さて!今回は・・・・・皆さんお楽しみ(だと思う)あの話ですよ。
「正直・・・・疲れた」
「・・・・・同じく」
アハハ!まあある意味当然ですね!ほらほら、本編にいきますよ!
「おう・・・・それでは本編どうぞ・・・」
side ルミナ
「結局トーナメントは中止か」
一夏、シャルルと共に食堂で夕食を摂り終えてくつろいでいると一夏が呟いた。
「あんな騒動があったからな。仕方がないさ」
「ただデータ取りの為に一回戦だけは全部やるみたいだよ」
まあそれもこのトーナメントの目的の一つだからな。
「それにしても・・・・」
「ん?なんだ?」
「一夏結局ボーデヴィッヒさんのことは殴らなかったね」
「ああ、それはその・・・・あの時あいつすごく弱々しく見えたからさ。そんな奴を殴れないだろ?」
「・・・・ふふ、一夏は優しいね」
「別にそんなんじゃ・・・・」
一夏は照れくさそうに顔を背ける。
「だがまあなんにしても・・・・・助けられたな。ラウラを」
「・・・・そうなのかな?」
「そうだよ・・・・ラウラいい顔してたぞ」
さっき会ったラウラはまるで憑き物が落ちたようにすっきりした顔をしていた。なにより・・・・一夏の強さを認めていたからな。
「・・・・・なら良かった」
一夏は満足げに微笑んだ。
「ボーデヴィッヒさんを助けられた?どういうこと二人共?」
俺と一夏の間にあったやりとりを知らないシャルルは聞いてきた。
「それは・・・・まあ気にするな」
俺はおどけてふうに笑って誤魔化した
「む~・・・・・」
シャルルは少し拗ねたような顔をした。
「はは、拗ねるなよ」
「拗ねてない。もう知らない」
シャルルはそっぽを向いた。当然だがやはりまだまだ子供だな。
「というかさ二人共、なんか皆異様に落ち込んでる気がするんだが・・・・・」
周囲を見渡すと女子生徒ほとんど全員が項垂れていてまるでお通夜みたいに暗い雰囲気を醸し出している。
「優勝・・・・チャンス消えた・・・」
「交際・・・・無効・・・・」
「今夜はやけジュースだ~」
・・・・・うん、間違いなく原因は優勝したら俺たちのうちの誰かと交際できるっていうあれだな。
トーナメントは中止になったからその話は無に帰したんだよな。まあ俺としてはそれは嬉しいんだけど。
「さあ、なんだろうね?(はあ・・・・・優勝したかったな)」
シャルルは知らないふりをしつつもどこか落ち込んだ様子だ。そんなシャルルを見るとすこし頭が痛くなる。
「あっ箒!」
一夏は箒を見つけると近づいていった。
「な、なんだ?」
「ああ、この間の約束の事なんだけどさ・・・・付き合ってもいいぞ?」
「なっ!?」
一夏は爽やかな笑顔で箒に言った。箒は顔を赤くして驚いている。
「・・・・よかったね箒」
シャルルをその様子を見て微笑んで言った。
「・・・・・甘いぞシャルル」
「え?どういうこと?」
「見ていればわかる」
俺の予想が正しければ・・・・・いや、間違いなく。
「ほ、本当か一夏?」
「おう!なんていったって幼馴染の頼みだからな!付き合うぜ!
買い物ぐらい!」
再び爽やかな笑顔で言い放つ一夏。その笑顔には一点の曇りもない。故に・・・・・
「・・・・なことだろうと・・・」
「え?」
「そんなことだろうと思ったわ!一夏の馬鹿!」
箒は泣きながら走り去ってしまった。
「え?ちょっ、箒?」
一夏は何がなんだか分からずに戸惑っている。
「・・・・ほらな?」
「あ、あはは・・・・一夏ってどれだけ?」
「もはや犯罪だよあれは」
さすが一夏。普通では全く考えられない鈍さ。そこに痺れないし憧れないが。
「・・・・・おい一夏」
「あ、ルミナ。箒の奴一体どうしたんだ?」
「それを本気で言っているお前は本当に大物だよ・・・・・・とにかく箒のあと追え。ちゃんと話をしろ」
「わ、わかった。お~い箒!待ってくれ!」
一夏は箒の跡後を追っていった。
(はあ、全く・・・・・こんなんじゃ箒が一夏を落とすにはまだまだ時間がかかりそうだな。応援している身としては頭痛の種だ)
「あ、オーティアスくん、デュノアくん。探しましたよ」
「山田先生。探していたって・・・何か御用ですか?」
「はい。今日は大浴場がボイラーの点検日で元々使用不可だったんですけど、点検が早く終わったので特別に今日は男子が使用できることになりました!」
「本当ですか?」
「ええ」
よし!今までずっとシャワーでそろそろお風呂が恋しいと思ってたんだよな。これは本当に嬉しい。
「それじゃあ私は織斑くんにもこのことを知らせてくるので失礼しますね」
「ありがとうございました」
山田先生は一夏を探しに行った。
「久しぶりのお風呂♪」
「嬉しそうだね」
「そりゃあもう。俺シャワーよりもお風呂派だから・・・ってあ」
「どうしたの?」
「いや・・・・・シャルルはどうする?」
「どうするって?」
「いや・・・・・流石に一緒に入るわけにはいかないだろう?」
シャルルは女だからな。一緒に入るのは問題がありすぎる。
「私はいいよ。ルミナ一人で入ってきて」
「だが・・・・」
「私お湯に浸かるっていうのがちょっと抵抗があってあまりお風呂好きじゃないから・・・・だから気にしなくていいよ」
「そっか・・・・・それじゃあ遠慮なく・・・・」
「あ~・・・・・気持い~」
俺は大浴場は一人でのびのびと使っていた。ちなみにこの場に一夏はいない。まだ箒と話をしているのだろうか?
