さて!今回は一夏さんの代表就任パーティーのお話です!さらに今回はルミナさんのヒロイン候補筆頭が明らかに!
「正直言わなくても感づいている読者は多いと思うけどな」
「確かに。あからさまだしな」
・・・・・るみなさんはともかくそれを一夏さんにだけは言われたくないです。
「なんでだよ!」
「いや、反論できないだろ。それよりもとっとと本編にいくぞ」
そうですね。それでは本編どうぞ!
side ルミナ
授業が終わり着替えを済ませ、夕食摂ったあと後、
「というわけで!織斑くんクラス代表決定おめでとう!」
一夏のクラス代表就任パーティ-が始まった。
「なるほど、こういうことか」
まあ数少ない・・・・・というか二人しかいない男子のうちの一人がクラス代表になったのだからお祝いをした一という気持ちはわかる。女の子は祝い事が好きだしな。ただ・・・・・
(明らかにうちのクラスの人数よりも多いんだが・・・・・絶対に別のクラスの子や上の学年の子達も来てるな。まあ一夏は学内の有名人だからある意味当然か?)
「対抗戦頑張ってね織斑くん!」
「試合の時の織斑くんかっこよかったよ!」
「わからないことがあったらなんでも聞いてね!」
女の子たちは思い思いのことを一夏に話していた。
「あ、ありがとう」
一夏はそんな彼女たちに戸惑いつつも苦笑いを浮かべながら返事を返す。まあ今までにこんなにいっぺんに女の子に話しかけられたことなんて無いだろうから仕方が無いだろう。
「・・・・・人気者だな一夏」
箒が一夏に不機嫌そうに声をかけた。箒からしたら今の一夏の状況は面白くないのだろうな。
「・・・・本当にそう思うか?」
「・・・・・一夏のバカ(プイッ)」
箒はそっぽを向いてしまった。その仕草は年相応の恋する乙女といった感じで可愛らしい。俺は二人の様子をお菓子を食べながら眺めていた。
「オーティー」
「あ、のほほんさん」
「楽しんでるオーティー?」
「うん。楽しいよ」
「そっか~良かった~」
のほほんさんはまるで自分のことのように嬉しそうにほほ笑みを浮かべた。本当に可愛らしい子だ。俺にとってはまさに癒し、清涼剤だ。
「あぅ・・・・・オーティー////」
「え?あ・・・・・」
気がつくと俺はのほほんさんの頭を撫でていた。またやってしまった・・・・・・
「ご、ごめんのほほんさん。俺また・・・・・」
「う、ううん。大丈夫だよ。嫌じゃないから気にしないで~」
のほほんさんは頬を赤らめ、もじもじしながら言ってきた。
(ああ、もう。そんな姿見せられたらまた頭撫でたくなる)
・・・・・俺ってある種の病気なのだろうか?思い返してみても前世でも後輩とかによくやってたし・・・・・・正直もうなおせる気がしない。
「あ、のほほんさんって確かお菓子好きだよね?これ食べる?美味しいよ」
「本当?食べる~」
とりあえず俺はお詫び替わりにのほほんさんに手元にあったお菓子を上げることにした。
「おいしぃ♪」
「それは良かった。のほほんさんは本当にお菓子が好きなんだね」
「うん。大好きだよ~」
「あ、じゃあ今度何か作ってこようか?俺これでも結構お菓子作りが得意なんだ」
「本当!?」
のほほんさんは目を輝かせて俺に顔を近づけてきた。・・・・・・少し近すぎるな。鼻が当たりそうだ。
「うん」
「じゃあ約束だよ~、オーティー」
のほほんさんは右手の小指を出してきた。
「ああ。約束だ」
俺も右手の小指を出してのほほんさんと指切りした。
「あ~!布仏さんがオーティアスくんと指切りしてる!」
「えぇ!?」
「どういうこと!?」
「説明して布仏さん!」
そんな俺とのほほんさんの様子を見ていたであろう女の子達が一斉にのほほんさんに詰め寄ってきた。
「オーティーに今度おいしいお菓子を作ってもらうって約束したんだ~。オーティーお菓子作るの得意なんだって~」
のほほんさんは全く動じた様子を見せずにニコニコと笑顔で答えた。
