IS~存在しない者の戦い~   作:shin-Ex-

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第38話!

さて!今回はルミナさんの心境にちょっとした変化がおとずれます。

「まあいいことではあると思うな」

「まあ・・・・そうかもな」

それでは本編どうぞ!


第38話

side ルミナ

 

よく晴れたある休日。今日は俺とシャルロットの歓迎と親睦のため生徒会メンバーでショッピングをすることになった。

 

現在は街の中でもそれなりに大きい服屋に着ている。

 

楯無先輩を中心に皆は会話を弾ませながら服を見ている。そんな中・・・・

 

「・・・・はあ」

 

憂鬱な気分となっている俺は少し皆から距離をとってその光景を眺めていた。

 

別に皆とのショッピングが乗り気でないわけではない。

 

ただ・・・・・楯無先輩と顔を合わせづらいのだ。

 

 

 

 

 

先日のあの一件以来俺と楯無先輩は同室であるにも関わらずまともに顔を合わせていない。・・・・・いや、俺が顔を合わせようとしていないのだ。

 

先輩からは変わらずに笑顔で俺に声をかけてくるが俺はそれに適当に相槌を打つだけでまともに聞いていなかった。どうしてもこちらから話しかけなければならない時も最低限の要件を淡々と伝えるだけ。

 

理由は単純に俺が先輩に関わりたくないから。だから俺は先輩を引き離すためにこのような態度をとっているのだ。

 

・・・・・・・・我ながら馬鹿みたいにガキっぽいな。

 

「どうしたのオーティー?」

 

「え?」

 

皆のところから離れたのほほんさんが俺に近づいて来て心配そうな表情を浮かべて聞いてきた。

 

「さっきから難しい顔してるから・・・・・もしかして楽しくない?」

 

「・・・・・そんなことないよ。ただ女の子の話にどうやって混ざればいいかわからなくて戸惑ってるだけだから心配しなくていいよ」

 

俺はのほほんさんの頭を撫でながら言った。

 

「ならいいけど・・・・」

 

だが俺に頭を撫でられてものほほんさんの表情は変わらない。いつもは嬉しそうに頬を赤く染めているのに。

 

・・・・・わかっている、原因は俺だ。皆俺が楯無先輩を意図的に避けていることに気がついているのだ。だが俺は皆にどうしたのかと聞かれるたびに『なんでもない』、『気にしなくていい』と言っている。故に皆は気を使って深くは詮索しないでくれているのだ。

 

ただ・・・・それでも心配を掛けていることには変わらなくて・・・・・

 

むしろ余計に心配を掛けさせてしまっていて・・・・

 

・・・・皆には本当に申し訳なく感じてしまう。

 

「ほら、俺のことはいいから戻りな」

 

「うん・・・・わかった~」

 

のほほんさんは皆のところに戻って行った。

 

「・・・・ごめん」

 

俺は届くことのない謝罪の言葉を口にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 楯無

 

「どうだった本音?」

 

戻って来た本音ちゃんにシャルロットちゃんが尋ねた。

 

「ダメだった・・・・オーティーまだ元気がない」

 

「そっか・・・・」

 

本音ちゃんの報告を聞いたシャルロットちゃんは落ち込んでしまった。ルミナの様子を見に行った本音ちゃんもいつもの癒されるような笑顔は消えており代わりに泣き出しそうなほど暗い表情を浮かべている。

 

「シャルロットちゃん本音ちゃん・・・・本当にごめんなさい」

 

私はそんな二人に申し訳なく思ってしまい謝罪の言葉を口にした。

 

「私がルミナを怒らせちゃったから・・・・二人にこんなに心配させちゃって・・・・」

 

皆にはルミナがああなってしまったのは私が原因だとだけ伝えている。流石に何があったのかまでは言うべきではないと思い話してはいない。

 

「それは違いますよお嬢様」

 

「虚ちゃん?」

 

「お嬢様は何も悪くありません」

 

虚ちゃんは励ますように優しい頬笑みを私に向けてそう言ってくれた。

 

「・・・・じゃあルミナが悪いって言うの?」

 

だけれど私はその励ましを素直に受け取る心持ちではなかったのでついそんなことを言ってしまった。

 

