今回はデート後編です。
「これはもはやデートとは呼ばんだろ」
「同感だな」
・・・・・・言わんといてよ。
それでは本編に参りましょう。
「本編どうぞ」
「はあ・・・・・・せっかくのデートが」
強盗を撃退し、警察からの事情聴取から解放されたのは夕方。刀奈はせっかくのデートが台無しになってしまって落ち込んでいた。
今はせめて少しぐらいはと、帰り道の途中にある公園で販売していたクレープを二人で食べているところだ。
「まあ残念だったな。デートはまたの機会に持ち越しだな」
「またの機会っていっても・・・・・もうすぐ夏休み終わっちゃうじゃない。そろそろ学校に戻らないといけないし。それに二学期始まったら・・・・・・忙しくなるのは目に見えてるし」
「あ~・・・学園祭の準備しないとだもんな。生徒会としては忙しくなる・・・・・・当分デートはお預けだな」
「そんな~・・・」
事実上当分デートお預けとなることに、刀奈はクレープを食べながら落ち込んで見せる。
「それにしても学園祭か・・・・・・IS学園ぐらいの規模になるとやっぱり学園祭も賑やかになるんだろうな」
「そうね。だからこそ生徒をまとめる生徒会の忙しさは尋常じゃないのだけど」
「・・・・頼むから仕事サボらないでくれよ?」
ルミナは念を押すように刀奈に言う。忙しいのにサボられたらたまったものではないのだから当然だろう。
「わかってるわよ。というかサボったりしたらルミナと一緒にいられる時間が少なくなるじゃない」
(あ、でもサボってるところをルミナに迎えに来てもらうのも・・・・・・・)
「今何考えてた?」
「えっ!?な、何も考えてないわよ?おかしなこというルミナね~」
誤魔化そうとする刀奈であったが、目線が泳ぎまくってる。これではよからぬことを考えていたと自白しているものだ。
「まったく・・・・・・しょうがないからそういうことにしておいてやるよ」
「あはははははは・・・・・・」
「でもまあ・・・・・学園祭の準備もそうだけど他にもやらないといけないことがあるから本当に腹くくらないとな」
「・・・・・皆を鍛えないといけないものね」
「ああ。フェニスさんと決別するって決めたからな。そのことは既にフェニスさんの耳に入っているだろうし・・・・・・もっと悪いことにフェニスさんは十中八九亡国にいる。仕掛けてくる可能性は十分にあるんだ・・・・・それなら皆を強くして戦力アップする必要がある」
元女神であるフェニスとの敵対・・・・・それによってフェニス達との戦闘は不可避であろう。
だからこそ、一夏をはじめとする専用機持ち達を鍛え、戦力アップをはからねばならない。
「特に一夏は・・・・・亡国にも狙われる可能性が高いからな。重点的に鍛えないと。あいつはまだまだ未熟だし・・・・・
「と、そうだ。一夏くんの事なんだけど・・・・・彼を生徒会に入れようと思うのだけど」
「一夏を生徒会に?」
「ええ。鍛えるにしたってその方が都合はいいし、生徒会に入れれば私とあなたとで守りやすくなる」
「まあ確かにな・・・・・だがどうやって一夏を生徒会に入れるんだ?」
「それについては大丈夫。考えてあるわ」
いつの間にか取り出した扇子を広げてみせる刀奈。そこには『我に策あり』と書かれていた。
「それならその件は刀奈に任せるよ」
(・・・・・なんか嫌な予感がするけどまあスルーしておくか)
ルミナは刀奈の考えについて何か嫌な予感がしていたが、とりあえず深くは考えないようにした。
「ところでルミナ・・・・・聞きたいことがあるのだけどいい?」
「なんだ?」
「臨海学校の時にあなたが戦った5人のこと・・・・・・あなた本当に何も知らないの?何か知っているから・・・・・殺そうとしていたんじゃない?」
「・・・・・」
刀奈は真っ直ぐとルミナを見つめながら尋ねる。そんなふうに見つめられれば、ルミナには偽ることなどできない。
「・・・・・・そうだよ。あの5人のことを俺は知っている。いや、わかってしまったと言ったほうがいいだろうな」
「教えてくれるかしら?」
「それは・・・・・・ごめん」
「・・・・戦うのならいつかは知ることになると思うわ。それでも教えてくれないの?」
「先延ばしにしているってことはわかってる。でも俺は・・・・・」
ルミナは心苦しそうに俯く。例えそれが先延ばしにしているだけに過ぎなくとも・・・・・・それでもルミナは話したくないのだろう。
「そう・・・・・わかったわ。ごめんなさいルミナ」
