さて!とうとう本格的に始まりましたこの小説!
まず初めに言っておきます。
この小説は基本的に原作に準拠してシナリオが進みます。
そのことから主人公がIS学園に入学するに至った経緯などはまだ離さず、今回はアニメ、漫画で言うところの第1話になりますのでその辺はご了承ください。
それでは本編どうぞ!
第1話
side 一夏
「皆さんはじめまして。私は副担任の山田真耶です。一年間よろしくお願いしますね。それでは最初のホームルームは皆さんに自己紹介をしてもらいましょう」
ここはIS学園。世界で唯一ISのことを学ぶことができる教育機関だ。
この学園はISというものの性質の都合上、在校生の全員が女子であり、ある意味では世界で最も競争率の激しい女子高といっても過言ではないと思う。
そんな中・・・・・
「・・・・・(ダラダラダラダラ)」
この俺・・・・・織斑一夏はたった2人の男子生徒の一人として今この場にいる。
(ク、クソ・・・・・・わかってはいたが周りは女子ばかりだ。同じ男子はあいつ・・・・・・
ルミナしかいねえ)
side ルミナ
やあ皆、俺の名前はルミナ・オーティアス。
今日からこのIS学園に通うことになった健全な一般男子だ。
皆はもうわかっていると思うけれど、俺は・・・・・・・
フェニスさんによって転生させられた者だ。
(・・・・って、モノローグとは言え俺は一体何を言っているんだ?皆って一体誰のことだよ?)
本当に俺はどうかしているとしか思えない。わかっていたこととは言え実際にこんな状況に放り込まれたから混乱しているのだろうか?
(・・・・・本当、一夏はよくこんな状況を一人で耐えられたものだな)
俺は冷や汗をかきながら顔色を悪くしている一夏の方を見ながらそう思った。
世の青少年にとっては『よっしゃハーレムだ!』と言って喜ぶのかもしれないが・・・・・正直言ってこれは新手の拷問だと俺は思う。
周りのどこを見ても女子女子女子・・・・・男子は俺と一夏しかいない。ものすごいアウェー感だ。しかも周りの女子はじっと俺と一夏の方を見てくるし・・・・・とにかく落ち着かない。
(ただでさえこの眼のせいですごく目立つのに・・・・・・・すごく息苦しい)
俺の眼は何故か(おそらくフェニスさんの趣味)紫色をしている。この眼のせいで俺はISが操縦できると発表される前から悪目立ちしていたからはっきり言って注目されるのは好きじゃあない。
これから慣れるまでのことを考えると・・・・・・憂鬱にしかならん
「・・・・りむらくん。織斑一夏くん」
「はっ、はいっ」
俺が項垂れていると一夏が山田先生に名前を呼ばれるのが聞こえてきた。
「あ、あの大声を出してしまってごめんなさい。怒ってますか?ごめんね?でも自己紹介が「あ」から始まって今「お」の織斑くんなの」
うわ・・・・もうそこまで来ていたのかよ。気がつかなかったな。今一夏っていうことはその次は俺じゃん・・・・・自己紹介なんて何も考えてねえよ。しかも・・・・俺の記憶が確かならもうすぐあの人が出てくるし。
「いや、あのそんなに謝らなくても大丈夫です。自己紹介しますから」
「ほ、本当ですか?」
一夏はビクビクしている山田先生にそう言った。というか山田先生・・・・あなた教師なんですからもっと堂々として欲しいです。それじゃあ今後大変ですよ?俺も話しかけるとき必要以上に気を使ってしまいそうだし。
「全く。新学期早々騒がしいぞ織斑」
「へ?」
・・・・・あ~あ・・・・とうとう来ちゃったよ。世界最強の姉・・・・・織斑千冬さんが。初めて会った時も思ったけど堂々としていて凄い威圧感だ。ちなみに俺は色々とあって少し千冬さんのことが苦手だったりする。
「聞いているのか織斑」
千冬さんは呆けている一夏に向かって言った。
「な・・・・んで?」
一夏はまだ呆けている。まあ無理もない。何せこんなところで自分の姉と出会ったのだから。
「織斑先生。もう会議は終わられたんですか?」
「せ、先生!?」
一夏は千冬さんが先生と呼ばれたことに対して驚きの声を上げた。
「ああ山田くん。クラスへの挨拶を押し付けてしまってすまなかったな」
「いえ、大丈夫です」
「さて諸君。私がこのクラスの担任の織斑千冬だ。私の仕事は一年で君たち新人を使い物になる操縦者にすること。できないものにはできるまで指導してやる。逆らってもいいが私の言うことは聞け。いいな?」