「やっぱり日本人はお風呂だよな~」
「ルミナはカナダ人でしょ?」
「心は日本人なんだよ~・・・って、ん?」
何故か聞こえてくるはずのない声が聞こえた。その声のする方に顔を向けるとそこには・・・・・・
「あ、あんまり見ないで。ルミナのえっち」
シャルルがいた。ちなみに当然だがちゃんとタオルで体は隠している。
「・・・・・入らないって言わなかったかシャルル?」
「や、やっぱり私もお風呂入りたいなって思って・・・」
「・・・・そうか」
せっかくのお風呂だったのに・・・・・仕方がない。
「俺は出る。シャルルはゆっくりしていくといい」
俺は風呂から出ようとした。
「待って。でなくてもいいよ。私はその・・・・気にしないから」
「んな顔を赤くして言っても説得力ない」
「こ、これは暖かくて赤くなってるだけだよ!とにかくルミナはでなくていいよ!」
「そういうわけにはいかない。一夏が来たら問題だろう」
「大丈夫だよ。一夏はまだ箒と話をしてるから。だから・・・・ね?」
シャルルは上目遣いを向けてきた。
「・・・・はあ、わかったよ」
シャルルって結構頑固だからな・・・・ここまでくると引いてくれない。それにまあ・・・・話したいこともあったからちょうどいいな。
「そ、それじゃあ失礼するね」
「どうぞ」
シャルルは湯船に入った。そして俺と背中合わせになる。
「・・・・・シャルル。お前に話しておくことがある」
「なに?」
「先日・・・・・デュノア社長と話をした」
「・・・・え?」
「その時にISの設計図を渡しておいたから・・・・・これで後はお前が女だってことを明かして計画完了だ」
「そ、そっか・・・・いつ話をしたの?」
「この前真月研究所に行ったときに」
「・・・・・どうして今まで話してくれなかったの?」
「話すタイミングを計っていたんだ」
「・・・・そっか」
シャルルはそこで少し黙り込んだ。そして少しして・・・・
「ルミナ・・・・・ありがとうね。私を・・・・助けてくれて」
俺への感謝の言葉を口にして後ろから抱きしめてきた。
「・・・・・どういたしまして」
「私・・・・・ここに来てよかった。ここに来て・・・・ルミナと出会えて・・・・・本当に良かったって思うよ」
「そうか・・・・・シャルルにそう思ってもらえて光栄だよ」
「・・・・・シャルロット」
「ん?」
「シャルロット・・・・これからはそう呼んでくれるかな?」
「・・・・それがお前の本当の名前か?」
「うん・・・・・お母さんがくれた本当の私の名前」
「お母さん・・・・・アンヌさんか」
「え?」
俺がシャルロットの母親の名前を口にするとシャルロットは驚きの声を上げた。
「どうして・・・・お母さんの名前を?」
「デュノア社長に・・・・・お前の父親に聞いた」
「あの人に・・・・」
「シャルロット・・・・ちゃんとクロードさんと話をしろ」
「え?」
「直接話をしたからわかる・・・・あの人はお前が思っているような人じゃないよ。すごく不器用だが・・・・・シャルロットのことを思ってくれている」
「あの人が・・・・私を?」
「お前さ・・・・・まともに話をしようとか思っていないだろ?勝手にあの人のこと・・・・・決め付けてないか?」
「そ、それは・・・・・」
図星を突かれたからだろう。シャルロットは口ごもった。
「ちゃんと話をしろよ。でないと・・・・・前には進めない。あの人は・・・・お前のたった一人の父親だぞ?」
「ルミナ・・・・・私・・・・」
「あの人だって・・・・・お前と話したがってるんだ。これは俺からのお願いだ。あの人と・・・・ちゃんと向き合ってあげてくれ」
シャルロットは俺とは違う。ちゃんと父親がいるんだ・・・・家族がいるんだ。だから・・・・向き合って欲しい。
「・・・・・なれるかな?」
「え?」
「あの人と・・・・・お父さんとちゃんとした親子に・・・・なれるかな?」
シャルロットは不安そうな声色で聞いてきた。
「・・・・なれるさ。お前もクロードさんも・・・・・気持ちは同じだから」
「ルミナ・・・・・ありがとう」
