IS~存在しない者の戦い~   作:shin-Ex-

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第7話!

今回とうとう物語が進みます!

「ようやくか」

「随分とかかったな」

それは・・・・まあ申し訳ないとしか言えませんね。

「まあいい。それよりも本編にいくぞ」

はい!それでは本編どうぞ!


第7話

side ルミナ

 

この日俺は確信した

 

 

俺は確実に何かに憑かれているのだと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、今日は実戦で使用する装備の特性についての説明・・・・・と、その前に再来週のクラス対抗戦に出る代表者を決めなければならないな」

 

これから授業が始まるというところで織斑先生が思い出したように言った。

 

「クラス代表者は対抗戦だけでなく生徒会の会議や委員会の出席など・・・・まあクラス長と考えてもらえばいい。自薦他薦は問わない。誰かいないか?」

 

クラス代表ねぇ・・・・・はっきり言ってやりたくはない。可能な限りそういうはやりたくはないな。ただでさえ男子ってだけで目立っているんだからクラス代表になってしまえばそれこそ・・・・・・面倒なことになるのは

容易に想像できる。

 

「はい!織斑くんがいいと思います!」

 

「えっ?」

 

「私も織斑くんを推薦します」

 

「えぇっ!?」

 

クラスの女の子が一夏を推薦した。推薦された一夏は予想外だったのだろう。驚きの声を上げている。というか・・・・・

 

(マズイな・・・・・この流れはもしかしなくても・・・・)

 

「私はオーティアス君を推薦します」

 

「私もそれがいいと思います」

 

やはりこうなったか。皆俺と一夏が男だからっていう理由だけで推薦しているんだろうなぁ・・・・・お願いだからもう少し真面目に考えて欲しい。大事なことなんだから。

 

(ル、ルミナ・・・・・どうしよう)

 

一夏は縋るような目でこちらにアイコンタクトを送ってきた。

 

(どうしようもなにもないだろ・・・・・・できませんって言って断るしかないだろ)

 

(そ、そうだよな・・・・・よし)

 

「他にはいないのか?いないのならばこの二名で投票して決めるぞ」

 

「ちょっと待った!俺はそんなの・・・・」

 

「却下だ」

 

織斑先生は一夏が言い終わる前にスパッと言い放った。

 

「ってまだ最後まで言ってない!というかどうしてだ?」

 

「他薦されたものに拒否権はない。選ばれたからには覚悟を決めろ」

 

・・・・うわぁ~何その理屈?いくらなんでも拒否する権利くらいくださいよ。

 

(クソッ、このままじゃあまずいな何か方法は・・・・・そうだ!)

 

俺の中で一つのアイデアが浮かんだ。

 

「すみません織斑先生。俺はクラス代表にはなれません」

 

「・・・・・・理由はなんだ?」

 

あ、俺の時は理由まで聞いてくれるんだ。まあ助かるからいいけど。

 

「俺は頻繁に真月研究所に顔を出さなければなりませんので、この学園を空けることもあります。クラス代表が頻繁にいなくなるというのはあまりよくないでしょう?だから辞退させていただきたいのですが・・・・・」

 

一応嘘は言っていない。俺はイクリプスを完成させるために研究所には頻繁に赴かなければならないのだから。それに研究所に行かなければならない理由は他にもあるし。

 

「・・・・・そうか。わかった。そう言った事情なら仕方ない。オーティアスの推薦を取り下げる」

 

「「「えぇ~・・・・」」」

 

よしっ!これでクラス代表になるのは回避できた!

 

「皆ゴメンな?せっかく推薦してくれたのに」

 

ただまあ・・・・・周りの女子数人が落胆の声を上げてるのが聞こえてきたから少し悪い気がしたので謝罪しておいた。

 

「まあしょうがないよ。事情が事情だし」

 

「気にしなくてもいいよ、オーティアスくん」

 

俺を推薦してくれた子達は笑って許してくれた。皆いい子だな・・・・・・まあはじめから推薦してくれなければ良かったのにとは少し思うけど。

 

「・・・・・・」

 

それと一夏。そんな恨めしそうな目で俺を見るな。お前もやりたくないなら自分でしっかりと最もらしい理由を考えなさい。心の中で物静かに応援しているから。

 

「さて、他に候補者がいないのなら無投票当選になるぞ」

 

「待ってくれ!やっぱり俺は・・・・」

 

「納得いきませんわ!」

 

一夏の言葉を遮ってオルコットさんが力強く発言した。

 

「そのような選出は認められません!男がクラス代表だなんて・・・・・いい恥さらしですわ!このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」

 

あ~・・・・これは完全に頭にきちゃってるなオルコットさん。言葉からわかりやすく怒りが伝わってくるよ。まあ彼女はプライドが高いからある意味当然かな?昨今はISのおかげで女尊男卑の風潮になってるし・・・・・男っていう存在そのものに嫌悪しているのかもしれない。そんな中で男がクラス代表であることは彼女のプライドが許さないのだろう。

 

でも・・・・・

 

