さあ!第6話の始まりです!
「ちょっと待て、その前にお前に話しておきたいことがある」
なんですか?
「・・・・・どうして話が一向に進んでないんだよ?」
・・・・すんません。
「いや、謝られても・・・・・理由を教えてくれよ」
いや~・・・・・なんか思ったよりも文字数使っちゃって・・・・
「・・・・・はぁ。もういい。本編いくぞ」
はい。それでは・・・・
「「「本編どうぞ!!」」」
side ルミナ
「えっと・・・・確かここだったはず」
IS学園に来て二日目の早朝。俺はある部屋の前に来ていた。
コンコン
「誰だ?」
部屋の中からノックに反応する声が聞こえてきた。
「ルミナです。朝早くに失礼します・・・・・・・千冬さん」
俺は部屋の主・・・・・千冬さんに呼びかけた。
「何のようだ?」
「昨日言っていたものを持ってきました。開けてもよろしいでしょうか?」
「!ちょっと待て!」
そう言うと部屋の中から何やら物音が聞こえてきた。何をしているんだろう?
ガチャ
「待たせたな」
しばらくすると千冬さんは扉を開いて出てきた。服装は昨日と同じ黒いスーツ姿で凛とした表情をしている。でも・・・・・
「・・・・あの~千冬さん?」
「なんだ?」
「・・・・・・髪少しはねてますよ」
千冬さんの髪は少しはねていた。おそらく寝癖だろう。
「なっ!?・・・・・待っていろ!」
バタン!
千冬さんは勢いよく部屋の中に戻って行った。寝癖を直しに行ったのだろう。
(・・・・一夏の言うとおりだな。千冬さんって・・・・・・結構だらしないんだな)
俺は心の中でそう結論づけた。先程扉を閉めるときに一瞬見えた散らかった部屋からもおそらくこの推察は間違っていない。
ガチャ
「・・・・・待たせたな」
千冬さんは先ほどと同じように凛とした表情で言った。髪にはもう寝癖はついていない。けど・・・・・顔が少し赤くなっていて威厳はあまり感じられない。
「あ~・・・・お気になさらず」
ただ千冬さんの名誉のために突っ込まないことにした。
「それよりも千冬さん。お弁当持ってきましたよ」
俺は鞄から弁当箱を取り出した。
「ああ。ありがとう」
千冬さんは弁当を受け取ろうとする。だが・・・・・
ヒョイ
俺は弁当箱を千冬さんの手から遠ざけた。
「ルミナ?」
「千冬さん。これを渡す前に一つ言っておくことがあります」
「なんだ?」
「この弁当には千冬さんの希望通りに卵焼きが入っています。そして・・・・・・・・・・他にもニンジンとピーマンとトマトが入っています」
「・・・・・なんだと?」
千冬さんは表情を驚愕に染めた。というのも・・・・・千冬さんはこの三つが大嫌いなのだ。一緒に暮らしていた時によく残しているのを見たし今の反応からして間違いないだろう。
「千冬さん・・・・・・・残さずに全部食べてくださいね♪」
俺は自分でもわかるくらいににこやかな笑顔で千冬さんに言い放った・・・・・・『残したらもう作りませんよ』という意を込めて。
「・・・・・・ああ。わかった」
その意は千冬さんに通じたらしく素直に返事を返してきた。
「それならいいです。弁当箱は業後に取りに来ます。それではまた後ほど」
目的を終えた俺は朝食を取るべく食堂へ向かった。
「どこか空いてないかな~」
食堂についた俺は朝食の乗ったトレイを持って空いている席を探した。どうやら出遅れてしまったらしく人がいっぱいで空いている席が中々見つからない。そんな中・・・・・
「オーティー」
「ん?」
後ろから声がした。声に反応して振り返るとそこには袖の長い制服を身につけた少女がいた。
「君は確か・・・・・同じクラスの布仏本音さん?」
「うん。そうだよ~」
「俺に何かようかな?」
「うん。オーティーもしかして席がなくて困ってる?」
「うん。まあそうだね」
「それじゃあこっちにおいでよ。私の友達が席取っておいてくれてるんだ~」
布仏さんは人懐っこい笑顔を俺に向けてそう言ってくれた。
「いいの?」
「うん。早く食べないとご飯冷めちゃうもんね」
「そっか。それじゃあお邪魔しようかな」
「それじゃあ案内するね。こっちだよ~」
俺は布仏さんの後について行った。
「皆~、お待たせ~」
少しして布仏さんの友達がいる席に着いた。
「遅いよ本音・・・・ってオーティアスくん!?」
「ほ、本音、どうしてオーティアスくんと一緒にいるの?」
布仏さんの友人は俺が居ることに驚いているようだ。
「えっとね~。なんか座る席がなくて困ってたみたいだから連れてきたんだ~。ダメだった?」
「全然!」
「むしろグッジョブ!」
「えへへ~」
二人とも嬉しそうだな~。そんなに俺と一緒なのっていいのかな?
