今回は昼食の話です!
「今回も物語としての進展はないな」
「ラスト以外はな」
ですね。次回からは動きがあるのですが。さて、本編に行きましょう。
「ああ。それでは本編どうぞ!」
side ルミナ
昼休み・・・・・俺とシャルルは一夏に誘われて昼食を屋上で摂ることになったのだが・・・・
「・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
今俺の目の前には少女が3名、火花を散らして睨み合っている。
「・・・・・はあ」
「あ、あはは・・・・」
そんな様子を見て俺はため息を、シャルルは苦笑いを浮かべている。
「どうしたんだ3人共?なんか様子がおかしいぞ?」
「「「誰のせいだと思ってる(思ってるのですの!)(思ってるのよ)!!」」」
「え?・・・・・誰のせいだ?」
お前だ一夏。展開的には面白いけど頭痛いな・・・・・・後で頭痛薬飲も。
「ね、ねえルミナ」
「なんだ?」
「あのさ・・・・あの3人って一夏のこと・・・・」
「ああ、その通りだよ」
「やっぱり・・・・・一夏はそれ・・・・気づいてる?」
「・・・・・気づいてるならこんなことになっていない」
「だよね~・・・・・あはは」
もう・・・・見てるだけで疲れそうだ。
「というか・・・・・僕ここにいていいのかな?」
「気なんて使う必要ないぞ。あいつらが勝手にやってることだからな。お前は気にしなくてもいい」
「ならいいけど・・・・ルミナって優しいんだね」
シャルルは頬笑みを浮かべて言ってきた。その顔は・・・・完全に男には見えない。それにしても・・・
(俺が優しいね・・・・・)
「残念ながらそれはないな。その認識はすぐに改めることになると思うしな」
「え?」
「それよりもお前ら、とっとと食事にするぞ。昼休みは限られてるんだからな」
「う、うむ・・・・そうだな」
箒は弁当箱を二つ取り出した。
「あれ?箒どうして弁当箱二つなんだ?」
「・・・・これはお前の分だ」
「俺に!?ありがとな箒!」
一夏は弁当を受け取って満面の笑みを箒に向けた、
「あ、ああ・・・・気にするな////」
お~お~・・・・顔赤くして可愛いな。これはポイント高いですね~。
「き、奇遇ね!私も一夏に作ってあげたわ!はいこれ!一夏が食べたがってた酢豚よ!」
「私も今朝は早くに目が覚めましたので。一夏さんに手料理を作ってきましたわ!」
そして二人も負けずに参戦してきた。ただまあ・・・・・好きな人に自分のお弁当を食べて欲しいって気持ちはわかるけど少しは俺にも分けてあげようって考えてくれなかったのかな?・・・・・まあ別にいいんだけどな。
「鈴もセシリアもありがとな。それじゃあまずは箒の弁当から・・・・」
一夏は弁当を開けて一口口に含んだ。
「美味い!それに結構凝ってるし・・・・これ作るの手間だったんじゃないか?」
「別にそんなことは・・・・そうか美味しいか。それは良かった」
「特にこの唐揚げなんて最高!・・・・ってあれ?なんで箒のには唐揚げ入ってないんだ?」
一夏は箒の弁当に唐揚げが入っていないことに疑問を持ち訪ねた。
「それは・・・・・うまくできたのはそれだけだから・・・・(ボソッ)」
「え?」
「わ、私はダイエット中なんだ!だから一品減らしただけだ」
「ダイエット?別にそんな必要ないだろ?」
一夏は箒の体を見ながら言った。
「ど、どこを見ているんだお前は!」
「どこって体を・・・・」
「女性の体を凝視するなんて非紳士的ですわ!」
「あんたなに胸ジロジロ見てんのよ!」
「胸!?見てねえよ!」
「・・・・・デリカシーどっかに捨ててんのかお前は?」
「捨ててねえよ!」
「・・・・ごめん一夏。僕もルミナと同意見」
「ひでえ!?・・・・とまあ話を戻すけど」
「誤魔化したな」
「いちいち言うな!全く・・・・・ほら箒、この唐揚げ本当に美味しいから食べろって。ほら、あーん」
一夏は箸で唐揚げをつまみ箒に向けた・・・・・お前に羞恥心というものはないのか?ある意味では尊敬するぞ。
「「・・・・・・」」
そしてそれを見るセシリアと鈴がなんか怖い。すげえ目つきで睨んでる。一夏は気づいていないようだけど。
「あ・・・・ん」
箒はそれに従い唐揚げを食す。恥ずかしさから顔が赤くなっているのはデフォだろう。
「どうだ?」
「う、うむ・・・・いいものだな」
