さて、第14話の始まりです!
「今回は・・・・・ルミナにいじられまくってる気がする」
「そこまでやった覚えはないが?」
あれだけのことをしてよくそれ言いますね。
「と言われてもな・・・・あれぐらいまだぬるいぞ?」
「あれでぬるいって・・・・まあいいや。本編にいこう」
「そうだな。それでは本編どうぞ」
side ルミナ
「そういえば一夏、あんたクラス代表になったんだって?」
「ああ。まあ成り行きでな」
「よかったら私がISの操縦見てあげてもいいけど?」
「え?」
俺が若干噂のことで意気消沈している中、鈴が一夏に提案してきた。
「も、もちろん一夏さえよければだけどさ」
「鈴が?そりゃ助か・・・」
「必要ない!一夏の教えるのは私の役目だ!」
「あなたは2組でしょう!敵の施しはけませんわ!」
一夏は承諾しようとしたが箒とセシリアはそれを遮ってすごい剣幕で断った。
「私は一夏に言ってるの。関係ない人たちは引っ込んでてよ」
「一夏さんは一組の代表です。だから一組の人間が教えるのは当然のことですわ。あなたこそ後から出てきて図々しいですわよ?」
「後からじゃないわよ。私のほうが付き合い長いし」
鈴は誇らしげに言った。まあそれがアドバンテージに繋がるかといったら全くそんなことがないけどな。むしろ下手に付き合い長い分友達としての意識の方が一夏の中で大きくなってると思うし。
「それを言うなら私のほうが早いぞ!一夏とは家族ぐるみの付き合いで何度も家で食卓を囲んでいたしな!」
「食事?それなら私もあるわよ」
「・・・・・何?」
「・・・・・一夏さんそれはどういうことですの?(黒笑)」
「説明してくれないか?(黒笑)」
「そ、それは・・・・・」
黒笑発動。空気が冷たくなってきたな。
「えっとな?千冬姉がIS操縦者として活躍するようになってから一人で食事することが多くなってな。一人の食事ってのは作り甲斐がなくて・・・・・」
「あ~・・・・・それわかる。毎日毎日自分の為のだけに飯作るのってなんか虚しいよな」
「全くだな」
事実俺去年は自分で飯なんてほとんど作らないで外食が多かったし。出費でかかったけど。
「それで鈴の家でよく食べてたんだ。鈴の家は中華料理屋だったからさ」
へぇ~鈴の家って中華料理屋だったんだ。どんな味だろう?ちょっと気になるな。
「な、なんだ店なのか・・・・・」
「それなら不自然なことは何一つありませんわね」
「む・・・・・」
箒とセシリアはほっとしたように肩をなでおろした。反対に鈴はむっとしている。
・・・・・と、そうだ。いいこと思いついた♪
「まあそこまで気にすることじゃあないと思うぞ?俺も一ヶ月近くは一夏の家で食事してたし」
「「「・・・・・・え?」」」
「というか住んでたしな。一夏の家に」
「「「・・・・・・・」」」
俺も発言に3人は愕然としてる。
「・・・・・どういうことだ一夏?(黒笑)」
「・・・・・ちょっと詳しく教えて欲しいんだけど?(黒笑)」
「・・・・・私もぜひ知りたいですわね(黒笑)」
黒笑再発動。もはや気温は氷点下だ。
「ちょ、3人共少し落ち着け。というか何で怒ってるんだよ?」
「いや~、俺は断ったんだけど(千冬さんに)どうしてもと言われてな」
俺はわざと誤解を招くような言い方をした。
「(一夏に)どうしてもと言われただと!?」
「そ、そんな・・・・・」
「まさか・・・・一夏さんにそのような趣味があったなんて・・・・」
3人はショックを隠しきれないほどに落ち込んだ。