湯船に雫が落ちてきた。シャルロットの・・・・・涙が。
(これで・・・・良かったんだよな?そうあって・・・・欲しいな)
「え、えっと・・・今日は・・・・転校生?を紹介します」
HRで山田先生が明らかに動揺した様子で行った。そして・・・・転校生が教室に入ってくる。
「えっ?」
「これって・・・」
「どういう・・・・こと?」
転校生が姿を現すとクラスは騒然とした。まあ当然だろう、なにせ転校生は・・・・
「シャルロット・デュノアです。皆さん改めてよろしくお願いします」
女子の制服に身を包んだシャルロットなのだから。
「え、えっとつまり・・・・デュノアくんはデュノアさんということでした・・・・」
「「「・・・・・・」」」
クラスは一瞬沈黙に包まれそして・・・・・
(耳塞いどこ)
「「「えぇぇぇぇぇ!?」」」
音の爆弾が炸裂した。耳塞いででおいて正解だったな。
「デュノアくんって女の子!?」
「美少年じゃなくて美少女だったっていうこと!?」
「おかしいと思った!」
「というか・・・・同室だったオーティアス君は知らなかったなんてことはないんじゃ?」
うん。まあこの反応は当然だな。ちなみに・・・・
「・・・・・」
シャルロットが女だということを知って織斑一夏くんはポカンとしている。まあこれも当然の反応だろう。男友達が実は女の子だったとか・・・・・想定外に決まっている。
「・・・・・あれ?ちょっと待って。そういえば昨日って男子が浴場使ってたよね?」
ピクッ
一人の生徒のその言葉が発せられた瞬間、教室は再び静けさに包まれた。そして・・・・
ジー・・・・
俺と一夏に視線が注がれた。
「・・・・一夏さん?どういうことですの?(黒笑)」
セシリアは黒笑を浮かべて一夏に問いただした。ちなみに箒は来ていない。まあ箒は昨日一夏が大浴場を使っていないことを知っているから当然だな。そして・・・・
「あはは~・・・・どういうことかなオーティー?(黒笑)」
俺ものほほんさんに詰め寄られている。いつにもまして可愛らしい笑顔を浮かべているけど・・・・・目が全く笑っていない。はっきり言ってとてつもなく恐ろしい。さらに・・・・
「・・・・・・」
織斑先生まで俺の方見てるし。しかもすごい鋭い眼光で。あれに睨まれたらライオンでもしっぽを巻いて逃げ出すんじゃないだろうか?
(さ、流石にこれはきついな・・・・・しかも俺の場合言い逃れできないし)
俺がどうしたものかと頭を悩ませていると・・・・
「一夏ァァァァァァ!!」
ドガン!
ISを身に纏った鈴が教室の壁を破壊して強襲してきた。
「あんたぁぁぁぁ!何やってるのよぉぉぉ!」
あ、鈴のやつ衝撃砲撃とうとしてるな。
「ちょ、ちょっと待て鈴!俺は昨日大浴場は使ってな・・・」
「問答無用!死ね!」
鈴は衝撃砲を放った。その瞬間・・・・
キィン!
「え?ラウラ?」
ラウラが一夏と鈴の間に入ってAICで衝撃砲を防いだ。
「た、助かった・・・サンキュ!お前のISもう直ったのか?」
「ああ。コアは辛うじて無事だったからな。予備パーツで組み直した」
「へえ、そうなん・・・むぐっ!」
・・・・まさに一瞬の出来事だった。ラウラは一夏の唇に自分の唇を重ねた。
・・・・・つまりキスした。
「「「えぇぇぇぇぇ!?」」」
再び教室内で音の爆弾が炸裂した。
「お、お前を私の嫁にする!異論は認めん!」
「え・・・嫁?婿じゃなくて?」
この状況で何言ってるんだよお前は。突っ込むところはそこじゃないだろ。というか・・・・
「一夏・・・・これはどういうことだ?説明してもらおうか?(黒笑)」
「あんた・・・・ホント何してんの?(黒笑)」
「一夏さん?私早急に二人きりでお話があるのですけど?(黒笑)」
ものすごい威圧感を放つ箒、鈴、セシリアが詰め寄っている。
(これは死んだな・・・・・哀れ一夏)
「・・・・ルミナ・オーティアス」
「ん?なんだラウラ」
「あなたを・・・・・私のお兄ちゃんにする!」
「・・・・・はい?」
え?ちょっと・・・・今ラウラなんて言った?俺を・・・・お兄ちゃんに?