「いえ、それも違います」

 

「え?」

 

「何があったのかは知りませんが・・・・どちらも悪くはないと思います。私は長年お嬢様に付き従っていましたのでお嬢様が好き好んで他人に怒らせるようなことを言うのは望まないと知っています。お嬢様自身・・・・・痛感しているでしょうから」

 

「・・・・・」

 

思い起こされるのは私の大切な妹・・・・簪ちゃんのことだった。私は不用意な一言で簪ちゃんを傷つけてしまった。私はそのことを・・・・・戒めとして心に刻み込んでいた。

 

「そしてルミナくんも・・・・・それはわかっているのだと思います。だからこそ・・・・彼は思い悩んでいるのでしょう」

 

「虚ちゃん・・・・だとしたらやっぱり私が悪いのよ。私が・・・・・ルミナに嫌われているのがいけないの」

 

「そんなことないよ!」

 

本音ちゃんが否定してきた。

 

「オーティーがたっちゃんのことを嫌っているだなんてないよ。だってオーティー・・・・楽しそうだったもん」

 

「楽しそうだった?」

 

「うん。オーティーたっちゃんと話をするときすごく楽しそうだったもん。だから嫌ってるなんてないよ!」

 

「でも・・・・ルミナはいつも私のことをあんなに邪険にして」

 

「・・・・楯無先輩って結構鈍いんですね」

 

「え?」

 

突然シャルロットちゃんに鈍いと言われてしまった・・・・どういうこと?

 

「僕はつい最近までルミナと同じ部屋で暮らしていて誰よりもルミナの近くにいました。だからわかるんです・・・・・ルミナは先輩と話をしているとき間違いなく楽しんでいましたよ」

 

「シャルロットちゃん・・・・・」

 

「もしも本当に先輩のことが嫌いだって言うなら・・・・ルミナはもっと露骨に嫌そうな態度をとりますよ?」

 

「・・・・・・」

 

「だから・・・・大丈夫ですよ」

 

「シャルロットちゃん・・・・ありがとう」

 

皆に励まされて私の心は少し軽くなるのを感じた。

 

でも・・・・・ルミナとのことが解決したわけではない。

 

私は・・・・・どうすればいいんだろう?

 

(・・・・・お嬢様)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side ルミナ

 

次に来たのは水着屋だった。もうすぐ臨海学校があるということでそのための水着を買おうということで訪れたのだ。

 

男女で分かれて(まあ男は俺ひとりだが)水着を買うことになって、俺は早々に水着を購入したので集合場所で皆を待っていた。

 

「ねえ、そこのアナタ」

 

そんな俺に後ろから声をかけてくる人がいた。

 

振り向くとそこにいたのは二十代半ばの女性。化粧が濃くて香水の匂いもきつい。ていかにも高圧的そうな・・・・・正直嫌いなタイプの女性であった。

 

「・・・・なんですか?」

 

「これ片付けておいて」

 

女性は見下すような視線を俺に向けて散らかった水着を指差した。間違いなく散らかしたのは彼女だ。おそらくこの人は今の女尊男卑の影響を強く受けており、男を奴隷のようなものだと思っているのだろう。

 

「・・・・・自分でやったらどうですか?いい大人なんですから」

 

俺は自分でもわかるほど不機嫌な声をだして言い放った。きっと彼女を見る目は酷く冷めたものであろう。

 

「なんですって!?あなた・・・・自分が何を言っているのかわかっているの?」

 

「わかっていますよ。自分で散らかしたなら自分で片付ける・・・・・常識でしょう?それともあなたはそんな常識もわからないほど頭が悪いんですか?」

 

我ながら低俗な物言いだ。喧嘩を売っているとしか思われないであろう。

 

「・・・・そんなこと言ってもいいのかしら?警備員を呼ぶわよ?」

 

女性は薄気味悪い笑みを浮かべて言った。大方適当なことを言って俺を警備員に突き出すつもりなのだろう。今の世の中では男の俺の言い分など聞かずに女の彼女の言い分が優先されてしまうのは目に見えている・・・・・まあそれは俺が普通の男ならの話ではあるが。

 

「・・・・好きにすればいいですよ。困るのはあなたの方でしょうけどね」

 