「ほらオーティアスくん。座って座って」
「ああ。それじゃあ失礼するよ」
俺はトレイを机において座った。
「そういえばまだ自己紹介してなかったよね。私は・・・・」
「長瀬紗由理さんだよね?そしてその隣の君が相川 清香さん」
「私たちのこと知ってるの?」
「うん。というよりクラスの子達の名前は昨日のうちに皆覚えたから」
早めに覚えないと失礼だからな。
「そうなんだ~。オーティー記憶力いいね~」
「そうでもないさ。というよりさっきから気になってたんだけど・・・・・『オーティー』ってもしかしなくても俺のあだ名?」
「うん。そうだよ~」
「そうか・・・・」
『オーティー』ね・・・・・
「もしかして・・・・気に入らなかった?」
布仏さんは恐る恐る聞いてきた。
「いや、その逆だよ。むしろ気に入ったよ。これからもそのあだ名で呼んでくれる?」
「!!うん!呼ぶよ~」
布仏さんはパ~と笑って言った。
「その変わりっていうわけじゃあないけどさ・・・・俺も『のほほんさん』って呼んでいいかな?」
「いいよ~」
「それじゃあこれからはそう呼ぶよ。のほほんさん」
「うん!えへへ~」
またしてものほほんさんはパ~と笑う。
(ははは・・・・なんか小動物みたいだな。可愛らしい)
「オ、オーティー・・・・///」
「ん?・・・・・あ」
俺は気がつけばのほほんさんの頭を撫でていた。
「あー!本音ずるい!」
「いいなぁ~」
「う、うぅ・・・///」
のほほんさんは顔を赤くして俯いている。
「と、ゴメンのほほんさん」
「う、ううん。気にしなくてもいいよオーティー」
いかんな・・・・どうも俺はコロコロしたちっさい子を見ると頭撫でたくなる。この癖どうにかしないと・・・・・・いつか問題になりそうだな。
「そ、それよりも早くご飯食べようよ。冷めちゃうよ」
「うん。そうだね。それじゃあ、いただきます」
俺は手を合わせた後食事を口に運んだ。
「うわ~・・・・今気がついたけどオーティアス君って朝からそんなに食べるんだ」
相川さんが俺のトレイを見て言った。
「あはは・・・・俺って燃費がすごく悪いらしくて・・・・たくさん食べないと持たないんだよね~」
しかもすぐに腹減るし。実際食費だけで年間結構な額使っちまったし。ちなみに俺のトレイの上には茶碗に山なりに盛られたご飯、味噌汁、焼き魚2匹、漬物、芋の煮転がし、ほうれん草のお浸し、デザートのプリンとゼリーが置いてある。
「そうなんだ」
「でも・・・・3人は少なすぎない?いくら朝だってちゃんとご飯は食べないとダメだよ?」
三人のトレイの上にはパンと少量のサラダしか乗っていない。朝といってもこれは少なすぎる。
「そ、それは・・・・」
「私達は・・・・・その・・・・」
相川さんと長瀬さんは言い淀んだ。もしかしてダイエット中なのかな?
「私は後でお菓子いっぱい食べるから大丈夫だよ!」
そしてのほほんさん。それは堂々と言うことじゃあないよ。
「・・・・まあ3人がそれでいいなら俺は構わないけど。でも無茶はしたらダメだよ?」
「うん」
「わかってる」
「大丈夫だよ~」
「ならいいや。それじゃあ早く食べちゃおうか。もたもたしてると一限目始まっちゃうし」
「は~い」
俺達は朝食を食べ進めた。
朝食を終え、教室の自分の席に座っていると・・・・
「・・・・よう。ルミナ」
「・・・・・おはよう」
一夏と箒が声を掛けてきた・・・・・・目にものすごい隈を作って。
「お、おはよう二人共・・・・・というかどうしたんだ?すごい隈だぞ?」
「あ、ああ。実はあの後、部屋の扉壊しちまったことを箒と千冬姉に謝りに行ったんだけど・・・・・」
あ~・・・そういや扉穴だらけになってたな。
「・・・・・千冬さんにこっぴどく説教されてしまってな。それも3時間も」
さ、3時間って・・・・・マジかよ。
「それでようやく説教から解放されて部屋に戻った後も・・・・・」
「めちゃくちゃに散らかしてしまった部屋の掃除をしてたんだが・・・・・夜遅くまでかかってしまって」
「・・・・ほとんど寝てねえんだよ」
「うわぁ・・・・・それはなんというか・・・・・ご愁傷さん」
マジで大変だったんだな・・・・二人共。
「・・・・いや、元はといえば俺が悪かったからこれは自業自得だよ」
「いや部屋を散らかしてしまったのは私だ。一夏が気に止むことではない。むしろ面倒事に巻き込んでしまってすまなかった」
「箒は悪くねえよ。俺が考えずにものを言っちまったのが悪いんだ」
「そんなことはない。私が腹を立ててしまったのがいけないんだ」
(お、これは結構いい感じだな。雨降って地固まるってやつか。俺も説得した甲斐があったってもんだ・・・・でもこのままだといたちごっこになりそうだし止めとこう)
「あ~お前らとりあえずそれぐらいにしておけ。キリがなくなりそうだ。あと見てて軽く鬱陶しい」
「「う、鬱陶しい!?」」
おお、息ぴったりだな。
