IS~存在しない者の戦い~   作:shin-Ex-

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第63話!

今回のメインは簪さんですね。

「そして俺の出番は相変わらず・・・・・」

「ドンマイ一夏」

マジですいません・・・・

それでは本編いきましょう。

「本編どうぞ」


第63話

side ルミナ

 

「あら?もうこんな時間?」

 

皆でヴァンガードをしている時に時計で時間を確認した刀奈が言う。

 

現在時刻は5時。俺がこの屋敷に来たのが1時ぐらいだったから4時間経ったということか。

 

「ルミナ、私ちょっと夕食の準備をしてくるわね」

 

「夕食の準備って・・・・刀奈が作るのか?」

 

「ええ。せっかくの機会だから私がルミナに手料理を振舞ってあげるわ」

 

刀奈の手料理か・・・・・そういえばまだ食べたことないな。

 

恋人の手料理を食べれるなんて幸せだな。

 

「楽しみにしてるよ」

 

「存分に腕をふるわせてもらうわ」

 

「お嬢様。私もお手伝いいたします」

 

「ありがとう虚ちゃん」

 

「私も手伝うお姉ちゃん」

 

「ううん。簪ちゃんはルミナの相手をして頂戴。簪ちゃんまで来ちゃったらルミナ寂がるから♪」

 

刀奈・・・・・気遣ってくれるのは嬉しいが俺はそんなに寂しがり屋じゃあないぞ。

 

・・・・・多分。

 

「うん。わかったよお姉ちゃん」

 

そして簪よ。お前は納得しないでくれ・・・・・

 

「それじゃあ私もオーティーの相手をするために残るね~」

 

・・・・のほほんさんは単純にめんどくさそうだから残ろうとしていると思ったけど突っ込むのはよしておこう。

 

「それじゃあ行ってくるわねルミナ。いい子にして待っててね~♪」

 

「・・・・俺は幼児か」

 

軽口を叩きながら去っていく刀奈に俺は思わず突っ込んでしまった。

 

・・・・いつも弄ってる復讐か?

 

「それじゃあご飯までの間どうする~?またファイトする~?」

 

のほほんさんが自分のデッキを手にしながら聞いてくる。

 

まあそれもいいけど・・・・・・・

 

「・・・・いや、それよりも簪に話しておきたいことがある」

 

「え?話?」

 

「オーティー・・・・・・もしかしてかんちゃんにあのこと話すの?」

 

のほほんさんは何の話をするのかを察したらしく真剣な表情で俺に尋ねてきた。

 

「ああ。簪ともこれから付き合い長くなると思うから。話しておくべきだろう」

 

「そっか・・・・・そうだね」

 

「えっと・・・・・それって何の話なの義兄ちゃん?」

 

「・・・・・俺がどういう存在なのかについてだよ」

 

「義兄ちゃんが・・・・どういう存在なのか?」

 

「そうだ。これから話すことは普通なら到底信じられないようなこと。だけど全部事実だ。どうか・・・・・信じて欲しい」

 

俺は簪の目を正面から見据える。

 

「お義兄ちゃん・・・・・わかった。どんな内容だったとしても・・・・私は信じる」

 

簪は頬笑みを浮かべながらそう言ってくれた。

 

「ありがとう。それじゃあ話すぞ。俺は・・・・・」

 

俺は簪に話した。

 

俺が転生者であることを。

 

俺が前世でどんな人間だったかということを。

 

そして・・・・・フェニスさんのことを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・というわけだ」

 

俺は簪に全てを話し終えた。

 

「・・・・・・」

 

「??どうしたのかんちゃん?」

 

「ご、ごめん・・・・ちょっと処理が追いつかなくて」

 

簪は戸惑っているようだった。無理もない。いきなり転生とか女神とか・・・・・・俺の前世の話を聞かされちゃったんだからな。

 

「簪・・・・・俺のことが恐いか?俺と・・・・・関わりたくないと思ったか?」

 

「・・・・・正直少し恐い」

 

まあ当然だよな。なにせ俺は・・・・・最低の犯罪者だったんだからな。

 

「でも・・・・それはお義兄ちゃんの前世での話。少なくともここに居るお義兄ちゃんは・・・・私とお姉ちゃんを仲直りさせてくれた恩人。だから私は・・・・・お義兄ちゃんと関わりたくないだなんて思わない」

 

「簪・・・・・そのせいで命を狙われることになってもか?さっきも言ったが・・・・・俺の近くにいればフェニスさんに命を狙われるかもしれないんだぞ?」

 

