今回はとうとう黒幕が登場!
「・・・・・誰なのかは読んでみてのお楽しみだ」
「それでは本編どうぞ!」
noside
(フフフッ・・・・まさか5人がかりでも抑えられないなんて。彼女たちも
女性は頬笑みを浮かべながら部屋に設置されている大型のモニターを見つめている。
モニターには・・・・・漆黒のISを身に纏ったルミナが例の5人を蹂躙している映像が映されている。
(このままでは殺されてしまうのは時間の問題ですね・・・・・仕方がありません。また作るのも面倒です、回収しに行きましょう。それに・・・・・彼にも直接会っておきたいですしね)
女性はモニターの電源を消して立ち上がった。
「・・・・・ナルミさん。今会いに行きますよ」
女性は狂喜に歪んだ笑みを浮かべながら部屋から出た。
一時は箒たち5人の手によって追い詰められた福音は、防衛機能として自らを無理やり
もはや為す術がなくなったと5人が思ったその時・・・・一夏が駆けつけた。
福音との戦いは・・・・・最終局面を迎えていた。
「これで終わりだぁぁぁ!」
雪羅のエネルギークロウが福音を捉えた。
一夏は勢いのままに福音を近くの島の砂浜に叩きつけ、衝撃で大きく砂煙が舞う。
そして・・・・
ウゥン・・・・
今の攻撃により福音のシールドエネルギーは底を尽き、福音は活動を停止させた。
「はあはあはあ・・・・・もう動かないな」
一夏は福音が動かなくなったのを確認して、胸をなでおろす。
彼らに課せられた
「一夏・・・・終わったな」
「ああ・・・・やっとな」
近くに来て微笑みながら声をかけた箒に一夏も笑みを浮かべて返事を返した。
「・・・・まだだよ」
「「え?」」
「まだ・・・・終わってない。ルミナを迎えに行かないと」
シャルロットは神妙な表情で言う。
ルミナとの通信は福音との接触前にあったのを最後にそれ以降は一切繋がらない。現在どどうなっているのかはその場にいる全員が全くわからない状態だ。
「・・・・ああ、そうだったな」
「ルミナを探さなければ・・・」
一夏と箒は再び気を引き締めた。
「ルミナさんは戦闘が終わったらまた連絡すると言っていましたが・・・・」
「ルミナからの通信はあれ以降なし・・・・ってことはまだ戦闘中って可能性が高いわね」
「相手は5人らしいからな・・・・いくらお兄ちゃんでもかなり辛いはずだ」
「・・・・ルミナは来るなって言ってたけどやっぱり心配だよ。早く行って加勢しないと・・・」
「ここからそう離れていないはずだ。探そう」
「おう!」
ルミナを探そうと飛び立とうとする一夏たち6人。
その瞬間・・・・・・
ドンドン!!
「「「!?」」」
何かが叩きつけられるような音が聞こえてきた。
「何?この音・・・・」
「島の反対側から聞こえましたわ・・・・」
「まさか・・・・ルミナ?」
「行ってみよう!」
一夏たちは音の発生源である島の反対側へと向かった。
「!?こ、これって・・・・」
島の反対側に着き、その光景を目にした一夏は思わず驚きの声を上げてしまった。他の皆も表情を驚愕に染めている。
彼らの目に映るのは・・・・・・・・砂浜に倒れ伏している3機の全身装甲のISであった。
3機のISは全てところどころ装甲が欠けていてボロボロになっている。
「「はああああ!」」
一夏たちが目の前の光景に呆気にとられていると機械を通した無機質な声が聞こえてきた。
声のする方向を振り向く6人。そこには・・・・
「・・・・甘い」
ザンッ!
「ガッ・・・・」
両手に持った二つの大鎌で迫ってきた敵機二機のISを斬り裂く、漆黒のISを身に纏ったルミナの姿があった。
「あのIS・・・・イクリプスじゃない」
シャルロットの言うとおり、ルミナが纏っているISはどう見てもイクリプスではなかった。
両手に構えた大鎌、背に携えた二門の大型のバルカン砲・・・・そして彼の周りに舞うブレードと砲門を携えたビット兵器・・・・・まるで殲滅を目的に作られたかのように攻撃的な武装をした漆黒のISだ。
だが・・・・何よりも目を引いたのはISではなくルミナ自身だった。
彼の身にまとう雰囲気は引き裂かれてしまうのではないか問と錯覚してしまうほど鋭く、凍てつくかのように冷たいものであった。
そこからは一切の感情が失なわれているかのよう・・・・
そんな悍ましい雰囲気を身に纏ったルミナを一夏たちは今までにただの一度も見たことなかった。
「・・・・・」
ガチャ
ルミナは大型のバルカン砲を構え、砲門を敵の一人に当て・・・・
バババババ!
迷いなく引き金を引く。
「きゃああああ!!」
ドンッ!
0距離からバルカンから射出されたレーザーをその身に受けた敵機は吹き飛び、他の3人と同じように砂浜に打ちつけられ、倒れ伏した。
「このぉぉぉぉ!」
最後に残った一人はボロボロになったブレードでルミナに斬りかかるが・・・・
ザンザンザン!
