IS~存在しない者の戦い~   作:shin-Ex-

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第10話!

さて!今回はルミナさんの戦いです!

「10話目にしてようやくか」

「ちょっと進行遅くないか?」

それは・・・・・否定できませんね。きっとこれからもこのスピードで進行していくことになるんでしょうし。

「それは・・・・・大丈夫なのか?」

はい。とりあえずこの小説の完結には数年はかかるのは確実ですね!

((・・・・・大丈夫じゃないな))

それよりも本編に行きますよ!

「ああ。それでは本編どうぞ」


第10話

side ルミナ

 

「ようやく来ましたか。レディを待たせるだなんて失礼ではありません?」

 

アリーナに入りオルコットさんの目の前についた俺に対してオルコットさんが言う。

 

「すみません。ちょっと一夏と話をしていまして」

 

「まあいいですけど。それよりも試合が始まる前にあなたに言っておきたいことがありますわ」

 

「なんですか?」

 

「・・・・・あの時はすみませんでした」

 

「え?」

 

オルコットさんは申し訳なさそうな表情をして謝ってきた。

 

「オーティアスさんの言うとおり、私は代表候補生として・・・・いえ、それ以前に人として配慮がかけていました。あれでは代表候補生としての自覚が足りないと言われても仕方ありませんわ。本当にすみませんでした」

 

「オルコットさん・・・・」

 

彼女の表情は真剣そのものだ。本当に自分の行いを悔いて反省しているのだろう。

 

「・・・・俺の方こそすみませんでした

 

「え?」

 

「あんな言い方ではオルコットさんのプライドを傷つけてしまったでしょうから。オルコットさんはオルコットさんで背負っているものがあったのでしょうし・・・・それに対する配慮がかけていました。本当にすみません」

 

オルコットさんが真摯に向き合って謝ってきたのだから俺も謝罪しなければならないと思い俺はオルコットさんに頭を下げた。

 

「・・・・ルミナさんは律儀な方ですね。それに気遣い上手ですし」

 

「そうですか?自分ではわかりませんが」

 

「ふふふ・・・・では、この件に関してはそれでおあいこということでどうでしょうか?」

 

オルコットさんが提案してきた。ここでまた俺が謝罪なんてしようものならいたちごっこ。話がこんがらがってしまうだろう。この提案は彼女なりに俺に対して配慮したものであろう。だったら・・・・

 

「ええ、そうですね」

 

ここはその提案に乗るのが一番かな?

 

「それではこれでおあいこということで。これで・・・・何の遺恨も残さずあなたと戦えますわ」

 

オルコットさんは鋭い目を俺に向ける。

 

「・・・・・それは俺のセリフですよ」

 

これで俺も思う存分遠慮なくオルコットさんと戦える。それにしても・・・・

 

(以前とは雰囲気が違うな・・・・・なんかスッキリとした表情をしている。今の彼女は・・・・・悪くない)

 

俺はオルコットさんから以前とは違う雰囲気感じた。原因があるとしたら考えられるのは・・・・・

 

「ところでオルコットさん、一夏と何かありましたか?」

 

「え、えぇ!?い、一夏さん!?」

 

オルコットさんは顔を赤くして慌てた様子で反応した。

 

・・・・うん、その反応で何かもうだいたい察した。確実に一夏と何かあったな。しかもフラグまで建ってる。

 

オルコットさんが変わったのは一夏が原因だと思っていたが・・・・・まさかフラグまで建てるとは。本当にあいつはS級のフラグ建築士だな(あなたが言わないでください! by作者)

 

「あ~・・・・うん。答えなくていいですよ。だいたい察しましたから」

 

「さ、察したって何をですか!?」

 

「それよりもそろそろ試合始めましょう。これ以上観客(と読者)を待たせるわけにはいきませんし。それにそろそろ・・・・・・」

 

『オーティアス!オルコット!いつまで話をしている!さっさとはじめるぞ!』

 

アリーナ中に織斑先生のアナウンスが響き渡った。

 

「・・・・・ということで始めましょう。これ以上は織斑先生の逆鱗に触れます」

 

「・・・・・そうですわね」

 

これ以上織斑先生を怒らせるなんて・・・・・・ヤバイ、寒気が止まらない。

 

「本気でいきますわよ」

 

「ええ。俺も・・・・・・今持てる力全てを持って相手します!」

 

ガチャ!バン!

