今回とうとうルミナさんと楯無さんが・・・・
「・・・・なんか見ているこっちが恥ずかしくなる」
「・・・・ちょっとやりすぎたかもな」
まあまあ。それでは本編いきましょう!
「本編どうぞ」
side ルミナ
(あれ?)
俺は楯無先輩に想いを告げるために部屋に戻って来たのだが肝心の楯無先輩は部屋にはいなかった。
(用事・・・・か?まいったな)
それなりに覚悟を決めて戻って来たので軽く肩すかしをくらった気分になった。
(まあ居ないのならば仕方がないか)
俺は携帯を取り出し、メールを打ち始める。内容は話したいことがあるから部屋で待っているというものだ。
ちなみにここで楯無先輩を探しに行こうと思わなかったのは入れ違いになってしまえば面倒になると考えたためにだ。
(これでよし・・・・と)
楯無先輩にメールを送信し、俺は自分のベッドに横たわる。
「これから告白するのか・・・・・流石に緊張するな」
ぼんやりと天井を眺めながら心臓の高鳴りを感じていた。
俺は前世の経験から女性の扱いについては多少の心得はある。だが現在に至るまで本気で恋をした相手は楯無先輩ただ一人であるために本気の告白というのはこれが初の試みだったりする。故に緊張しているのだ。
普段は皆から冷静だとか大人っぽいだとか言われており、多少はその自覚もあるが・・・・今この時に限り恋焦がれる女性に想いを伝えるのにドギマギしている初心なガキだ。
「ハハッ・・・・・まさか俺が本気で恋をするとはな」
前世で闇の中で生きようと決めた時から今に至るまで俺は恋というものは永遠にすることはないと・・・・いや、恋をする資格などないと思っていた。多くの人を自分勝手な考えで傷つき、殺した自分が恋などしてはならないと。
だが・・・・・そんな俺を変えてくれたのが楯無先輩であった。
『君って・・・・ISを動かしたっていう男の子の一人よね?』
IS学園に入学した初日、寮の前で初めて会ったときはとにかく気に入らない人であった。
あの時の彼女の笑顔は・・・・まるで取り繕った仮面のように感じ、自分に近い性質を感じられたから。
そして彼女の容姿や身に纏う雰囲気は俺にとって非常に好ましいものであったことが更に気に入らなさに拍車をかけていた。
『ふふ、やっぱりあなた面白いわね』
次に会ったのはセシリアとの決闘をする前。俺に興味があると言い、後ろから抱きしめられたんだよな。
そういえば楯無先輩、冷静を保とうとしていたけど少しだけ恥ずかしそうに顔を赤くしていたな・・・・・今思い返してみるとすごく可愛らしかった。
あの時楯無先輩からもらった激励の言葉には勇気づけられたんだよな。
『私は楯無。このIS学園の生徒会長、更識楯無よ』
一夏のクラス代表就任パーティーが終わった後にようやく彼女の名前を聞くことができた。
・・・・・この時からなんだよな。楯無先輩に話をするのが少し楽しいを感じるようになったのは。
そして楯無先輩のことが気になって彼女のことを調べ始めたんだ。
『あなたは・・・・・自分を守る気はあったのかしら?』
『あなた・・・・・・・皆を守れれば自分の身の安全なんてどうでもいいって思っていないかしら?』
無人機と戦った次の日、保健室でそう言われた時はかなり動揺したな。
彼女の心の内を見透かされたようで・・・・・酷く彼女のことが疎ましく思えた。
でも同時に・・・・彼女が自分のことを理解してくれたことに関して喜びを感じていたな。
『あなたは優しい人。誰よりも他人のことを思う優しい人。どれだけ自分を犠牲にすることになっても他者を救おうとする優しい人』
『でもあなたはそれを誰にも理解されたくない。理解されてしまえば・・・・そんな自分を救おうとする人が現れてしまうから』