「だろ?本当に美味しいよな」
「いや、唐揚げのことではないのだが・・・・・うむ」
箒は非常にご満悦のようだ。顔が緩んでる。
「あ、これってまるで日本のカップルがやる『はい、あ~ん』ってやつみたいだね?」
・・・・・シャルル、今それを言ったら・・・・
「ちょっと!二人のどこがカップルだと!?」
「適当なこと言ってんじゃないわよ!」
やっぱりこの二人が激怒したか。
「え、あ・・・・ごめん(なんかすごく怖い)」
シャルルはあまりの勢いに萎縮する。
「一夏さん!私のサンドウィッチもどうぞ!」
「ほら一夏!私の酢豚も食べなさい!」
二人は箒に負けてなるものかと自から食べさせようとする。
「そ、そのあとは私が食べさせてやろう・・・・」
「ちょ、ちょっと待てお前ら!」
そんな3人に押されて一夏は慌てる。
結局時間もあるので皆から一口ずつ食べさせてもらうということで手打ちになった。ただまあセシリアのサンドウィッチを食べたとき顔が青くなっていたが。どうやらセシリアは胃袋で捕まえておけるタイプではないらしい。
さて、俺もそれなりに楽しませてもらったしそろそろ食べよう。
「ねえルミナ。僕さっきから気になってたんだけど・・・・」
「なんだ?」
「それ・・・・なに?」
シャルルは俺が持ってきたものを指さして聞いてきた。
「俺の弁当」
「なんかすごく量が多いんだけど・・・・それ一人分?」
「ああ」
まあシャルルが聞いてくる気持ちはわかる。なにせ俺が持ってきた弁当箱は・・・・重箱だからな。それも5段。一般的な一人前の弁当からしたら考えられない量だ。
「ルミナさん・・・・・本当に見かけによらずたくさん食べますわよね。普通はそんな量食べられませんわよ?」
重箱を見たセシリアが突っ込んできた。
「まあ俺は燃費が悪すぎるからな・・・・・それにもっとたくさんでも食べられる」
「・・・・一体あんたは食べたものどこに行ってんのよ」
「胃袋」
「いや、それは分かっているのだが・・・・」
「それじゃいただきます」
俺は弁当を開けて食事を開始した。
「美味しそうだね。これって誰が作ったの?」
「誰って・・・・俺だけど?」
「「「えぇ!?」」」」
何故か箒とセシリアと鈴にに大げさに驚かれてしまった。
「俺が料理できるのが変か?」
「そ、そんなことはないが・・・・」
「ちょっと意外で・・・・」
「私男性は皆料理が苦手だと思っていましたわ」
・・・・・なんか微妙に傷つく反応だな。
「ルミナの作るものは実際美味いぜ。うちで暮らしてた時よく作ってもらってたけど千冬姉が気に入って毎日食べたいって言うほどだからな」
「あの千冬さんが!?」
実際毎日(休日含む)千冬さんには弁当作ってるしな。
「ほら、シャルル」
「え?」
俺は弁当のおかずをいくらか弁当の蓋に乗せて予備の箸と一緒にシャルルに渡した。
「シャルル弁当持ってないみたいだしこれ食べろよ」
「いいの?」
「ああ」
「ありがとうルミナ」
シャルルは受け取って食べ始めた。
「一夏の言うとおり本当に美味しいね」
「それは良かった」
「特にこの卵・・・・すごく美味しいよ」
「卵焼きな。確かにそれ美味いよな。千冬姉も特に気に入ってたし」
「卵焼きは・・・・俺の一番得意な料理だからな」
これは昔・・・・・向こうの世界にいた特に母さんから教わったものだからな。
「そんなに美味しいんだ・・・・・ねえルミナ。私にも一口くれない?」
「鈴さん、意地汚いですわよ」
「あんただって食べたそうな顔してるじゃない」
「そ、それは・・・・」
「別にいいよ。二人にも分けてやる」
俺は二人に卵焼きをあげた。
「ありがと」
「あ、ありがとうございます」
二人は卵焼きを口に含む。
「!!本当に美味しいですわ」
「こんなに美味しい卵焼き初めて食べた・・・」
「はは、それはどうも」
「俺も久しぶりに食べたくなったな・・・・なあルミナ。俺にも一口くれ」
「わ、私にも・・・・いいか?」
この二人にもあげると俺の分の卵焼きがなくなるな・・・・・まあいいか。
「いいぞ。持ってけ」
「サンキュ!」
「ありがとう」
一夏と箒も卵焼きを食べる。
「これこれ!やっぱり美味い!」
「本当に・・・・美味しいな」
二人は満足げに笑みを浮かべる。自分の作ったものを食べて笑顔になるのを見るのはいいもんだな。
「なあルミナ、やっぱ作り方・・・・」