できないものにはできるまで指導するか・・・・・見捨てないって言う事なんだろうけどそれをプレッシャーに感じてしまう子もいそうだな。こういったら悪いけど織斑先生の言うことは強者の考えだな。しかも逆らってもいいって言うけど・・・・・そんなことできる人世界でも片手で数えるぐらいにしかいないような気がするのだが・・・・・
「・・・・・・キャーーーー!千冬様!本物の千冬様よ!」
「美しすぎる!」
「愛してます!」
「恐れ多すぎて直視できない!」
「ずっとファンでした!」
「私お姉さまに憧れてこの学園に来たんです!」
「お姉様のためなら死ねます!」
・・・・おおっ。凄い歓声だな。なんか百合ん百合んしてる子もいるし・・・・・これがカリスマというものか、流石です。
・・・・・というか最後の子、簡単に死ぬとか言わない。君が思ってるよりもすっごいきついから。実際に体験した俺が言うんだから間違いないよ。
「・・・・・毎年毎年よくもまあこれだけの馬鹿共を集まるものだ。ここまでくると感心させられる。それとも私のクラスにだけ集中させてるのか?」
いえ、恐らくですが別のクラスでも同じような状況になっていると思います。本当に心中お察ししますよ。
「まあいい。それよりも織斑、続けろ」
「あ、ああ・・・・」
千冬さんに言われて一夏はクラスの皆の方に向き直った。
「う・・・・・」
一夏は皆の視線に少しひるんでしまう。まあ仕方が無いだろう。あんなふうに女子の視線を一身に受けることなどこれまでの人生でなかっただろうから。
(ル、ルミナ・・・・・・)
一夏は助けを求めるようにこちらを見た。
(・・・・・・ファイト一夏。心の中でひっそりと応援している)
俺は一夏にアイコンタクトでそう答えた。
(この薄情者!っていうかいくら心の中でもひっそりとじゃなくて堂々と応援してくれ!)
いや、そんなこと言われても(正確には思われても)・・・・・はっきり言ってこの状況でお前を助けるのは無理だぞ?というかよく今のアイコンタクト通じたな・・・・・
「えー・・・・と、織斑一夏です。よろしくお願いします」
一夏は意を決して自己紹介をした。まあ視線は泳ぎまくっていたが。しかし一人の女の子のところでその視線は泳いでいた視線が定まった。
「箒?」
一夏はその子を見ながら言った。
(ああなるほど。彼女が篠ノ之箒か・・・・やっぱり画面とか絵を通して見るのとは雰囲気が違うな。凛としていてまさに武士って感じだ)
スパンッ!
「痛ッ!」
一夏に向かって千冬さんの出席簿が振り下ろされた。叩かれた一夏は少し涙目になって頭を抑えている。
(あ、あれが千冬さんの出席簿アタック・・・・・・見ていただけでもわかる。すごい威力だ。受ければ心が折れそうだ)
「お前はまともに自己紹介もできんのか」
「いや、千冬姉・・・・俺は・・・・」
スパンッ!
「ッ!!」
再び一夏は出席簿アタックを喰らった。
「学校では織斑先生と呼べ」
「・・・・・はい織斑先生・・・・」
・・・・・一夏、ご愁傷様。
「今のって・・・・・」
「織斑くんってもしかして・・・・」
「じゃあISを動かせたのって・・・・」
「いいなぁ、私代わって・・・・」
あ~あ、今ので姉弟だっていうのがバレたな。まあいつかは皆に知られることになったんだろうから別にいいと思うけど。
「・・・・・おい、オーティアス」
突然千冬さんが俺の名を呼んだ。
「はい、千・・・・織斑先生」
危なっ!今千冬さんって言おうとしちまったよ。
「こいつに自己紹介の見本を見せてやれ」
み、見本!?勘弁してくださよ!俺まともに考えていませんよ!?でも・・・・・ここで逆らったら出席簿アタックが来るんだろうな・・・・・仕方がない。
「わかりました」
俺は立ち上がってクラスの子達の方に体を向けた。
(う・・・・・やっぱり少し緊張するな。でもしくじったら出席簿・・・・・やるしかないな)
「はじめまして。ルミナ・オーティアスと申します。カナダ人の血が流れていますが生まれも育ちも日本です。趣味は読書と昼寝、特技は機械いじり。気軽に話しかけてくださると嬉しいです。よろしくお願いします」
・・・・・とりあえずこんなもんでいいかな?というかフェニスさん、日本生まれの日本育ちのカナダ人って・・・・・凄い面倒くさい設定付けてくれたぁ・・・・あの人一体何を考えてるんだろ?
