今回はシャルロットさんの新機体、ラファールメテオールの性能お披露目です!
そして・・・・最後には予想外な出来事が!
「あれは確かにな」
「まあ、どうなるかは読んでのお楽しみだな」
それでは本編に参りましょう。
「本編どうぞ」
「それでは準備はいいですかシャルロットさん」
「はい、いつでも大丈夫です」
デュノア社の試験場にて、間もなくシャルロットの新機体、ラファール・メテオールの試運転が行われようとしていた。
ラファール・メテオールを纏ったシャルロットの目の前にはリヴァイブを纏った女性が3人。デュノア社のテストパイロットだ。
「あ、あの・・・・・・吉良さん。いくらなんでも3人を相手にするのは無茶では?」
別室で試験場の様子をモニターで見ているルミナに、室長のが声をかけた。
「彼女達もデュノア社のテストパイロットに選ばれるだけの実力は備えています。テストとはいえ少々厳しいと思うのですが・・・・・」
「まあそう思う気持ちはわかりますよ。私も決して彼女達のレベルを低く見てはいません。ただ・・・・・シャルロットさんの実力とメテオールの性能を考慮すると3人は最低限必要な数だと私は判断しています」
「え?」
「まあ、見ていればわかりますよ・・・・・そろそろ始めましょう。試験とはいえ真剣に・・・・・倒すつもりで行ってください。では開始してください」
ルミナの一声のもと、試験が始まる。
それとほぼ同時にリヴァイブ3機はアサルトライフルを展開し、斉射した。
だが・・・・・・そこにはシャルロットの姿はなかった。いや、なくなったといったほうがいいであろう。
「う、うわぁ・・・・これ機動力高すぎるよ」
シャルロットはアサルトライフルが展開されたのを目にした瞬間に上に飛んで回避行動を行っていた。しかし、メテオールの機動力の高さがシャルロットの想定を大きく上回ってしまっていたせいか、少々飛びすぎてしまっていたが。
「これは早めに慣れないと・・・・ね!」
シャルロットは武装の一つであるアサルトカノン、"ガルマ"を展開し、3人のうち一人に狙いを定めて射撃する。
アサルトカノンからはなたれる弾丸を受けた機体は、大きくよろめいてアーマーの一部が損壊した。
(武装展開のスピードが前よりもずっと早い・・・・・・アサルトカノンも前のより大分弾速も威力も高くなってるし。ここまで変わるんだ)
武装展開にかかった時間は僅か0.1秒。更にアサルトカノンの威力も以前のリヴァイブカスタムに搭載されていたガルムを大きく上回っている。
その向上した性能に、シャルロットは内心で驚きを顕にしていた。
だが、驚いているのも束の間、射撃を受けていなかった二機がブレードを展開してシャルロットに向かって来ていた、
(こういう時は・・・・これだね)
振り下ろされた二つのブレードを、シャルロットは両腕に常時装備されている盾でガードする。さらにブレードを受け止めているあいだに盾に収納されていた武器を展開した。
右腕に装備されているのは盾内蔵式近接ナイフ、"フルーレ"・・・・・それをもって右側の相手機を切り裂く。
左腕に装備されているのは盾内蔵式シールドピアース、"トリスタン"・・・・・それをもって左側の相手機にシールドピアースを打ち込む。
ナイフで切られた方はダメージ量が僅かであったため、少々後退した程度にとどまったが・・・・・シールドピアースを受けた方は違っていた。トリスタンもまた以前の装備されていたグレースケールに比べ強化されているため、その衝撃を受けた機体は地面に叩きつけられていた。
(フルーレはまだいいけどトリスタンの威力が・・・・・)
そのあまりの威力に打った本人が若干引いていた・・・・だが、それでも動きは止まっていない。今度は両腕に装備された多様式ライフルを試す。
ひとまず先程フルーレで切りつけた相手に照準を合わせる。相手は慌てて回避を試みようとしたがもう遅かった。
右腕のライフル、"アルメア"からは実弾が、左腕のライフル、"テレズマ"からはレーザーが発射され、その射撃を惜しみなく受けてしまった。
(連射重視でガトリングとブレッドを試してみたけど・・・・・・使いやすい。これをメインにしていくと良さそうだね)
どうやらこの二つのライフルをお気に召した様子のシャルロット。どうやらこれを主軸にした戦闘スタイルをメインにするつもりらしい。
「ひとまず新たに追加、強化した装備は一通り使いましたね。それでは次は