「ええ!ずるい!」
「私もオーティアスくんの作ったお菓子食べたい!」
「オーティアスくん!私にも作って!」
のほほんさんとの約束のことを聞いた皆は今度は俺に詰め寄ってきた。それはもうものすごい迫力で断りづらい。まあ断るつもりはないけど。
「わかった。こうなったらもうクラスの皆に作ってくるよ」
「「「やった~!!」」」
俺の言葉を聞いて皆歓喜の声を上げた。これは皆の期待を裏切らないように頑張らなければな。
「はいは~い!ちょっと失礼!」
皆で盛り上がっている中声をかけて来る人がいた。手にはボイスレコーダーを持ち、首にカメラをかけている。黄色のリボンをつけているので二年生の先輩のようだ。
「話題の新入生のインタビューに来ました!新聞部副部長、二年の黛薫子です!はいこれ名刺!よろしくね~織斑くん、オーティアスくん!」
先輩は自己紹介をしながら俺と一夏に名刺を渡してきた。
「はあ・・・・」
「どうも」
「それではまず織斑くんに!ずばりクラス代表になった感想を聞かせてくれる?」
「まあ・・・・・なんというか頑張ります」
「え~それだけ~?もっといいコメント頂戴!俺に触るとヤケドするぜ!とか!」
黛先輩、それ古すぎます。前世換算して年上の俺でもジェネレーションギャップ感じます。
「自分・・・・・・不器用ですから」
そして一夏、それも古い。
「うわ!前時代的~!渋くていいね~・・・・・まあそこは適当に捏造するからいいとして」
「捏造!?」
新聞記者が捏造したらダメじゃないですか?ちゃんと真実書きましょうよ。
「と、そういえば一夏くんがクラス代表になったのはセシリアちゃんが辞退したからなんだよね?ならセシリアちゃんも何かコメント頂戴~」
黛先輩は次にセシリアにインタビューした。
「わ、私ですか?こういうことはあまり好きではありませんが仕方がありませんわね。まずどうして私がクラス代表を辞退したのかというと・・・・・」
「あ、長くなりそうだからやっぱりいいや」
「なっ!?」
自分から聞いておいてそれはないでしょう・・・・・・でもまあ確かに長くなりそうだ。セシリアのことだからきっと一時間ぐらいは話し続けるんだろうな。
「『織斑くんに惚れたから』とかそんな理由にしておくね~」
「な、何を・・・・!」
「先輩、何をそんな馬鹿なことを・・・・・」
「え~そうかな~?」
「そうですわ!何をもって馬鹿としているのかしら!」
「・・・・・あれ?なんで俺セシリアに怒られてるの?」
そりゃ怒るだろ・・・・・黛さんが言った理由ってまさにその通りなんだし。本当に一夏は女心に疎いな~。
「よし、それじゃあ次はオーティアスくん!いってみようか~!」
黛先輩は次に俺の方にやってきた。
「それじゃあオーティアスくん、何かコメントを頂戴~!」
「コメントですか・・・・・・ノーコメントじゃダメです?」
「受け付けませ~ん!」
「ですよね~・・・・・・」
前世の時からこういうの苦手なんだよな~。どうするか・・・・・・・仕方がない。本意ではないがあの手を使うか。
「・・・・・・黛先輩」
「ん?なに~?」
「そんなにコメントが欲しいならいくらでもあげますよ。ただし・・・・・・」
俺は黛先輩に近づいて・・・・・
「二人きりの時に・・・・・・ゆっくりね」
耳元で囁いた。
「ふ、ふぇ!?」
黛先輩は顔を赤くして後ろに飛び退いた。
「どうしました?黛先輩?」
俺はニコリと笑みを浮かべて聞いた。
「な、なんでもない!なんでも・・・・」
「そうですか。それでどうしますか?」
「・・・・・・とりあえず保留で」
「わかりました」
ふう、どうにかあしらえたか。前世にいた時もこの手はよく使っていたがやはりあまり気分のいいものではない。キザったらしくて自己嫌悪が半端じゃないな。
「たっちゃんの言うとおり一筋縄じゃいかないなぁ」
たっちゃん?
