IS~存在しない者の戦い~   作:shin-Ex-

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第22話!

今回は実習の話です!

「まあ物語が大きく動くわけではないから・・・・羽休み会ってところか?」

「そうだな・・・・・俺は結構大変な目にあったけど」

まあドンマイです。それでは本編に行きましょう。

「ああ、それでは本編どうぞ」


第22話

side ルミナ

 

俺とデュノアさんがアリーナの更衣室につくと。

 

「ぜい・・・・ぜい・・・・・」

 

苦しそうに息を切らしている一夏がいた。

 

「まさか俺たちよりも先に着いているとは・・・・というか大丈夫か?」

 

「誰の・・・・せいだと・・・」

 

「・・・・・うん、まあ俺のせいだな。本当に悪いと思ってる」

 

「約束・・・・守れよ?」

 

「ああ、ちゃんと奢ってやるから」

 

こんな目に合わされても許してくれるとは・・・・器が深いな一夏は。

 

「というか織斑くん、よくあの包囲網を突破できたね」

 

「・・・・死ぬかと思ったけどな」

 

一夏は遠い目をしながら言った・・・・・本当にごめん一夏。

 

「と、そうだ。まだ自己紹介ちゃんとしてなかったな。俺は織斑一夏。一夏って呼んでくれ」

 

息を整え終えた一夏はデュノアさんに挨拶した。そういや俺もまだしてなかったし・・・・しておくか。

 

「俺はルミナ・オーティアス。俺もルミナって呼んで欲しい」

 

「うん。よろしく一夏、ルミナ。僕のこともシャルルでいいよ」

 

「それじゃあ着替えようぜ。遅れたらさっきの苦労が水の泡だし」

 

「ははは、そうだな」

 

俺と一夏は着替えるために上着を脱いだ。すると・・・・

 

「わぁっ!?」

 

シャルルが可愛らしい悲鳴を上げた。おそらく目の前で男が服を脱ぎだしたからつい出てしまったのだろう・・・・・本当に隠す気あるのか?

 

「ん?どうした?」

 

「え、えっと・・・・その・・・二人共あっち向いてて欲しいんだけど・・・・」

 

シャルルは両手で目を覆いながら俺たちに言う。

 

「?なんでだ?」

 

「そ、それは・・・・」

 

・・・・はあ、仕方がない。

 

「一夏・・・・・お前男の着替えをジロジロ見る趣味でもあるのか?やっぱりそっち系・・・・」

 

「んなわけあるか!わかった、見ねえから」

 

一夏はシャルルに背を向けた。俺もシャルルに背を向ける。

 

「とにかく早く着替えようぜ。転校生だろうが遅刻を多めに見てくれる人じゃないから・・・・・」

 

「まあ最低でもグラウンド10周だろうな。一夏、お先」

 

「早っ!もう着替え終わったのか?シャルル、俺たちも急ごうぜ」

 

一夏がシャルルの方に振り向くとそこには・・・・

 

「ってこっちも早え!」

 

着替え終えたシャルルの姿があった。

 

「ルミナは前から思ってたけどシャルルも着替えるの早いな。何かコツでもあるのか?」

 

「そんな・・・・特に変わったことは」

 

「俺ははじめから下に着てた」

 

「そうなのか?」

 

「だっていちいち着替えるめんどくさいだろ?一日に実習が二回以上ある日もあるし効率考えたら下に着てたほうがいい。ISスーツは吸水性いいし動きの邪魔にもならないしな」

 

「なるほどな」

 

「・・・・その手があった(ぼそっ)」

 

「ん?何か言ったか?」

 

「な、なんでもないよ!」

 

・・・・・どうやらシャルルは高速で着替えていたようだな。にしたって早すぎるだろ・・・・・訓練でもしたのか?

 

「俺もこれからそうしようかな・・・・・これ着るときに裸っていうのが着づらいし。引っかかって」

 

「ひ、引っかかって!?そ、そっか・・・・引っかかって・・・・」

 

シャルルは顔を赤くする・・・・何を想像したんだ?・・・・いや、まあわかるが。

 

「?急に赤くなったりして変な奴だな。にしてもシャルルのスーツは着やすそうだな。それってどこのやつなんだ?」

 

「え?あ・・・これはデュノア社製だよ。ほとんどフルオーダーだけどね」

 

「そうか・・・・あれ?デュノア?それってお前の・・・・」

 

「うん。父が社長をしてるんだ。フランスで一番大きなIS関係の企業だと思う」

 

やはりか・・・・・なんとなくそうだとは思っていたが。となると・・・・なんで男装しているのかもだいたい想像できるな。

 

「へぇ・・・・道理でな」

 

