寝オチしたらギレンになっていたが 何か?   作:コトナガレ ガク
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第7話 戦慄のG

ピーピーピー

 喧しいアラーム音で目が覚めると、目の前に光が迫っていた。

 グオンと強烈な横Gと共に、また気を失った。

 

「はっ」

 数秒後なのか数分後なのか知らないが、俺は再び気がついた。

 体の実感がある幽霊では無い。どうやら俺は生きているようだ。

 先程のメガ粒子砲は、このガンダムに搭載された自動回避プログラムにて避けてくれたようだ。

 くっく、各エースパイロットのザクⅡに搭載しておいた学習型コンピュータにより生み出された回避プログラムは優秀なようだが、ぐお。

 メインスクリーン一杯映り込む連邦艦隊、雨霰の如き攻撃を自動回避プログラムにて避けてくれるのはいいが、強烈な横G縦G斜めGとランダムに掛かり俺はシェイクシェイクでとろける寸前だ。

 まずいこれまずい、40代のオッサンが耐えられる機動じゃ無い。考えてみれば地上で比較的まっすぐ飛ぶジェット機だって、パイロットに掛かるGは凄いと聞く。それが宇宙で縦横無尽に加速するモビルスーツは、もはや素人に扱える物じゃ無い。

 誰か助けてくれ。ギレンは頭脳派で肉体派じゃ無いんだ~。

 と弱気を吐いているといつの間にやら俺はマゼランの真ん前を飛んでいた。まっまずい、マゼランの全砲門がこちらを向くのが分かる。あれを一斉射された流石に避けられない。

 おっ終わりだ~。

「おっおか・・・」

「総帥邪魔です」

 定番の台詞を言いかけたところでマゼランが爆散した。

 そして目の前を緑の試作エルメスが横切った。ララァか。

 と驚いている内に横に迫っていたサラミスが爆散。その爆炎から黄金の試作エルメスが飛び出してくる、クスコか。

「総帥。助けたんだから後でご褒美頂戴ね~」

 軽い、ギャルかよ。

「二人とも総帥に向かって無礼ですよ」

 白いエルメスが俺を護衛するように横に並ぶ、マリオンか。

 うんこの子は、委員長気質だな。だからジオンガールスのリーダーを任せているのだが、正解だったかな。

 そして三機のエルメスが俺の周りにいる連邦艦隊の掃除を始める。 

 試作エルメス、脳波を飛ばすサイコミューはあるがビットは無いので、純粋な戦闘となればただの大型戦闘機に過ぎないが、それにニュータイプが乗れば話は違う。敵にモビルスーツが無いのなら、その機動を戦艦では捕らえることなど出来やしない。まさに縦横無尽の傍若無人の一騎当千。

「総帥ご指示を」

「うむ」

 敵の攻撃が無くなりGが無くなったことで何とかしゃべれる。

「このまま連邦艦隊をつっきる」

「ええ~逃げるの~」

「違う。突っ切った後は反転、背後から連邦艦隊を襲いソロモンと挟み撃ちにして連邦艦隊を徹底的に混乱させる」

「了解しました」

「あったまいいじゃん~」

「邪魔にならないように」

 こうして俺達のというかエルメスの反撃が始まった。

 んっ俺は何で出撃したんだ?








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