 

オルコットさんはライフルを構えて発砲する。

 

「ッ!!」

 

俺はかろうじてだがライフルから放たれるレーザーを躱すことができた。

 

「初撃を躱すだなんて中々やりますわね!」

 

オルコットさんはレーザーを連射する。レーザーは正確に俺を捉えている。俺は絶え間なく動き周りそのレーザーを回避した。

 

「まだまだきますわ!」

 

オルコットさんの機体から4機のビットが放たれ俺の周囲を取り囲んだ。

 

ル(これは・・・・ビット兵器か!)

 

そして俺を取り囲むビット兵器からレーザーが放たれる。

 

ヂッ!

 

「クッ!」

 

俺は回避行動をとるが対応しきれず二発ほど機体に掠ってしまった。

 

(クッソ、このままじゃジリ貧だ。やられるのも時間の問題か・・・・・)

 

次々と放たれるレーザーを回避しながら焦りを感じてた。

 

(早く・・・・・早く慣れないと)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 一夏

 

「すげぇ・・・・」

 

モニターで二人の戦いを見ていた俺は思わずそう呟いた。

 

次々と放たれるレーザーを躱すルミナ。希にかすることはあるがただの一撃も直撃していない。

 

さっきまで戦っていたからこそわかる。ISであんな風に動くのは見かけ以上に難しい。それこそ俺は白式を動かすというより白式に動かされるといった感覚が強かった。

 

だがルミナは・・・・・・きちんとイクリプスを動かせている

 

俺とルミナ・・・・・・ここまで差があるのか。

 

「・・・・・全く。オーティアスは何をしている?」

 

戦いを見ていた千冬姉が呆れたような声を上げていた。

 

「織斑先生?どういうことですか?」

 

「・・・・・動きにキレがなさすぎる。あいつの実力はあんなものではない」

 

え?

 

「どういうことだ千冬姉!あんなものじゃないって・・・・」

 

「織斑先生と呼べ。言葉通りの意味だ」

 

言葉通りの意味って・・・・・

 

「どうしてそう言い切れるのですか織斑先生?」

 

「・・・・・入学試験の時、オーティアスの相手をしたのは私だ。奴は・・・・・オーティアスはこの私を相手に5分間も持ちこたえ私に一擊入れた」

 

「なっ!?」

 

千冬姉相手に5分も?しかも一撃入れたって・・・・

 

「現役を退いた今も織斑先生の実力は国家代表と何ら遜色はない。代表候補生程度では一撃入れることさえ難しいのに初めてISを動かしたばかりのオーティアスくんがそこまで・・・・・」

 

ルミナは・・・・・そんなに強いのか。

 

「だが今のオーティアスはその時よりも明らかに弱い。表情からして手を抜いているわけではないだろうが」

 

確かに、ルミナの表情は真剣そのものだ。必死に戦っているのだとわかる。

 

「一体オーティアスくんに何が・・・・」

 

「それはわからない。とにかく今は・・・・・この戦いを見届けよう」

 

そう言って千冬姉は再びモニターに目を向けた。

 

それに伴って俺もまたモニターに視線を戻した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side ルミナ

 

「はぁはぁはぁ・・・・・・」

 

きっついな。本当、イクリプスを使う消耗が半端ない。

 

でもまあ・・・・・・ようやくだな。

 

「大丈夫ですか?随分と息が上がっているようですけど」

 

「ははは、心配なら無用ですよ。全く問題はありませんから」

 

「そうですか。それにしても私の攻撃をここまで躱せるだなんてオーティアスさんは中々やりますわね」

 

「・・・・・それは少し心外ですね」

 

「え?」

 

「俺は・・・・・まだ戦いを始めていませんので」

 

「・・・・どう言う意味ですの?」

 

「それは・・・・・すぐにわかりますよ」

 

ガチャ、ピュンピュンピュン!

 

「!?」

 

俺は両手にレーザー銃・・・・・『陽乱』を構えて、周囲に展開されていたビットを二つ撃ち落とした。

 

「ここからが・・・・・・本当の戦いです」

 

「ッ!!二機落としたぐらいでいい気にならないでください!」

 

オルコットさんは残った二機のビットからレーザーを連射した。

 

「・・・・・無駄です」

 

ビュン!

 

俺は銃をしまって、エネルギーを纏ったダブルセイバー・・・・・『月架』を振り回しレーザーを弾いた。そして弾いたレーザーで残った二機のビットを落とす。

 

「クッ!」

 

バン!