「大体!文化としても後進的な国に暮らさなくてはならないこと自体が私にとって耐え難い苦痛で・・・・」

 

・・・・・この発言はちょっと宜しくないな。周りの空気が悪くなってる。当然だ。このIS学園があるのは日本だ。故にIS学園に通っている生徒の過半数近くが日本人なのだ。このクラスも例外ではなく日本人の割合が多い。そんな子達にとって今のオルコットさんの発言は自分達にとって侮辱されているようにしか聞こえないだろう。

 

(・・・・・流石に今のは看過できないな)

 

俺はオルコットさんに一言物申そうと声をあげようとした瞬間。

 

「待てよ」

 

先に一夏が声を上げた。

 

「別に俺のことをとやかく言うんだったら構わない。俺はISの事は殆ど何もわからないから馬鹿にされるのは仕方ないことだからな。でも男や日本のことを侮辱するのは違うだろ?少なくともお前にそんなこと言う権利はないはずだ」

 

一夏はオルコットさんに正面から向き合ってそう言った。

 

ル(意外だな。一夏のことだから言われたからには黙ってはおけないとかいう感じでイギリスの悪いところとか言っちゃうんじゃないかと思ったんだが・・・・・随分と冷静だな)

 

俺は一夏の冷静な物言いに少し驚いていた。

 

「なっ!?私に意見しますの!?」

 

オルコットさんは一夏の発言でさらに頭に血が上ったようだ。

 

「意見とかそういうのじゃねえよ。俺は・・・・・・自分が正しいと思ったことを言っただけだ」

 

「それを意見というんですわ!あなたは男分際で何様のつもりですか!」

 

「・・・・・それはこちらのセリフですよ。ミス・オルコット」

 

「え?オーティアスさん?」

 

俺もとうとう我慢ができなかったので口を開いた。

 

「オルコットさん。君は自分が置かれた状況と自分の立場をしっかりと把握しているんですか?」

 

「ど、どう言う意味ですの?」

 

「あなたは日本を侮辱する発言をしていましたがこのIS学園は日本にあるのですよ?そしてこのクラスに属している生徒の過半数以上が日本人です。彼女たちがあなたの先ほどの発言を聞いてどう思ったのかあなたはわからないのですか?」

 

「!!」

 

オルコットさんはハッとしたように目を見開いた。

 

「それに日本が文化として後進的だとおっしゃいましたがそもそもISは日本で開発されたものですよ?そしてISを利用した競技『モンド・グロッソ』の第一回大会の覇者も日本人です。それなのにあなたは何をもって日本の文化は後進的だと思ったのですか?」

 

「そ、それは・・・・・・」

 

「そして何よりも・・・・・あなたは国家代表IS操縦者の候補生なのですよ?それをきちんと自覚しているんですか?」

 

「ど、どう言う意味ですか?」

 

「国家代表・・・・それは名のとおり国を代表するものという意味です。すなわちあなたが国家代表になったとしたならばあなたの発言はイギリスという『国』そのももの発言として捉えられる。つまり・・・・・イギリスが日本を侮辱したということになるのですよ?それが何を意味していると思います?外交問題・・・・・・・ヘタをすれば戦争の引き金にもなりますよ?」

 

「せ、戦争?たかがそれだけのことで?」

 

「たかがそれだけのことでも十分に起こりえるんですよ。戦争のきっかけなんて・・・・・時として些細なものなんですから。そうなれば多くの人が苦しみことになります。あなたはその責任が取れるんですか?」

 

「・・・・・・」

 

「代表候補生なら自分の立場と責任を正しく理解してください。でなければ・・・・・・あなたに先はありませんよ?」

 

「・・・・・・」

 

オルコットさんは顔を伏せて黙り込んでしまった。少し言いすぎてしまっただろうか?だが・・・・・・彼女には間違いをおかして欲しくない。

 

彼女はまだ子供だ。だからこそ・・・・・・まだやり直しが効く

 

今のまま大人になってしまえば・・・・・取り返しがつかなくなってしまうかもしれないから

 

「・・・・・・け」

 

「ん?」

 

「決闘ですわ!このまま好き放題言われて黙っているわけにはいきません!あなた達二人に決闘を申込みますわ!」

 

オルコットさんは力強く言い放った。

 

おそらく俺が言っていたことはしっかりと理解してくれているだろう。憶測だが彼女はそこまでわからず屋ではないと思うから。それでも黙っていられなかったのは・・・・・彼女にも誇りがあるからだろう。故に理解しても簡単に食い下がることはできない。

 

まあそういう考え方は悪くはないと思う。自分に誇りを持つのは大切なことだからな。

 

「いいぜ。四の五の言うよりわかりやすい」

 

「そうだな。偉そうなこと言っておいて断るわけにはいかない」

 

それにここまで焚きつけて置いてあとは知らんと放り出すというのは俺の主義に反する。やるからには最後まで責任は持たなければな。

 

「ワザと負けたりしたら私の小間使・・・・いえ、奴隷にしますわよ」

 

・・・・・小間使と奴隷ってどう違うんだろう?いや、今考えることではないな。

 

「ハンデはどれくらい付ける?」

 

「は?あら?早速お願いかしら?」

 

「いや、俺達がどれくらいハンデつけたらいいのかなと」

 

・・・・・一夏、それは本気で言ってるのか?