「わかりました」
ルミナに言われ、シャルロットは機能を発動し、シールドエネルギーを半分にまで削った。
「それではお願いします」
「はい」
シャルロットは
「なっ!?」
「よし、うまく発動していますね」
モニターに映ったそれを目にし、室長は表情を驚愕に染め、ルミナは満足そうに笑みを浮かべていた。
モニターに映るのは・・・・・いくつもの残像を残しながら超高速で翔け巡るシャルロットの姿であった。
試験場に居る3人は、その姿を捉えきることができずにあたふたしている。その隙に、シャルロットはライフルで射撃する。
あらゆる方向から放たれる弾丸とレーザー・・・・・驚くべきなのは、残像だと思われるものから放たれたそれにも実体が存在することであった。
「これは一体どうなって・・・・・・」
「ふふっ、これがメテオールの
実体を持つ残像を残す能力・・・・それは正しく驚異であった。単純に攻撃の手数が増えるのはもちろんのこと、相手の攻撃を残像に誘導することもできる。さらには実体があるということは手応えがあるということなので、相手は本体に攻撃がヒットしているのか判断することができずに余計に撹乱することができるのだ。
まず間違いなく、現行ISの中でも悍まし位ほどに有能な能力といっていいであろう。
「流石に初使用だからうまく使いこなせていないようですが、練度が上がればそうそう負けることはないでしょうね」
「す、凄い・・・・・これがラファール・メテオール」
ラファール・メテオールの想像以上のスペックに、室長はもはや呆然としながらモニターを眺めていた。
「もうそろそろいいか・・・・・シャルロットさん、試験はここまでにしましょう。そちらの3人もお疲れ様でした」
ルミナが指示を出すと、シャルロット達は動きを止めた。
「試験終了・・・・・あとで今の試験データを纏めましょう」
「そうですね。それにしてもいやはや・・・・・本当に素晴らしいですねラファール・メテオールの力は。そしてそれを設計、開発した吉良さんの頭脳も」
「いえいえ、そう言って頂けますと私も鼻が高いです」
「本当に素晴らしい。ですが・・・・・それ故に残念です」
室長はニヤリと不気味な笑みを浮かべながら呟いた。
「残念・・・・・とはどういうことでしょうか?」
「いえね?それほど優秀な頭脳を持つあなたを・・・・・・・・死なせてしまうのはあまりに惜しいと思いまして」
そう言いながら室長は懐から拳銃を取り出し、ルミナの頭に突きつけた。
今回はラファール・メテオールの武装、特殊能力を公開します!
武装
多用式ライフル アルメア
基本装備の一つ。モードによって『アサルト』『ライフル』『ガトリング』の三モードに変化し、近・中距離射撃を目的としたライフル
盾内蔵式近接ナイフ フルーレ
右腕に着けた小型シールド。内部に近接格闘用のナイフを仕込んであり、何時でも取り出すことが可能。左腕のシールドピアースと逆にすることが出来る
多装式ライフル テレズマ
基本装備の一つ。モードによって『ブレッド(連続発射モード)』『ストラス(マグナムモード)』『クォート(チャージモード)』の三モードに変化する。右手が実弾なのに対してこちらはビームを使った様式
盾内蔵式シールドピアース トリスタン
左腕に装備した小型のシールド。内部にはリヴァイブカスタム同様のシールドピアース《トリスタン》が配備されており、火力の高くない機体で数少ない高火力武器。右腕同様、逆にすることが出来る。(トリスタンはグレースケールの強化型)
アサルトカノン ガルマ
リヴァイブカスタムのアサルトカノン、ガルムの強化型。それ以上でもそれ以下でも無し。
特殊能力
幻影の疾風(ミラージュ・アサルト)
機動性を生かし、質量を持った残像を造り出す。シールドエネルギーが半分以下である事が発動条件。弱点としてはこれの発動中は《ラピットスイッチ》の発動が不可能となり、自身が発動時に装備してた武器を使う他がなく、継続時間が最大で2分と短いこと。更に解除されるとスペックが一時的に低下する。
・・・・・結構やばい気がしますけどまあ大丈夫。それでもルミナさんとか千冬さんに勝つのは難しいから。
楯無さん相手でも厳しいかな?
ともあれ武装、特殊能力の説明はここまでです。
最期の最後で何やら不穏なことになりましたが・・・・・どういうことなのか詳しくは次回判明します。
今回はここまでです。
それでは次回もまたきてくださいね!