ここは一般的に「あの世」「天国」と呼ばれる場所。そこで天羽奏が翼とマリアを見守っていた。
「平和だな二人とも、うん、良いこと…お?」
マリアが玄関に出て何か小包を持ってきて翼と話していた。奏は「ははーん」と口角を上げて言った。
「これは面白い事になるか?おーいセレナー」
奏がセレナと呼ぶと栗色の髪の少女がやってきた。
「どうしたんですか奏さん?」
「なんか面白い事が始まりそうなんだ、ほら」
「面白い事…?」
セレナが見るとホラー映画のパッケージを前に言い合いをしている二人が見えた。
「ホラー映画ですか、確かに姉さんは苦手ですが…」
「翼も苦手なんだこう言うの。もしかしたら成長してるかも知れないけどな」
「それもそうかも知れませんね、じゃあ私も見てみます」
二人が見ていると体がガクガク震えている翼と声が震えているマリアが言い合いをしている中、奏とセレナは苦笑いしながら顔を合わせた。
「姉さんはやっぱり変わってないなぁ」
「翼も変わってないな、まあノイズじゃホラーは鍛えられないか」
二人が言い合いを終えた覚悟を決めた様子でソファに座って映画を見始めた。
「おっ、見始めるか。流石だ翼」
「頑張って、姉さん…なんて言う私もホラー苦手なんですけど…」
「そうだったのか?まあ大丈夫さ、いざとなれば私の後ろにでも隠れれば良いさ」
「えっ!?」
「ん?どうした?急に顔赤くして」
「い、いえ。ありがとうございます」
「ああ、どういたしまして」
そうして二人はまた翼とマリアを見始めると翼がマリアにホラー映画の対処法を教えているようだった。
「対処法かぁ、一応成長したのか?」
「にしても敵ですか、姉さんが変な事しなきゃ良いけれど…」
「変な事?マリアなんかするのか?」
「いえ、多分大丈夫だと思うんですけど」
「そうか?」
そうして話していると唐突にマリアが胸のコンバータを取ってシンフォギアを装着しようとしたところを翼が慌てて止めていた。セレナはそれに驚き思わず立ち上がった。
「姉さん!?」
「まさかシンフォギア纏おうとするほど敵意が高まってたなんてな。翼もすこしやり方間違えたんじゃないか?」
「ああびっくりしました…姉さんてば変に思い切りが良いんだから…」
そして翼とマリアはなんとか見終わったようで就寝の準備をしていた。
「二人は寝るのか、じゃあ私達も寝るか」
「はい…あ」
「ん?どうし…ああ」
二人が見たのは布団を並べて寝ていた翼とマリアの姿、その光景に二人は和んだ様子で話し始めた。
「全く、成長したんだかしてないんだか」
「でも仲よさそうで良いじゃないですか」
「まあそうかもな」
「あと…」
「ん?」
セレナは恥ずかしそうにモジモジしながら奏に言った。
「その…怖かったので私も一緒に寝て良いですか?」
「もちろん、頑張ってたけど少し震えてたもんな。いいよ」
「えへへ…ありがとうございます」
そうして奏とセレナも寄り添って幸せそうな顔で眠りに落ちた。
謝罪を一つだけ。モブ子のカラオケの方が著作権違反という事で非公開にされたのでモブ子のカラオケと共にこちらのカラオケの方も消させていただきました。今後このような事がないようにします。申し訳ございませんでした