「えっと黛先輩?一体ルミナになんて言われたんですか?」
一夏が俺がなんて言ったのかが気になるらしく黛先輩に尋ねた。
「なんでもない!なんでもないから!お願いだから何も聞かないで!」
黛先輩は激しく狼狽えながら答えた。
「そ、そうですか。わかりました」
「そ、それよりも最後に3人の写真撮らせてよ!注目の専用機持ちの写真をとっておきたいの!とりあえずセシリアちゃんを真ん中にして織斑くんとオーティアスくんはその両隣に立って!」
黛先輩に言われて俺はセシリアの右隣に、一夏はセシリアの左隣に立った・・・・・・若干セシリアが一夏の方によっているように感じるのは間違いなく気のせいでは無いだろう。
「それじゃあ撮るよ~!266÷28は?」
「え?えっと・・・・2?」
「9.5」
「オーティアスくん正解!」
パシャッ!
黛先輩はシャッターを切った。ただ・・・・・
「え?」
「ちょ、ちょっと!あなたたちねえ!」
シャッターを切る瞬間にクラスの皆が自分も移ろうとフレームインしてきた。
「まーまーまー、セシリアだけ抜けがけはないでしょー」
「クラスのいい思い出になったじゃん♪」
「う・・・・」
どうやら俺のクラスメイトたちはかなり逞しい子達のようだ。というか・・・・・
「えへへ~♪」
何故かのほほんさんがニコニコと満足そうな笑みを浮かべて俺の左腕に腕を絡ませていた。
「・・・・・のほほんさん、どうして俺と腕組んでるの?」
「嫌だった~?」
「いや、別にそういうわけじゃあないけど」
まあいきなりのことだったから少し驚いたけど。
「あ!本音ずるい!」
「抜けがけ禁止!」
「えへへ~♪」
相川さんと長瀬さんがのほほんさんを咎めるがのほほんさんは依然と笑みを浮かべたままだった。
「まあこれはこれでいい絵が撮れたよ。ありがと織斑くん、オーティアスくん!」
「先輩、これって焼き増しして貰えるんですか?」
「もちろんだよ~」
「え~、それならもっと可愛い服着ておけばよかった!」
「あたしなんて目つぶっちゃったよ~」
「は、ははは・・・・」
「ふふふ、皆楽しそうだな」
そんな感じで楽しい時間は過ぎていった。
パーティーがお開きになって寮の自分の部屋に向かう途中・・・・
「楽しそうだったわね」
俺に話しかけてくる人がいた。例の先輩だ。この人がパーティーが始まった時からずっと覗きみていたことには気がついていた。
「ええ。すごく楽しかったですよ」
「それは良かったわ♪」
彼女はほほ笑みを浮かべながら言った。
「あ、そういえばあなたに聞きたいことがあるのですが」
「なあに?」
「あなたの名前を教えてもらってもいいですか?」
「あら?私に興味を持ってくれたのかしら?」
「全くもって違います。ただ単純に気になっただけです」
「それは興味を持ったと言えるんじゃないかしら?」
「違います」
俺はきっぱりと言い放った・・・・・・まあ実際は先輩には少し興味を持っているのだけれど。ただそれを言うと先輩が調子に乗りそうだってので言わないでおく。
「そう、まあいいわ。私も次に会ったら名乗ろうと思っていたから・・・・・・・・・私は楯無。このIS学園の生徒会長、更識楯無よ」
『生徒会長の更識楯無』か・・・・・ん?楯無?もしかして・・・・・
「あなた、もしかして黛先輩と知り合いですか?」
「ええ、そうよ。よくわかったわね」
やはり、黛先輩が言っていたたっちゃんはこの人のことか。
「そういえば、薫子ちゃん随分と狼狽えていたけれどあなたあの時になんて囁いたの?」
「それは禁則事項なのでお教えできません」
「どうしても?」
「どうしてもです」
「そう・・・・・残念ね」
よく言う、表情からそんな風には全く見えない。
「それじゃあ本音ちゃんとのことも教えてくれないのかしら?」
「?どうしてここでのほほんさんのことが出てくるんですか?」
「あの子は生徒会のメンバーだから。同じ組織に所属するものとして気になるのよ」
のほほんさんって生徒会メンバーだったのか・・・・・・かなり失礼だけど仕事をしている光景が全く思い浮かばないな。