俺はIS学園の学生証を取り出して彼女に突き出して見せた。

 

「それって!?・・・・それじゃああなたがISを動かせる二人の男の一人?」

 

俺がどういう人物かを知って彼女は顔を青くした。

 

「それで?・・・・警備員を呼ぶんですか?」

 

「・・・・・ちっ」

 

彼女は苦虫を噛み潰したかのような表情をした。ここで警備員を呼んでも自分の立場が悪くなるだけだとさしいたのだろう。彼女はそのままその場を立ち去ろうとする。

 

「・・・・待ってください」

 

だが俺は彼女を呼び止めた。

 

「な、なによ?」

 

「それ・・・・片付けていってください」

 

俺は彼女が散らかした水着を指差して言う。

 

「・・・・・」

 

彼女はいそいそと水着を片付けた。片付け終えるとすぐさまその場を去って行った。

 

「・・・・・クソッ」

 

いつもの俺であったのならこんな強引な手段を取リはしなかった。こんなくだらないことでいちいちイラついたりはしなかった。あんな女の相手をしたりしなかった。

 

・・・・・楯無先輩との一件が思った以上に俺から心のゆとりを奪ってしまっていることがとにかく腹立たしかった。

 

「ルミナくん」

 

俺が激しい自己嫌悪に陥っていると虚先輩が話しかけてきた。

 

「虚先輩・・・・他の皆は?」

 

「まだ水着を選んでいるところです」

 

「・・・・・そうですか」

 

「・・・・・ねえルミナくん。少し話をしませんか?」

 

突然虚先輩が提案してきた。

 

「話・・・・ですか?」

 

「ええ。嫌ですか?」

 

「・・・・別に」

 

「では移動しましょう。ここで話すのもなんですから」

 

「・・・・皆はどうするんですか?」

 

「後で連絡しておけば大丈夫ですよ」

 

「・・・・わかりました。いきましょう」

 

俺と虚先輩は話をするために店の外に出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうぞ先輩」

 

「ありがとうございます」

 

俺は近く自販で買った飲み物をベンチを確保しておいてくれた虚先輩に渡した。

 

「・・・・・」

 

「・・・・・」

 

俺と虚先輩の間に静寂が流れる。どちらも一言も声を出さずにただ飲み物を口にしていた。

 

「・・・・・そういえば初めてですね」

 

しばらくしてようやく虚先輩が言葉を発した。

 

「何がです?」

 

「こうして二人でお話をするのがです」

 

「そういえばそうですね」

 

いつもは楯無先輩やのほほんさん、シャルロットを交えて会話をするからな・・・・言われてみればこうして虚先輩だけと話をするのは初めてだ。

 

「・・・・・それで?話ってなんですか?」

 

俺は大体見当がつきながらも虚先輩に尋ねた。

 

「・・・・・お嬢様の件についてです」

 

・・・・やはりそうか。

 

「単刀直入に聞きます。あなたはお嬢様のことが嫌いですか?」

 

虚先輩は俺の目を真っ直ぐに見つめながら聞いてきた。

 

「・・・・・本当に単刀直入ですね」

 

「どうなんですか?」

 

虚先輩は目をそらさない。これは・・・・誤魔化すことは不可能だな。

 

「・・・・・はあ、楯無先輩には言わないでくれますか?」

 

「はい。約束します」

 

「信じますよ?・・・・・・俺は楯無先輩のことが嫌いではありませんよ。むしろ・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楯無先輩のことは好きです」

 

俺は心に秘めた想いを虚先輩に話した。

 

誰にも言わないと決めていたのにも関わらず・・・・・俺はそれを口にした。

 

どうかしていると思った。確かに虚先輩は簡単に約束を違える人ではないだろう。それでも俺は他人を絶対的に信じているわけではない。普段の俺なら心の内を吐露するなどありえないはずだ。

 

だが俺は話してしまった。それほどまでに俺は・・・・・俺の心は楯無先輩に触れられて参ってしまっているようだ。

 

「そうですか・・・・・よかったです。お嬢様があなたに嫌われていなくて」

 

虚先輩はそう言ったきり、口を開かずに沈黙する。

 