「え?」

 

「シャルルって気品っていうか・・・・いいところの育ちって感じがするからさ!納得した!」

 

「いいところ・・・・ね」

 

シャルルは目を伏せ、表情を暗くする。

 

(ワケありか・・・・・やはり面倒なことになりそうだな)

 

「二人共、話はそこまで。早く行かなきゃ遅刻になるぞ?」

 

「と、そうだった!急がねえと!」

 

一夏は慌ててグラウンドに向かった。

 

「ほら、シャルルも行くぞ」

 

「あ、うん」

 

俺とシャルルも小走りでグラウンドに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本日からISを使った実習を本格的に開始する。まずは戦闘を実演してもらおう。凰、オルコット」

 

「「はい」」

 

「専用気持ちならすぐに準備できるだろう。前に出ろ」

 

織斑先生は二人に指示を出した。

 

「めんどくさいわね・・・・なんで私が」

 

「こういうのは見世物のようで気が進みませんわ」

 

二人はあんまり気が進まないようだな。ならどっちかと変わってもらおうかな?できるだけ実戦経験はたくさん積みたいし。

 

「少しはやる気を出せ・・・・・あいつにいいところを見せられるぞ(ボソッ)」

 

「!!まあ専用機持ちの実力の違いを見せるいい機会よね!」

 

「イギリス代表候補生である私、セシリア・オルコットにお任せ下さい!」

 

千冬さんに何か言われてふたりは急にやる気出した・・・・・大方一夏にいいところを見せれるとか言われたんだろうな。俺の出る幕はなさそうだ。

 

「それで?相手は鈴さんとですか?」

 

「ふんっ、返り討ちにしてやるわよ」

 

セシリア対鈴か・・・・・興味あるな。俺の見立てでは互角だが実際に戦うとどっちが勝つだろうか?

 

「慌てるな。対戦相手は・・・・・」

 

キィィィィィ・・・・

 

ん?何の音だ?

 

「あ、ああ、あああ~!どいてください~!!

 

音のする方・・・・上空を見るとISを身に纏った山田先生がものすごい勢いで一夏の方に迫っていく姿が見えた。そして・・・・

 

ドオオン!!

 

おもいっきし墜落した。それも一夏を巻き込んで。

 

「え、ええっ!?ちょ、一夏大丈夫かな?」

 

シャルルは突然のことに戸惑いながら一夏の身の心配をした。

 

「多分大丈夫だろ。直前に白式展開してるのが見えたし。ただ・・・・・」

 

「ただ?」

 

「・・・・・別の意味では大丈夫ではないと思う」

 

なにせ一夏は・・・・・世界トップクラスのラッキースケベだからな。

 

「え?」

 

「見てればわかるよ」

 

しばらくして墜落の衝撃で起こった砂煙が引いていき、俺たちの目の前にうつされた光景は・・・・・・・

 

「・・・・・やっぱりな」

 

山田先生の胸を思い切り鷲掴みにしている一夏の姿だ。

 

「ちょっ、一夏何をして・・・・」

 

「故意にやったわけではないのだろうが・・・・あいつは本当に・・・・」

 

ラッキースケベもここまで来ると呪いだな。

 

「ルミナは察してたみたいだけど・・・・よくあることなの?」

 

「まあな。見ている分には面白くて飽きないからいいが・・・・・あいつからしたらたまったもんじゃないな」

 

「あ、あはは・・・そうだね」

 

一夏にちょっと同情するな・・・・つうか

 

「あ、あの山田先生!これはその・・・・」

 

「だ、ダメですよ織斑くん。私と織斑くんは教師と生徒で・・・・あ、でも織斑先生がお義姉さんというのはとても魅力的な・・・・」

 

二人共・・・・何やってんだよ?話する前にとっとと離れろって。というか山田先生何かノリノリに見えるのは気のせい?

 

「はあ・・・・おい一夏、いい加減離れ・・・」

 

ピュン!

 

「うおっ!?」

 

俺が一夏に離れるように言おうとしたまさにその瞬間、一夏に向かってレーザーが放たれた。

 

「ふふふ・・・・・残念、外してしまいましたわ(黒笑)」

 

レーザーの出処を追うとそこにはにこやかな笑顔(目は笑っていないが)のセシリアがいた。

 

「ちょ、セシリア・・・・」

 

「一夏あああああ!いつまで乗ってるのよ!」

 

「り、鈴!?」

 

「死ね!」

 

鈴は双天牙月を一夏に投擲した。

 

「うわっ!?バカ!!」

 

一夏がブレードを展開して弾こうとした瞬間・・・・

 

ドンッ!ガギン!