「・・・・・のほほんさんは俺にとって癒しみたいなものです。この学園に来てから何かと気苦労が絶えませんので。例えば目の前にいる先輩のこととかで」
「それは随分と迷惑な先輩ね」
「全くです」
本当に食えない人だ。ますます気に食わない。なんでこんな人が・・・・・・
「・・・・・そろそろ自分の部屋に帰りたいので失礼してもいいですか?」
「ええ。時間を取らせちゃってごめんなさい」
「・・・・・・お気になさらず」
そう言って俺は彼女の隣を通り過ぎて自室へと向かう。
「ルミナくん」
彼女に呼び止められて俺は足を止め、振り返った。
「またね♪」
先輩は満面の笑みを浮かべて上機嫌にそう言った。
「・・・・・ええ、楯無先輩」
俺もまた可能な限りの笑みを浮かべて言った。そして再び自室へと足を進めた。
side 楯無
「・・・・・ふふふ、会うたびに思うけれどやっぱり彼はいいわ」
落ち着いていて全く自分のペースを乱さない。そして何より決して自分の本当の顔を見せようとしない。
今までに会った誰とも違う、まるで年上なんじゃないかと思えるほど年不相応な少年。
私は・・・・・・・彼が欲しい。
「いつか必ず・・・・・・あなたを私の・・・・・」
たとえどんなに時間がかかったとしても・・・・・・成し遂げてみせる。
「まずは生徒会に引き入れなきゃね♪」
私は彼を生徒会へと引き入れる方法を考えながら自分の部屋に戻っていった。
あとがき座談会のコーナー!INIS!
今回のゲストはIS学園の生徒会長!そして本小説のメインヒロイン筆頭候補の更識楯無さんです!
「よろしく~!」
はいよろしくお願いします!早速進めていきましょう・・・・・ってあれ?ルミナさんがいない?
「あら?どうしたのかしら?」
「主、先輩・・・・・これ」
え?なになに・・・・・『今回は休む。3人で勝手にやっていてくれ』
「ちょ!?どうして!?」
「なんか・・・・・・出たくないって言ってたぞ」
「・・・・・それってもしかしなくても私が原因?」
でしょうね。現状ルミナさんは楯無さんにあまりいい感情を持っていませんから(苦笑)
「そんな~(涙)」
「あ~・・・・その、ドンマイです先輩」
「うう・・・・・ありがとう織斑くん」
ま、まあ気を取り直して座談会を進めていきましょうか。
「わかったわ。とりあえず聞きたいことといえばやっぱりルミナくんのことね。薫子に対するあの対応といい彼って本当になんなの?」
「それは俺も気になったな。前世でよく使っていたとか言ってたけどそれってああいう対応をする場面がよくあったっていうことだよな?あいつの前世って一体なんなんだよ?」
そうですね~、詳しいことは言えませんけど普通の人ではありませんでした。それ故に女性に対する対応やら妙に冷静だったりするんですよね。
「本当に彼の前世って一体・・・・」
それはまあ今後の話で少しづつ明らかになっていきますのでそれまで待っていてください。
「わかったわ。それじゃあ次に聞くことだけれど・・・・・どうして私はルミナくんにあんなに嫌われているのかしら?私ってメインヒロイン候補の筆頭のはずよね?」
一番の理由は近親増悪です。ルミナさんは楯無さんのことを少し自分と似ていると思っていましてそれが原因で楯無のことをよく思っていないんです(まあ理由は他にもあるんですけどね)
「近親増悪・・・・・それってルミナくんは自分のことを嫌っているっていうことかしら?」
ええ、そうですよ。
「どうしてなんだ?」
そのあたりのまだ話せませんね。
「そう・・・・・わかったわ」
さて、今回はの座談会はここで締めにしますか。それでは・・・・・
「「「次回もまたきてくれ(きてちょうだい)(きてください)!!」」」
ちなみに楯無さんはあくまでメインヒロインの筆頭候補でありこれは決定事項ではありません。今後の展開次第では変わりますのであしからず。
「それはどういうことかしら主(黒笑)」
・・・・・あ