「ちょ、ちょっと待て!3人共何を落ち込んでんだよ!ルミナも誤解も招くような言い方をするな!」
一夏は若干オロオロしながら俺に怒鳴ってきた。まあ十分に楽しめたしここらでネタばらしするか。
「間違ってはいないだろ?流石に千冬さんにあそこまで頼まれたら断れないよな」
「「「・・・・・は?」」」
「だから、千冬さんにどうしてもと頼まれたから俺は一夏の家に住むことになったんだよ」
「「「・・・・・・・」」」
俺の言葉を聞いて3人は黙りこんだ。若干肩をわなわなと震わせている。
「それならそうと先に言え!」
「そうよ!誤解しちゃったじゃない!」
「紛らわしい言い方をしないでください!」
そしてとうとう抑えきれなくなったようで俺に詰め寄ってきた。
「そんなこと言われてもな・・・・・・勝手に誤解したのはそっちだぞ?」
「・・・・・誤解するとわかっていてああいう言い方をしたのではありませんの?」
お?セシリアは結構鋭いな。
「なんのことかな?」
「こいつ・・・・・結構いい性格してるわね。まあいいわ、それよりもどうして一夏の家に住むようなことになったのよ?」
「端的に言えばIS学園に入るまでの管理と保護のためだな。俺と一夏は世界初の男性操縦者としてかなり注目されていたからな。んで俺は一人暮らしでマスコミとかを回避する手段がなかったんだ。毎日毎日電話やら記者やらが来てかなり参っていた。そこで千冬さんが俺を自分の家に招き入れて保護してくれたんだ。IS学園に入るまでの間で俺が何もしないようにっていう管理も含めてな。それで俺は真月研究所の所属になるまでの間一夏の家で世話になったっていうわけだ」
今思い返すと、千冬さんには本当に助けられたなぁ・・・・・まあその生活でちょっと問題が生じたりもしたけど。あの時千冬さんが保護してくれなかったら・・・・・・ちょっと人に言えないようなことしてマスコミを黙らせたりしてたかもしれないから。
「なるほど。そういうわけでしたのね」
「そ、というわけで3人が心配するようなことは何もないから安心していいぞ」
「心配?3人は何を心配していたんだ?」
「「「・・・・・・・はぁ」」」
「って、何で同時にため息ついてるんだよ?」
どう考えても一夏が原因ですねわかります。というか同時にため息つくって結構息ぴったりだなこの3人。
「話を戻すけど、鈴からISの操縦を教えてもらうのはしばらくはよしたほうがいいと思うぞ」
「なっ!?なんでよ!」
「鈴はクラス代表なんだろ?その鈴に教えてもらったら一夏の情報がだだ漏れになる。技量では一夏が大きく下回ってるのは間違いないんだから情報まで持ってかれたらただでさえ低い勝率がほとんど0になってしまう」
「別に私はそんなつもりないわよ!」
「それはわかってるよ。今日あったばかりだけど鈴がそういう人じゃないっていうのはよくわかる。でも鈴の意思とは無関係に結果としてそうなってしまうんだ。俺は一夏と同じ一組の生徒だから一夏を勝てせたいんだよ。だから対抗戦が始まるまでの間は鈴に教えてもらうわけにはいかない」
「う・・・・・・・わかったわよ」
鈴は渋々といった感じでだが納得してくれたようだ。
「まあでも代表選が終わったらいくらでも一夏に教えてあげるといいと思うぞ」
「え?」
「ル、ルミナ!?」
「何を言っているんですの!?」
「何をって・・・・・別に問題はないだろう?教える人間は多いに越したことはないし。一夏は反対する気はないみたいだし」
「ああ。鈴に教えてもらえるなら助かる」