「・・・・それだけですか?他に何かあるんじゃないですか?」

 

「ありません。一番聞きたいことはもう聞きましたので」

 

・・・・本当にこの人はさっきのことを確認したかっただけなのか?てっきり・・・・俺は・・・

 

「ですが・・・・そうですね」

 

「虚先輩?」

 

「ルミナくんは何か話して欲しそうな顔をしていますので・・・・まだ話をしてもいいですか?」

 

虚先輩は頬笑みを浮かべながら尋ねてきた。

 

・・・・ずるい人だ。そんな風に言われてしまったら・・・・・

 

「・・・・構いませんよ」

 

・・・・応じる以外の選択肢なんてない。

 

「それでは言わせてもらいます・・・・気がついているとは思いますがお嬢様はあなたに好意を寄せています」

 

「・・・・ええ、知っています」

 

俺は一夏のように鈍いわけではない。だから楯無先輩の気持ちにはきちんと気がついている。

 

「お嬢様は本当にルミナくんのことが好きで・・・・よくあなたの話を私は聞かされます。まあその多くがルミナくんに辛辣な扱いを受けたやらルミナくんが相手をしてくれない・・・・・といった話ですが」

 

「・・・・・すみません」

 

「いえ、お気になさらず。お嬢様最近はそれを愉悦に感じているようですから」

 

「・・・・・どうしようもないですね」

 

「全くです。ですが・・・・・お嬢様は本当に嬉しそうなんです。あなたと関わることを・・・・何よりも喜びにしているんです」

 

「・・・・・」

 

知っている。だってあの人は・・・・・本当に嬉しそうに笑って俺に話しかけてくるのだから。

 

「ルミナくん、お嬢様はあなたが大切なんです。だからお嬢様は・・・・あなたを知りたがってあなたに近づこうとするんです」

 

「・・・・・学園の平和を守る生徒会長が特定の生徒にご執心とはいただけないですね。そうでなくても・・・・・彼女は『更識楯無』なんですから」

 

「・・・・・知っているんですね。『更識』のことを」

 

「ええ・・・・まあ」

 

対暗部専門暗部である『更識家』。その現党首たる彼女が特定の個人にかまけるなんて・・・・

 

「・・・・・確かに更識の人間として特定の個人に執心するのはあまりよくないかもしれませんね。ですが・・・・同時にお嬢様は17歳の少女なんですよ?恋い慕う人のことを知ろうとすることが・・・・間違っていますか?」

 

・・・・・間違っているとは思わない。でも・・・・

 

「・・・・・俺はそれを望んでいません」

 

「・・・・・わかっています。だから・・・・あなたは苦しんでいるんですよね。好意を寄せるお嬢様を拒絶しているのですから」

 

「・・・・・・」

 

「あなたの気持ちは・・・・正直に言ってしまうと私にはわかりません。私はあなたではないからどうしてこうも頑なに自らを知られないようにしようとするかはわかりません。でも・・・・これだけは言わせてください。どうか・・・・・どうかお嬢様の気持ちを・・・・愛するものを知ろうとするお嬢様の心をほんの少しでいいですから汲んであげてください。お願いします」

 

虚先輩は俺に頭を下げてお願いしてきた。・・・・・この人にとて楯無先輩はよほど大切な人なのだろう。だからここまでするんだ。

 

(・・・・楯無先輩の気持ちを汲む・・・・か)

 

「・・・・・虚先輩。先に皆のところに戻ってもらってもいいですか?少しだけ・・・・一人で考える時間が欲しいんです」

 

「・・・・わかりました」

 

虚先輩は立ち上がって皆のいる水着屋へと戻っていった。

 

 

 

 

 

 

・・・・虚先輩に言われて気がついた。俺は・・・・・自分のことばかりだった。

 

知られたくないから・・・・

 

救われたくないから・・・・

 

それはどちらも俺の勝手な思い。

 

俺は楯無先輩のの気持ちを考えたことがあるだろうか?

 

拒絶しても拒絶しても・・・・俺のことを知ろうとしてくれている楯無先輩のことを・・・・・俺は考えたことがあるだろうか?