『だからあなたは私を遠ざけようとした。私は・・・・・あなたを理解できる人だから』
『あなたは救いを求めていない。まるで・・・・自分を恨み、憎んでいるかのように』
『ルミナ・・・・あなたが何を抱えているのかは私にはわからない。あなたが何に苦しんでいるのかは私にはわからない。でも・・・・』
『私はね・・・・・あなたを救いたいの』
彼女が俺の部屋に引っ越してきた日。この時・・・・本当は感じていたんだ。
彼女には敵わないということを。
そして・・・・・彼女という存在に救われている自分がいることを。
だからこそ・・・・・俺は彼女を拒絶しようとした。
この時はまだ・・・・救いを受け入れることができなかったから。
『そんなの・・・・決まってるでしょ?あなたのことを・・・・・愛しているからよ』
そして臨海学校から帰ってきてようやく意識を取り戻したあの日・・・・・
涙を流しながら彼女が俺に伝えてくれたこの言葉。
この言葉をきっかけにして俺は・・・・・楯無先輩に酷いことをしていたんだと気がつくことができた。
彼女の想いを踏みにじってしまっていたことに・・・・
『『ルミナ・オーティアス』の居場所はここにある。あなたはこの世界の一員。だから・・・・・自分の存在を否定しないで。自分を・・・・認めてあげて。あなたは・・・・この世界に居てもいいんだから』
『あなたは『ルミナ・オーティアス』なの。『ナルミ・アルティシア』とは違う人間よ。だから・・・・・ナルミの罪を背負う必要なんてない。ナルミに縛られる必要なんてない』
『胸を張りなさい。堂々と生きなさい。あなたは・・・・この世界に生きる『ルミナ・オーティアス』なんだから』
そしてこの言葉で・・・・・俺は『ナルミ・アルティシア』の呪縛から解放され、『ルミナ・オーティアス』として生きる決意を固めることができた。
そして同時に・・・・楯無先輩の想いを受け止めようと思えるようになったんだ。
「・・・・ははは。今更ながら俺はあの人に・・・・救われてばかりだな」
こんなに救われたんじゃあ・・・・恋焦がれてしまうに決まっているじゃないか。
「楯無先輩・・・・」
気がつけば俺は楯無先輩のことを思いながら瞼を閉じ、眠りについてた。
「ルミナ・・・・・ルミナ」
「う・・・・ん」
「起きなさい・・・・ルミナ」
「楯無・・・・先輩・・・・」
目を覚ますとすぐ近くに楯無先輩の顔があった。
「全くもう。人を呼び出しておいて寝ているだなんて失礼よ?」
「すみません」
「まあおかげであなたの寝顔を堪能できたからいいんだけどね♪」
楯無先輩は悪戯っぽい笑みを浮かべた。
本当に・・・・可愛いな。
たまらなく・・・・・愛おしい。
「・・・・楯無先輩」
「なに?」
「俺・・・・・・あなたが好きです」
「・・・・え?」
俺が楯無先輩に想いを伝えると先輩はキョトンとした表情になった。
「俺はあなたが好きです。あなたのことがたまらなく・・・・愛おしく感じるんです」
「え?ちょ・・・・・・え?」
目をパチクリさせながら困惑する楯無先輩。
「だから・・・・・俺の恋人になってください」
俺は起き上がって楯無先輩の頬に手を当てながら言った。
「・・・・本当に?本当に私のこと・・・・好きなの?」
恐る恐ると聞いてくる楯無先輩。
「はい」
「本当に・・・・・私をあなたの恋人にしてくれるの?」
「はい」
「私で・・・・いいの?」
・・・・何を言っているんだこの人は。
「あなたが・・・・いいんです」
むしろ楯無先輩以外は考えられない。俺の心は彼女に囚われてしまっている。
俺は心の底から・・・・・楯無先輩が欲しい。
「・・・・・そう。わかったわ。だったら・・・・」
ポスッ
楯無先輩は俺の首に手を回しながらベッドに倒れ込んだ。
