IS~存在しない者の戦い~   作:shin-Ex-

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今回は二年生編の第4話になります!

「今回の新キャラは二人でどっちも男だな」

「なんか一人はアレだけどな。それとシャルロットもメインになってるな」

そうですね。

それでは本編にいきましょう。

「本編どうぞ」


第4話

「・・・・・」

 

「・・・・・」

 

「はあ・・・・・シャルロット。そんな不機嫌そうな顔するなよ」

 

ルミナはわかりやすくむすっとした表情をしているシャルロットに言う。

 

ここはIS学園の1年のクラスのあるフロア。2人は生徒会に寄せられたある投書の事実確認の為にここに赴いたのだが・・・・・シャルロットの機嫌はあまりよろしくない。

 

まあ無理もないであろう。なにせ・・・・・

 

「ねえ、あの人でしょ。ハールティさんと決闘するっていう生徒会長って」

 

「そうそう。男のくせに身の程知らずよね」

 

「よく1年のフロアに顔を出せたよね」

 

先程からこういった陰口を言う者があとをたたないのだから。

 

「・・・・・」

 

「待てシャルロット。何をするつもりだお前は」

 

ルミナは無言で陰口を言う生徒の元に行こうとするシャルロットの腕を掴んで止める。

 

「・・・・・生徒会役員として注意しに行くだけだよ。会長をあんな風に言われて黙ってるなんて僕には無理」

 

「あのな・・・・・気持ちは嬉しいが少し落ち着け。そんなことをしたところで根本の問題は何も解決しない」

 

「・・・・ルミナはいいの?あんなに好き放題言われて・・・・なにも感じないの?」

 

シャルロットはいやに真剣な面持ちでルミナに尋ねた。

 

「まあ確かにあまり気分のいいものではないが・・・・・さっきも言ったが今何をしても問題を根本から解決することは無理だ。だから今は受け入れるしかない」

 

「でも・・・・それでも僕は納得いかない」

 

「お前がどんなに納得がいかなかろうと仕方がないだろう。今の世間の風潮は女尊男卑。男は虐げられるのが普通なんだ。一々気にしてしまっていては気が滅入ってしまう。お前もそうだろう?」

 

「だから・・・・・仕方なく受け入れるの?ルミナは何も悪くないのに・・・・・そんなの理不尽すぎるよ」

 

シャルロットは悲しそうな表情を浮かべた。

 

シャルロットからすれば好意を寄せているルミナが非難されるのは我慢ならないことなのであり、辛いことなのであろう。

 

「まあ確かに理不尽ではあるかもしれないな。だが・・・・・・そんなに長く続かないさ」

 

「え?」

 

「一週間後のハールティさんとの決闘・・・・・そこで俺の力を示す。そうすれば少しは俺を認めてくれる人が増えるだろう。そうなれば陰口を叩かれることも少なくなると思うからその時までは我慢するさ。だからシャルロットも・・・・・な?」

 

「・・・・・わかった」

 

シャルロットは渋々といった様子でだが了承した。

 

ルミナに対する理不尽な批評は許せない。だがシャルロットはわかっているのだ。一週間後の決闘・・・・・ルミナが負けることはまずないということを。ルミナが勝ってその力をルミナのことを分かっていない1年に示してくれることを。

 

故に・・・・今はルミナの言うとおり我慢することにした。

 

「わかればよし。それじゃあ仕事に戻るぞ」

 

「うん」

 

話を切り上げ、当初の目的を果たすことに意識を戻した2人。

 

その時・・・・・

 

「だから嫌だって言ってるでしょ!!」

 

「まあまあ、そう恥ずかしがらずにさ!」

 

2人の耳に嫌がる女性の声と軽薄そうな男性の声が聞こえてきた。

 

「ルミナ、これって・・・・」

 

「多分そうだろうな・・・・・行くぞ」

 

2人は声のする方へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だから恥ずかしいとかそういうのじゃなくて本当に嫌なの!何度も言わせないで!」

 

「またまたそんな~。ホントは照れてるだけなんでしょ?」

 

騒ぎの出処に2人が着くと、誰が見ても嫌そうにしている女子生徒とそんなのお構いなしといったように言い寄る男子生徒がいた。

 

ちなみにその女子生徒の方は・・・・・ルミナには見覚えのある子だ。

 

「そこまでだ・・・・・この子嫌がってるだろ」

 

「あ、ルミナさん!」

 

絡まれている女子生徒は蘭であった。

 

「やあ蘭。入学おめでとう」

 

「ありがとうございます」

 

「ルミナ、その子と知り合いなの?」

 

「まあちょっとな。それはそうとして・・・・・今どういう状況なのか教えてもらえないか蘭?」

 

「はい。実は・・・・」

 

「おいお前!邪魔してんじゃねえよ!」

 

事情を説明しようとする蘭の言葉を遮るようにして、男子生徒がルミナを怒鳴り散らした。

 

「・・・・・悪いけど今蘭に話を聞いているんだ。君はしばらく黙っててくれないかな?」

 

