今回のメインはシャルロットさんかな?
「・・・・やっぱり出番多いよなシャルロット」
いやだって・・・・話組み立てやすいし。
「箒達が聞いたら激怒だな」
あはは・・・・・そ、それでは本編にいきましょう。
「本編どうぞ」
「なんだ、随分騒がしいと思ったらお前達だったか」
「「「お、織斑先生!?」」」
ルミナ達がヴァンガードに興じていると、千冬が帰宅した。ここは千冬の自宅なので当然ではあるのだが何故か女性陣は驚きを顕にしていた。
「あ、おかえり千冬姉。意外と早かったな。食事は?」
「もう済ませてきた」
「そっか。じゃあお茶用意するよ。外暑かっただろうし冷たいのでいいよな?」
「ああ」
千冬を出迎えた一夏はすぐさま立ち上がり、お茶を用意しに向かった。そのやりとりはまるで夫婦のそれのようだ。
「・・・・ねえルミナ。あの二人って家だとあんな感じなの?」
「・・・・気持ちはわかる。いくらたった二人の姉弟だからってあれはな」
シャルロットが小声で尋ねると、ルミナは苦笑いを浮かべながら答えた。この家に泊まっているルミナはこのような光景を何度も目にしているのだ。
「なんか皆の気持ち考えるとちょっと居た堪れなよ」
シャルロットは横目で箒達の方を見る。その箒達はというと複雑そうな表情で一夏と千冬のやりとりを見ていた。まあ千冬を敬愛するラウラだけは自分の知らない千冬の姿を見られたことを喜んでいるようであるが。
「ん?・・・ああ一夏、やっぱりお茶はいい。これからまた仕事で直ぐに出なければならないからな」
そんな千冬達の視線に気がついたのか、千冬は気遣ったように一夏にそう告げた。
「え?また仕事なのか?」
「教師は生徒と違って夏休みでも忙しいんだ。お前達はゆっくりしていけ。但し泊まりはダメだがな」
「しかし教官、お兄ちゃんはこちらに泊まっているのでは?」
「・・・・・ルミナは別だ」
箒達女性陣に向かっていう千冬であったが、ラウラからツッコミに対しては少し間を空けてから反論になっていない反論をする。
「それと篠ノ之」
「あ、はい」
「たまにはおばさんに顔を見せてやれ。長い間帰ってなかっていないのだろう?」
「・・・・はい。そのつもりです」
「そうか。ではな」
最後に軽く挨拶をして、千冬は部屋を出て行った。
「教師っていうのも色々と大変なんだな」
「「「・・・・・・」」」
「ん?どうした皆?」
教師の忙しさにしみじみとしている一夏は、じっと自分を見ている皆の視線に気がついて尋ねた。
「一夏・・・・そういうところは変わらないのだな」
「相変わらず千冬さんにべったりなのね」
「なんだか織斑先生の奥さんのようでしたわ」
一夏にジト目を向けながら箒、鈴、セシリアが言う。
「奥さんって・・・・そんなわけ無いだろ?第一俺は男なんだから奥さんじゃなくて夫の方が正しいだろ」
「一夏・・・・残念ながらさっきのを見た僕達からしたら奥さんにしか見えないよ」
「悪いことではないが正直重症だぞ」
「ふむ、あれが女子力というものか。流石は私の嫁だ」
反論する一夏であったが、シャルロットとルミナはそれをバッサリと切り捨てる。そしてラウラは平常通りどこかズレた発言をしていた。
「なんなんだよ・・・・まあそれはそうとそろそろ夕食の準備しないとな。買い出しに行ってくる」
「あ、それなら私が何か作ってあげる」
「私も作ろう」
「それじゃあ僕も手伝うよ」
「無論私も加勢しよう」
買い出しに向かおうとする一夏に鈴、箒、シャルロット、ラウラの4人が言う。シャルロット以外の3人は一夏に手料理を食べてもらいたいという魂胆なのだろう。
ただ・・・・
「仕方ありませんわね、でしたら私も・・・・」
「「「「セシリアはいい!!」」」」
