IS~存在しない者の戦い~   作:shin-Ex-

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第68話!

今回からルミナさんの泳ぐための特訓が開始されます!

そしてもちろん楯無さんの水着お披露目!

「本当に楽しみだ」

「ルミナ・・・・断言したな」

まあ私の描写不足で上手く読者に伝わらないかもしれませがね・・・・

それでは本編にいきましょう。

「本編どうぞ」


第68話

青い空、青い海、そして夏を満喫しに訪れた多くの人々。それが今ルミナの目に映る景色であった。

 

海に訪れたルミナは更衣室で着替えを済ませ、現在は楯無達が着替え終えるのをビーチで待っていた。

 

そんなルミナに・・・・・

 

「君一人?」

 

「よかったら私達と一緒に遊ばない?」

 

声を掛ける女性が二人。二人共露出の高い派手な水着を身に付け、いかにも遊び慣れているといった雰囲気を身にまとっていた。

 

女性はにこやかな笑みを浮かべているがルミナはその目から下心を感じ取る。

 

「・・・・すみません。連れを待っているのであなた達とは遊べません」

 

ルミナはニッコリと微笑みを浮かべながらもきっぱりとした口調で二人に言い放つ。

 

「まあまあ、そう言わずに少し付き合ってよ」

 

「そうそう。こんな可愛い女の子と遊べるなんて滅多にないよ~」

 

(・・・・・俺の都合なんてお構いなしか。というかそれ自分で言うのか)

 

ルミナは女性の物言いに内心で悪態をついた。

 

基本的にルミナは女性には紳士的であるがこういったいわゆる逆ナンというものをあまり好んではいなかった。

 

相手が知り合いであるのならばいいが前世での経験上、このように言い寄ってくる女性に対してはあまりいい思い出はないのだ。前世ではそれで殺されそうになったこともあったので当然と言えば当然だが。

 

(さて、どうあしらうか・・・・)

 

ルミナがどうしたものかと考え始めたその時・・・・・

 

「ルミナ~♪」

 

自身の名を呼ぶ愛おしい声を耳にしたと同時に、背後から抱きしめられた。

 

ルミナが振り向くとそこには・・・・・

 

「待たせちゃってごめんね」

 

案の定楯無が居た。

 

「いや、そんなに待ってないから気にしなくてもいいよ」

 

「なら良かったわ・・・・・ところであなた達、私の彼氏に何か用でもあるのかしら?」

 

楯無は二人に向かって満面の笑顔を向けて尋ねた。

 

「え?あ、あの・・・・その・・・・」

 

「私達は・・・・・えっと・・・・」

 

二人は視線を逸らしながら口篭ってしまった。まあ無理もない。二人が受けているのは笑顔とは名ばかりのおぞましい程の威圧なのだから。

 

「私達は・・・・・何?」

 

「「な、なんでもありません!!失礼します!!」」

 

二人は大慌てでその場から走り去っていった。

 

「ありがとな楯無。おかげで助かったよ」

 

ようやくあの二人から解放されたルミナはホッと一息つき、楯無に礼を述べた。

 

「どういたしまして。それよりも・・・・・どうかしら?」

 

楯無はルミナから少し離れて見せびらかすように身を翻した。

 

「ああ・・・・・よく似合っているよ。凄くいい」

 

ルミナは素直に思ったことを微笑みを浮かべながら述べた。

 

楯無が着ているのは青を基調としたセパレートタイプの水着だ。露出はそれほど多くはないが楯無らしさがよくあらわれており、よく映えていた。

 

「ふふっ、ありがとルミナ♪」

 

ルミナからの感想を聞き楯無は満足そうに満面の笑顔を浮かべた。よほど嬉しかったのであろう。

 

「そういえば楯無一人か?他の皆は?」

 

「ああ、皆なら・・・・」

 

「ようやく追いついたよ~」

 

楯無が今まさに話そうとした矢先に、本音が現れた。すぐ後ろには簪と虚もいる。

 

ちなみに本音が着ているのは臨海学校の時と同じ着ぐるみ水着で、簪は水色を基調としたワンピースタイプの水着、虚は白を基調としたビキニを着ている。

 

「全く、急に走り出したので驚きましたよお嬢様」

 

虚がムッとした表情で楯無に言う。

 

「ごめんなさい。ルミナが逆ナンされていた気配がしたからつい・・・・」

 

「・・・・それってどんな気配なのお姉ちゃん?」

 

簪は楯無の発言を聞き呆れていた。

 

・・・・・まあ実際ルミナが逆ナンされていたのは事実であるので楯無の第六感は非常に冴えていたわけだが。

 

「それにしてもやっぱり人多いね~」

 

本音が周りを見渡しながら言う。

 

「まあ夏だし仕方がないさ。皆可愛いからナンパに注意してくださいね?」

 

「か、可愛い・・・・///」

 

「あう・・・・///」

 

「ルミナくん・・・・・よくそんな恥ずかしいことを平気で言えますね///」

 

平然とした様子でルミナから言われた一言に簪、本音、虚は顔を赤く染めた。

 

「・・・・・前から思ってたけどルミナって天然のタラシよね」

 

「そうか?まあ楯無が嫌だって言うならこれからは気をつけるけど・・・・」

 

「いいわ。そういうところもルミナのいいところだもの」

 

「・・・・ありがと」

 

ナデナデ

 

「ふふふっ♪」

 

ルミナは楯無の頭を優しく撫でると、楯無は気持ちよさそうに目を細めた。

 

「・・・・あのお嬢様、ルミナくんに泳ぎを教えるんですよね?だったら早くしないと時間がなくなりますよ?」

 