「なんだと!?急に出てきて偉そうに・・・・なんなんだお前は!」

 

ルミナの言うことには全く聞く耳を持たないようだ。

 

「はあ・・・・・もういい。蘭、簡潔に説明頼めるか?」

 

「嫌だって言ってるのにあの人がしつこくお茶に誘うんです」

 

「・・・・・やっぱりか」

 

蘭が単刀直入にわかりやすく説明するとルミナは呆れたように額に手を当てた。

 

今回生徒会に寄せられた投書・・・・・それはちょっかいをかけてくる迷惑な男子生徒がいるから何とかして欲しいという内容であったのだ。

 

「ありがとう蘭。ここは任せてくれればいいからもう行っていいぞ」

 

「はい、よろしくお願いします。それでは失礼します」

 

蘭はその場をルミナに任せ、その場から去って行った。

 

「あっ!ちょっと待ってよ!一緒にお茶・・・・」

 

「待つのはお前だ。とりあえず名前教えてもらえるか?」

 

 

 

「ふんっ!なんでお前なんかに答えないといけないんだ!」

 

追いかけようとする男子生徒を引き止め、ルミナは名前をを尋ねるが男子生徒は悪態を付くだけで答えようとしない。

 

「・・・・・シャルロット」

 

「わかった。君の名前は?」

 

「本庄真です。先輩、俺とお茶でもどうですか?」

 

今度はシャルロットが尋ねると男子生徒・・・・本庄はすぐさま答えた。しかもシャルロットをお茶に誘うというおまけ付きで。

 

(こいつ・・・・・予想通りめんどくさいな)

 

ルミナは本庄の面倒くささに頭を抱えたくなった。

 

実はルミナは尋ねるまでもなく本庄の名前は知っていた。ISを動かした男性ということで入学前から事前に調査していたのだ。

 

にもかかわらず名前を聞いたのは・・・・・本庄がどんな人間であるのかを確認するためであった。

 

その結果ルミナが尋ねれば悪態を吐き、シャルロットが尋ねると答えた上にお茶に誘うという・・・・・わかりやすく女好きで男嫌いだという性格が判明したのだ。

 

「本庄・・・・お前のその行動は迷惑行為として生徒会に報告されている。そういったことは今後控えてもらえないか?」

 

「は?迷惑行為?そんなわけ無いでしょ。俺のようなイケメンにお茶に誘われて女の子達は喜んでるに決まってる」

 

どこから自信がわくのか、本庄はキッパリと言い切った。

 

「さっき蘭は明らかに嫌がっていたんだが?」

 

「あれは照れ隠しだ。そんなこともわからないのか?女心の理解できない奴だな」

 

「ともかく苦情が寄せられている以上はそういったことは自粛してもらう。今回は注意勧告だけにとどめるが次からは罰則を与えるからそのつもりでいるように」

 

「はぁ!?ふざけんなよお前!一体なんの権限があってそんな勝手なこと言ってんだよ!」

 

「何の権限かと言われれば生徒会権限でだ。不本意ではあるが俺は生徒会長だからな」

 

「うるさい!そんな勝手なことに俺は従わないぞ!マジでふざけんなよお前!」

 

ふざけてるのは本庄の方だと10人中10人が言うであろう。

 

「あ~気分悪っ!どうせ生徒会長だとかそんなこと関係なく自分がモテないからモテモテな俺を妬んで言ってるんだろ?男の嫉妬は醜いったらありゃしない」

 

終いにはこんなことを言う始末だ。

 

「はあ・・・・君さ、さっきから黙って聞いてればなんなの?ルミナ言ってる事は何も間違ってないでしょ?」

 

とうとう我慢の限界が訪れたようで、シャルロットは重い声色で本庄に言い放った。

 

だが・・・・

 

「そんなことよりお茶行こうよ。ね?」

 

聞いちゃいなかった。

 

「・・・・もう一度だけ言うぞ本庄真。そう言った行為は今後自重しろ」

 

「そんな勝手に俺は従わないって言ってるだろ!何度も言わせるな!なに?お前痴呆なの?」

 

あくまでも従わずにルミナを罵倒する本庄。

 

その一言が・・・・・自分の首を絞めているとも知らないで。

 

「・・・・・いい加減にしろよガキが」

 

「なんだ・・・!?」

 

本庄は反論しようとしたができなかった。ルミナの覇気に気圧されてしまったからだ。

 

「再三の警告に従わず自分勝手なことばかり・・・・・ふざけるなよ?そんな勝手が通用すると本気で思っているのか?」

 

「う・・・あ・・・・」

 

「いいか、これが最後だ・・・・・二度と女の子にちょっかいをかけないと約束しろ。破れば・・・・・即罰則を与えるから覚悟しておけよ。行くぞシャルロット」

 

「うん」

 

最後の警告をして、ルミナとシャルロットはその場を去ろうとする。

 

だが・・・・・・

 

「・・・・くそ・・・・・くそくそくそっ!ふざけんなぁぁぁぁぁ!!」

 

何をトチ狂ったのか、本庄は叫びなが殴りかかろうと拳を振り上げる。だが・・・・本庄の拳の先にいたのはルミナではなかった。

 

怒りで冷静さを失っているせいかその拳はシャルロットへと向かっている。唐突のことでシャルロットは対応できず、恐怖して咄嗟に目を閉じた。

 

だが・・・・

 

(・・・・・あれ?)

