う~ん・・・・
「何始まってそうそうに唸ってるんだよ?」
いえね?この小説にテーマ曲を付けるとしたらなにになるかな~・・・・・と思いまして。
「お前はしんねんそうそうに何を考えてるんだよ・・・・」
重要なことですよ!この小説のイメージを形作るものの一つとなるんですから!
「そ、そうか・・・・・それで、候補はあるのか?」
はい。今のところの候補は玉置成実さんの『Realize』,『Believe』,FLOWさんの『World End』,ステレオポニーさんの『泪のムコウ』ですね。
「・・・・・なあ主、それって完全にお前の趣味だよな?」
「・・・・わかりやすすぎるな」
いいじゃないですか!好きなんですから!
「まあいいけど・・・・・それよりも考えるのは今度にして本編にいくぞ」
そうですね。それでは本編どうぞ!
side ルミナ
一夏と鈴の一件から数日たったが・・・・どうやら一夏はまだ鈴に謝ることができていないらしい。
どうにも一夏は鈴に避けられていると思っているらしく声をかけることができないようだ。
鈴も鈴で俺にはああいったもののいざとなると・・・・・といった感じのようで一夏に自分から近づくようなことはしていないようだ。
まあ双方の気持ちは分からないでもないし、これは本人達の問題なのだからこれ以上は俺がとやかく言うつもりはない。俺は成り行きを見守ることにした。
そんな中・・・・・
クラス対抗戦
1-1 1-2
織斑一夏 ‐ 凰鈴音
クラス対抗戦の一回戦、なんと一夏対鈴に決定した。こういうのを運命のいたずらというのだろうか?お互いに遺恨なく戦って欲しいから対抗戦前までに仲直りしてくれるといいんだが・・・・
さて、その対抗戦を三日後に控えた日、俺は・・・・
「記入漏れは・・・・・ないな」
ある書類を提出するために職員室に向かっていた。その書類というのは外出許可届。明日俺はイクリプスの機体調整の為に真月研究所に行くことになっており、書類を織斑先生に提出しに行くのだ。
「と、着いたな・・・・・ん?」
職員室の前に着いたら中から聞き覚えのある声が聞こえてきた。俺は話の内容が少し気になったので少々失礼だと思いながら立ち聞きすることにした。
side 千冬
「織斑せーんせ!聞きましたよ~」
職員室で山田先生と三日後の対抗戦の話をしていると、二年の黛が声をかけてきた。
「職員室になんのようだ黛?」
「はい、対抗戦の取材許可を貰いに来たんです!ってそれよりも織斑先生に聞きたいことが・・・・なんでも試合前予約で客席が取れなかった人に座席券を売ろうとした輩がいるらしいじゃないですか?」
ああ、昨日のその話か。
「噂によると首謀者達に織斑先生が制裁をくだされたとか・・・・・彼女たちは昨日から部屋から一歩も出ずにおまけに部屋からはうなされるような声が聞こえるとか・・・・一体何をしたんですか~?」
黛はいやらしい笑みを浮かべながら聞いてきた。
「人聞きの悪いことを言うな。厳重注意しただけだ」
「げ、厳重注意・・・・ですか」
その時に現場に居合わせた山田先生は苦笑いを浮かべていた。・・・・・それほど私はやりすぎてしまっていたのだろうか?
「そんなくだらないことを聞きに来たのか?」
「ああ、いえ。それも質問の一つではあるんですが本題は別です。今年の対抗戦は例年にない目玉がありますから。新聞部も大々的に特集しているんです。それで試合直前号に織斑先生のインタビューを載せたいと思いまして」
「目玉・・・・か」
まあ今年の対抗戦にはたった二人の男性操縦者である一夏が出るのだから注目されるのはある意味当たり前か。
「面白いことは言えないぞ」
「なんでもいいんですって!教師にして実の姉!絶対に読者は期待してるんですから~!」
「そうだな・・・・・織斑は女子のようにISの教育を受けていない。ほんの僅かな間ISに触れただけだ。そんな人間が果たしてどこまで戦えるかのか興味深いところではあるな」
私は率直に思ったことを言った。まあ正直に言えば一夏には勝って欲しいが・・・・・代表候補生相手では厳しいだろう。
「ふむふむなるほど・・・・・で?」
「で?」
「いや・・・・だからですね?『あいつならきっとやれる!』とか、『怪我しないか心配だなぁ・・・・』とか姉目線の意見ですよ!」
「あ、それは私もちょっと気になります」
「ですよね!姉弟の微笑ましいエピソードを一つ・・・・」
2人はあきらかに興味津々と行った表情で聞いてきた。
「・・・・・どうやら二人も私に厳重注意されたいようだな?(黒笑)」
「い、いいえ!」
「めめめ滅相もありません!」
全く・・・・・まあ実際は黛の言うとおり心配ではあるが・・・・
「用が済んだのなら教室に帰れ」
「あ、待ってください~!もう一つ聞きたいことがあるんです!」
「なんだ?」
「あの~・・・・・短い間ですがオーティアスくんと一緒に住んでいたというのは本当ですか?」
「・・・・・は?」
・・・・・なぜ黛がそれを?
