IS~存在しない者の戦い~   作:shin-Ex-

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第75話!

今回は久しぶりに一夏さんが登場します!

「ようやくか・・・・・一年近く出番がなかった気がする」

「まあ本編ではそうだな」

・・・・・スンマセンでした。

それでは本編にいきましょう。

「本編どうぞ」




第75話

ピンポ~ン

 

簪のISを完成させてから数日経ったある日、ルミナはとある人物の家のインターフォンを鳴らした。

 

「待ってたぜルミナ」

 

少しすると家の玄関が開かれ、中から一夏が現れる。

 

今日から三日間、ルミナはかねてから予定していた通り、一夏の家で過ごすことになっていた。

 

「よっ、一夏。今日から三日間よろしくな」

 

「ああ。とりあえず荷物下ろしてこいよ。お前が使ってた部屋はそのままにしてあるからさ」

 

「わかった」

 

ルミナは一夏の家の中に入り、持ってきた荷物を下ろしに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、これから何する?」

 

しばらくして一夏のいるリビングにやってきたルミナが尋ねる。

 

「とりあえず昼飯にしようぜ。そろそろいい時間だし」

 

「そうだな。それじゃあ適当に何か作るか?」

 

「いや、今回は外に食べに行こうぜ。ルミナにお勧めのところがあるんだ」

 

「ほう・・・・期待してもいいのか?」

 

「当然だ。行こうぜ」

 

二人は簡単に身支度を済ませると、外に出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ~・・・・今日も嫌になるくらい暑いな」

 

ギラギラと眩い輝きを放つ太陽の下、ルミナは汗をかきながらだるそうに言う。

 

「まあ夏が暑いのは仕方がないだろ。というか・・・・・暑いの嫌ならなんで長袖着てるんだよ?」

 

ルミナの現在の服装は長袖のシャツにジーンズだ。一夏の疑問ももっともである。

 

「肌を無闇に露出するぐらいなら暑いほうがまだマシだ」

 

「なんだよその変なこだわりは・・・・・」

 

ルミナの発言に若干呆れる一夏。

 

だが実際は・・・・

 

(まあ本当は半袖着ると昨日刀奈に付けられたキスマークが丸見えになっちゃうからなんだけど)

 

・・・・・こういった理由で長袖を着用しているのであった。

 

どうやら昨晩は当分会えなくなるからと刀奈と色々としていたようだ。

 

「と、着いたぜ。ここだ」

 

家から出て十数分。どうやら目的地に到着したようだ。

 

「五反田食堂・・・・・五反田って確かお前の友人の・・・・」

 

「ああ。ここはそいつの実家なんだよ。とりあえず入ろうぜ」

 

一夏に促され、二人は店の中に入った。

 

「お?来たのか一夏」

 

店に入ると赤い長髪の少年が一夏に声を掛けた。

 

「昼飯食いにな」

 

「そうか・・・・ん?そいつは?」

 

赤髪の少年は一夏のすぐそばにいたルミナに視線を向ける。

 

「こいつはルミナだ。ほら、前に話しただろ?」

 

「ああ、お前と同じIS動かしちまったっていう・・・・・どうりでどっかで見たことがあると思った」

 

ルミナのことはISを動かした際にニュースで世界中に公表されていたので、顔が知られていても不思議ではなかった。

 

「俺は五反田弾。一夏とは親友・・・・というより悪友って感じだな」

 

「よろしく、五反田さん」

 

「・・・・・できれば名前呼び捨てにしてくれないか?さん付けはどうも・・・・」

 

どうやら弾はさん付けされるのが慣れていないようであった。

 

「わかったよ弾。じゃあ俺もルミナって呼んでくれ」

 

「おう。よろしくなルミナ」

 

ルミナは弾と握手を交わした。

 

「とりあえず二人共飯食いに来たんだろ?だったら早く座れ。でないと・・・・」

 

「客ならとっとと席に座れ坊主共!!」

 

ガン!

 

「痛っ!」

 

「おっと」

 

突然厨房から怒号が聞こえてきあかと思うと、ルミナと一夏に向かっておたまが飛んでくる。

 

一夏は直撃してしまったがルミナはそれを平然とキャッチした。

 

「・・・・ほう。今のをキャッチするとは中々やるじゃねえか」

 

先程おたまが飛んできた厨房から筋肉隆々の浅黒い肌の老人・・・・・この店の店主の五反田厳が出てきた。

 

「ははは。お褒めに預かりありがとうございます。これ返しますね」

 

ルミナは笑顔で応対しながらおたまを厳に返した。

 

「・・・注文は決まってるか?」

 

「そうだな・・・・とりあえずあなたのお勧めをもらおうかな?一夏はどうする?」

 

「・・・・・俺もルミナと同じので」

 

一夏はおたまが直撃した頭を抑えながら言う。

 

「おうよ。それじゃあ席について待ってろ」

 

注文を受け、厳は厨房へと戻っていった。

 