 

「え・・・・?山田先生?」

 

山田先生が手にしたライフルで双天牙月を撃ち落とした。それを見た周りの子たちは騒然としている。

 

(あの無理な体制から双天牙月を寸分の狂いもなく打ち落とすなんて・・・・・なんて射撃レベルだ)

 

俺自身も山田先生の射撃技術の高さに驚いていた。

 

「流石は元代表候補生だな。それぐらいの射撃は造作もないか」

 

「昔のことですよ。候補生どまりでしたし」

 

「ふっ・・・これから山田先生対凰、オルコット二名の模擬戦闘を行う」

 

「え?あの・・・二対一ですか?」

 

「それは流石にちょっと・・・・」

 

セシリアと鈴は2対1で戦うことに気が引けているようだ。

 

「安心しろ・・・・今のお前たちなら確実に負ける」

 

そんな二人に対して織斑先生は不敵な笑みを浮かべて言い放った。

 

「「ムッ・・・・」」

 

ふたりはそれを間に受けてムッとしている。

 

「では・・・・始め!」

 

千冬先生の合図と同時に3人は飛び上がり・・・・

 

「手加減はしませんわ!」

 

「さっきのは本気じゃなかったしね!」

 

戦闘が始まった。

 

「さて、今のうちに・・・デュノア!山田先生が使っているISについての説明をしてみろ」

 

「あ、はい!」

 

織斑先生に言われてシャルルは説明を始めた。山田先生が使っているISはラファール・リヴァイブ。デュノア社製のものだ。俺もイクリプスが出来る前に訓練で使用していた。流石は親が社長をやっているだけのことはあるな。シャルルは機体の特性をスラスラと答えていった。

 

「よし、説明は十分だ。そろそろ決着がつくぞ」

 

しばらくして、山田先生の放った手榴弾が二人に炸裂してふたりは落とされた。

 

「やっぱり負けたか」

 

「やっぱり?ルミナはこうなるって予想してたのか?」

 

「ああ。山田先生とあの二人じゃあ場数が違いすぎる。セシリアと鈴はただひたすらに山田先生に当てることだけを考えて攻撃していたが山田先生は違う。全てを当てようとするのではなく二人の動きを制限するために威嚇射撃をしていた」

 

「攻撃っていうのはただ当てればいいってものじゃあないからね。むしろ相手を自分の戦いやすいように誘導する事の方が重要だと僕は思うよ」

 

「シャルルの言うとおりだ。そのあたりで経験の差が大きく出ていた。それにそもそもあのふたりは数的有利を全く活かせていなかった」

 

「え?」

 

「2対1だから自分たちの方が有利だとか思ってたんだろうがそれはコンビネーションがしっかりとれていればの話だ。コンビネーションが取れなけりゃ2対1なんて互いの足を引っ張り合うだけで本来の自分の力さえまともに発揮できない。あれならまだ1対1の方が遥かにマシだ」

 

まあ1対1でも負けてただろうけど。

 

「あ~確かに・・・・・二人共何か言い争いしてるし・・・・・」

 

二人の方に視線を向けると激しく言い争いをしていた。前の無人機を相手にしてた時はそれなりにコンビネーション取れてたんだがな・・・・・あの時は切羽詰ってたからか?

 

「さて、これで諸君にも教員の実力が理解できただろう。以降は敬意を持って接するように。この後はグループで実習を行う。グループリーダーは専用機持ちが行なえ」

 

織斑先生が指示を出す。すると・・・・

 

「織斑くん!色々教えて!」

 

「デュノアくん!よろしくお願いしま~す!!」

 

「オーティアスくん!手とり足取りお願い!」

 

俺、一夏、シャルルのところに殺到した・・・・流石にこの数は捌ききれないぞ?

 

「この馬鹿どもが・・・・出席番号順に分かれろ!」

 

そんな皆に対して織斑先生の檄が飛ぶ。皆は渋々と出席番号順に分かれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、ISも持ってきたし始めようか」

 

「「「「は~い!!」」」」

 

皆は元気よく返事をした。ちなみにISはラファール・リヴァイブと打鉄が用意されていたが俺が持ってきたのはラファール・リバイブだ。以前まで使っていたからこっちの方が色々と教えやすい。

 

「じゃあ、まずは歩行訓練ね・・・・・最初は誰?」

 

「私だよ~オーティー!」

 

出てきたのはのほほんさんだ。

 

「のほほんさんだね。それじゃあ始めようか」

 

「は~い」

 

のほほんさんはISを装着した。

 

「とりあえずまず自分が思う通りに歩いてみて」

 

「わかった~」

 

返事をしてのほほんさんは歩き出した。お?結構スムーズだな。

 

