「まだIS製作しないのか?」
・・・・・それは次回からということで。
「相変わらず進行遅いな・・・・・」
自覚してるけど言わんといてよ・・・・・
とにかく本編にいきましょう。
「本編どうぞ」
時刻はフランス時間で19時。
夕食時のこの時間、デュノア家の広間にあるテーブルの上には大層なご馳走が並んでいた。
だが・・・・・・そんなご馳走を前にして、ルミナは少々居心地が悪そうにしていた。
というのも・・・・・・
「それで同室のラウラがまた可愛くてね・・・・」
「ほう、そうなのか」
「シャルロットには良い友人がたくさんいるのね」
・・・・・・シュルロット、クロード、ジャネットのデュノア一家の会話があまりにも弾んでいたからだ。
(・・・・・いやいやいやいや、確かにこれは親子として正しいあり方だと思うよ?俺もこれは望んでいたことだよ?でも・・・・・ちゃんとした家族になったのついさっきだよね?なんでこんなに自然に打ち解けてるの?)
確かに、シャルロットがデュノア夫妻との仲が改善されることはルミナにとっては望むところであった。シャルロット自身の手で踏ん切りをつけさせようとはしていたものの、きっかけを作ったのはルミナなのだから良い結果となって欲しいと願ってはいた。
だが・・・・・・そんなルミナにとっても、この光景は予想外であった。
これまでギクシャクしていたのだから、決着がついたとしてもある程度はまだ距離をとるか様子見の段階に入るかと思っていたにもかかわらず・・・・・・デュノア一家はあまりにもあっさりと打ち解けているのだ。
無論、あっさりといっても本人達のあいだではそれなりの覚悟や思い、考えがあってのことなのだということはルミナとてわかってはいる。だからこそ嬉しくも思うのだが・・・・・・
(・・・・・俺、一応客人だよな?)
・・・・・とりあえず客である自分をおいてけぼりにしないで欲しいと思うのも仕方がないであろう。
(・・・・・この状況どうしようかな)
「失礼します。お飲み物をどうぞ」
流石に家族の会話に割り込むわけにもいかず、どうしたものかと考えているとリザがジュースの入った容器を手にルミナに声をかけた。
「あ、ありがとうございます」
「いえ・・・・・・大丈夫ルミナくん?」
リザはシャルロット達に気づかれぬよう、小声で尋ねた。
「なんとか。でもまあこの結果自体には満足してますが・・・・・俺完全に空気になっちゃってるのはきついかもです」
「ご愁傷様。まあ夕食終わるまでは耐えて・・・・ね?」
「・・・・・・了解しました」
同情のこもった苦笑いをリザに向けられ、ルミナは腹を決めるのであった。
「と、そうだわ。オーティアスさん。あなたに聞きたいことがあるのだけど」
夕食を食べ終え、食後の紅茶を飲んでいたルミナにジャネットが声をかけた。
「なんでしょうか?」
「あなたは・・・・・・シャルロットの恋人なのですか?」
「!?」
ジャネットの質問に、ルミナではなくシャルロットが大きな反応を示した。ちなみに家族になったからとシャルロットへのさん付けはなくなっている。
「ふむ・・・・・オーティアスくんは中々の器量よしだからね。君がシャルロットの婿になってくれるのならデュノア家の将来は安泰だろう」
「左様でございますね」
ルミナが質問に答える前に、嬉しそうに微笑みを浮かべながら語るクロードと、それに相槌を打つリザ。
どうやら二人共ルミナがシャルロットの恋人だと信じて疑っていないようだ。
まあ、事情があるとは言えわざわざこうしてフランスにまで趣いているのだからそう思われても仕方がアクはあるが・・・・・
(・・・・・すごく否定しづらいな。だが・・・・・ちゃんと言わないとな)
酷く否定しづらい状況であるが、嘘をつくわけにも隠し通すわけにもいかないと、ルミナは話そうとする。
しかし・・・・・その前にシャルロットが口を開いた。
「・・・・・違うよ。ルミナは・・・・・私の恋人じゃない」
「「「え?」」」
シャルロットの告白に、クロード、ジャネット、リザの3人は呆然とする。
「シャルロット・・・・・・ここから先は俺が話す」
「いいの?」
「ああ。むしろ俺が話さないとだろ」
「・・・・・わかった」
こうして、二人の関係はルミナの口から語られることになった。
シャルロットがルミナに好意を寄せていたこと・・・・・そしてそんなシャルロットをルミナがふったこと。
その全てを語った。
「そうか・・・・・君はシャルロットを・・・・・」
「はい。俺には大切な人がいるので」
「「「・・・・・・・」」」
3人は無言でルミナを見つめる。
「あの・・・・私はこの結果をちゃんと受け止めてる。だからルミナを責めないで」
そんな3人がルミナを責めているように見えたのか、シャルロットは3人を宥める。
「大丈夫だよシャルロット。彼に悪気がはないことはわかっている。責めたりはしない」