「私にあなたの愛を・・・・感じさせて」
楯無先輩は色っぽい表情を浮かべて真っ直ぐに俺を見つめながら言ってきた。
「楯無先輩・・・・・」
「・・・・・刀奈」
「え?」
「刀奈って呼んで。それが私の本当の名前。楯無じゃない・・・・・私だけの名前よ」
刀奈・・・・本当の名前か。
「それと・・・・さん付けも敬語もいらないわ。恋人にそんなもの必要ないでしょう」
「・・・・そうだな。わかったよ刀奈」
「・・・・ルミナ」
「・・・・刀奈」
スッ
俺は刀奈と見つめ合い、口付けを交わした。
そしてそれを皮切りにして・・・・・
俺は刀奈を愛し尽くした。
「・・・・ねえルミナ」
一糸纏わぬ姿の刀奈が俺に寄りかかりながら声をかけてきた。
「私ね・・・・『楯無』の名を襲名するときに一つ決めていたことがあるの」
「決めていたこと?」
「ええ。本当の名を教えるのは生涯を共にしてくれる相手にだけだということよ」
それって・・・・・
「私はあなたと生涯を共にしたいの。だから・・・・・ルミナはずっと一緒にいてくれる?」
刀奈は俺の胸に頬をすり寄せながら聞いてくる。
(・・・・・まったく。そんなの答えは決まっている)
「・・・・もちろんだ刀奈。ずっと一緒だ」
俺は刀奈の体を抱きしめながら答えた。
「・・・・ありがとう。愛しているわルミナ」
「ああ・・・・俺も愛しているよ刀奈」
スッ
俺達はまた口付けを交わした。
今日何度目になるかもわからぬ口付けを。
俺は誓う
これから先何があろうとも必ず・・・・・
刀奈と生涯を共にすることを
あとがき座談会のコーナー!INIS!
今回のゲストはもちろん楯無さんです!
「よろしく♪」
はいよろしくお願いします!
そして・・・・・
「「二人共おめでとう!」」
「ああ。ありがとう」
「ありがとね主、一夏くん」
いや~とうとうこの時が来ましたね!私テンションがめっちゃ上がりました!
「まあ気持ちはよくわかるな。でも・・・・・ルミナあれはちょっと刺激的すぎじゃないか?告白した直後にって・・・・」
「と言われてもな・・・・・誘ったのは楯無の方からだし」
「今思い返すと・・・・・恥ずかしくて堪らないわ///」
まあそうでしょうね。おかげで私はニヤニヤできたわけですが。
「というかルミナ今は『楯無』の方で呼ぶんだな」
「ああ。刀奈って呼ぶのは二人きりの時だけだ」
「まあ私としてもそれが助かるわね。ルミナ以外にはもう教えるつもりはないし」
というわけでルミナさんが楯無さんの本名を呼ぶのは二人きりの時だけになります。
さて、それではお二人に肝心なことを聞かなければ。
「肝心なこと?」
「それって何かしら?」
それは当然・・・・愛の営みは良かったですか?
「なっ///」
「主・・・・・お前なんてこと聞いてるんだよ・・・・この小説R18じゃないんだぞ?」
だって気になりますもん。それにこれぐらいのレベルならセーフです。直接描写しているわけではないんですから。それでどうだったんです?
「そ、それはその・・・・・良かったわよ。ルミナ上手だったし」
「あれぐらいはな・・・・・」
(まあルミナさん経験豊富なんで当然といえば当然なんですけどね。声には出しませんが)
「まあ何はともあれこれでルミナと楯無先輩は結ばれたってわけだ。改めておめでとうな」
「ああ。そして次はお前の番なんだが・・・・・」
「・・・・一体いつになるのかしらね?」
まあ・・・・正直まだまだ先としか言えませんね。
「一夏は本当に唐変木だからな」
「彼女たちも大変ね」
「言いたい放題だな・・・・・」
まあそれに関しては気長にということで。
さて、今回はここで締めにしましょうか。
それでは・・・・・
「「「「次回もまたきてくれ(きなさい)(きてください)!!」」」」