ブレードを展開したビットに引き裂かれ、
ピュンピュン!
ビットから放たれたレーザーを受け、動きを止めてしまった。
「グッ・・・」
「・・・・終わりだ」
ルミナは武器を大鎌に持ち替え、大きく振りかぶって・・・・・
ザン!
敵機を背後から斬り裂いた。
「ぐああぁぁぁ!!」
ドンッ!
その斬撃によってPICを制御する機工が破壊され、敵機は砂浜に墜落し、倒れ伏した。
「くそっ・・・・この・・・・化物め・・・」
倒れ伏していた5人の内の1人がルミナを見上げて言う。機械を通した無機質なものなのに・・・・その声からは強い怯えを感じた。
「化物?・・・・そいつは違う。俺は・・・・・・・
死神だよ」
「「「「ッ!?」」」」
ルミナは敵である5人に向かって言い放った
雰囲気と同じく、その声からも全く感情を感じることができない。
冷酷でただただ冷たい声・・・・
直接向けられたわけでもないにもかかわらず、その声を聞いた一夏6人も戦慄した。
「ん?・・・・ああ、お前達、居たのか」
ルミナは一夏たちの方を見ながら言ってきた。どうやら今になって気がついたらしい。
「ここに居るってことは・・・・福音は倒したのか?」
「あ、ああ」
全く声色を変えずに放たれたルミナの問いかけに、一夏は戸惑いながら答えた。
「そうか・・・・ならもう少し待っていてくれ。すぐにこいつらを・・・・・・・殺すから」
「「「!?」」」
ルミナの口から『殺す』という言葉を聞いた彼らは再び戦慄する。
声の調子や雰囲気からその言葉が嘘や冗談ではないと読み取れる。
ルミナは・・・・・本気で敵5人を殺すつもりなのだ。
「ルミナ!お前何を言って・・・・」
一夏が声を貼り上げてルミナを止めようとすると・・・・
「駄目ですよ」
それを遮るような別の声が聞こえてきた。
その声は消え入ってしまいそうな小さなものであるにも関わらず・・・・・何故かその場にいた全員の耳に強く残った。
全員が声のする方に振り返る。そこにいたのは・・・・ISを身に纏った女性がいた。
それも艶やかなライトグリーンの長髪を持つ、本当に人間なのかと疑ってしまいそうになるほどに美しい絶世の美女だ。
「その子達は・・・・あなたの居場所を作るために生み出した私の大切な大切な子供達なんですから。殺したりなんかしたら駄目ですよ」
女性はルミナに向かってニッコリと頬笑みを浮かべていた。
その微笑みはまるで包み込むかのように優しく、暖かいものであった。
そんな笑顔を向けられたルミナに・・・・・感情が戻った。
だがその感情は・・・・・
悲しみを
絶望を
憤りを
失意を
それらをぐちゃぐちゃに混ぜたような複雑な感情であった。
「・・・・・やっぱりあなたなんですね」
ルミナは・・・・彼女のことを知っていた。
故に・・・・複雑な感情を抱いたのだ。
「やっぱり・・・・ですか。その口ぶりからして気がついていたようですね。流石です」
女性はクスリと笑いながら言う。
「・・・・お久しぶりです。こうして顔を合わせるのは・・・・1年半ぶりですね・・・・・ナルミさん」
「・・・・なんでですか?どうして・・・・どうして貴女がこんなことを?どうして貴女が・・・・ここに居るんですか?」
ルミナは悲痛な表情を浮かべ問いかけた。
「答えてください!どうしてですか?・・・・・・
フェニスさん!」
自身をこの世界に転生させた・・・・『女神フェニス』に。
ISの世界に転生した『
『
許されざる再会を果たした二人・・・・・
崩壊は・・・・もう止められない
今回は座談会はお休みします。
理由は・・・・本編がかなり切迫していてそういう雰囲気じゃないかな?と思ったからです。
というわけで今回は本編の内容の補足を行います。
まず今回の話でルミナさんがまとっていたISについて簡易ですがデータを発表します
IS名
『マヴロス・ヘリオ』(意味は黒い太陽)
装備
大型レーザーバルカン『陽滅』×2
大鎌『陽絶』×2
ビット兵器『レイ・スパーダ』×6
(レーザービット兼ブレードビット)
イクリプスに比べ防御性能が低いが攻撃性能は比較にならないほど高い。
多対一の戦闘、殲滅に特化している
トランスシステムによってイクリプスから変形する
イクリプスとは全く違った性能を持つ
とまあこんな感じです。
防御を犠牲にして圧倒的な攻撃力を得たISです。
次に以前から伏字にしていた言葉についてですがあれは『死神』です。
ルミナさんはナルミさんだった時に多くの命を奪ったことから自身のことを『死神』と称していました。
それでは今回はここまでです。
今後の展開をどうかお楽しみに!
それではこれで失礼します!