「なんでもオーティアスくんがそう言っていたと噂が流れていまして・・・・どうなんですか?」
全く・・・・・なぜ話したルミナ?
「・・・・・・それが対抗戦とどう関係があるんだ?」
「ありません。ただ純粋に私が気になったので事実確認したんです」
「そうか・・・・・まあ確かに一時期とは言えオーティアスはうちに住んでいた」
「おおっ事実だったんですか~!でもどうして一緒に住んでいたんです?」
「オーティアスは一人暮らしでな。マスコミの対応でまいってしまっていると織斑に聞いてうちで保護したのだ。織斑と一緒においておけば管理もしやすくなるしな」
「なるほどそういうことですか・・・・・それで?オーティアスくんと一緒に暮らしている時になにかハプニングがあったりしたんですか~?」
「なっ!?」
ハプニングと聞いて私は・・・・・・ルミナに風呂上がりの裸を見られてしまったことを思い出してしまった。
「その反応・・・・・・何かあったんですね~?」
黛は探るようにニタニタと笑みを浮かべ聞いてきた。
「そ、それは・・・・・・」
「何があったんですか?」
山田先生も黛に便乗する。
千(ルミナに裸を見られただなんて言えるわけがない!なんとか話を逸らさなければ・・・・・ん?待てよ、確か黛は・・・・・)
「・・・・・そう言うお前はどうなんだ黛?」
「へ?」
「黛はオーティアスに篭絡された・・・・・という話が私の耳に入っているのだが」
「!?ろ、ろろろろろ篭絡なんて、さささされてません!!」
私が尋ねると黛は分かりやすく動揺した。
「ほう、その割には随分と動揺しているようだが?」
「う・・・・・うぅ~///」
黛は顔を赤くさせて俯いた・・・・・・私から聞いたこととは言え本当にルミナは黛に何をしたんだ?流石に気になるぞ?・・・・・・少し黛が羨ましいな。
「そこまでですよ、織斑先生」
突然ルミナが現れ、私を止めた。
「オーティアス・・・・いつからいた?」
「黛先輩のインタビューが始まる辺りから職員室の入口で話を聞いていました」
そんなに前からだと?気配を感じなかったぞ?
「全く・・・・・立ち聞きとは感心しないぞ?」
「すみません。ですが俺のいないところで俺の話をしていたこともあまり関心はしないですよ?」
ルミナは苦笑いを浮かべて言った。
「・・・・ふっ、違いないな」
「まあというわけでこの話はここまでということで。双方それでいいですか?」
「ああ」
「う、うん」
これ以上は私の恥を晒すだけでメリットはないからな。黛も同じことを思ったのだろう。おとなしく引き下がった。
「それよりもオーティアス、わざわざ職員室にまで来てなんのようだ?」
「はい。明日研究所の方に赴かなければならないので外出許可届を織斑先生に提出しに来ました。こちらです」
ルミナは書類を渡した。
「ふむ受理しよう。だが明日外出するのに今日提出というのは遅いぞ?」
「すみません、今朝研究所から連絡があって唐突に決まったことでしたので」
「そうか・・・・わかった。今回はこれ以上何も言わんでおこう。だが次からは気をつけろ」
「了解しました。それでは俺はこれで・・・・」
「あ、ちょっと待ってオーティアスくん」
職員室から出ようとしたルミナを黛は引き止めた。
「なんですか黛先輩?」
「ちょっとオーティアス君に取材したいんだけど・・・・」
「取材?それって・・・・・・先日のですか?」
「ち、違うよ!」
ルミナが聞き返すと黛は声を張り上げ否定した。どうやら篭絡の件はそれが関係しているらしい。
「オーティアス君に今回の対抗戦・・・・・というより織斑くん対凰さんの試合のことを聞こうと思って」
「俺に・・・・ですか?」
「うん。オーティアス君は織斑くんと同じ数少ない男性操縦者の一人だからね。そのオーティスくんが今回の試合についてどう考えているのか気になって」
「そういうことですか・・・・まあ少しなら構いませんけど」
ルミナは快く引き受けた。
「ありがとう。それじゃあ率直に聞くけど織斑くんと凰さん、どっちが勝つと思う?」
「高確率で鈴ですね」
ルミナはきっぱりと断言した。
「ありゃ?てっきり同じ男性操縦者の織斑くんの肩をもつのかと思ったけど・・・・・迷いなく断言したね」
「当然ですよ。確かに一夏は俺たちとの特訓で信じられないスピードで成長していますがそれでも相手は代表候補生なんです。実力も経験も差がありすぎます。鈴の戦い方や機体についての情報を持っているわけでもありませんから一夏にはなんのアドアンテージもない。当日のコンディションや状況が一夏に有利に働いたとしても勝率はよくて2割程度といったところでしょうかね」
「厳しいね」
「事実をもとに冷静に分析した結果ですよ」
冷静に分析か・・・・・・確かにルミナの今の説明は納得のいくものだった。だが・・・・・いささか冷静すぎる。まだ年端のいかない少年がそこまで冷静に物事を考えられるものだろうか?