「本人がこう言ってるんだ。二人がとやかく言う事ではないと思うぞ?」
「「それは・・・・・・」」
2人はそれ以上反論することはなかった。
「ふふ、じゃあ対抗戦が終わったあとにたくさん教えてあげるわ」
「ああ、サンキュ」
「それじゃあこの話はここまでだな」
俺は話をするために止めていた箸を進めた。流石にちょっと冷めちゃったか。
「あ、そういえば鈴。親父さん元気にしてるか?」
「え?・・・・・あ、うん。元気・・・・・だと思う」
「え?」
「・・・・・」
一夏が何気なく聞いたことに対して鈴は歯切れ悪く答えた。
訳ありなのだろうか?・・・・・まあ鈴の問題なんだから俺が深く立ち入っていいことではないな。
「そ、それよりもさ!今日の放課後時間ある?久しぶりだしどこか行こうよ!」
鈴は誤魔化すように明るく言った。
「生憎だが一夏はISの特訓があるのだ。放課後は埋まっている」
「そうですわ。対抗戦に向けて特訓が必要不可欠ですからね」
「(ムッ)ふーん・・・・・・まあいいわ。じゃあそれが終わったら会いにいくから。空けときなさいよ一夏!」
「お、おう・・・・・」
そう言って鈴は去っていった。
「ごちそうさまでした」
それとほぼ同じくして俺も昼食を摂り終えた。
さてと、俺は放課後の一夏の特訓のメニューを考えるか。学食デザート半年フリーパスは絶対に逃したくないしな。
時は流れ放課後
「お前のせいだ」
「あなたのせいですわ」
「いや、なんでだよ」
授業が終わるやいなや二人は一夏に文句を言った。原因は先ほどの授業で織斑先生に叩かれたことだ。
まあなんで叩かれたのかはおおよそ検討はついているが・・・・・流石にそれは責任転嫁としか言いようがないな。
「それよりも箒、どうしたんだそのIS?」
一夏が驚いた様子でISを身に纏った箒に尋ねた。
「なんだその顔は?何かおかしいか?」
「いや、別におかしくはないと思うぞ?一夏には近接格闘の訓練が足りないと思ったから訓練機借りたんだろ?」
「ああ、そうだ」
「確かに・・・・近接格闘の訓練はあまりしてないな」
まあセシリアは遠距離タイプ、俺は近接格闘あるけどかなり特殊なタイプだからな。箒の判断は正しいだろう。
「打鉄・・・・日本の量産機ですわね」
「この打鉄は刀型近接ブレードが基本武装だからな。近接格闘の訓練にはうってつけだ」
「クッ・・・・まさかこんなに簡単に訓練機の使用許可が下りるだなんて・・・・」
(なんでセシリアは悔しそうなんだ?)
アハハ・・・・・まあISを使って直接指導できるのがセシリアの特権だったんだからな。それがなくなったようなものだから悔しいのだろう。
「さあ、はじめるぞ一夏。刀を抜け!」
「やる気だな・・・・・箒」
箒はブレードを構える。それを見て一夏も雪片弐型を展開して構える。
「参る!」
箒は一夏に向かって突撃していった。が・・・・
「お待ちなさい!」
それにセシリアが待ったをかけた。
「なんだ?」
「一夏さんのお相手をするのはこの私です!あなたは下がっていてください!」
「邪魔をするな!斬るぞ!」
「あらあら、訓練機に後れを取るほど私は優しくなくてよ?」
二人は火花を散らしている。全く、この2人は仕方がないな。
「お、おいちょっと待てよ二人共。これ俺の特訓だろ?二人共順番に稽古つけてもらえれば・・・・」
「じゃあ私が先だ一夏!」
「私が先ですわ一夏さん!」
2人は我さきにと一夏に詰め寄ってきた。
「いや、俺は別にどっちからでも・・・・・」
ピキッ!!