 

「「「「アハハハハ!」」」」

 

一夏の発言を聞いたクラスの女子は笑い声を上げた。

 

「え?なんで皆笑ってるんだよ」

 

どうやら気がついていないようだな。

 

「織斑くんそれ本気で言ってるの?」

 

「男が女よりも強かったのってISができる前までの話だよ?」

 

「あっ・・・・」

 

「もし男と女が戦争したら三日もたないって言われてるよ」

 

「で、でもそれはISがあるからだろ?俺もルミナもISが使えるんだからその考えは当てはまらない」

 

一夏は負けじと反論する。だが・・・・・

 

「・・・・そうでもないぞ一夏」

 

「ど、どうしてだ?」

 

「ISを動かせるとは言え俺達は圧倒的に知識、経験が不足しているんだ。そんな状態では対等とは言えんだろ」

 

「うっ・・・・・」

 

「それに相手は代表候補生だ。はっきり言ってキャリアが違いすぎる。この場合どちらかといえばハンデをもらうのは俺たちの方だ」

 

「ぐぅぅ・・・・・」

 

理解したのか一夏は何も反論してこなかった。

 

「オーティアスさんの言うとおりですわ。ハンデを付けるとしたら私の方。日本の男性というのはジョークセンスがあるようですわね」

 

・・・・うん。ちょとムッと来たけど事実なだけに言い返せないな。

 

「織斑くん、今からでも遅くないよ。ハンデ付けてもらったら?」

 

一夏のすぐ隣の席の子が心配そうに言う。

 

「男が一度言ったことを覆せるか。ハンデはなくていい」

 

「ええ~、でもそれは舐めすぎだよ~」

 

「ふふふ、オーティアスさんはどうなさいますか?何かハンデは付けますか?」

 

「俺もいいよ。ハンデはいらない」

 

「あら?先程はハンデをもらうとしたら自分達の方だと言っていましたのに?」

 

「まあ確かにハンデないじゃあ勝つのは難しいでしょうね。でも・・・・・俺もなけなしとはいえ男としてのプライドがありますからね。ハンデなんてもらったら・・・・・・そのプライドに傷つけることになる」

 

「・・・・・そうですか。わかりましたわ」

 

「話は纏まったな。それでは勝負は次の月曜、第3アリーナにて行う。織斑、オーティアス、オルコットは各自準備をしておくように」

 

こうして、俺と一夏はオルコットさんと決闘することとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あとがき座談会のコーナー!INIS

今回のはゲストなしで進めていきます!

「ゲストなし?オルコットさんがゲストじゃあないのか?」

はい。彼女は呼んでいません。

「なんでだ?」

それは・・・・・正直に言ってしまうとこの時期のセシリアさんはあまり好きではないからですね。家を守るために強くなければならないという彼女の考えも意志も尊重はしていますがだからといって他者をあそこまで陥れるのはあまり感心できることではありませんからね。

「なるほどな。確かにこの時期のオルコットさんは少し自分本意なところが目立ちすぎているな。周りに舐められないために強がる気持ちはわかるが・・・・・・あの態度はあまり褒められたものではない」

「確かにそうだな。少し周りに対する配慮がかけてるように感じた」

それに引き換え一夏さんは随分と冷静でしたね。本編ではセシリアさんに対抗してイギリスのことを侮辱していたのに。

「まあ確かに頭には来たが・・・・ルミナに考えてから発言しろって言われたからな。だから冷静に慣れて侮辱されたからって侮辱し返すのは良くないと思えたんだよ」

「そうか」

よかったですねルミナさん。一夏さんはきちんと反省してルミナさんの言うことを理解してくれたようですよ。

「ああ。これで説教した甲斐が少しはあったというものだ」

「本当にそのことにはルミナに感謝しないとな」

ですね。さて、一方でルミナさんはセシリアさんに結構ズッパリと説教しましたね。

「正直我慢できなかったからな。ただまあ・・・・・今更だが少し言いすぎてしまったのではないかと思っているが。あれじゃあオルコットさんのプライドをかなり傷つけてしまっただろうし」

「そんなことないと思うぞ?ルミナがああ言わなかったらセシリアはもっと思い上がっていたと思うからな」

一夏さんの言うとおりですよ。ルミナさんは間違っていませんよ。

「・・・・・だといいんだが」

(ルミナさんは少し思いつめ過ぎてしまうところがありますね)

(そうだな。ひとりで背負いすぎだ)

「ん?二人共どうしたんだ?」

なんでもありませんよ。気にしないでください。

「そうか」

さて、それでは今回はここで締めますか。

「そうだな」

「それじゃあ・・・・・」

「「「次回もまたきてくれ(きてください)!!」」」
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