東風谷早苗は幻想郷を走り回っていた。
それは、にとりから聞いた一つの情報を手に入れたからだ。
外の世界で有名な東方不敗がこの幻想郷に流れ着いたことを知り手当たり次第に探し回っていた。
「東方先生は何処に居るのかしら?こんなチャンスなんて滅多に無いのに!」
今は、守矢の2柱は外の世界に出張中の為早苗を止めるものが居ない状態。即ち絶賛暴走中である。
通常神奈子や諏訪子が居る時は比較的常識の範囲内に収まるのだか、お目付け役が居ない今は俗に言う"常識とは投げ捨てるもの"を発動中である。
まず早苗は壊滅した妖怪の山へと足を向ける、包帯が痛々しい文に話を聞こうとするが怪我の為か上手く話が出来ない。
それならと、この東風谷早苗が修めた一子相伝の"守矢神拳"で治療してあげます!と秘伝の秘孔を突く。その際(ん?間違えたかな?)と小さく呟く。
するとなんということでしょう!大分回復していたはずの文は瀕死へビフォアーアフター!
ガン泣きの犬走椛に追い出され妖怪の山を後にする、その際「私は天才だぁ覚えておいてください!」と言ったとか言わなかったとか。どこの野生のアミバだよ・・・。
追い出された為、情報を手に入れなかったので今度は人間の里へと足を向ける。
次の犠牲者は慧音かな?それとも妹紅か?
残念!永遠亭へ帰る途中のてゐが犠牲者だった。
東方不敗へ幸運を与えた時、幻想郷の幸運不運のバランスが崩れ不運が幸せを配る兎のてゐにも早苗という厄災が降り注ぐ。
知った顔を見かけた早苗はすぐに捕獲し東方不敗のことを知らないか聞いてみる。
「東方不敗?知らないよー?」
(何か厄介ごとになりそうだからここは知らないふりをするかな。)
「本当ですか?私の勘が何らかの関わりがあると告げています。」
早苗の目がスーっと細くなる。
「あまり手荒なことはしたくないんですが・・・ 。」
「ちょっと!?落ち着きなよー!ね?早苗?その指は?何する気なの?」
「はっ!径絡秘孔の一つ新一を突きました、貴方は勝手にしゃべり出す。」
「えっ?何言っているのそんなはず・・東方不敗のことだね今博麗神社に案内したところでだよ。はっ?勝手に口が?」
「やはりそうでしたか。この指を抜いて三秒後に貴女は・・・、ボン!です。」
エッ?チョットマッテ3ビョウッテ、アー・・・ピチューン!
「これで足取りは掴めました、まさか守矢では無く博麗に行くとは。」
博麗神社に向け加速する早苗、テンションが天元突破の早苗が神社到着まであと10分。
一方博麗神社では霊夢の元にアリス・魔理沙・パチュリー・幽香が正座をさせられて説教を受けていた。
「あのね?別に仲良くしろとは言わないけど私に迷惑かけるのはやめてよね。幽香のマスパで結界に綻びが出来たじゃない!」
「でもね・・・霊夢、こいつら森や川とかで暴れて自然を傷つけたのよ。許せるわけ無いわ。」
「それについては悪かったぜ、でも半分以上アリスのせいなんだぜ。」
「どういゆうことなの?」
霊夢がアリスを見るとアリスはバツが悪そうにする。そして自分の体質のことを説明する。そして神社に入ったとたんに改善されているとのこと。どうやら大結界のお陰のようだ。
とりあえず幽香に謝罪して森や川の修繕をする方向で話が纏まりかけたとき境内より声がする。
「すまぬが博麗霊夢殿はご在宅かな?」
声からすると年配の男性のようだが、霊夢自身あまり男性との知り合いは少なく精々霖之助ぐらいだ。
「誰かしら?」
霊夢は境内へと向かいそれについて他の4人も境内へ向かう。1人幽香だけはその声に聞き覚えがあった。
東方不敗は現れた紅白の巫女が霊夢と判断し声を掛けようとした瞬間硬直する。霊夢のあとから現れたのは風見幽香、見た瞬間治まっていた怒りが噴出する。
しかし思い出す、てゐがこの博麗神社は非殺傷区域であり戦闘はご法度なのだと言っていたことを。
実際はてゐが付いた嘘であるのだかそれが今回は幸いした。
幽香の方も最早東方不敗に興味は無くどちらかと言えばアリスに興味を持っていた、何せ自分のフルパワーのマスタースパークに耐えたのだから。これがスペルカードならまだ納得出来るが正真正銘のフルパワーで人など塵芥になる威力なのだ。
こちらに見向きもしない幽香を視界に捉えながら東方不敗は怒りを抑え霊夢へと話し掛ける。
「急な訪問失礼する、わしの名は東方不敗。見ての通り外の世界から来た者だ、永遠亭の八意殿より外来者は一度霊夢殿に会っておいた方が良いとのことなのでこうして参ったのだ。」
「ふーん、永琳がね・・・。で?貴方は元の世界に戻りたいの?それともこの幻想郷に残りたいの?私はこの大結界を守る以外にたまにこちらへ流れてくる人を外の世界に戻す役割を持っているのよ。」
「・・・、わしはこのまま幻想郷に残りやらねばならんことがある。その為にも霊夢殿に弾幕ごっこの手解きをしていただきたいのだ。」
霊夢が返答をしようとした瞬間横から風見幽香が遮り冷たくいい放つ。
「霊夢、こいつに掛ける恩情は要らないわよ。ここ何日か幻想郷の自然が破壊されている原因は多分こいつよ。最近やたら森や山や川が破壊されていると思ったら外の人間が居たからよ。最初に会った時に気づくべきだったわ。」
幽香と東方不敗の間に殺気が走る。一触即発切っ掛けがあれば即座に戦闘が開始される状況だ。
時間にして5秒ほど沈黙がすぎそれを破ったのは。
「私!参上!」
空気を読まない東風谷早苗その人である。
「やっと会えました!東方先生!会えて光栄です!握手してもらえます?あとサインも。この巫女服の背中でいいのでよろしくお願いいたします。」
「ちょっと早苗!いきなり現れてなんなのよ?」
「あっ、霊夢さんお久しぶりです。今忙しいので後にしてもらえます?」
ブチッ!幽香が切れる。
「貴女いい加減にしなさい?私を無視して話を進めるなんて・・・、潰すわよ?」
「何ですか貴女は?むっ?貴女・・・。」
「ふん、やっと私が誰か分かったようね。」
「何ですか!!貴女!私と被ってますよ!同じキャラは2人も要りません!」
予想外のセリフに幽香はフリーズする、コイツハナニヲイッテイルノダ?
「だって緑の髪に抜群のスタイル、そしてこの美貌。駄々被りじゃあないですか。」
「お、おう。」(これは褒められていると思ってよいのかしら?)
「東方先生が絡まれいるようなのでこの東風谷早苗助太刀いたします。」(この機会に同キャラは潰します!)
「売られた喧嘩は買ってあげるわ、アリス!いくわよ!」
「え!?あっ!いつの間にか魔理沙もパチュリーも居ない!逃げやがった。これは久々に・・・不幸だ。」
早苗の参戦により場はカオスになった。魔理沙とパチュリーは空気を読んで奥に引き込んだ。
これにより東方不敗&早苗VS幽香&逃げ損なったアリスの戦いが始まる。
東風谷早苗VS因幡てゐ(径絡秘孔 頭維)
被害 無し
幻想郷壊滅まであと64%
東方不敗・早苗
流派東方不敗は王者の風よ全新系裂天破侠乱見よ東方は赤く燃えている
続くかも