「ただまあ・・・・・」
「ん?」
「勝とうとしないものには勝利は得られない。勝つことを強く望むものが勝利を手にすることができる。一夏は勝利を強く望んでいるので・・・・・勝率はあるいは俺が思っているよりも高いかもしれませんね」
ルミナは目を閉じて頬笑みを浮かべながら言った。
「ま、それは鈴にも当てはまるかもですけど」
かと思えば今度はおどけたように笑って言う。
「それじゃあ俺はこれで失礼しますね。少しでも一夏の勝率上げるために特訓しなければなりませんから」
「わかった。答えてくれたありがとね」
「いえ、それでは・・・・」
ルミナは職員室から去っていった。
「う~ん・・・・以前から思っていたんですけどオーティアス君ってなにか・・・・・少し年不相応な感じがしますね」
ルミナが去った後、山田先生がそう呟いた。
「あ、それ私も思いました。年の割に妙に落ち着いているといいますか冷静といいますか・・・・・話しているとなんか年上なんじゃないかって錯覚しちゃいますね。織斑先生、オーティアス君って本当に15歳なんですか?」
「当然だろう。入学に必要な書類を確認したが間違いなく15歳だ」
「う~ん・・・・織斑先生が言うんだから間違いないか。でもなんか納得いかないな~」
「そうですね」
・・・・・まあ二人がそう言うのもわかる。ルミナはいい意味でも悪い意味でも子供っぽくない。いくら一人で暮らしていたからといっても少々異常だ。
(ルミナ・・・・・・お前は一体何者なのだ?)
私は先程ルミナが出て行った職員室の扉を見つめながらルミナに思いを馳せていた。
あとがき座談会のコーナー!INIS!
今回は千冬さんをゲストに招いています!
「よろしく頼む」
はいよろしくお願いします!それでは早速進めていきましょう!
「今回は俺の出番が一切なかったな・・・・・」
「それはまあ展開上仕方がなかっただろう」
ですね。ああ本当は出す予定はあったんですけど。
「そうなのか?」
ええ。本来なら今回の話はもう少し先に進むはずだったんですが・・・・予想以上に字数がかさんでしまったので一夏さんが出る前に話を区切りにしたんです。
「そうなのか・・・・」
ル「前から頻繁に思っていたが・・・・・お前は原作からかなり加筆してないか?そのせいで進行が若干遅くなってるように思えるのだが?」
・・・・・おそらく気のせいではないかと。
「全く・・・・お前というやつは」
すみません。
「まあいいや。次の話にいこう」
「そういえば今回の話って珍しくルミナの視点が少なかったな」
「ほとんどが千冬さん視点だったからな」
「そうだな・・・・・柄にもなく少し緊張してしまった」
「千冬姉が緊張か・・・・珍しいな」
まあこの小説は基本ルミナさん視点で進んでいますからね。話の半分以上がルミナさん以外の視点というのは本当に珍しいことです。
「今後そういうふうになることはあるのか?」
どうでしょうね?あったとしても少ないでしょう。
「そうか。それじゃあ次の話にいこう。私としてはルミナのことが知りたい」
ルミナさんのことです?
「ああ。今回の話で改めてルミナの年齢が気になったな」
「確かにな・・・・・本当にお前はいくつなんだよ?」
詳しくはまだ教えられないですけど・・・・・・18歳以上千冬さんの年齢未満と言っておきましょう。
「千冬姉の年齢って・・・・・不詳じゃなかったか」
「調べてもわからなかったからな。まあ25歳前後と言ったところか」
「となると・・・・・ルミナの雰囲気からして・・・・・23か24といったところか?」
どうでしょうね?まあそれは物語が進めばわかりますよ。さて、そろそろ締めますか。
それでは・・・・・
「「「「次回もまたきてくれ(こい)(きてください)!!」」」」