 

今度はオルコットさん自身がライフルで俺を狙い打つ、俺はそれを体を少しひねらせた躱した。

 

「!?」

 

「・・・・・すみませんオルコットさん。ここから先、あなたの攻撃が俺を捉えることはありません」

 

「どう言う意味ですか?」

 

「・・・・ようやく慣れたんですよ。このイクリプスに」

 

「慣れた?」

 

「ええ。このイクリプスを実際に動かし始めたのは入学の一週間前。それまでは量産機のラファール・リヴァイヴを使って訓練していたんですが・・・・ちょっと問題がありましてね」

 

「問題?」

 

「ええ。このイクリプスは・・・・・ラファール・リヴァイヴとは動かし方が違いすぎる。だからさっきまでこいつをうまく操れなくて動きづらかったんです」

 

(!動きづらかった?そんな状態で私の攻撃を躱していた?)

 

「でも・・・・・この戦いの中でようやくイクリプスの動かし方に慣れてきました。だから・・・・・ここからが俺の戦いです!」

 

俺はスラスターを全開にしてオルコットさんに接近した。

 

「クッ!」

 

オルコットさんはレーザーを連射する。だが・・・・・無駄だ。

 

ザンザンザン!

 

俺は月架でレーザーを全て弾いた。

 

「悪いですけど・・・・一気に終わらせます!」

 

オルコットさんに斬撃を与えようと俺は右手でダブルセイバーを振りかざした。

 

「甘いですわ!ブルー・ティアーズはまだ二機あります!」

 

ガチャ!ドン!

 

オルコットさんのISから俺に向かってミサイルが放たれた。

 

「・・・・・奇遇ですね」

 

ザン!

 

「え?」

 

「月架も・・・・・まだ一つあるんですよ」

 

俺は左手にもう一本の月架を展開してミサイルを切った。

 

「ダブルセイバーの二刀流!?」

 

奥の手を防がれたオルコットさんはその表情を驚愕に染めた。

 

「これで・・・・・終わりです」

 

ザンザンザン!

 

俺は両手のダブルセイバーを振り回しオルコットさんに絶え間なく斬撃を浴びせた。そして・・・・

 

ビーーーー!!

 

『試合終了!勝者ルミナ・オーティアス』

 

アナウンスが俺の勝利を告げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ・・・・・・」

 

勝負を終え、ピットに戻ってきた俺はISを解除した。

 

「ルミナ!」

 

「ん?ああ、一夏、箒」

 

一夏と箒が俺の下に駆け寄ってきた。

 

「すげえなルミナ!圧勝だったじゃねえか!」

 

バン!

 

一夏は興奮気味に俺の背中を叩いてきた。そして・・・・

 

ドサッ

 

「え?」

 

それを受けた俺は倒れ伏した。

 

「ル、ルミナ!?大丈夫か!?おい一夏!お前は何をやっている!」

 

「い、いや、そんなに力入れていないんだが・・・・」

 

「だ、大丈夫だ二人共。ちょっと緊張の糸が切れた時にだったから・・・・気にしなくていい」

 

今の戦いでの消耗は半端なかったからな。

 

「そ、そうか?ゴメンなルミナ」

 

「だから気にするなって」

 

俺は起き上がりながら言った。

 

「オーティアス」

 

「織斑先生」

 

「代表候補生相手によく勝ったな」

 

「どうも」

 

「だが・・・・・後半はともかく前半のあの動きはなんだ?私と戦ったときとはまるで違っていたぞ。まさか手を抜いていたわけではないな?」

 

・・・・あ~、やっぱりそこ突っ込まれるか。

 

「手を抜いてなんていませんよ。原因はイクリプスにあります」

 

「イクリプスに?」

 

「ええ。イクリプスは俺が訓練の時に使っていたラファール・リヴァイヴに比べてレスポンスが良すぎるんですよ。反応のギャップが大きすぎて慣れるまでうまく動けなかったんです」

 

・・・・まあ本当はそれ以外にも理由はあるのだがな。

 

「そうか。では後半から動きが良くなったのは・・・・・」

 

「後半に入ってようやくイクリプスに慣れたんです。もしも試合中に慣れることができなかったら確実に負けていたでしょうね」

 

オルコットさんの射撃の腕はかなり高いからな。あのままならいずれ撃ち落とされていただろう。

 

「それでは試合も終わりましたので部屋に戻っていいですか?緊張で少々気疲れしましたので部屋で休みたいです」

 

「ああ。もう行っていいぞ」

 

「ありがとうございます。それじゃあ行こうぜ一夏、箒」

 