「ちょっと待てラウラ。全く意味がわからないんだが?」
「時に優しく、時に厳しく諭してくれる人のことをお兄ちゃんと呼ぶのだと聞いたことがある。だからあなたは今日から私のお兄ちゃんだ!」
「いや待てラウラ。それは間違ってはいないが・・・・」
「ボーデヴィッヒさんずるい!私もオーティアスくんをお兄ちゃんにしたい!」
「私も私も!」
「オーティアスくんがお兄ちゃん・・・・・いい!」
ラウラに触発されて俺を兄にしたいというものが続出した。・・・・どうしてこうなった?
「ねえオーティー・・・・それよりも私さっきのお風呂の件ででお話があるんだけど~?(黒笑)」
「私もその件についてはじっくりと話がしたいんだが(黒笑)」
「ルミナ、どうしてボーデヴィッヒさんにお兄ちゃんって呼ばれてるの?(黒笑)」
のほほんさん、織斑先生、シャルロットが俺に詰め寄ってくる。
「ちょっと待て。というか織斑先生は止める側の人間でしょう?この騒ぎ何とかしてください」
「そんなのお前に話を聞いた後でいい」
「いや良くないですよ?」
「た、助けてくれルミナ!このままじゃ俺殺される!」
「こっちだって取り込み中だ。自分で何とかしろ一夏」
「無茶言うなよ!」
「「「「「さあ・・・・・話をしようか」」」」」
皆目が据わってるよ・・・・・マジでこれどう収拾つけよう?
「誰か・・・・助けてくれ~」
俺は来ることなどないであろう助けを求めた。
あとがき座談会のコーナー!INIS!!
今回のゲストはラウラさんです!
「よろしく頼む!」
はいよろしくお願いします!それでは進めていきましょう!
「「・・・・・」」
「ん?どうした?元気がないぞ嫁、お兄ちゃん」
「「それが原因の一つだよ・・・・」」
「?」
アハハ!まあまあ。いい加減元気出してくださいよ。疲れたのはわかりますけど。
「IS学園に来て以来一番に疲れたぞあれは・・・・」
「お前はまだいいだろ・・・・ある意味いつものことなんだから」
「それは・・・・まあ確かにそうだが」
「俺はああいうふうに詰め寄られるの慣れてないんだぞ?マジて疲れた・・・・」
「その割にはお兄ちゃんは冷静だったように見えるが・・・・」
「取り乱しても仕方がないから冷静でいようと思ったんだよ。というかお兄ちゃんって言うな」
「なんでだ?もしかして・・・・お兄ちゃんは私のこと嫌いなのか?(ウルッ)」
「・・・・おいルミナ。なに泣かしてるんだよ」
「別に泣かしてるつもりは・・・・ああもうわかったよ。お兄ちゃんって呼んでいいから」
「本当!?」
「ああ。というか一発で泣き止みやがったし・・・・」
それだけ嬉しかったということでしょう。
「さいですか・・・・というか前から異常にお兄ちゃんキャラを推されていたと思ったが・・・・とうとう直で呼ばれるようになったか」
これはこの小説を始める時から決めていたことです。ルミナさんはお兄ちゃんキャラなので一人くらいそう呼んでもいいかなって思って・・・・速攻でラウラさんに決定しましたね。
「・・・まあ確かに。ラウラなら違和感ないな」
「お兄ちゃんの妹に相応しいということだな。誇らしいことだ」
「・・・・俺は複雑な気分だよ」
まあまあ。こんなに可愛い妹ができてよかったじゃないですか。実は満更でもないんでしょう~?(ニヤニヤ)
「・・・・ラウラ。お兄ちゃんとして一つ訓練をかそう」
「訓練ですか?」
「ああ・・・・・そこの主を墜とせ」
・・・・え?
「うむ。了解だ!」
ガチャン!
え?ちょっと・・・・なぜにレールカノンを構えてらっしゃるので?
「覚悟しろよ?私はお前を墜として・・・・お兄ちゃんに褒められたいんだ!」
・・・・・退避!
「逃がさん!」
AIC!?か、体が動かない!
「さあ・・・・・喰らえ!」
ドカン!
ぎゃああああああ!
「ふう・・・・・墜としましたよお兄ちゃん」
「うん。よくやったラウラ(ナデナデ)」
「はい!」
「・・・・・お前らヒデエな。まあいいけど。さて、それじゃあ主も吹っ飛んじまったしここで締めようぜ」
「そうだな。それでは・・・・・」
「「「次回もまたきてくれ!!」」」
う、うぅ・・・・理不尽な・・・・ガクッ