 

いつまでたってもその衝撃は訪れることはなかった。どういうことだろうと恐る恐ると目を開くと・・・・・

 

「ふん・・・・・女に手を上げるとは見下げた奴だな」

 

ルミナではない男子生徒がその拳を受け取めている光景がシャルロットの目に映った。

 

「な、なんだお前!」

 

「お前のような弱い奴に名乗る名前などない・・・・・とっとと消え失せろ」

 

「ひっ・・・・・お、覚えてろよ!」

 

男子生徒に威圧された本庄は、一目散にその場から走り去っていった。

 

「・・・・・ふん」

 

「ちょっと待ってくれ」

 

本庄が去るのを見て、その場から離れようとする男子生徒をルミナが引き止める。

 

「なんだ?」

 

「シャルロットを助けてくれてありがとう。礼を言うよ」

 

「あ、僕からも・・・・助けてくれてありがとう」

 

「別に礼を言われるような事をした覚えはない。俺はただ奴の弱さが腹立たしかっただけだ」

 

ルミナとシャルロットは感謝の言葉を述べえるが、男は顔をそらしてそっけなく返事を返すだけであった。

 

「そもそも俺がなにもしなくても貴様がそいつを助けていただろう?」

 

「それはまあそうだが・・・・・だがお前のおかげでシャルロットが無事だったということは確かだ。礼を言うのは当然だろ?」

 

「ルミナの言うとおりだよ。だから僕としてはちゃんとお礼は受け取って欲しいんだけど・・・・」

 

「・・・・・そこまで言うなら一応受け取っておこう」

 

「うん。ありがとう」

 

「・・・・礼の上にさらに礼を重ねるな」

 

吐き捨てるように言うと、男子生徒はその場を去って行った。

 

「なんか・・・・ちょっと変わった人だね彼」

 

「だな。だが・・・・悪い奴ではないだろ」

 

「うん・・・・ちょっとかっこよかったし」

 

「・・・・惚れたの?」

 

「なっ!?そんな事ないよ!もう・・・・・ルミナったら」

 

ルミナがからかうように聞くと、シャルロットは頬を膨らませながら反論した。

 

だがその顔は恥ずかしそうに紅潮している。

 

「ごめんごめん。さて、生徒会室に戻るぞシャルロット」

 

「あ、その前に・・・・ねえルミナ。今の人の名前ってわかる?」

 

「なんだ?やっぱり惚れ・・・」

 

「だからそんなんじゃないって!ただ純粋に気になっただけだよ!」

 

「ははっ!それじゃあそういうことにしておくよ・・・・・あいつの名前は久龍剴。当然だがつい最近見つかったISを動かすことのできる男だよ」

 

「久龍剴・・・・か。教えてくれてありがとうルミナ」

 

「ああ。それじゃあ今度こそ生徒会室に帰ろう」

 

「うん」

 

用を終え、ルミナとシャルロットは生徒会室へと戻っていった。

 

(久龍剴・・・・・なんでこんなに気になるんだろう?)




それでは今回登場したキャラを紹介いたします!

名前
本庄真

クラス
1年3組

役職
無し

容姿
特に決まっていない。一応容姿はそれなりにはいい

性格
自分勝手で自意識過剰で自信家。100人中99人に嫌われるタイプ。

備考
最近発見された男性操縦者の一人。

無類の女好きで男嫌い。

自分の容姿に絶対の自信を持っており実際にそれなりに容姿はいいのだが性格が悪すぎるため女性人気は全くないどころか嫌悪されている。

しかし嫌悪されているとは欠片も思っておらず照れ隠しだと本気で思っている。

なぜか専用機を持ってる。

身体能力、精神力はあまり高くなく、IS学園中最低クラス。

じつは秘密がある・・・・・?




名前
久龍剴

クラス
1年2組

役職
クラス代表

容姿
仮面ライダー鎧武の駆紋戒斗

性格
自信家でクールを通り越してドライ。だが他者を思いやることができる心根の持ち主

備考
最近発見された男性操縦者の一人。

力に強い執着を持っており、力を得ることに固執している。

強者との戦いを求めており、強者と戦う機会が増えるという理由でクラス代表になることを受け入れた。

専用機持ち。

接近戦を得意としておりセンスだけならルミナ、千冬クラス。

弱者を嫌っているが単純に戦いが弱い者が弱者であると捉えているわけではない。

あるトラウマを背負っている。



以上です。

剴については完全に私の趣味ですね(笑)


それでは次回もまたきてくださいね!

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