IS~存在しない者の戦い~   作:shin-Ex-

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第67話!

今回は海・・・・・にはまだ行きませんね。

「そこまでの道中の話っていったところだな」

「・・・・進行遅くないか?」

・・・・・さて、本編にいきましょう。

「そこスルーするのかよ・・・・」

「全くこの主は・・・・・まあいい。それでは本編どうぞ」


第67話

現在ルミナ達は海の近くにある更識家の別荘に向かう為、電車に乗っているのだが・・・・・

 

「はいルミナ♪」

 

「ん、ありがと楯無」

 

・・・・・ルミナと楯無の周りだけ明らかに周りとは異なる空気を漂わせていた。

 

楯無は持ってきたチョコをルミナの口元に持っていき、ルミナはそれを口に含む・・・・・つまりは恋人の定番の『あ~ん』をやっているのだ。

 

「・・・・・ねえ本音。二人っていつもこうなの?」

 

「あはは~・・・・・大体いつもこんな感じだよ~」

 

二人のイチャラブシーンを目の前で目撃した簪が隣にいた本音に聞くと、本音は苦笑いを浮かべながら答えた。

 

「何度か注意したのですけど全くやめようとしないですからね・・・・・早めに慣れたほうがいいですよ簪お嬢様」

 

虚は呆れた様子で簪に忠告する。

 

「・・・・うん。そうだね」

 

簪は虚の忠告を受け入れながら再びルミナと楯無に視線を向けると・・・・・

 

「ほら楯無」

 

「ありがとルミナ。いただきま~す♪」

 

今度はルミナが楯無に『あ~ん』をしていた。

 

・・・・・仲睦まじいのはいいことであるがいささか行き過ぎだと思われるこの二人は正しくバカップルである。

 

 

 

ちなみにこの二人は目的地付近の駅に着くまでずっとイチャついており、簪達のみならず何の関係の無い電車内の客まで憔悴させていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで到着しました!」

 

目的地である更識家の別荘に到着した一行。

 

この別荘は今日の為に楯無が隆厳に頼み込んで使わせてもらうことになったものであり、一般的な住宅よりも遥かに大きく、さらに海から徒歩10分程度の場所にあるという今回の旅行に際して非常に便利なものであった。

 

「それじゃあ荷物を置いて早速海へ・・・・・と言いたいところだけど」

 

「もうこんな時間だし、先に昼食だな」

 

「そうですね」

 

「・・・・私も少しお腹すいた」

 

「ご飯ご飯~」

 

朝9時に屋敷から移動を初めて別荘に到着したのが13時。流石に皆それなりにお腹が空いているようで海に行く前に昼食を摂ることとなった。

 

「それじゃあ俺お昼作って来るから皆は寛いでて」

 

「え?お義兄ちゃんって料理できるの?」

 

簪がルミナに尋ねる。楯無、虚、本音はIS学園にいた時にルミナの料理を食べており、その実力を知っているのであるが簪はこの中で唯一ルミナの料理を食べたことがなかったために気になったようだ。

 

「オーティーは料理すっごく上手だよ~かんちゃん」

 

「そうですね・・・・私も何度かいただきましたがプロの料理人にも引けを足らないレベルです」

 

「プロの料理人にも・・・・そんなに上手なんだ」

 

簪は本音と虚が料理の腕前がかなり高いことを知っている。それ故にその二人がルミナを高く評価したことからルミナに感心した。

 

「カッコよくて勉強も運動もできて料理までできる・・・・・私は本当にいい恋人を持ったわ♪」

 

「いやいや、それは俺のセリフだよ。刀奈のようないい子を恋人にできて俺は果報者だ」

 

(((・・・・・また始まった)))

 

目の前で桃色空気を展開し始めた二人を見て、簪達はゲンナリとした。

 

「ありがとう♪それはそうとルミナ一人で作るのは大変でしょ?私も手伝うわ」

 

「助かるよ。それじゃあ行こうか」

 

「ええ」

 

ルミナと楯無は別荘の中に入っていった。

 

「・・・・私達もいきましょう」

 

「・・・・うん」

 

「そうだね~」

 

二人が中に入ったのを見て、虚、簪、本音の3人も中に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ルミナ~。それとって」

 

「ああ」

 

ルミナはすぐ近くにあった醤油を刀奈に渡した。

 