「と、そうだったわね」

 

若干呆れた表情を浮かべる虚に言われ、楯無は思い出したようにハッとした。

 

「私達は向こうで泳いでくるからたっちゃんはオーティーにしっかり泳ぎ方教えてね~」

 

「頑張ってねルミナ」

 

「そでれは失礼します」

 

簪、本音、虚の3人はルミナと楯無を残してその場を去っていった。

 

「それじゃあはじめるわよルミナ」

 

「ああ。よろしく頼む楯無」

 

「まっかせなさい!」

 

こうして、楯無によるルミナへの泳ぎの教導が始まるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、ルミナが泳げないっていう事はわかってるけど実際のところはどの程度なの?」

 

胸辺りに海水がつくところに来て、楯無はルミナに尋ねた。

 

「・・・・・浮くこともできません」

 

ルミナは哀愁が漂ってきそうな雰囲気を纏いながら答えた。

 

「・・・・・それ本気で言ってるの?」

 

楯無は思わず唖然としてしまった。

 

いくらなんでも浮くこともできないとは楯無からしてみれば想像以上であったのだろう。

 

「ああ・・・・何故か足が着かなくなるとどんどん沈んでいくんだよ」

 

「そんなまさか・・・・・とりあえず少し潜って見てくれないかしら?」

 

「わかった」

 

ルミナは頷き、海に潜る。

 

そして楯無は・・・・・信じられないものを目にした。

 

なんと・・・・ルミナの体が少しずつ底へと沈んでいったのだ。

 

「・・・・・ル、ルミナ!?」

 

すぐさま楯無は海へと潜り、ルミナの体を掴んで引き上げた。

 

「そんなに慌ててどうした楯無?」

 

浮上したルミナは楯無に尋ねる。

 

「いやいやいやいや!そりゃ慌てもするわよ!いくら受けないといっても浮力の大きい海なら大丈夫だと思ったのに・・・・・」

 

「だからといって早々に引き上げなくても・・・・ここ足つくから大丈夫だぞ?」

 

「あれを見たら誰だって同じことするわよ!まさかここまでだったなんて・・・・私の想像以上だわ」

 

楯無は予想以上の惨状に思わず頭を抱えてしまった。

 

(どうしましょ・・・・いくら私でもここから泳げるようにするだなんて至難の業よ。何をどう教えればいいのか・・・・・)

 

楯無はどうしようかと思案していた。

 

(というかそもそもなんで沈んでいくのかしら?まるで石みたいに・・・・石?まさか・・・・・)

 

「・・・・ルミナ、ちょっといい?」

 

楯無はルミナの体をペタペタと触り始めた。

 

「急になんだ楯無?」

 

「・・・・・やっぱり」

 

「やっぱり?」

 

「ルミナ、あなた・・・・・体に力が入りすぎてるわ。これじゃあ浮くのは無理なはずね」

 

「??どういうことだ?」

 

ルミナはわけがわからないといった様子で首を傾げた。

 

「水に浮くには体から力を抜かなければダメよ。それなのにあなた体に力が入ってて石みたいに硬くなってるもの」

 

「そうなのか・・・・初めて知った」

 

「・・・・・なんであなた変なところで疎いの?まあいいけど・・・・というよりなんでそんなに力入ってるの?普段はそうじゃないでしょ?」

 

「いや、水の中じゃ地上よりも上手く動けないから何があってもいいように気を張っていたんだが・・・・」

 

・・・・・一体何が起こることを想定していたというのであろうか?ルミナはどこか抜けていた。

 

「・・・・・完全に裏目に出てるわね。まあいいわ。とにかくまずは水中で力を抜けるようになるところからはじめましょ」

 

「ああ」

 

泳ぐために克服すべき課題がわかり、ルミナと楯無は特訓を再開した。

 

 

 

 

 

 




あとがき座談会のコーナー!INIS!!

今回もルミナさん、一夏さん、楯無さんの3人で進めて行きます!

「今回の話・・・・・開幕のっけからルミナが逆ナンされてたな」

まあルミナさんの容姿なら仕方がないでしょうね。

「正直いって鬱陶しかったけどな」

「はっきり言うわね・・・・」

「事実だから仕方がないだろう。知人ならともかく初対面であそこまで馴れ馴れしくされるのは好きじゃないんだ」

それでも態度に出さないところは流石ですけどね。

「というよりIS学園ってそういう娘が多いような気がするんだけど・・・・」

「まあIS学園の中にも確かにそういう娘は結構いるけど・・・・最近は減ったから気にならなくなったな」

「ならいいけど」

そしてルミナさんの特訓ですけど・・・・

「まさか体に力が入っていたから受けませんでしたって・・・・・いくらなんでも予想外すぎるわ」

「というよりどんだけ力んでたんだよ?」

「いや、水の中で襲撃とかされたらと思うとどうしても・・・・」

普通はそんなことないんですが・・・・・前世での経験上仕方がないのかな?

「というよりルミナ頭いいのにどうしてそういう知識は頭に入ってなかったの?」

「それは・・・・・正直俺自身にもわからないな」

ルミナさんって変なところで抜けてますね・・・・・

「ルミナって万能な天才だと思ってだが・・・・・」

「案外そうでもないのかもしれないわね」

「二人共俺のことそんな風に思ってたのか・・・・」

まあ普段のルミナさんを見ていたらそう思うのも無理ないですけどね。

さて、今回はここまでにしましょう。

それでは・・・・





「「「「次回もまたきてくれ(きてね)(きてください)」」」」
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