セシリアの申し出はルミナを除く全員で遮られてしまったが。それほどまでにセシリアに料理を作らせたくなかったのであろう。
「ちょっと!?なんで全員で拒否しますの!?」
「いやいや、全員じゃなくて俺は拒否ってないんだが・・・・でもそうだな。皆が作るのにセシリアだけが作らないのは確かに不公平だよな」
セシリアが怒る中、ルミナはクスリとどこか悪戯っぽい笑みを浮かべていた。
そして・・・・ルミナの口からある提案が出される。
「ここはいっそのこと料理対決でもしたらどうだ?」
「「「「料理対決?」」」」
「そ。皆一品づつ作って誰の料理が一番旨いか決めるんだ。どうだ?」
「あら?それは面白そうですね」
「まあ確かに面白そうではあるけど・・・・」
セシリアは乗り気になっているが鈴はそうでもないらしい。鈴以外の4人もあまり乗り気ではなさそうだ。
しかし・・・・・
「そうか・・・・なら仕方がないな。審査員は一夏にやってもらおうと思ったんだが」
「「「よし、やろう」」」
一夏に審査してもらうと告げられたとたん、箒、鈴、ラウラは180度意見を変えてきた。
「ま、待てよ!なんで俺が審査員・・・・」
「それじゃあとっとと買い出しに行くわよ」
「ああ!」
「行こう」
「負けませんわよ!」
一夏の言い分を全く聞くことなく、シャルロットを除く4人は買い出しへと向かった。
「・・・・・ねえルミナ、これ狙ってやったでしょ」
「当然」
「一応聞くけどなんで?」
「そんなの・・・・・・面白そうだからに決まってるだろ」
シャルロットが尋ねると、ルミナは清々しいほどにいい笑顔をしながら答えた。
「言うと思ったよ・・・・でもいいの?楽しむためだからってセシリアに料理させちゃって」
「大丈夫。こう言っちゃあれだがセシリアの料理は出来るだけ口にしないようにするつもりだから。被害に遭うのは審査員一夏一人だ」
「あ、それなら大丈夫だね」
「大丈夫じゃねえよ!?というか丸聞こえだぞ!?」
明らかに隠す気のない声量で話していたため、一夏は思い切りツッコミを入れた。
「まあ落ち着け一夏。そんなことよりも俺達も行こうぜシャルロット」
「そうだね」
「ちょっと待てよ!」
一夏のツッコミを軽く流したルミナは、シャルロットと共に部屋から出て買い出しへと向かった。
「・・・・・これもう逃げ場ないかよ」
とうとう観念したようで一夏も頭を垂れながら動き出した。
やってっきたのは一夏の家から徒歩で15分程の距離にあるスーパーマーケット。そこで一同は各々食材を選んでいた。
「さて、俺は何を作るかな・・・・」
「あ、ルミナも参加するんだ?」
ルミナと共に食材を選んでいたシャルロットが尋ねる。
「皆って言ったしな。俺も作っておかないと」
「そっか。でもルミナが勝ったら皆になんか言われるんじゃない?」
シャルロットはルミナが勝ったときのことを想像して苦笑いを浮かべながら言う。
「シャルロット、俺がその程度で怯むとでも?」
「うん。大丈夫だね」
ルミナがその程度で怯むなどありえない。楯無を除けばある意味で誰よりもルミナのことを理解していたシャルロットはそう納得した。
「そういうことだ。ところでシャルロットは何を作るかもう決めたのか?」
「大体はね。それにしてもこうしてると昔お母さんと一緒に買い物したときのことを思い出すなぁ」
シャルロットは昔のことを思い返し、懐かしそうな表情をしていた。
「そうか・・・・フランスに帰ったら母親のお墓参り行くのか?」
「うん。あの人と一緒にね」
あの人とはシャルロットの父親のクロードのことであろう。一緒に墓参りに行くことになっているので連絡はとっているようだが、まだ『お父さん』と呼ぶことはできていないらしい。
「その時はルミナも一緒に行ってくれる?」
「それは構わないが俺が行ってもいいのか?」