そんなルミナの態度から、もう聞き出すのは無理だと判断した刀奈は、諦めたようにルミナの頭を優しく撫でた。
「ふふっ・・・・・こうして私が頭を撫でるなんて珍しいわね」
「それ自分で言うことじゃないと思うが?」
「いいじゃない。それにしてもルミナ中々撫で心地いいわね」
「どんな心地だよそれは・・・・・・というか刀奈の方がよほど撫で心地がいいぞ?」
そう言いながら、ルミナも刀奈の頭に手をおいて優しく撫でた。
その結果互いの頭を撫で合うという珍妙な光景ができてしまったのだが・・・・・まあ、それはそれでいいだろう。
「・・・・・なぜかしら。こうしてるとあなたの方が撫でれるの上手だと思ってしまうわ」
「年季が違うんだよ」
「・・・・・一体何人の頭を撫でてきたのか気になるんだけど」
「え~と・・・・・」
「数えなくていいわよ。ねえルミナ・・・・・夏休み楽しかった?」
「唐突にどうした?」
突然の刀奈からのこの問いかけに、ルミナは面を食らった様子だ。
「ん~・・・・もうすぐ忙しくなるじゃない?だから聞いておきたかったのよ」
「そうか・・・・まあ、楽しかったよ。これまで経験したどの夏よりも楽しかった」
「そう。なら・・・・・来年はもっと楽しくしなきゃね?」
「・・・・・そうだな。来年はもっと・・・・もっと楽しくしよう」
「ふふふっ」
「はははっ」
互いに笑い声を上げるルミナと刀奈。それはもう楽しそうに。
「・・・・・そろそろ帰りましょルミナ」
「そうだな。よし、帰ったら今日のデートが台無しになった分・・・・・たっぷり可愛がってやるよ」
「それは楽しみだわ」
二人ならんで歩み始めるルミナと刀奈。
夏休みも間もなく終わる・・・・・その後に待つのは忙しい日々。
必ず乗り越えようと・・・・・二人は心の奥で誓った。
あとがき座談会のコーナーINIS!!
今回はルミナさんと楯無さんと進めてまいります!
「デート・・・・デートが・・・・・」
・・・・うわぁ。すっごい落ち込んでる。
「あとがきになった途端これか・・・・・気持ちはわかるが元気出せよ」
「だって~」
「その分後で存分に可愛がっただろ?」
「・・・・・そうだけど」
おっと、その話はここまでだ。したいならR18の方に行ってください。
「でもそっち最近全く更新してないじゃない」
「最後に更新したのは・・・・・千冬さんとのあれだしな」
ようし、この話もここまでだ。
「自分の都合が悪くなったからって逃げたわね」
「まあいいけどな・・・・・それにしてもようやく夏休みも終わりが見えてきたか?」
「長かったわね。2年ぐらい夏休みだったし」
「話数はともかく期間だけなら第一部を遥かに超えるほど長かったもんな」
・・・・・そこ突っ込まないでよ。連載沢山抱えてるんだからしょうがないでしょ。
「今いくつ連載してるのよ?」
・・・・・6つです。あ、でも完結させたのと凍結させたのとR18含めると・・・・・10?
「・・・・・・もうなにも言うまい」
あはははは・・・・・それはともかくそろそろ本当に原作に入れると思います。というより次回から第二部です
「でも正直崩壊しまくってるでしょう?」
それは否めない。でもまあ、面白くなるように色々と考えてますよ。
「色々?」
ええ・・・・・せっかくなので次章予告みたいなのしてみますか。
それではどうぞ
夏休みが終わり、始まる学校生活
だが・・・・・それは戦いの幕開けでもある
「更識楯無・・・・・よくも!よくも私のナルミさんを!」
狂愛に溺れし元女神は、怒りと憎しみを顕に
「私は・・・・そこにいるのは私のはずなんだ!お前のようなバグは消えてしまえ織斑一夏!」
その少女は、居場所を求め少年の抹殺を目論む
「俺って・・・・・何なんだよ?一体俺って・・・・・」
少年は・・・・・自らの正体を突きつけられ絶望に堕ちる
愛情、増悪、陰謀・・・・・・その果てに待つ結末とは?
「守ってみせる・・・・・例えどれだけ傷つこうともな」
存在しなかったはずの者よ・・・・・・守るために、戦い続けろ
IS~存在しない者の戦い~
第二部
存在証明
「・・・・・うわぁ。ありきたり」
「ベタね」
バッサリいったぁぁぁ!?
「いや、だってな?」
「ええ。これは・・・・・」
いいもんいいもんありきたりでも!やってみたかったんだもん!
「そうか・・・・・まあそれならいいけどさ」
「それじゃあ次章予告もしたわけだしそろそろ締めましょ」
わかりました。それでは・・・・・
「「「次回もまたきてくれ(きなさい)(きてください)!!」」」