「凄いお爺さんさんだなあの人。ただ者じゃないって感じだ」

 

ルミナは適当な席に座りながら感心したように言う。

 

「・・・・・俺としてはルミナの方がただ者じゃないと思うんだが?あのおたまをキャッチする奴なんて初めて見たぞ。しかも初見で」

 

「それがルミナだよ弾。コイツのスペックは千冬姉に匹敵するからな」

 

「あの千冬さんに!?」

 

よもや千冬並みのスペックを持っているとは予想外だったようで、弾は驚きを隠せずにいた。

 

・・・・・まあ実際は一部能力においては千冬をも凌いでいるのだが。

 

「それなりに鍛えているからな。訓練次第では一夏にだって千冬さんクラスに届くさ」

 

「・・・・・とてもそうは思えないんだが?」

 

一夏は誰よりも身近で姉の超人的身体能力を見てきたためああなれるのかどうか疑問を抱いているようだ。

 

「少しは自信持てよ。前から思ってたがお前自分に自信なさすぎるぞ?」

 

「それは俺も思ってたな。お前変なとこ謙虚なところあるからな」

 

「そうか?」

 

ルミナと弾に言われてもいまいちピンと来ていない模様。

 

(・・・・これは筋金入りだな。損な性分している)

 

一夏の自信のなさを目の当たりにしてやれやれといった様子で肩をすくめるルミナ。

 

その時・・・・・

 

「お兄、ちょっとお願いがあるんだけど・・・・・って、一夏さん!?」

 

店の奥・・・・・おそらく居住スペースになっているであろうところから弾と同じ赤い髪をした少女が現れた。

 

少女は一夏の姿を捉えると驚いた様子を見せる。

 

「よっ、蘭。久しぶりだな」

 

「は、はい・・・・お久しぶりです」

 

一夏が挨拶をすると、少女、蘭は顔を赤らめながら返事を返す。

 

(・・・・・・一夏さんが来るなら教えてって言ったでしょ?)

 

(来るって知らなかったんだよ・・・・・)

 

(今の・・・・・アイコンタクトか?)

 

睨みながら弾にアイコンタクトを送る蘭。対して弾も冷や汗を浮かべながらアイコンタクトし返した。

 

なお、ルミナは兄妹の間で何らかのやりとりがあったことに気がついているようだ。

 

「ん?二人共どうしたんだ?」

 

アイコンタクトには気づかずとも二人の様子がおかしいことには気がついえいる一夏が尋ねる。

 

「い、いえ。なんでもありません。ところで一夏さん、そちらの人は一体・・・?」

 

蘭は一夏のすぐ隣にいるルミナに視線を向ける。

 

「はじめまして、俺はルミナ・オーティアス。一夏のクラスメイトだよ」

 

(この人がもう一人のISを動かしたっていう男の人なんだ・・・・・凄い美形)

 

微笑みを浮かべながら自己紹介をするルミナ。一夏に想いを寄せている蘭であったが、思わずルミナの容姿に見惚れてしまっていた

 

「おい蘭、お前も自己紹介しておけないと失礼な奴だと思われるぞ?」

 

「わ、わかってます!えっと・・・・・五反田蘭です。よろしくお願いします」

 

「うん。よろしくね五反田さん」

 

「あ、名前で読んでくれていいですよ。さん付けもいりません。年上の人にさん付けされるのはどうにもくすぐったいので」

 

「わかったよ蘭(弾と同じこと言ってるけど・・・・・なにも言わないでおこう)」

 

ここで指摘すると後で弾が蘭に何か言われる恐れがあるとルミナは思ったようだ。

 

早くもこの兄妹のヒエラルキーを察しているところ流石である。

 

「できたぞ。とっとと食え」

 

そうこうしているうちに料理ができたようで、現れた厳がルミナと一夏の前に置いた。

 

「ありがとうございます。それじゃあいただきます」

 

ルミナは箸を手にし、出された料理を口に含む。

 

「ん、これは美味いな。一夏が勧めるだけのことはある」

 

「だろ?俺も気に入ってるんだよ」

 

「野菜は必要以上に繊維を傷つけすぎないように切られているし火加減も絶妙。ここまで食材を活かした料理はそうそう食べられない」

 

厳の腕を褒めながら、ルミナは満足そうに舌づつみを打つ。

 

「ルミナって結構グルメなのか?」

 

ルミナの食レポを聞いた弾はそう思ったらしい。

 

「グルメって言うほどじゃあないけど食には少しうるさいほうかな?どうせ食べるなら美味しいもの食べたいしそのほうが楽しい」

 

「それに関しては俺も同感だな。楽しんでこその食事だ」

 

ルミナも一夏も食に趣をおくタイプの人間のようであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえばルミナ、お前に聞きたいことがあるんだが」

 

二十分程時間をかけて食事を終え、食後のお茶を啜っていたルミナに弾が声を掛ける。

 

「なんだ弾?」

 

「お前ってさ・・・・・彼女いるのか?」

 