 

・・・・いや、俺は・・・・ただの一度も楯無先輩のことを考えたことなどなかった。いつも自分のことばかりで・・・・彼女の気持ちなんて・・・・・

 

「・・・・・ははっ!本当に俺って奴は・・・・」

 

・・・・これまでの考え方を変えるつもりはない。俺は今も・・・・俺のことを知って欲しいなんて思わない。

 

でも・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

noside

 

「あ・・・・・ルミナ」

 

ルミナが皆の待つ水着屋に戻ってくると楯無が声を掛けてきた。

 

「楯無先輩・・・・・待たせてしまってすみませんでした」

 

ルミナは笑顔で楯無に謝罪した。

 

「・・・・・全くよ。女の子を待たせるなんて酷いわよ?」

 

楯無もいたずらっぽい笑みを浮かべてルミナを責める。

 

「反省していますよ。虚先輩もシャルロットものほほんさんもすみません」

 

「う~ん・・・・謝っただけじゃあちょっと許せないかな?」

 

「ちゃんと誠意を見せてくれなきゃダメだよ~オーティー」

 

「その通りですね。なにせ女の子を4人も待たせたのですから」

 

3人もまた楯無と同じような笑みを浮かべてルミナを責め立てた。

 

「誠意か・・・・それじゃあ近くに俺のおすすめのカフェがあるんですがそこに行きませんか?ケーキがすごく美味しいんです。もちろん俺の奢りですよ」

 

「「「「賛成(です)!」」」」

 

「それじゃあついてきてください」

 

ルミナは四人を連れて行きつけのカフェへと向かう。

 

「楯無先輩」

 

道中ルミナは楯無に声をかけた。

 

「なあにルミナ?」

 

「・・・・・食べ過ぎないように注意してくださいね?」

 

「ちょっと!?それどう言う意味!?」

 

「はははっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルミナの考え方は以前とは変わっていない。今も自分のことを知られたくないとは思っている。

 

だが・・・・・それでも・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

確かに変わった想いもあった。

 

 

 




あとがき座談会のコーナー!INIS!

本日のゲストは布仏虚さんです!

「よろしくお願いします」

はいよろしくお願いいたします!そしてありがとうございます!

「え?何がですか?」

「虚先輩のおかげでルミナの考えがいい方向に変わりましたからね。俺からもルミナの親友としてお礼を言います。本当にありがとうございます」

「いえ、そんな・・・・私はただお嬢様の為になればと・・・」

それが結果的にルミナさんの為になったんです!本当に感謝ですよ!

「まあ変わったといってもそこまで大きな変化ではないがな。俺の考え方が変わったわけではないし」

「それでも・・・・もう楯無先輩を強く拒絶しようとは思っていないだろ?」

「まあそれは・・・・確かにな。虚先輩のおかげで俺がどれだけ楯無先輩の気持ちを蔑ろにしてきたのかは自覚できた。そのことは俺も虚先輩には感謝してる」

「そうですか・・・・だとしたら私としても喜ばしいです」

いや~本当に良かった!それにしても・・・・なんか今回の話虚先輩はルミナさんのお姉さんみたいでしたね!

「だな。普段はルミナがお兄さんキャラを通すことが多かったからこういうの珍しいよな」

ですね~。

「ルミナくんが弟ですか・・・・まあ悪い気はしませんね」

「俺もそうだな。前世での姉さんとは違うけど虚先輩のこともお姉さんだって思えたよ」

「・・・・え?ちょっと待て。ルミナ・・・・前世で姉さんいたのか?」

「ああ。そういえばこれはまだ言ってなかったな。俺は前世で姉さんがいたんだ」

「そうなんですか・・・・どんな人だったんですか?」

「まあ勝気だったな・・・・でも優しくて俺のことを想ってくれる人だったよ」

「そうですか・・・・いいお姉さんだったんですね」

「ただ料理が千冬さん並みにできなかった」

「それは・・・・大変だったな」

「それでも・・・・自慢の姉さんであったことには変わりなかったよ・・・・・」

「ルミナ・・・」

「・・・・ははっ!ちょっとセンチメンタルになっちまったな!主、今回はここで締めてくれないか?」

わかりました。それでは・・・・・


「「「「次回もまたきてくれ(きてください)!!」」」」


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