「「「・・・・・・・」」」
俺の自己紹介が終わっても教室内は静まり返っていた。
ル(やばっ、俺なんかしくったかな?このままじゃあ・・・・・出席簿アタック?それは勘弁して欲しい)
「えっと・・・・あの・・・・」
「「「・・・・・キ」」」
「キ?」
「「「キャーーーーーー!!」」」
うおっ!?な、何だ突然?というか耳が・・・・・キーンってする。
「男子!男子よ!」
「織斑くんに引き続き二人目の男子!」
「しかもすごくカッコよくて紳士的!」
「あの紫の目・・・・綺麗」
「オーティアスく~ん!仲良くしようね!」
・・・・・な、なにこれ?さっきの千冬さんの時と同じくらい・・・・いや、それ以上だぞ。この子達・・・・そんなに男子に飢えてるの?
「ハ、ハハハ・・・・・」
俺はもはや苦笑いを浮かべるしかできなかった。
「さあ、ショートホームルームは終わりだ。諸君らにはこれからISの基礎知識を半月で覚えてもらう。その後実習だが基本動作は半月で体に染み込ませろ。いいか、いいなら返事をしろ。良くなくても返事をしろ。私の言葉には返事をしろ」
なんですかその私が絶対だみたいな物言いは?しかもなまじスペックが高い分そうするしか選択肢がなくなってしまってるし。
「織斑、オーティアス。さっさと席に付け」
「「・・・・・はい」」
俺と一夏は千冬さんの言うとおりに席に着いた。
(はあ・・・・・俺これからどうなるんだろう?)
俺は今後の学園生活に期待以上の不安を抱いていた。
あとがき座談会のコーナー!INIS!!
さて始まりました第1回目の座談会!進行は・・・・
「ルミナ・オーティアスだ」
「織斑一夏だ。よろしくな」
このお二人と進めていきます!なおこのお二人に関してはレギュラーとなりますので今後の座談会でも基本的には居ます!
「よろしくな主」
「よろしく頼む」
はい。こちらこそよろしくお願いします。
「それにしても・・・・確かこの小説では座談会はやらないんじゃあなかったか?」
ええ、そのつもりでしたけど・・・・・やってほしいという要望がありましたのでね。座談会はすることに決めたんです。
「そうなのか・・・・・まあ座談会って主の小説の目玉の一つみたいだからな。ある意味当然じゃあないか?」
そんなものなんですかねぇ?まあ私としてもやぶさかではありませんからいいですけど。こちらの小説では向こうと違ってスペカを喰らうことはありませんしね。
「あ~・・・・そういえばお前の書く小説ってどれも東方が関わっているもんな。そのおかげで座談会でスペカ喰らうっていうのが結構あったし」
「何度か見たが・・・・・あれは痛そうだな」
・・・・一夏さん。あれは痛いっていうものではありませんよ。なんというか・・・・・心が折れます。
「それは・・・・・・大変だな」
「心が折れるって・・・・・千冬姉の出席簿アタックみたいなもんか?」
そうですね・・・・・あれといい勝負ですよ。
「そ、そこまでか・・・・・恐ろしい」
「・・・・・いや、むしろ俺はスペカと同じ威力を出せる千冬さんの出席簿に戦慄する」
・・・・そうですね。
「ところで主、こっちではスペカを喰らう心配はないって言っていたが・・・・・それはこの小説では東方キャラは出てこないっていうことか?」
まあそうですね。この小説は基本的には原作キャラとオリキャラしか出てこないですよ。出すつもりもありませんし。
「なんでだ?」
特に理由はありませんが・・・・・強いて言うのなら世界観を重視しているからですね。
「なるほど」
さて、それでは今回はここで締めますか。
「・・・・・なんか本編のこと触れていないような気がするんだが?せっかくの第1回目の座談会なのに」
「俺の容姿とか名前のことにも一切触れなかったしな」
第1回めならこんなものなんじゃあないですか?まあルミナさんのことについては・・・・・いずれ話すということで。
「いい加減だな」
グッ・・・・さ、さて!とにかく締めますよ!
((強引だな))
それでは・・・・・
「「「次回もまたきてくれ(きてください)!!」」」