「何聞いてるのお兄!」

 

質問する弾を蘭が注意する。

 

「いや、だって気になるだろ?一夏に聞いてもその手の話は全く期待できないし」

 

「期待できないって・・・・どういう意味だよ弾?」

 

「・・・・自分の胸に手を当てて考えてみろ」

 

「?」

 

弾はどこか呆れたような様子で言うが、一夏はよくわかっていないらしく首を傾げた。

 

「というか蘭、お前も知りたいんじゃないか?」

 

「そ、それは・・・・」

 

弾の言葉に蘭は動揺したように視線をそらす。

 

彼女も年頃の女の子だ。そう言った話には多少なりとも興味はあるのだろう。

 

「というわけでどうなんだルミナ?」

 

「まあ恋人ならいるぞ」

 

ルミナはなんでもないといった様子で堂々と答える。

 

「やっぱりか。それってどんな・・・・」

 

「どんな人なんですか!?」

 

弾の言葉を遮るように言う蘭。もはや興味があることを隠す気はないように思える。

 

「この人だよ」

 

ルミナは携帯に保存されている刀奈の写真を蘭と弾に見せた。

 

「うわっ・・・・・超美人じゃねえか」

 

「凄く綺麗な人・・・・・」

 

「そうだろ?でも美人で綺麗なだけじゃない。頭が良くて運動神経抜群で料理もできて器量よし・・・・・俺にとって最高で最愛の恋人だよ」

 

一切恥ずかしがることなくルミナは誇らしそうな表情で言う。もはやノロケだ。

 

「そんなに凄い人なんだ・・・・・名前はなんていうんですか?」

 

「更識楯無。IS学園の生徒会長でしかもロシアの国家代表IS操縦者だ。ちなみに歳は俺の一個上」

 

「年上なんですね・・・・・出会いはどういったものだったんですか?」

 

「ああ、出会いは・・・・・」

 

蘭の問いかけにルミナは嬉しそうな様子で答える。

 

「・・・・・なあ一夏。俺ってもしかして地雷踏んだ?」

 

「・・・・・踏むどころかぶち抜いたな。ああなったらあいつ中々止まらないぞ?なんか蘭も夢中になっちまってるみたいだし」

 

「そ、そうか・・・・・」

 

心の中でやっちまったと思いながら苦笑いを浮かべ、興味本位で聞いてしまったことを激しく後悔する弾。

 

ルミナと蘭のやり取りは小一時間ほど続いた。

 

 

 

 

 

 

 




あとがき座談会のコーナー!INIS!!

今回は弾さんと蘭さんをゲストに迎えて進めて行きます!

「よろしくな」

「よろしくお願いします」

はいよろしくお願いします!それでは進めていきましょう!

「今回ようやく出番が回ってきた・・・・・正直かなり待ったぞ」

「主、一夏ってこの小説におけるもう一人の主人公的ポジションじゃなかったのか?」

そ、そのはずなんですが・・・・・

「その割には出番が全然ねえな・・・・・今回も俺と蘭が出たからそこまで目立ってたわけじゃあなかったし」

「お兄!そんなこと一夏さんに言わないで!大丈夫ですよ一夏さん。一夏さんも十分に目立ってましたから」

「ありがとう蘭・・・・・でも今はフォローされるとなんか悲しくなるから・・・・」

「あ・・・・す、すみません」

「いや、別に蘭が悪いわけじゃあないから謝らなくてもいいんだけどな」

何やら妙な空気に・・・・・話題を変えますか。

「あ、それなら俺聞きたいことがあるんだが」

「私もあります」

では最初に弾さんから。

「俺ってさ・・・・・その・・・・・あの人とはどうなるんだ?」

「ああ、つまり虚先輩と両思いになれるかってことか?」

「はっきり言うなよルミナ!」

「まあこの小説だと虚さんってルミナに惚れてるからその辺りは弾からしたら気になるか」

でしょうね。まあぶっちゃけて言いますと・・・・・期待してもいいですよ?

「それって・・・・・」

ネタバレになりますけどいずれカップルになる予定です。あなた達二人の組み合わせは好きなので。

「そ、そうか・・・・よかった」

「それじゃあ次は私いいですか?」

ええどうぞ。

「本編のことじゃないですけど、私二年生編で出番はあるんですか?」

「そっか。蘭はIS学園受験するんだもんな」

一応登場予定はありますよ。正直詳しいことはまだ決まっていませんけどね。

「そうですか・・・・・でも予定はあるみたいなんでほっとしました」

「・・・・・ちなみに俺はどうなんだ?」

・・・・・組み込むことはできますよ。

「・・・・その言い方だと具体的な予定はないって聞こえるんだが?」

・・・・・さて、今回はここで締めにしましょう。

「あからさまに誤魔化すなよ!」

シャラップ!とにかくここで締めますよ!

それでは・・・・・




「「「「「次回もまたきてくれ(きてください)!!」」」」」





「・・・・・本当に俺どうなるんだろ?」
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