「ありがと。はいこれ」

 

「ん」

 

今度は刀奈が塩の入った容器をルミナに手渡す。

 

明確に言葉にしなくとも通じあうその光景はまるで長年連れ添った夫婦のようだ。

 

「よし、あとは煮込むだけだわ。ルミナの方はどう?」

 

「こっちもすぐに終わるよ」

 

「そう。それじゃあ私はお皿の準備をしてるわね」

 

「頼む」

 

間もなく料理も完成することから、料理を盛り付けるための皿の準備を始める刀奈。ルミナはその光景を頬笑みを浮かべながら見つめていた。

 

「あら?どうしてそんなに嬉しそうなの?」

 

「ん?まあちょっとな・・・・気にするな」

 

「そう言われると余計に気になるんだけど・・・・何がそんなに嬉しいのか教えてくれないかしら?」」

 

流そうとするルミナであったが、刀奈は余計に興味が惹かれてしまったらしくルミナに理由を尋ねた。

 

「なんていうかさ・・・・・幸せだなぁと思ってさ」

 

「え?」

 

「思い返してみればこうして一緒に料理するのって初めてだろ?」

 

「言われてみればそうね」

 

「俺ってさ、基本的には料理は一人でして誰かと一緒にって事はなかったんだよ。だからこうして誰かと料理を作るのっていいなと思ってさ。しかも一緒に作っている相手が刀奈だからなおさらそう思うよ」

 

ルミナはしみじみとした雰囲気で言う。

 

「そう・・・・だったらこれからは頻繁に一緒に料理を作らない?私も・・・・あなたと一緒に料理を作るのは楽しいし」

 

「・・・・・そうだな」

 

互いに頬笑みを浮かべ合うルミナと刀奈。

 

「さて、それじゃあ準備も終わったことだし運びましょ。皆待ちくたびれてしまっているかもしれないし」

 

「ああ」

 

ルミナと刀奈は出来上がった料理を運んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「御馳走様でした」」」

 

ルミナと刀奈が料理を作り終えて30分後、皆は食事を終えた。

 

「さて、それじゃあ少ししたら海に繰り出しましょ!覚悟はいいわねルミナ?」

 

「ここまで来たんだ。腹は括ってる」

 

「よろしい。目標は今日中に泳げるようになることよ」

 

「いやいやいや・・・・・流石にそれは無理があるだろ」

 

刀奈から目標を聞かされたルミナは流石に無理があると思い苦笑いを浮かべる。

 

ただ・・・・

 

「ですがルミナくんだったら・・・・」

 

「なんだか今日中に泳げるようになる気がするよね~」

 

「私もそう思う」

 

虚、本音、簪の3人はルミナならば刀奈の建てた目標を達成できるのではないかと考えた。

 

まあ少なからずルミナの異常スペックを目にしていたのでそう考えるのも無理もないことであろう。

 

「・・・・・皆俺のこと一体なんだと思ってるんだよ」

 

「まあまあ。それじゃあ30分後に玄関に集合。っていうことでいいかしら?」

 

「はい」

 

「いいよ~」

 

「わかった」

 

「了解だ」

 

「それじゃあひとまず解散!」

 

刀奈の号令の下、皆は準備のために各々動き始めた。

 

そんな中・・・・

 

「ルミナ、ちょっと来て」

 

刀奈はルミナを手招きした。

 

「どうした?」

 

「まあ大したことじゃないんだけど・・・・・」

 

刀奈はルミナの耳元にそっと口を近づけ・・・・

 

「私の水着姿・・・・楽しみにね♪」

 

悪戯っぽい笑顔を浮かべながらそう呟き、そそくさと立ち去っていった。

 

「・・・・・全く、何が大したことじゃないだ・・・・・重要事項だろ」

 

ルミナはクスリと笑みを浮かべながら、刀奈の水着姿に期待を膨らませていた。




今回は座談会はお休みします。

本当にネタが・・・・

いっそ座談会で話して欲しいネタの募集でもしようかなと考える今日このごろです。

それと本編の話で一つ補足します。刀奈さんの本名を知っている人達は不特定多数の人物が周りにいるときは『楯無』、周りに身内しかいないときは『刀奈』と呼びます。


それでは今回はこれで失礼します。

次回もまた来てください!!
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