「それでも構わない。自分の身くらいは自分で守る。それに何より・・・・・私は恩人であるお義兄を守りたいから」

 

簪はまっすぐと俺の目を見ながら言ってきた。

 

その目には・・・・・刀奈と同じように強い決意が秘められている。

 

「・・・・・ありがとう簪」

 

「お礼はいらない。私にとっては当然のことだから」

 

当然か・・・・・こういうところは刀奈に似てるな。

 

「良かったねオーティー」

 

「ああ」

 

「そうとなったら・・・・・お義兄ちゃんを守れるようになるためにも早くISを完成させないと」

 

簪は早くISを完成させねければと意気込む。

 

・・・・・簪のISか。

 

「なあ簪。お前のISのことで一つ提案があるんだが」

 

「提案?」

 

俺が言うと簪はキョトンとした表情をする。

 

「ああ。簪のISを真月研究所で完成させようと思う」

 

「真月研究所って・・・・確かお義兄ちゃんのISを開発した?」

 

「そう。やっぱり独力で完成させるのは厳しいから。簪さえよければなんだけど真月研究所で汲み上げられるようにしたいと思う」

 

「えっと・・・・・それは確かに助かるんだけど・・・・・」

 

「そんなことオーティーの一存で決めてもいいの~?」

 

簪とのほほんさんは疑問を感じてるらしい。

 

まあそりゃ真月研究所に所属しているわけでもない俺の一存でそんなこと決められるはずないから疑問は尤もなんだが。

 

「多分大丈夫だよ。なにせ所長があの秋奈さんだから・・・・」

 

「??それどういうこと~オーティー?」

 

「秋菜さんはISの研究に情熱を捧げまくってるから・・・・・むしろ喜んで飛びついてくる可能性が高い」

 

「秋菜さんってそんな人なの~?なんかイメージと違う~」

 

秋菜さんと実際に会ったことがあるのほほんさんは首を傾げる。

 

「あの人は・・・・・うん。普段は見た目通りにおっとりぽわぽわした感じの人なんだけどISの研究に関しては一切の妥協をしなくてのめり込む人なんだよ。そのおかげでIS研究においては束さんに次ぐ天才だって言われてる」

 

あとついでに怒ると本気で恐い人だな。前世含めてあの人並みに恐い人はそうそういない。

 

「束って・・・・あの篠ノ之束?真月研究所の所長はそんなにすごい人なんだ・・・・・・そんな人に私のISを?」

 

「決めるのは簪だ。どうする?」

 

「・・・・・・」

 

簪は顎に手を当ててしばし考え込む仕草を取る。

 

そして・・・・・

 

「・・・・うん。それじゃあお願いする」

 

簪は俺の提案を承諾した。

 

「わかった。それじゃあ早速秋菜さんに話してみる」

 

俺は携帯を取り出して秋菜さんに電話をかけた。

 

『ルミナさん?どうしたんですか?』

 

「どもも秋菜さん。実は秋菜さんにお願いがありまして」

 

『お願い・・・・ですか?』

 

「はい」

 

『・・・・話してみてください。受けるかどうかは内容を聞いてから判断します』

 

まあ流石の秋菜さんも内容も聞かずに引き受けたりはしないよな。

 

「わかりました。秋菜さんは日本の代表候補生の更識簪の事は知っていますか?」

 

『もちろん知っています・・・・・もしかしてお願いっていうのはその簪さんのISを完成させるっていう事ですか?』

 

「そうです。よくわかりましたね」

 

『彼女のISのことについては私も事情は知っていますから。それに簪さんはルミナさんの恋人である楯無さんの妹さん・・・・・ルミナさんならその件で気にかけるでしょうし』

 

・・・・・本当に察しのいい人だな。

 

「大方秋菜さんが考えている通りですよ。それでどうでしょうか?」

 

『そうですね・・・・・・』

 

秋菜さんはしばしの間黙り込む。

 

そして・・・・・

 

『・・・・わかりました。そのお願い聞き入れましょう』

 

俺のお願いを聞き入れてくれた。

 

「ありがとうございます秋菜さん」

 

『いえ、お気になさらずに。ただ・・・・・一つ条件があります』

 

「条件・・・・ですか?」

 

『はい。それは・・・・・・』

 

秋菜さんは条件を話し始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それが条件・・・・ですか?」

 

