どのような内容かは見てのお楽しみ・・・
それではどうぞ!
第1話
noside
IS学園の講堂にて、この日、今年度IS学園へやってきた新入生たちの入学式が行われていた。
ぴしっと背筋を伸ばして整列する新入生たち。
(あ、あう・・・・人がたくさんいる)
ある者は緊張して表情が固くなっている。
(フフッ誰も彼も大したことなさそう・・・・主席の座はいただきですね)
ある者は周りの人物を見定めて自信満々な笑みを浮かべている。
(・・・・・眠い)
ある者は我関せずといったようにあくびをしながら話を受け流している。
(この学園に・・・・あの人が)
ある者はギュッと拳を握りしめて意気込んでいる。
そして新入生の中には・・・・
(わかってたけど・・・・やっぱり周りは女の子ばっかり・・・・)
(・・・・面倒くさいな)
(にゃはは~・・・・流石にちょっと緊張するね~)
(ククク・・・・ここに俺のハーレムを作ってやる!)
この学園には本来いるはずのない男子の姿が数名確認できた。
彼らは・・・・ここ数ヶ月の間に新たに発見されたISを動かすことのできる男性であった。
そんな新入生達を見て・・・・・
(これはまた・・・・一癖も二癖もありそうな奴ばかりだな)
困ったように苦笑いを浮かべる者が一人。
『それでは生徒会長から新入生への祝辞を』
(と、出番か)
教師のアナウンスを聞き、生徒会長は壇上へと登り、新入生へと向き直る。
ザワザワ
その生徒会長の姿を見て騒ぎ出す新入生たち。ただまあその反応はある意味では当然である。なぜならその生徒会長は・・・・・男性であったのだから。
「はじめまして。私がこのIS学園の生徒会長・・・・・・ルミナ・オーティアスです」
セミロングの茶色の髪をポニーテールにし、知的なメガネをかけた中性的な顔の少年・・・・・ルミナ・オーティアスが、手にした扇子を広げながら新入生に挨拶をする。手にした扇子には『新入生歓迎!!』の文字が書かれていた。
「これから3年間、このIS学園があなた達の学び舎となります。楽しいこともあれば辛いことも、苦しいこともあるかもしれません。ですが・・・・どうかこの3年間、皆さんが青春を謳歌できるよう学園生活を満喫してください」
ルミナは思わず見惚れてしまう程の笑顔を振り向きながら新入生へ歓迎の言葉を口にした。
「ルミナ~!!」
入学式、そしてその片付けを終えたルミナに一人の少女が飛びついた。
「楯無先輩。いきなり抱きついてきたら駄目ですよ」
ルミナは笑顔を浮かべながら少女を優しく受け止める。
「む・・・・ルミナ。二人きりの時はその呼び方止めてって言ってるでしょ?それに敬語も」
少女はムッと不貞腐れた表情を浮かべてルミナを見つめる。
「ハハッ、ごめんな刀奈」
「わかればよし」
少女・・・・更識刀奈は満足そうに頬笑みを浮かべながら背伸びをしてルミナの頭を撫でた。
「それじゃあ行きましょう。皆屋上で待っているわ」
「ああ」
二人は互いに腕を組んで屋上へと歩き出した。
「それで?新入生はどうだったかしら生徒会長?」
「・・・・刀奈、それわざと言ってるだろ?」
悪戯っぽく笑う刀奈に対してルミナは額に手を当て、ため息をつきながら言った。
「あら?事実じゃない生徒会長♪」
「・・・・・はあ、どうしてこんなことに・・・・・」
「仕方がないじゃない。あなたは三学年合同学年度末トーナメントで優勝して学園最強になったんだから」
「そうだけど・・・・・だからって俺はまだ二年なのに・・・・」
「あら?私だって二年で生徒会長だったのよ。だからあなたもちゃんと受け入れなさい」
「わかってるよ・・・・・でもそれを仕事をあまりちゃんとしてなかった刀奈には言われたくないな」
「うっ・・・・・」
痛いところを突かれ刀奈は言葉を詰まらせる。
「そ、そんなことより新入生の話を聞かせて」
そして誤魔化すように新入生の話に戻した。
「そうだな・・・・なんというか個性が強そうなのが多かったよ」
ルミナは苦笑いを浮かべながら答えた。
「まあ・・・今年度の新入生はあなたたちの代と同じで専用機持ちの代表候補生が多いものね。それは仕方がないわ」
「確か刀奈の後輩もいるんだよな?ロシアの代表候補生の」
「ええ。あの子はまあ・・・・・うん。色々とすごい子よ?」
「・・・・どう言う意味ですごいかは敢えて聞かないでおこう。そして代表候補生よりも厄介なのは・・・・・新しく見つかった男性操縦者だな」
ルミナは神妙な面持ちで言う。
「ルミナと一夏くんっていう前例があるものね。きっと彼らは色々と苦労するでしょうね」
「それもあるが・・・・・問題はその中の一人だな」
「どういうこと?」
「ろくでもなさそうな奴が一人居てな・・・・・なにか面倒事を起こしそうなんだよ」
「・・・・・それは大変そうね」
「ああ。でもまあなんとかするさ。俺は・・・・IS学園の生徒会長なんだからな」
ルミナは扇子を広げながら言い放つ。扇子には『我にお任せ!!』と書かれている。
