミリアのお陰で不幸体質が打ち消されている状態だった。
「さあ博麗神社に行くわよ・・・。」
紅魔館から一歩出た瞬間先程まで晴れていた天気がいきなり急変しバケツをひっくり返したような雨が降ってきた。
「・・・・・。」
あれ?ちょっと待って!?さっきまで晴れてたじゃない!
アリスが一歩下がり紅魔館に戻った瞬間雨がやむ。
「なあ、アリス?お前って雨女か?」
と、半笑いの魔理沙にジト目のパチュリー。
「・・・、多分紅魔館から出たら私の不幸体質が発動するみたい・・・。」
「なんだそりゃ?」
アリスは自分の体質について二人に説明する。
すると魔理沙は楽しそうに笑い。
「そいつは面白いな!多少のことなら気にするな、なあパチュリー?」
「ふう、まあそれくらい何とかなるわ。気にせずに行きましょう」
「ちょっと待って!そんな簡単にはいかないのよ?貴方達にも迷惑が・・・。」
「いいから、いいから行こうぜ!」
魔理沙はアリスの背中を押しながら紅魔館を出る、そして先程と同じく雨が降りだす。
パチュリーが手を振るうと雨が避けていく、アリスは不安そうに二人の後に着いていく。
歩くこと数分突如アリスの頭上へ雷が降り注ぐ、しかしアリスも今までの経験により予測しており即座に回避に成功する。HP500/500
「あばばばば!?」
魔理沙にクリーンヒット!魔理沙は15ポイントのダメージ HP75/100
パチュリーは咄嗟にシールド魔法を展開にて回避成功
HP65/65
あれ?アリスは魔法使いだよね?HPがおかしくない?
※ちなみにアリスは何度も不幸の代償としてダメージを受けることにより何処かの戦闘民族宜しく丈夫になっているのだ。
「ま、魔理沙大丈夫!?」
「ぷっ、魔理沙。魔法使いならこれくらい防ぎなさいよ。」
と、挑発するパチュリーにオロオロするアリス。
「パチュリー・・・、お前なぁ。防げれるなら私も助けろよ。」
「二人共やっぱり戻りましょう、このままだと・・・ハッ?」
アリスがいきなりジャンプした瞬間。猪が突如現れパチュリーをなぎ倒す。
「ぐふっ?」
パチュリーが宙に舞う、そして何処かの鬪士の様に頭から地面へ落ちる。HP45/65
魔理沙は辛うじてかわす。
「パチュリー、油断大敵だぜ!」
「ぐぬぬぬ、これで五分ね。次は防いでみせる。アリス!」
「えっ?もうやめましょうよ。これ以上は危険よ!」
「アリスに回避出来て私達に出来ないことは無いんだぜ!」
「そうよ!アリスには負けないわ。」
ここよりダイジェストでお送りします。
・森に踏み入れた瞬間大量の蜂が襲撃
魔理沙 HP70/100 パチュリー HP40/65
マスタースパークにて撃退
・森を抜け川沿いに歩いていたところで雨により増量された川より鉄砲水が発生
魔理沙 HP50/100 パチュリー HP 30/65
パチュリーの火符アグニシャインにより相殺する
・鉄砲水のせいでびしょ濡れのところへチルノと妖精達の襲撃
魔理沙HP40/100 パチュリー HP25/65
アリスの蒼符博愛のオルレアン人形により撃退
パチュリーの回復魔法と魔理沙のキノコにより回復
魔理沙 HP70/100 パチュリー HP50/65
・博麗神社の階段手前で何処から極太マスタースパークが三人をのみ込む
魔理沙 HP5/100 パチュリー HP2/65 アリス HP485/500
アリスは上海人形と蓬莱人形がオートで盾になりダメージは軽微、運良くアリスの後ろにいた為ギリギリ生存した二人・・・。
アリスはそれでも直撃コースにも関わらず軽微だと?
どれ程硬いのか、もはや魔法使いでなくタンク職だ。
幽香曰く、私のマスタースパークで抜けないなんて正直ドン引きしたわ。とのこと。
這う這うの体ていでたどり着いた魔理沙とパチュリーよりアリスにいい笑顔で。
「「悪いけど帰りは別々に帰ろう。」」
「ですよねー。」