俺は秋菜さんの言う条件を聞いて思わず耳を疑った。

 

なぜならその条件というのは・・・・・簪にとって損をするものではなく、むしろ得な話であったからだ。

 

「・・・・・本人に聞いてみますから少々お待ちを」

 

俺は一旦携帯を耳から離した。

 

「えっと・・・・・とりあえず秋菜さんからの承諾は得られたよ」

 

「本当?」

 

「ああ。ただ一つ条件があって・・・・」

 

「条件?それってどんな~?」

 

「それは・・・・・秋菜さんが新しく開発した武装を簪のISに搭載させるっていうことだ」

 

「・・・・えっ?」

 

俺から秋菜さんが提示した条件を聞いた簪は呆けたように声を出す。

 

「なんでも新しく武装を開発したのはいいがそれを載せるISがなくてどうしようか悩んでいたらしい」

 

「えっと・・・・・それって私にとってかなり得な条件なんじゃ?」

 

「間違いなくそうだな。どういう武装かは聞いていないが秋菜さんが開発したっていうことはかなり有用な武装だろう。少なくともあって困るということはないと思う」

 

秋菜さんがが開発するものはかなり強力だからな。

 

センチネル・スパーダとかトランスシステムとか。

 

「それでどうする?」

 

「・・・・その条件呑む。私にとって不利益があるわけじゃあないから」

 

「わかった。それじゃあそう言っておくよ」

 

簪からの許可を得られたので俺は再び携帯を耳に当てた。

 

「えっと・・・・簪は条件を呑むそうです」

 

『それは良かったです。フフフッ・・・・・今から楽しみですね♪』

 

秋菜さん・・・・・・完全に研究者の顔が表に出てきてるな。凄く機嫌が良さそう。

 

『それでは近いうちに簪さんと一緒に研究所に来てくださいね。ルミナさんにも色々と手伝ってもらいますから♪』

 

「わかりました。詳しいことはまた連絡しますね」

 

『はい。それでは失礼します♪』

 

秋菜さんは機嫌を良くしたまま電話を切った。

 

「というわけで簪のISは真月研究所で完成させてくれることになったぞ」

 

「良かったね~かんちゃん」

 

「うん・・・・・ありがとうお義兄ちゃん」

 

「・・・・ああ。どういたしまして」

 

笑顔で礼を言ってくる簪の感謝の言葉を俺は受け取る。

 

とりあえずこれで簪のISについては問題解決だな。

 

まあ秋菜さんが言っていた武装については少し気になるが。




あとがき座談会のコーナー!INIS!!

今回のゲストは真月秋菜さんです!

「よろしくお願いします」

はいよろしくお願いします!それでは進めていきましょう!

「今回で簪のISが真月研究所で完成させることになったわけだが・・・・・秋菜さんってああいうキャラだったんだな」

「今までは表立って見る機会が無かったけどな。秋菜さんは筋金入りの研究好きなんだ」

「まあ否定はしませんよ。研究のせいで睡眠時間とか極端に減っちゃっていますし。おかげでいつも寝不足なんですよね(汗)」

「睡眠時間を削ってるって・・・・・どれくらいですか?」

「そうですね・・・・・多くて1日4時間ぐらいでしょうか?」

・・・・・それは少なすぎますよ。私だったら絶対に耐えられない。

「俺も無理だな・・・・・」

「そうか?俺はいけるぞ?」

「それはルミナが特殊だからだろ・・・・・というか秋菜さんそれで大丈夫なんですか?」

「大丈夫です。効率のいい睡眠法をとっていますから。今までそれで倒れたこともありませんし栄養ドリンクのお世話になったこともありません」

(・・・・・なにげに秋菜さんも超人の部類かもしれない)

「ところで秋菜さん。条件で出した簪のISに搭載する武装ってなんですか?」

「あああれですか。ネタバレになるので詳しくは言えませんが・・・・・攻撃にも防御にも応用できるものですよ。使い込なせば現行ISの中でも頭一つ飛び出る性能になりますしイクリプスや紅椿にも対抗できます。おそらく簪さんなら使いこなせると思いますし」

「それは・・・・・なんというか凄そうだな」

まあ使いこなすのはかなり骨が折れますがね。

「秋菜さんの作る武装は強力な分扱いが難しいからな・・・・・」

「ルミナさんは平然と使いこなしているようですけどね」

さて、今回はここまでにしますか。

それでは・・・・・・






「「「「次回もまたきてくれ(きてください)!!」」」」
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