「そうね。きちんと誠実さを見せたようですし・・・・・・責めてしまえば私達が悪者になってしまうわ」
シャルロットの言葉を聞き入れ、クロードとジャネットはルミナを責めることはなかった。
だが・・・・・
「・・・・・・」
リザだけは、未だにルミナのことを見つめていた。
夕食がお開きになり、あたがわれた部屋へと戻ってきたルミナ。
しかし、その目の前にはいやに神妙な面持ちのリザが居た。
「えっと・・・・・リザ?一体どうしたんだ?」
「・・・・・君に言いたいことがあってね」
「言いたいこと?」
「うん・・・・・・君はずるい人だね」
リザはどこか責めるような・・・・それでいて同情するかのような目でルミナを見つめながら言う。
「ずるい・・・・・か」
「うん。自分がふった女の子相手にごく普通に接して・・・・・・いい友達でいる。今もこうして助けになるためにフランスまで来てる。少なくともシャルロット様のことを思うなら・・・・・少し距離を置くぐらいのことするべきだよ。でないとシャルロット様はあなたへの未練を抱き続けてしまう」
「だろうな」
リザの言っている事はルミナには理解できた。普段通りにシャルロットと接っすることは、それはある意味では残酷なことであるとわかっているのだ。
そしてそれはシャルロットに限らず、ルミナに好意を寄せる女性全てに当てはまるといってもいい。
「君がシャルロット様の助けになってることに関しては私もメイドとして感謝してるよ?でもね・・・・・一人の女としては納得できない。私・・・・・・ちょっと怒ってるよ」
「・・・・・そうか」
「・・・・・それだけ?悪びれた様子も見せないの?」
「リザの言ってる事は全部もっともだと思ってるから。自分がどれだけ酷い男なのかも理解している。でも・・・・・・それでも謝ったりはできない」
「どうして?」
「・・・・・俺の意思だけじゃないから。シャルロットはわかった上で俺と普通に接している。それはシャルロットが自分の意志で決めたことだ。俺はそれを否定しないし普段通りに接する。なにより俺にとってもシャルロットは大切な友人だからな」
ルミナは自分の考えをキッパリと言い放った。それは偽りのない、ルミナの本心だ。
「・・・・・まいったなぁ。これで少しは狼狽えてくれれば可愛げがあるってものなのに」
ルミナの考えを耳にしたリザは、大きく肩をなで下ろしおどけたような態度をとった。どうやらルミナのことを認めてくれたようだ。
「可愛げがなくて悪かったな。生意気なのは生まれつきなんだよ」
「自分で言うんだそれ・・・・・君、よく子供っぽくないって言われるでしょ」
「言われるな(まあ実際精神年齢は子供とは言い難いし)」
「本当に生意気だね。でもまあ・・・・・可愛げがあったらそれはそれでもっと怒ってただろうしそれでいいのかも。ごめんね、君を試すようなことしちゃって」
「いや、謝るようなことではないさ」
「そう言ってもらえると助かるなぁ。それじゃあ私はこれで失礼させてもらうね。また明日」
軽く手を振りながら挨拶をして、リザは部屋をあとにした。
「・・・・・ほんと、リザはいいメイドだよ。さて・・・・・」
リザを見送た後、ルミナは持ってきたISに関する資料を取り出し、目を通し始める。
「
あとがき座談会のコーナー!
今回はシャルロットさんと進めていきましょう!
「よろしくね」
はいよろしくお願いします!
「シャルロット・・・・・随分と打ち解けるの早かったな」
「自分でもそう思うよ。悩んでた割にはなんか自然と馴染めてね」
まあそれも『家族』というのもですよ。こういう『家族』のあり方もいいと思ってます。
「そう言うものなのか・・・・千冬姉以外の家族がいない俺にはよくわからないが」
「それにしても・・・・・ルミナ、リザさんと少し険悪だったね」
「まあリザさんの言ってる事はもっともと言えばもっともだからな」
彼女とて本気でルミナさんを責めてるわけではありませんよ。ただルミナさんがどんな人なのかをメイドとして見定めようとしただけで。
「・・・・・堅苦しいの苦手と言っていたがやっぱりメイドとしての適正すごく高いな」
「僕もそう思うよ」
「同感だな。それと最期に出てきたラファール・メテオールって・・・・・」
今回製作するルミナさん設計の第3世代型のISですよ。以前読者に考えてもらった。
「以前って・・・・・もう1年以上も前になるよな?」
・・・・・・言わんといてそれ。
「やっぱり僕のISになるんだね」
まあベースがシャルロットさんのラファール・リヴァイヴですからね。性能は結構高いですよ。
「それを設計したルミナが恐ろしい」
「僕もそう思うよ」
「おい」
あはは・・・・・さて、今回はここまでにしましょう。
それでは・・・・・
「「「「次回もまたきてくれ(きてね)(きてください)!!」」」」