「どっちでも・・・・?」
「ですって・・・・?」
・・・・あ~あ一夏、やっちまったな。
「ならば一夏、特別に私たち二人を相手にしてもらおうか・・・・(黒笑)」
「そうですわね。その方がきっと一夏さんの為にもなりますわ・・・・(黒笑)」
「・・・・え?」
やっぱりこうなったか。まあいい、ちょうどいいしな。
「行くぞ一夏!」
「行きますわよ一夏さん!」
「ちょ、ちょっと待っ・・・・」
「はい、二人ともちょっとストップ」
俺は今にも一夏に飛びかかろうとする二人を止めた。
「なんだルミナ?」
「邪魔をしないでくださいますかルミナさん」
「別に邪魔をしているつもりはない。ちょっと二人に提案があってな」
「「提案?」」
「ルミナ・・・・」
一夏は俺が助けてくれるのだろうと思っているのだろう。ホッとした顔をしている。だが・・・・・
「そ、いっそのことさ・・・・・俺を含めて3人の相手を一夏にしてもらうっていうのはどうだ?」
「・・・・・え?」
実際はその逆なんだけどさ。
「ほう・・・・」
「それはいい提案ですわね」
「だろ?ということで・・・・」
俺は陽乱を取り出して一夏に向かって構えた。
「一夏、腹括れよ?」
「ちょ、ちょっと待てルミナ!いくらなんでも3人の相手は無理だ!」
「・・・・・一夏、昔からよく言うだろ?若いうちの苦労は買ってでもしろと」
「いやいやいや!確かに言うが限度があるだろ!俺死んじまうよ!」
「安心しろ。若いうちはどんなに無理をしても死ぬことはまずない。お兄さんが言うんだから間違いないぞ?」
「だからルミナは俺と同い年だろ!」
「はいはい。ごちゃごちゃ言うのはここまでにしてそろそろ始めるぞ。心の中で憐れみながら応援してやるから」
「憐れむってやっぱヤバイって自覚してんじゃねえか!」
「いくぞ、箒、セシリア」
「ああ!」
「はい!」
「う、うわああああ!」
こうして一夏強化のための地獄(一夏にとって)の特訓が始まった。
あとがき座談会のコーナー!INIS!
今回はゲストなしで進めていきます!
「はあはあはあ・・・・・」
おや?一夏さんお疲れです?
「疲れるに決まってるだろ・・・・・本編であんな目にあったんだから」
「おつかれさん一夏」
「いや、何事もなかったかのように労わってるけど8割がたお前が原因だぞ?」
「なんのことかな?」
「わかりやすくしらばっくれるな!」
あはは、でもまあ確かにあの3対1の特訓はかなりキツイですよね。私だったらおそらく5分もちません。
「全くだ・・・・・マジで死ぬかと思った」
「まあそう言うなよ。成り行きでああいう形にはなったが俺としてははじめから3人同時に相手してもらおうと思っていたんだからな」
「そうなのか?」
「ああ。短期間で強くするにはああいうふうに徹底的に追い詰めるのが一番なんだよ。特に回避能力が大幅に向上するしな」
確かにそうですね。一夏さんのISは燃費が非常に悪いので少しのダメージが致命的になりますし・・・・そう言った意味ではあの特訓はかなり効果的だと思いますよ。
「それはまあそうかもしれないが・・・・・」
「まあ今後もあの特訓が何度もあるとは思うが頑張れ」
「・・・・・わかった」
さて、それじゃあほかに話すことといえば・・・・・何かありますか?
「個人的に気になったのはルミナがマスコミに人に言えないようなことするとか言っていたが・・・・・もしも家に来なかったら何をしていたんだ?」
「そうだな・・・・・・あまりにも悪質なマスコミを雇ってる会社には潰れてもらうかな?」
「「・・・・・え?」」
「まあそれはあくまであまりにも悪質だった場合だ。そうじゃない場合はまあ・・・・・・軽い恐怖とトラウマを与えて俺に関わりたくないと思わせる」
「お、おい・・・・・マジでお前何するつもりなんだよ?」
「・・・・・一夏、情報化社会というのはとてつもなく恐ろしいものだぞ?(ニコッ)」
「なにいい笑顔で怖いこと言ってるんだよ!」
というルミナさん・・・・・それ犯罪じゃあ・・・・
「バレなきゃ大丈夫だし絶対にバレない自信がある」
((・・・・・・マジでこの人なんなの?))
「まあ流石に気は進まないからそんなことは滅多にしないけどな」
「あ、ああ。そうだよな・・・・・」
さ、さて、それではそろそろ締めますか。
「そうだな。それじゃあ・・・・・」
「「「次回もまたきてくれ(きてください)!!」」」