「むしろ来てもらわないと困るよ。お母さんに私の大切な恩人を紹介したいし、それに・・・・ルミナがいないとあの人と面と向かってちゃんと話ができる自信ないし」
あはは、とどこか儚げに笑うシャルロット。
「・・・・はっきり言ってシャルロットの問題なんだから俺に頼りっきりなのはどうかと思うぞ?」
「わかってる。ルミナはきっかけをくれただけでここから先は私が自分でなんとかしなきゃいけないことは私なりにわかってるつもりだよ。でも・・・・・あの人とちゃんとした親子になりたいと思ってるけどまだ踏ん切りがつかないんだ」
シャルロットなりに自分でどうにかしなければならないとはわかってるようだが未だに吹っ切れることができないようだ。
しかし無理もないことだ。わずか15,6歳の少女が乗り越えるには少々ハードすぎる障害なのだから。
その上・・・・他にも障害がある。
「それに・・・・あの人の本妻こともあるしね」
クロードの本妻・・・・シャルロットは初対面時に彼女に罵られながら殴られているのだ。少なくともその当時は彼女がシャルロットのことをよく思っていなかったのは間違いようがない事実である。
「・・・・その人はお前の義理の母親ということになるがそっちは受け入れられそうにないか?」
「正直それは自分でもわからない。私にとって母親はお母さんただ一人だからいくら義理でも他の人を母親って思うことはできないと思うけど・・・・家族としては今は何とも言えない。私だけじゃなくて彼女の問題でもあるし」
シャルロットの言うとおり、このことに関してはシャルロットと本妻との問題。全くではないがクロードの意思はほとんど関係ないと言っていい。クロード曰く悪い人間ではないらしいが・・・・・どう転ぶかはルミナでも予測はつかない。
「・・・・・頼りきりっていうのも困るが相談に乗ったりフォローぐらいはする。だからまあ・・・・頑張れ」
「ルミナ・・・・うん。ありがとう」
ルミナはシャルロットの頭を優しく撫でながら励ますと、シャルロットは柔らかな笑顔をルミナに向けながら感謝の言葉を述べた。
「さて、そろそろ食材選びに戻ろうか」
「そういえばすっかり手が止まっちゃってたね。早く選ばないと皆になんか言われちゃう」
「そうだな。早急に選ぼう」
本来の目的思い出した二人は、食材選びに戻るのであった。
あとがき座談会のコーナー!INIS!!
今回はシャルロットさんをゲストに迎えて進めて行きます!
「よろしくね」
はいよろしくお願いします!それでは進めていきましょう!
「とりあえず料理勝負することになったな」
「思ったんだが俺が作った料理は誰が審査するんだ?」
あ、一夏さんは勝負には不参加ですよ?料理は作ってもいいですけど。
「まあ審査員が参加っていうのもおかしいもんね」
「まあそれならそれでいいんだが・・・・問題はセシリアの料理も食べなきゃならないことだよな。こう言っちゃなんだが今から憂鬱だ」
「ドンマイ一夏」
「いや、元はといえばルミナのせいなんだからな?」
まあまあ。でもその件に関しては大丈夫ですよ一夏さん。
「大丈夫?それってどういうこと?」
多分OVA見てる人なら察することができるかと。
「?まあ大丈夫だって言うなら助かるが」
それでは次のお話に行きましょう。
「シャルロットはまだ踏ん切りがつかないみたいだな」
「うん・・・・電話越しに話すぐらいなら大丈夫なんだけど直接話すとなるとまだちょっと・・・・」
「親子なのにな・・・といっても正直俺も親のことは知らないけど」
「これはシャルロットの問題だからな。シャルロット自身でどうにかするんだ」
「うん。わかってる」
さて、今回はここまでにしましょう。
それでは・・・・・
「「「「次回もまたきてくれ(きてください)!!」」」」