「それはダメ。前にも言っただろ?これは一子相伝なんだ」
「ちぇっ」
こうして俺たちの昼食の時間は過ぎていった。
そして時間は過ぎて業後・・・・
「それじゃあ失礼するね」
「ああ、どうぞ」
俺はシャルルと共に寮の自室に戻ってきた。
シャルルが一緒の理由は・・・・・今日からシャルルはこの部屋で暮らすからだ。まあこの部屋は今まで俺ひとりで使ってたしシャルルは男ってことになっているのでそうした方が調整がしやすかったのだろう。
「ベッドは俺は手前の使ってるからシャルルは奥の使ってくれ」
「わかった」
返事をしてシャルルは荷解きを始めた。
(さて・・・・・どうするかな)
シャルルは女だ。これは間違いない。問題は・・・・・俺がそれに気がついているかを言うべきか言わざるべきかということだ。
女であるシャルルがわざわざ男装して転入してきたのだ。何らかの目的があることはまず間違いない。
そしてその目的というのもシャルルがデュノア社の社長の娘ということから大体予想することができる。まああくまで予想であり確信ではないのだが・・・・
シャルルの目的が俺の予想通りのものであるというのならば俺は・・・・・容赦することはできない。どんな手を使っても潰させてもらう。
だが・・・・・シャルルがそういうことを好んでするような子には思えない。
前世で色々な人間に・・・・・・それこそ裏に通じている人とも関わっていたから人を見る目はある方だと自負している。だからわかる。彼女が・・・・・自らそんなことをする子とは思わない。そんな彼女を潰すのは気が引ける。
ならばここは・・・・・
「(・・・・・やっぱり言わないとな)シャルル、お前に聞きたいことがある?」
「え?何かな?」
「お前・・・・・・・なんで男の振りなんてしているんだ?」
あとがき座談会のコーナー!INIS!
今回もゲストなしで進めていきます!
「今回の話で一番気になるのは・・・・・やっぱりラストのところだな」
「そうだな。原作よりも随分と早くシャルルのあの話になりそうだな」
ですね。まあルミナさんがシャルルさんが女性だることに気がついていますからね。それは仕方がないですよ。
「まあそうだが・・・・というか俺原作見て思ったけどなんで皆シャルルが女だって気がつかなかったんだ?普通に見たらわかると思うんだが・・・・」
いや、普通は男の格好してる人を『あれ?この人本当は女の子じゃない?』という発想はできないと思いますよ?この年代・・・・しかも二次元の世界でしたら特にわかりづらいんじゃないかと思います。
「先入観があるかないかってことだな・・・・・ってことはこの場合は気がつけたルミナが異常ってことか?」
まあそうですね。
「う~ん・・・・・でも千冬さんあたりなら気がついてもおかしくないと思うけどな」
それは・・・・・確かにそうかもですね。千冬さんって知っててノータッチだったんでしょうか?
「それは考えても分かんないからな・・・・とりあえず気にしなくてもいいんじゃないか?」
う~ん・・・・・まあそうですね・
「それよりも気になったことがあるんだが・・・・」
なんです?
「シャルルがルミナと同じ部屋っていうことは・・・・・俺ってまだ箒と同室なのか?」
「ああ、そういえば・・・・それはちょっと気になるな」
そのことですか。結論を言いますと今はもう同室ではないですよ。
「そうなのか?」
ええ。部屋の調整をしましたので箒さんとは別の部屋です。
「ならどうしてシャルルは俺の部屋に?」
それはルミナさんと一夏さんだったらどちらが面倒見がいいのかという判断のもと決定したようです。
「なんとなく納得できるな」
「そうか?俺はイマイチなんだが・・・・・一夏だって十分面倒見いいと思うぞ?」
「流石にルミナほどじゃないと断言できる」
ですよね~。まあそのおかげでこういう展開になってるんですけどね。それに伴い一夏さんのラッキースケベもひとつ減りました。
「それはまあ助かったな。あれは心臓に悪い・・・・」
でもラッキーとは思いましたよね?
「・・・・・ノーコメントで」
「まあ男ならそう思っても仕方がないよな」
「ノーコメントって言ってるじゃねえか!」
「その対応がコメントしてるも同然なんだよ」
全くですね。さて、それではそろそろ締めましょう。それでは・・・・
「「「次回もまたきてくれ(きてください)!!」」」