「ああ」

 

俺は一夏と箒と共に寮へと戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 千冬」

 

「オーティアスくんすごかったですね。まさか代表候補生に勝ってしまうなんて」

 

「・・・・・・」

 

「織斑先生?」

 

「ん?ああ、そうだな。だが私から見ればまだヒヨっ子に過ぎん。あの程度どうということはない」

 

「き、厳しいですね」

 

「事実だからな」

 

私は山田先生に応対しながらあることを考えていた。

 

(おかしい・・・・・・いくらなんでも疲れすぎだ)

 

それはルミナの様子についてだった。確かにISを動かせば体力は多少なりとも使う。だが同じくオルコットと戦っていた一夏はほとんど疲れを感じていなかったにも関わらずルミナは一夏がほんの少し背を叩いただけで倒れ伏してしまうほどに消耗していた。ルミナの戦いが一夏の戦いよりも特に激しいわけでもなかった。それなのになぜ?

 

(ルミナ・・・・・お前は何かを隠しているのか?)

 

私の中で一つの疑念が生まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side ルミナ

 

寮の自室に戻ってきた俺は・・・・

 

ボフッ!

 

崩れるようにベットに倒れ伏した。

 

「やっぱ・・・・・慣れてない状態でおまえと戦うのはきついな・・・・イクリプス」

 

俺はベットに顔を埋めながら呟いた。俺の体に大きな疲労感が襲っている。その原因は・・・・・・俺がイクリプスに付けたある機能が原因だ。

 

「・・・・・まあ、もう慣れたから次からはマシになるだろうけど。それでももっと体力つけないと・・・・もたんな」

 

本当に間違っても誰にもお勧めできない機能だ。こんな機能付けるなんて・・・・・俺はどうかしてるとしか思えない。・・・・・まあ強くなるには必要だと思ったからつけたんだけどな。

 

「秋菜さんに戦闘データ送らねえと・・・・・まあ後でいいか」

 

俺は疲れを取るために眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を覚ましたの次の日の朝だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あとがき座談会のコーナー!INIS!

今回のゲストはイギリスの代表候補生!今回ルミナさんと激闘を繰り広げたセシリア・オルコットさんです!

「よろしくお願いしますわ」

はいよろしくお願いします!

「第10話にしてようやくか」

「初登場が第2話だったから・・・・・8話も待たせていたのか」

「私もいつになったら呼ばれるのかずっと待っていましたわ」

それは・・・・・すみませんでした。中々いいタイミングがつかめなくて。

「まあ確かにこの話よりも前の私は少々傲慢で自分勝手でしたから呼ばれなくても仕方がありませんでしたが」

「それもこの話からはもう大丈夫だな。ここからは一夏のハーレムの一員になるし」

「ハ、ハーレム言うな!」

「事実だろ?」

「う・・・・・」

アハハ!確かにそうですね!まあルミナさんはあまり人のこと言えませんけどね。

「どういうことですの?」

ルミナさんも一夏さんと同じくらいのハーレムになる予定ですから!

「・・・・は?それマジで言ってる?」

マジで言ってます。

「・・・・・聞いてないんだが?」

今言いました。

「・・・・・・そうか。じゃあとりあえず一言・・・・・ふざけんな!」

ふざけてなんていませんよ。本気です。

「なおタチ悪いわ!というかお前ヒロインがどうとか言っていただろ!ヒロインは一人じゃないのかよ!」

メインヒロインは一人ですよ。ですがルミナさんに想いを寄せる方は結構出てきますので・・・・・・それはハーレムと言えるでしょう?

「確かにそうですわね」

「・・・・・マジかよ」

「・・・・・諦めろルミナ。俺達はハーレムからは逃げられないんだ」

「うるさい。自分の同類ができて嬉しいからって微妙に優しく諭すな」

それよりも全然本編の話をしていないんですけど?

「・・・・俺はもう話す気力がない」

「そ、そこまでですの?」

「そこまでなんだよセシリア。俺にはよくわかる」

主人公のルミナさんがこれではもう座談会を進めるのは難しいですね。仕方がありません。今回はここで締めましょう。申し訳ありませんセシリアさん。せっかく来ていただいたのに本編の話がほとんどできずに。

「仕方がありませんわ。ですが次の機会ではきちんとしてくださいね」

はい。それでは・・・・・

「「「「次回もまたきてくれ(きてください)!!」」」」












近いうちに設定を更新しますのでよろしければ見てくださいね!
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