「そう・・・・頑張りなさい。何かあったら私も手を貸すわ」
「・・・・ありがとう刀奈」
ルミナは刀奈の頭を撫でながら礼を言った。刀奈は気持ち良さそうに目を細める。
「少し急ごうか。皆待ちくたびれてるかもしれないしな」
「そうね」
ルミナと刀奈は先ほどよりも少し歩を速めて屋上へと向かった。
「ところで刀奈。生徒会長就任祝いでもらったこの扇子・・・・どういう仕組みで開くたびに文字が変わるんだ?」
「それは禁則事項よ♪」
ルミナと刀奈の二人が屋上に着くと、そこには一夏、箒、鈴、セシリア、シャルロット、ラウラ、簪、本音のいつものメンバーがそこにいた。
「遅いですよ。楯無先輩、生徒会長」
二人に向かってシャルロットが笑顔を向けながら言う。
「・・・・シャルロット。お前もかよ」
ルミナはうんざりした様子で項垂れた。
「あはは・・・・どんまい、お義兄ちゃん」
そんなルミナを苦笑いを浮かべて慰める簪。
「うん。ありがとう簪」
そんな簪に礼を言うルミナ。どうやらお義兄さんと呼ばれることに関しては抵抗はないらしい。
「さて、二人も来たことだし昼食にしようぜ」
「そうだな」
「ほら、ルミナ」
「わかってるさ」
楯無に手を引かれ、ルミナは皆の輪の中に加わる。
「それじゃあ・・・・」
「「「「「いただきます」」」」」
皆は一斉に食事に取り掛かった。
「それにしても・・・・早いものだな。もうIS学園に来て1年経ったのか」
食事中に一夏がしみじみとした様子で言う。
「そうだな・・・・・本当に早いものだ」
一夏の隣に腰かけている箒がその言葉に同意する。
「・・・・俺としてはかなり長く感じたんだがな」
「そう~?」
「ああ。なにせこの一年間は・・・・色々と濃かったからな」
ルミナは目を閉じてこの一年の間で起きたことを思い返す。
クラス代表決定戦
クラス対抗戦
学年別トーナメント
福音事件
学園祭
キャノンボール・ファスト
専用機限定タッグマッチ
修学旅行襲撃事件
そして・・・・・
他にも様々な事件がこの一年間で起きた。
「今思い返してみますと・・・・ほとんどの行事がアクシデントで中止になりましたわね」
「そうね・・・・ひたすらに濃い一年だったわ」
「まあそれを短かったと感じるか長かったと感じるかは人それぞれだがな」
「・・・・そうだね」
セシリア、鈴、ラウラ、シャルロットもまたしみじみと感じていた。
「・・・・今年一年は平和だといいね~」
「・・・・そうだね」
「・・・・大丈夫よ。あそこまで大変なこと二年連続で起きることなんてないわ」
「楯無。それフラグだから・・・・でもまあ・・・・そうだな。平和が維持できるように・・・・頑張りますか」
「「「「「頼りにしてるぞ(わよ)(よ)。生徒会長」」」」」
皆はは笑みを浮かべてルミナの方を向きながら言う。
「・・・・ああ」
ルミナはニッと笑みを浮かべながら返事を返した。
彼らの新しい一年が・・・・始まる。
というわけで特別編でした!
この話は本当は本編の話が片付いたらやるつもりだったのですが・・・・唐突に書きたくなってやっちゃいました(笑)
ではここで進学した皆さんの設定の一部を公開します!
ルミナ・オーティアス
クラス
2年4組所属
役職
生徒会会長、カナダ代表候補生
ランキング
戦闘部門
1位
整備部門
5位
容姿変更点
髪はセミロングにまで伸び、ポニーテールに。
伊達眼鏡をかけている。
楯無から生徒会長就任祝いとして扇子を受け取る。
更識楯無
クラス
3年1組
役職
ロシア代表
ランキング
戦闘部門
2位
容姿変更点
特に無し
織斑一夏
クラス
2年1組
役職
生徒会庶務、企業代表候補生
ランキング
戦闘部門
3位
容姿変更点
身長10センチ増し
篠ノ之箒
クラス
2年1組
役職
クラス代表、企業代表候補生
ランキング
戦闘部門
6位
容姿変更点
バスト15センチ増し
セシリア・オルコット
クラス
2年2組
役職
クラス代表、イギリス代表候補生
ランキング
戦闘部門
9位
容姿変更点
特に無し
凰 鈴音
クラス
2年4組
役職
クラス代表、中国代表候補生
ランキング
戦闘部門
8位
容姿変更点
特に無し
シャルロット・デュノア
クラス
2年2組
役職
生徒会会計、フランス代表候補生
ランキング
戦闘部門
5位
容姿変更点
特に無し
ラウラ・ボーデヴィッヒ
クラス
2年3組
役職
クラス代表、ドイツ代表候補生、ドイツ軍中佐
ランキング
戦闘部門
7位
容姿変更点
眼帯が外れる
更識簪
クラス
2年3組
役職
生徒会副会長、日本代表候補生
ランキング
戦闘部門
4位
整備部門
7位
容姿変更点
特に無し
布仏本音
クラス
2年2組
役職
生徒会書記、国家専属整備士候補
ランキング
整備部門
3位
容姿変更点
特に無し
とまあこんな感じですね。若干オリジナルの要素(ランキング等)を織り交ぜました。
・・・・というかルミナさん変更点多すぎですね(汗)
それではこれで失礼します!