「ま、まあルミナの言うとおりだな。これ以上はキリがないからやめておこう。と、そうだルミナ。お前に聞きたいことがあるんだ」
「なんだ?」
「昨日お前の机の上にあったカードだけど・・・・」
「ああ、Vanguardがどうかしたか?」
「あれってVanguardっていうのか。面白いのか?」
「面白いぞ。少なくとも俺はそう思っている。もしかして興味持ったのか?」
「ああ、イラストもカッコよかったしな」
「そうか。それじゃあやってみるか?ルールは教えるしカードもいくつか分けてやる」
「本当か!?」
「ああ。俺も学内で相手できるやつができるのは嬉しいからな」
「サンキュルミナ!」
一夏は満面の笑みを浮かべて礼を言った。
「・・・・・」
「ん?どうした箒。じっと見つめて」
「・・・・・ルミナ。私にも教えてくれないか?」
「え?・・・・ああ」
なるほど。一夏がやるから自分もってことか。まあ別に文句も問題もないからいいけど。
「わかった。箒にも教えるよ。カードも分けてやるよ」
「ありがとう!」
箒もまた笑顔で礼を言ってきた。今の顔・・・・一夏にそっくりだな。
キーンコーンカーンコーン♪
「と予鈴か。二人とも席についとけ。千冬さんの出席簿喰らう羽目になるぞ」
「ああ。わかってる」
「それと・・・・授業中寝ないように気をつけろよ?」
「「・・・・・・・善処する」」
・・・・・・何もこんな時まで息合わせることはないんじゃないか?
なにはともあれ、二人共頑張れよ。
心の中で慎ましく応援しているからな。
あとがき座談会のコーナー!INIS!
今回のゲストはのほほんさんこと布仏本音さんです!
「皆~よろしくね~」
はいよろしくお願いします!
「まさか二番目のゲストがのほほんさんとはな」
「てっきりセシリアだと俺は思った」
「あるいは千冬さんな」
まあお二人がそう考える気持ちはわかりますよ。ですがセシリアさんはまだそこまで出番があったわけではありませんし、千冬さんは今回出番は確かにありましたけどのほほんさんの方が目立っていましたのでのほほんさんさんがゲストになったというわけです。
「へ~そうなんだ~」
そういうわけです。さて、それでは座談会を進めていきますか。
「今回の話の一番のメインは・・・・・ルミナとのほほんさんとの会話かな?・・・・・というかルミナがのほほんさんってアダ名付けるんだな。原作では一応俺がつけたってことになってるけど」
それはルミナさんが無意識でつけたものですね。裏設定でルミナさんは生前のほほんさんがお気に入りでのほほんさんと呼んでいたという設定がありますので。その名残でしょう。
「・・・・なんだそのいかにも後から付けました的な設定は」
・・・・・ハハハ、なにをいってるんですかルミナさん。そんなことあるはずないじゃないですか~。
((本当に後付け設定だったのか・・・・・・))
「ね~ね~主さん」
はい?なんですかのほほんさん。
「えっとね?もしかしてなんだけど・・・・・本編で私とオーティーってフラグが建っちゃったりしてるのかな?」
ああ、そのことですか。確かにフラグは建ってはいますね。
「ということはルミナのヒロインは・・・・・のほほんさん?」
さあ?どうでしょうね?まあ確かに候補の一人ではありますよ。ですがそうなのかと聞かれれば・・・・・・まだわからないとしか答えられませんよ。他にも候補となる方はいますから。
「そうか・・・・結局まだ分からずじまいということか」
まあ本格的にわかるようになるまではまだまだ先なので読者の皆さんには待ってもらいましょう。
さて次の話・・・・の前にもう一つ。のほほんさんと一緒にいた友達のうち相川さんはわかるっていう人がいると思いますが長瀬って誰?っていう人が多分いると思います。
彼女は私が出したオリキャラです。というか・・・・・・のほほんさんの友達って一人は相川さんっていうのは分かっていたんですけど・・・・・もうひとりの名前がどうしてもわからなくて・・・・それで名づけたというわけです。誰か知っている人がいたら教えてください。
「それじゃあ次の話だが・・・・一夏と箒がVanguardをすることが決まったな」
ですね。と言っても実際にプレイするのは少し先の話ですけどね。ちなみにお二人がなんのデッキを使うのはもう決まっています。
「Vanguardってそんなに面白いの?」
「ああ。俺は好きだぞ」
私も大好きです。ちなみに私はデッキを6つ持っています。
「それは流石に持ちすぎのような・・・・・」
まあいいじゃないですか!あ、それと基本的にはメインキャラには皆Vanguardをやってもらおうと思います。まだ全員のデッキが思いついているわけではありませんけど。
さて、それでは少し長くなってしまいましたけどここで締めにしましょう。
「そうだな。それでは・・・・・」
「「「「次回もまたきてくれ(きてください)(きてね~)!!」」」」