「へぇ・・・・上手だねのほほんさん」

 

「えへへ~」

 

俺は素直に感心した。

 

ISで歩くのは思った以上に難しい。それこそ俺は初めて歩いた時はようやく立てたばかりの子供のよちよち歩きのようになっていたのだ。

 

「よし・・・・それじゃあのほほんさんはここまでね」

 

「うん」

 

のほほんさんはISを解除して俺の方に寄ってきた。

 

「のほほんさん?」

 

「えっと・・・・・オーティー・・・」

 

のほほんさんは少し顔を赤らめてモジモジしている・・・・ああ、なるほどね。

 

「ん、お疲れさん」

 

ナデナデ・・・・

 

俺はのほほんさんの頭を撫でた。

 

「えへへ~」

 

のほほんさんは気持ちよさそうに目を細めた。

 

「あ~!!布仏さんズルい!」

 

「私もして欲しい!」

 

「オーティアスくん!終わったら私にもやって!」

 

「いや、それは・・・・・」

 

「「「「お願い!!」」」

 

皆はすごい剣幕で頼み込んできた。

 

「(これは断りにくいな・・・・・・仕方がない)わかったよ。ちゃんと訓練こなしたらね?」

 

「「「「やった~!!」」」」

 

よほど嬉しかったのか皆笑顔で大喜びだ。まあ俺としてはそれで皆のモチベーションが上がるなら構わないけど・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、思っている時期が俺にもありました。

 

実習が終わった後に織斑先生に余計なことをするなと出席簿アタックを食らった。なにげに初だが・・・・・・・これは本当に痛い。心が折れそうになった。これを頻繁にくらっている一夏にはマジで同情するな・・・・

 

ちなみにこの時織斑先生がボソッと「私もして欲しかった・・・・」と言っていたのが聞こえてきたのだがそれは聞こえないふりをしておいた。

 

 

 

 

 

 

(なお、この実習が切っ掛けで『オーティアスくんに撫でられ隊』がルミナさんの知らないところで結成されました by作者)

 

 

 

 

 




あとがき座談会のコーナー!INIS!

今回はゲストなしでお送りします!早速進めていきましょう・・・・と言いたいんですが。

「どうしたんだ?」

・・・・・話すネタがないです。

「それは・・・・・まあ仕方がないっちゃ仕方がないか」

・・・・・どうしよう。

「あ、じゃあ俺ルミナに聞きたいことがあるんだけどそれに答えてもらってもいいか?」

「ああ、構わないそれで何を聞きたいんだ?」

「ルミナは俺たち主要キャラのことどう思ってるんだ?結構気になってるんだよ」

「どう思ってるかね・・・・・わかった。答えるよ。だいたい下記にあるとおりだ」

一夏
真っ直ぐで気持ちのいい奴。好感が持てる。でも結構考えなしで短絡的なところがあるから目が離せないし手がかかる。あと鈍感なのは理解はあるけどたまにイライラする。


凛としていてカッコいい。ただ一夏と同じで少し考えなしのところがあるし心が不安定なところがあるから心配。お姉さんとの関係のことでも少し心配。

セシリア
自分に誇りを持っていて一生懸命な努力家。少し自分本位なところが目立つからもう少し周りに気を使えるようになるといいと思う。


元気いっぱいで一緒にいると楽しい。ちょっと短気で手が早いのがたまにキズ。もうちょっと我慢強くなろう。

シャルル
礼儀正しくて他の皆と違って接していてもあまり疲れなさそう。だがわざわざ男装していることから要警戒。場合によっては・・・・・容赦しない。

千冬さん
ちょっと気が強すぎるように感じるけど時折見せる乙女の顔が可愛らしい。きちんと周りのことを見ているから頼りになる。ただ一人で無理しすぎ。あとお風呂のことがあるから少し苦手。

のほほんさん
心の癒し。彼女がいなかったら胃薬、頭痛薬の量が軽く3倍になっていたと断言できる。ただあの袖が長い服はちょっと危ない時があるから気をつけて欲しい。

楯無先輩
凄く気に入らない。関わって欲しくない。近づいて欲しくない。とにかく距離を置きたい。でも理解してくれて少し嬉しいとも思ってる。あと一目惚れ。

「とまあこんな感じだが・・・・」

「な、何かすげぇつっこみどころが満載なんだが・・・・・」

「まあ気持ちはわかるぞ。いちいちつっこむと時間かかりすぎるからやめとけ」

「ああ、そうする」

それではいい感じに字数稼げたのでここで締めましょう!

「「メタいな」」

それでは・・・・・


「「「次回もまたきてくれ(きてください)!!」」」
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